クラウドwifi東京の評判は?実際に使って分かったメリット・デメリットを大公開

想像 ポケットwifiサービス

最近、人気の完全ギガ無制限のクラウド系ポケットwifiは、2年契約のプロバイダばかり。

使ってみたいと思っても「通信障害が起きやすい」との評判を耳にするので、ちゃんと繋がるか心配に思う人もたくさんいるでしょう。私も使ってみたいけど、通信品質が心配でした。

お試し利用ができるプロバイダもほとんどないので、実際に使ってみて電波の調子が悪かったら、すぐに解約する羽目になります。短期間で解約すると、高い違約金を支払わなければなりません。

「試しに使ってみて、ダメなときに無料ですぐ解約したい」

そんな希望を叶えてくれるのが、クラウドWi-Fi東京。私がたくさんあるプロバイダの中から、クラウドWi-Fi東京を選んだ理由はまさにそれです。

この記事では、クラウドWi-Fi東京の評判や、実際に使って分かったメリットやデメリットを紹介します。契約期間と違約金のないクラウド系ポケットwifiを探している人の参考になると嬉しいです。

1.クラウドwifi東京とは

クラウドWi-Fi

クラウドWi-Fi東京は、2019年末に登場したばかりの新しいポケットwifiです。

最も大きな特徴は端末にクラウドSIMが搭載されているため、日数・月間の速度制限が基本的にありません。Mugen WiFiやよくばりWi-Fiなどと同じタイプの完全ギガ無制限のクラウド系ポケットwifiです。

運営元は株式会社ニッチカンパニーで新宿区に「wifi東京レンタルショップ」という実店舗を持っており、ポケットwifiレンタルサービスも5年の歴史があり、その販売実績や経験と元に生まれたのが、「クラウドwifi東京」という新しいサービスなのです。

2.実際に使ってわかったクラウドWi-Fi東京のデメリットをレビュー

クラウドwifi東京は数あるポケットwifiの中でも1,2を争うおすすめのポケットwifiです。とはいえ、それでも実際に使ってみると気になるところもあります。

この章では私が実際にクラウドwifi東京を使ってみて感じたデメリットについて細かくレビューしていきます。

2−1.天気の悪い日に通信速度が安定しない

これはポケットwifi全般に共通することなので、特別クラウドwifi東京だけというわけではないのですが、やはり天気が悪い日は通信速度が安定しないなーと感じました。

実は無線通信のポケットwifiは、固定回線の光回線と比べて電波が不安定で、天気の悪い日や利用者が多い時間帯に速度が遅くなりがちです。特にインターネットの利用者が多い土日祝日や、雨や台風など天気の悪い日は速度低下が目立ちます。

コロナの影響で通信が圧迫されてる?

最近は、新型コロナウイルスの影響でテレワークをする人が増えたせいか、クラウドWi-Fi東京の速度低下が顕著です。2020年3月は平均20Mbps前後だったのに対し、4月の平均実効速度は10Mbps程度になる日が増えました。曇りや雨の日は2Mbps程度しか速度が出ないことも。もちろん、20Mbps以上出る調子の良い日もありますよ。

光回線も自分の住む地域の利用者数や時間帯により、速度が遅くなる場合もあります。しかし、天候には左右されません。WIMAXやポケットwifiはどうしても固定回線と比べて通信品質が悪く、速度が安定しない点が気になりますね。

通信品質改善のために現在新規受付を中止している

コロナの影響で通信量が圧迫され、速度の低下が目立つとご紹介しましたが、クラウドwifi東京はその状況を鑑みて、現在新規の受付を中止しています。

クラウドSIMはプロバイダが確保している通信量<利用者の通信量となると、速度低下や繋がりにくくなったり、最悪の場合は通信障害ということになります。

コロナの影響でテレワークの人が増えたことで、急激にクラウドwifi東京の利用者が増えたこともあって、現在は通信を安定させるために、新規受付を中止しているみたいです。

クラウドwifi東京は会社として取り組みの姿勢が信用できるので、ここから販売再開した場合は新規ユーザーに満足してもらえる通信量を確保できたとみてもいいかもしれませんね。

