W06とWX05を比較!速度にこだわる人は最新のW06がオススメ!

比べる WiMAX

WiMAXの最新端末である「W06」と「WX05」はどちらが使いやすいのか?

そのように悩んでいる人は多いと思います。

結論からお話すると、実効速度にこだわるならW06がオススメです。

ただし、WiMAXルーターを選ぶ上で大切なのは速度だけではありません。

今回はそれぞれの機能も含めて比較しているので、迷っている方は参考にしてみてください。

1. W06とWX05の通信速度を比較!

ルーター

多くの人が気になるのは各ルーターの通信速度ではないでしょうか?

そこでまずはW06とWX05の通信速度から比較したいと思います。

UQ WiMAXの製品ページを見ると、それぞれの「最大速度」については次のように記載されています。

W06

WX05

下り最大

1.2Gbps(WiFi接続時は867Mbps)

440Mbps

上り最大

75Mbps

75Mbps

W06の下り最大速度は1Gbpsを超えているため、圧倒的にWX05よりも速いと感じるかもしれません。

しかし注意しなくてはいけないのは最大速度は実際の速度ではないとうことです。

1-1. 通信速度は回線の混雑状況によって変わる

回線事業者によって記載されている最大速度は、実効速度(実際の速度)ではなく理論上の数値です。

WiMAXをはじめ、光回線やLTEといったインターネットは、回線種類に関わらず「ベストエフォート型」の通信となります。

ベストエフォートは最大限の努力です。

つまり、努力はしますが最大速度を保証するものではありません。

通信速度は回線の混雑状況によって変化するものです。

1-2. 実効速度はW06が速い!

次のTwitterのコメントでも言われているように、WiMAXの実効速度はよくて100Mbpsほど、平均して30Mbpsと考えてください。

なお、WX05とW06の実効速度に関しては、下のコメントからもわかるように、W06の方が速いと考えてよいでしょう。

最大速度は理論上の数値ですが、実効速度にこだわるならW06がオススメです。

1-3.W06の下り最大1.2Gbpsを実現する3つの条件

最大速度が光回線並の1Gbpsを超えるW06は魅力的に感じると思います。

しかし、この1.2Gbpsの最大速度を実現するためには、次の3つの条件をクリアしなければいけないためハードルは高いです。

  1. USBケーブルによる有線接続
  2. ハイスピードプラスエリアモード
  3. 4×4MIMO設定

USBケーブルによる有線接続

通常WiMAXはWiFiを使って機器間の通信をおこないますが、最大速度1.2Gbpsを超えるためには、USBケーブルを使った有線接続が必要です。

有線接続というのは、この場合W06とノートパソコンなどの対応機器間を、直接ケーブルでつなぐことを意味します。

なおWiFi通信時の最大速度は867Mbpsです。

ハイスピードプラスエリアモード

端末の通信モードはハイスピードプラスエリアモードに設定しなくてはいけません。

ハイスピードプラスエリアモードはau 4G LTE回線が使用できる通信モードです。

WiMAXでメインで使用されるWiMAX2+回線と比べて電波の届く範囲が広く、障害物に強いのがメリットですが、ひと月に7GBを超える通信をおこなうと速度制限が発生し、最大速度は128kbpsに制限されます。

4×4MIMO設定

4×4MIMO(フォーバイフォーマイモ)は、基地局側とルーター側にそれぞれ搭載された4本のアンテナを使って通信をおこなう技術です。

通常時は2本ずつのアンテナとなりますが、端末本体から4×4MIMOの設定をオンにすることで切り替えることができます。

より高速な通信が期待できる反面、バッテリーの消耗が大きいのがネックです。

2. 【W06<WX05】バッテリーの持ちを比較!

WiMAXのモバイルルーターは外での利用が多くなるため、バッテリーの持ちに関しても注目したいところです。

結論から言うと、バッテリーに関しては持ち時間が長く交換可能なWX05が優位です。

ハイスピードモード使用時の連続通信時間を比較すると、W06が「約9時間」なのに対して、WX05は「約11.5時間」となります。

またさらに、WX05のバッテリー設定はエコモードに変更でき、約14時間まで持たせることができます。

現在ではモバイルバッテリーを持ち歩く人も多いですが、少しでも荷物を減らし長時間利用したい人にはWX05が適しています。

そしてもう一点、W06ではバッテリー交換を自分でおこなうことはできません。

WX05ならUQアクセサリーショップやAmazonなどで、電池パックを購入して簡単に交換できます。

W06の場合は、UQ WiMAXと同じKDDIグループである、auのauショップにて修理の依頼をしなくてはいけません。

3. 【W06>WX05】電波感度を比較!

電波感度に関しては「高性能ハイモードアンテナ」が搭載されたW06が優位です。

これは端末に内蔵された4本のアンテナの受信感度を高める機能となります。

高性能ハイモードアンテナが、基地局から発せられたWiMAX2+の受信感度を上げ、利用できるエリアを広げてくれます。

実際にW06の電波感度に関するコメントを紹介します。

このように家の中・外で安定してつながる、以前の機種と比べて電波がよい、圏外だった場所でもつながるなど評判がよいです。

一方WX05のコメントを見ると電波を拾わない、電波事情が改善しないといったコメントが目立ちました。

自分がWiMAXのサービスエリアの範囲に入っている場合でも、電波が届くか心配な人や、少しでも電波状況のよさにこだわりたい人は、W06を検討してみてください。

4. W06に無くてWX05にある機能について

ここではWX05にはあるがW06には無い機能を紹介します。

契約したあとに後悔しないよう事前に知っておいてください。

4-1. クレードルが無い

クレードルとはWiMAXルーターを接続できるスタンドのことです。

それぞれ端末ごとに専用のクレードルがあります。

下の画像はWX05のクレードルです。

引用:WX05クレードル(NECPF製)