2−2.端末から離れるとスマホは電波が途切れやすい

同じ室内でも端末「U2s」から離れると、スマホのWi-Fi接続が途切れて、格安SIMの4G回線に変わることがしばしば。傾向としては、ルーターから3m以上離れた部屋でスマホを使うと、電波が途切れがちです。時間帯は特に決まっていません。気づくと回線が切り替わっています。

ノートパソコンにはない現象なので、何が原因でスマホだけ電波が途切れるのか正直わかりません。ただ、スマホの通信量を節約したくてWi-Fi接続にしています。勝手に格安SIMの4G回線に切り替わると、スマホの通信量を消費するのでちょっと不便です。

2−3.5Ghzに切り替えできない

端末「U2s」の電波の周波数は2.4Ghzのみ。WiMAXの端末とちがい5Ghzに変更できません。2.4Ghzは他の電化製品にも使われる周波数帯。他の電化製品から電波の干渉受けやすいデメリットがあります。5GhzはWi-Fi専用の周波数帯なので、障害物がなければ安定した通信が行えます。

ひょっとしてスマホのWi-Fi接続が切れるのも、他の電化製品が発する電波の影響なのもしれません。しかし、WiMAXの電波を2.4Ghzにしても、スマホのWi-Fi接続が途中で格安SIMに切り替わることはありませんでした。5GhzはWi-Fi専用の周波数であるせいか、2.4Ghzよりも若干速度が出やすい傾向にあります。

2−4.慣れないうちは端末が使いづらい

一般的なポケットwifiのルーターと違い「U2s」はディスプレイがないので、慣れないうちは使いづらいと思いました。

■U2sの端末スペック情報

最大速度

下り最大速度150Mbps

上り最大速度50Mbps

同時接続台数5台
バッテリー最大持ち時間12時間
サイズ12.7 x 1.4 x 6.6 cm
重さ149g
利用回線ドコモ・au・ソフトバンク

特に分かりにくいと思ったのが、電波とバッテリーの状態です。電源を入れて常に点灯しているのは、右端のWiFiのランプだけ。

端末

左端のバッテリーランプと真ん中の電波ランプは、端末側面の電源ボタンを押さないと点灯しません。しかも、数秒たつとこれらのランプは消灯します。

WiMAXの端末は、電波とバッテリーの表示がわかりやすいので、取扱説明書で使い方を確認するまでは、「初期不良で壊れている?」と勘違いしました。口コミを見ると、私と同じように「初期不良」と思った人が何人かいました。

慣れれば問題ありませんが、WiMAXの端末に慣れている人は使い方がわからなくて戸惑うかもしれません。

ディスプレイがないので通信量の確認は、ブラウザで行います。ブラウザにアクセスしてIDとパスワードを入力しなければならないため、ちょっと面倒です。

2−5. 2人以上の家族だと同時接続台数は5台は足りない

家族が2人以上だと、通信機器の同時接続台数が5台だけでは足りないかもしれません。新型コロナウイルスの影響で、夫婦そろっても在宅勤務となりました。お互いのノートパソコンとスマートフォン、その他デバイスをつなぐと、あっという間に「U2s」の同時接続台数の上限を超えてしまいます。

最近は、パソコンやスマートフォン以外にもゲームやガジェットなど複数のデジタルデバイスをWi-Fi接続する家庭がほとんどです。家族の人数が多いと、あっという間に5台以上同時接続し、通信ポートが足りなくなるでしょう。

3.それでもクラウドwifi東京をおすすめする5つの理由

2章では割とクラウドwifi東京のことをボロクソに書いてしまいましたが、ダメなところはあってもいいところもたくさんあります。元々wimaxを使っていた私が実際にクラウドwifi東京を2ヶ月使ってみて感じたメリットについて改めて解説していきます。

3−1.解約違約金0円で無制限wifiの最安値

クラウドwifi東京の最大のおすすめ理由はシンプルに「安いから」ということになります。

実はクラウドwifi東京はクラウドSIMかつ解約金がかからない、という条件の中で最も実質金額が安いサービスになります。

料金プランも月額料金が3,380円と、クラウド系ポケットwifiの中では安く設定されています。ただし、契約期間がない分、事務手数料は3,980円と相場よりも少し高めです。それでも無料で解約できるので、2年契約のプロバイダと比べて気軽に利用できます。

下の表から、クラウド系モバイルをはじめポケットwifi各社の月額料金と比べてみてください。

クラウドwifi東京chat wififuji wifi縛りなしwifi最安値保証wifi
解約金なしなしなしなしなし
通信量無制限無制限無制限1日2GB月間100GB
使用回線クラウドSIMクラウドSIMクラウドSIMソフトバンク回線

ソフトバンク回線

初期費用3,9808,4803,0001,0000
月額費用3,3803,3803,9803,3003,280
2年間の実質月額費用3,5463,7544,1053,3423,280

解約金のかからないwifiで比べた時に縛り無しwifiと最安値保証wifiがそれぞれクラウドwifi東京よりも安くなっていますが、どちらもソフトバンク回線で月間の通信量に制限があります。

そのため、無制限のクラウドSIMで解約金がかからないwifiの中ではクラウドwifi東京が最も安くなるのです。

クラウド系ポケットwifiではありませんが、縛りなしWiFiも契約期間がないことで人気の高いポケットwifiです。月額料金は3,300円で事務手数料も1,000円と料金だけ見れば、クラウドWi-Fi東京よりお得に使えます。

料金が安くても、私が縛りなしWiFiを選ばなかった理由は次の2つ。

  • 縛りなしの通常プランは月間無制限でも2G/1日の容量制限がある
  • 無制限プランは3年契約の縛っちゃうプランしかない

完全ギガ無制限で「使いづらい」と思ったら、すぐに解約できるので、最終的にクラウドWiFi東京を選びました。

どんなときもwifiやmugenwifiは解約金が高過ぎる

通信量無制限のポケットwifiを比較するうえで、有名なwifiとして「どんなときもwifi」や「mugenwifi」がありますが、この2社は正直全くおすすめできません。

その理由は解約金が高すぎるからです。

クラウドwifi東京どんなときもwifiMungen wifi
解約金なし19000~14000円9000~5000円
通信量無制限無制限無制限
使用回線クラウドSIMクラウドSIMクラウドSIM
初期費用3,980円3,000円3,000円
月額費用3,380円3,480円3,280円
2年間の実質月額費用3,546円3,605円3.405円

クラウドwifi東京とどんなときもwifi、mugen wifiを比較してみるとわかりやすいと思いますが、月額費用についてはほとんど差はありません。mugen wifiがクラウドwifi東京よりも100円安く、どんなときもwifiはクラウドwifi東京よりも100円高いです。

しかし、どんなときもwifiとmugen wifiは解約時に高額な解約金がかかります。

解約金のあるサービスはおすすめできない

当サイトでは基本的にポケットwifiを選ぶときは絶対に解約金のかからない、契約期間の縛りがないものを推奨しています。

簡単な理由を説明すると

  • 今後5Gの登場など通信環境が大きく変わる可能性があるので、いつでも解約できるものを選ぶべき
  • 契約期間の縛りがなくても安いポケットwifiが多く、契約期間がないことによるデメリットがほとんどない。

特に、来年には5Gが登場すると言われていますので基本的に2年縛り等のサービスは推奨できません。

また、先程の比較表を見てもらうとわかるとおり、解約金があるからといって月額料金が特別安いわけでもありません。どんなときもwifiに至っては解約金のないクラウドwifi東京よりも高いのです。

解約金がない今後、もっと安くて早いポケットwifiが出る可能性があることを考えたら、契約期間のあるサービスを選ぶ理由というのは無いのです。

3−2.データ通信量無制限で使い放題

クラウドwifi東京をおすすめできる3つ目のメリットが、「通信制限がない」ということです。

3日で10GB制限がないので快適

例えば、wimaxも通信量自体は無制限ですが、3日で10GBを超えると速度制限がかかります。速度制限がかかっている間は通信速度が1mbpsまで制限されてしまうので、実質月間で100GB程度しか使えないということです。

しかし、クラウドwifi東京はwimaxのような日数による制限はないので、毎日通信量を確認して「10GBを超えないようにしなきゃ・・」と考える必要がないのです。特に元々wimaxを使ってた人ならわかると思うのですが、意外とすぐ3日で10GB超えちゃうので、WIMAXの場合、かなりシビアに通信量を確認しなきゃいけないんですよね。

月間で300GBで制限がかかる?