端末をクレードルにおいたまま充電することができる他、LANケーブルによる有線接続が可能となります。

これにより無線LANの内蔵されていないパソコンでもインターネットにつながります。

このクレードルがW06にはありません。

近年スマホやタブレットなど、LANケーブルを接続できない機器が増えたため、ニーズの減ったことが廃止された理由かもしれません。

ちなみにW06ではUSBケーブルを使った有線接続は可能です。

4-2. Bluetoothによる接続ができない

W06以外のWiMAXルーターでは、端末と機器間の通信にBluetooth接続を選択できます。

Bluetoothによるメリットは、消費電力が少ないためWiFiと比べてバッテリーを節約できることです。

しかし一方で速度が遅い、電波が不安定になるといったデメリットがあります。

WiFi通信しか利用しない人にとってはそれほど必要性を感じない機能です。

4-3. NFC機能に対応していない

NFC(Near Field Communication)とは「近距離無線通信」というものであり、NFC対応機器となら、WiMAXルーターを近づけるだけで、パスワードを入力せずともWiFiと接続できます。

WiFiパスワードは短くないため、NFCがあれば入力の手間が省けるため便利なのですが、残念ながらW06は対応していません。

5. TryWiMAXを利用し実際に試してみる!

実際に機器を触ってみたいという人は、Try WiMAX(トライワイマックス)で端末をレンタルするのもオススメです。

Try WiMAXはUQ WiMAXで利用できるWiMAXルーターの無料お試しサービスです。

発送から返却までを含む15日間好きな端末を使用することができます。(※端末の貸出は在庫状況によります)

ただし、Try WiMAXは連続して申し込むことはできません。

一度レンタルしたあとは180日間空ける必要があります。

その点については注意してください。

6. W06・WX05を申し込むならBIGLOBE WiMAXがオススメ!

W06もしくはWX05を申し込むならBIGLOBE WiMAXがオススメです。

理由は5つあります。

  1. 1年契約で申し込みできる
  2. 料金プランがわかりやすい
  3. 契約解除料が発生するのは1年目だけ
  4. キャッシュバックがある
  5. 支払方法に口座振替を指定できる

6-1. 1年契約で申し込みできる

WiMAXプロバイダの契約期間は一般的に3年間が主流です。

途中で解約した場合には契約解除料(違約金)を請求されます。(※金額は2万円程度)

はじめてWiMAXを申し込む人にとって3年間は短い期間ではないため、そのことで申し込みを躊躇してしまう人は少なくありません。

一方BIGLOBE WiMAXでは、2019年10月から料金プランの内容が変更され、それにともない契約期間は1年間となりました。

期間が短くなったためどんな人でも利用しやすいのがメリットです。

6-2. 料金プランがわかりやすい

他社だと、ひと月のデータ使用量が7GBまでの通常プランと、ひと月のデータ使用量が無制限のギガ放題プランの2つがあります。

一方BIGLOBE WiMAXにはギガ放題プランしかありません。

また、月額料金はずっと3,980円となっており、他社と比べてシンプルでわかりやすい料金設定です。

そのためはじめてWiMAXを申し込む人でもわかりやすいと感じます。

6-3. 契約解除料が発生するのは1年目だけ

他社の場合、契約期間である3年間を過ぎたあとも、解約時期によっては契約解除料が発生します。

一方BIGLOBE WiMAXの場合は、はじめの1年間だけ、途中解約した場合に契約解除料として、1,000円を支払わなくてはいけませんが、2年目からはいつ解約しても支払う必要はありません。

6-4. キャッシュバックがある

BIGLOBE WiMAXはキャッシュバックキャンペーンを実施しているWiMAXプロバイダです。

金額は1,000円程度となっており、GMO WiMAXのように3万円を超えるキャッシュバックと比べて小さいですが、サービス開始月の翌月に受取ることができるため、受け取りまで1年かかる他社と比べてはやいのがメリットです。

また、受け取り手続きの際メールでお知らせが届くのですが、他社の場合、普段利用しないであろうプロバイダ専用メールに届くのに対し、BIGLOBE WiMAXは普段利用しているメールアカウントに届くよう設定できます。

そのためメールを見逃す心配は低いです。

6-5. 支払方法に口座振替を指定できる

WiMAXを申し込みたい人の中にはクレジットカードを持っていない人もいると思います。

現在ほとんどのWiMAXの支払方法として指定されているのがクレジットカード払いです。

口座振替に対応したプロバイダはほとんどありません。

そんな中、BIGLOBE WiMAXでは毎月の支払方法に口座振替を指定できます。

当然キャッシュバックキャンペーンも利用することができるため、クレジットカードを持っていない人にもオススメのプロバイダです。

ただし口座振替の場合、毎月手数料として200円別途請求されるので注意してください。

まとめ

最後に今回のW06とWX05の内容をまとめます。

  • 実効速度はW06が速い
  • バッテリーの持ちはWX05が長い
  • 電波感度はW06がよい

選ぶ上でのポイントとなるのは速度かバッテリーの持ちです。

これは好みで目的に応じて選択するのがよいでしょう。

なお、実際に実機に触りたいならTry WiMAXが便利なので利用してみてください。

プロバイダに関しては現時点ではBIGLOBE WiMAXが使いやすいためオススメです。

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