解約金もかからず、実質月額がクラウドwifi東京よりも安い最安値保証wifiの場合、月間で100GB利用してしまうと、その後は速度が400kbps程度に落ちてしまい、ほとんど使い物にならなくなってしまいます。

その点、クラウドwifi東京は300GBまでは制限がかかりません。

ここで注意したいのが、クラウドwifi東京はホームページ上だと無制限と記載がありますが、300GBを超えると制限がかかります。

正直「無制限じゃないじゃん・・」と思う部分もありますが、300GBというのは普通の使い方をしている人であれば、まず超えることはないので、まあ許容範囲かなという感じです。

実際、月間で300GB超えることってまずないですし、100GB以上使う人であればクラウドwifi東京が最もおすすめなポケットwifiというのは間違いないです。

3−3.キャリアのLTE本回線使っているので通信速度が早い

クラウドwifi東京は基本的にキャリアのLTE本回線を使って運用しています。

キャリアのLTE本回線とはそのままの意味で、ソフトバンクやau、ドコモなどのキャリアの回線をそのまま使えるということです。

mineoやlineモバイル、といった格安SIMはキャリアの本回線ではなく、キャリアから回線の一部を借りている状態なので、混雑時の速度低下が顕著になります。その代わり「安く」ユーザーに提供できるというわけです。

しかし、クラウドwifi東京はキャリアのLTE本回線を使って、クラウドSIMを運用しているため、速度と繋がりやすさは原理上ソフトバンクやドコモ、auといったキャリア回線を同じになるのです。

ping値が平均20~30msでWeb会議やLINE通話のラグが少ない

ping値がポケットwifiの割に平均20~30msと速いため、Web会議やLINE通話のラグが少ないことも使って分かったメリットの1つ。

ping値とは、通信の応答速度を表す数値です。数値が小さければ小さいほど、応答速度は速くなります。ping値が重視される場面は、オンラインゲームやLINE通話、Web会議などのリアルタイム通信です。

ping値が大きいとタイムラグが生じて、画面の動作や相手の声が届くまでに時間がかかります。逆にping値が小さいとタイムラグが減り、リアルタイムで通信できます。ping値の速度の目安を表にまとめてみました。

■ping値の速度の目安

ping値速度インターネット利用
1~20msとても速いFPSやTPSなど対戦ゲームの推奨速度。
21~40ms速い

一般利用でラグを感じない速さ。

対戦ゲーム以外のゲームで問題なく利用可能な速度。

41~60ms普通

一般利用でラグが気にならない速さ。

ゲームはRPGやテーブル系以外は遅く感じる場合もある。

61~100msやや遅い

Web会議やLINE通話でラグが気になる場合もある。

ゲームはテーブル系以外は遅く感じる可能性大。

100m~遅いゲームの利用はおすすめできない速さ。

ping値が重視されるのは、リアルタイム通信の時だけです。SNSの投稿やネットサーフィン、動画視聴などはping値40~60ms程度あれば問題ありません。60ms以上あっても速度制限時のように、減速するわけではないので安心してくださいね。

私は家族との電話はLINE、仕事相手とはZOOMやGoogleハングアウトでやり取りします。我が家のWiMAXの平均ping値は50~70ms前後と、クラウドWi-Fi東京の約2倍です。

WiMAXで繋いでいたときは、Web会議の最中に相手の声が若干遅れたり、聞き取りづらかったりして何度か聞き返すことがありました。クラウドWi-Fi東京だとping値が速いせいか、以前と比べて会議中に聞き返す頻度が減りました。

みんなのネット速度で調べてみると、クラウドSIM系ポケットwifiの平均ping値は40~60ms前後。たまたま我が家で速いだけかもしれません。

3−4.国内だけでなく海外135カ国使えて1日700円から

クラウドwifi東京はクラウド系ポケットwifiなので、海外でも利用できます。海外で使うための特別な設定は不要です。現地で電源を入れれば、すぐインターネットが使えます。その点も他プロバイダと同じです。

利用可能な国も135か国。他社と大きな違いはありません。海外利用だと1日の通信量は1GBまで。1GB超えると日本時間のAM0:00まで約384Kbpsに減速します。海外利用だと定額の月額料金ではなく、1日〇円と使った日のみ請求される点も他社と全く同じです。

他社との違いは、1日700円からと低価格で利用できること。1日1,500円以上する国もありますが、日本人が海外旅行やビジネスでよく訪れる国は、1日1,000円以下とお得な値段で使えます。

■日本人がよく訪れる国の1日あたりの料金

1日あたりの料金
700円ベトナム、ポーランド
750円韓国、台湾、タイ、イギリス、イタリア
800円香港、インドネシア
850円マレーシア、シンガポール
900円フランス、ロシア
950円フィリピン、トルコ
1,050円アメリカ、ハワイ、オーストラリア、スペイン
1,100円中国、ドイツ

クラウド系ポケットwifiの海外利用の相場は1,200~1.800円/1日。相場より値段が安いので、海外で使う頻度が高い人におすすめですよ。

3−5.サポートの対応が丁寧で早い

サポートの対応が丁寧で早いことも、クラウドWi-Fi東京のメリットです。月間の通信制限の基準や端末配送で3~4回、クラウドWi-Fi東京のサポートにメールで質問したことがあります。いつもメールを送って1~2時間程度で返事がきます。

対応の遅いプロバイダだと、質問から1週間後に返事がくる場合もあるので、すぐに返事がもらえるのはとても便利だと思いました。回答も丁寧なので、好印象です。

3−6.月途中の利用だと初月の料金は日割り計算

月途中からの利用は、初月の月額料金を日割計算してくれる点も、他プロバイダにないメリットでしょう。

ポケットwifiは、月途中の申し込みでも月額料金を満額請求するプロバイダも少なくありません。よくばりWiFiやMugen WiFiなどは、月途中の利用でも初月料金を満額請求します。

その点、クラウドWi-Fi東京は初月は日割り計算してくれるので、お得だと思いました。

4.ネットで調べたクラウドWi-Fi東京の評判

ジャッジ

2019年の年末に登場したばかりなので、SNSや無料掲示板への口コミの投稿はそう多くありません。一番多い口コミが「端末の発送が遅い」でした。

4−1.新型コロナウイルスの影響で端末の発送が遅れ気味

端末「U2s」の製造会社は、中国です。新型コロナウイルスの影響で端末の製造や配送に遅れが生じ、現在、在庫が不足しています。2020年4月9日時点で申し込んでも、端末の発送は5月中旬以降と1か月近く待たなければなりません。

端末の発送が遅いのは、クラウドWi-Fi東京に限った話ではありません。他プロバイダでも「U2s」を使っているため、申し込みから端末発送まで1か月以上待つケースがほとんどです。私も2020年2月1日に申し込んで、端末が届いたのは3月12日と1か月以上待ちました。

端末の在庫があれば、平日14時までの申し込みなら当日発送が可能です。サービス開始当初の利用者の口コミを見ると、「翌日には届いた」との声がありました。通常なら、公式サイトの案内にあるように、申し込みの翌日から3日程度で届くのでしょう。

4−2.【良い評判】室内利用は問題なし

ここからは、端末発送以外のクラウドWi-Fi東京の口コミを紹介します。

まずは良い評判から確認しましょう。

SoftbankAirと比較しているので、自宅の速度に満足している様子。我が家では平均15~30Mbpsなので、おそらく投稿者さんも同じくらいの速度でしょう。

室内なら動画の視聴や音楽を問題なく聴けるとのこと。ただし、移動中は遅い様子。移動中の速度低下は、他のクラウド系ポケットwifiでもよく耳にします。速度低下の理由は、端末の位置情報からネットワーク上の最適な回線に自動で切り替えるせいでしょう。

4−3.【悪い評判】通信速度や速度制限が中心

次は悪い評判です。

夜はインターネットの繋がりが悪いようです。我が家でもソフトバンク回線しか繋がりませんが、夜が特別遅くなるわけではありません。たまたま、この投稿者が住む地域で、夜にソフトバンク回線が繋がりにくいだけでしょう。

1か月で300GB以上使うと制限がかかるようです。2020年1月頃に一部のユーザーの間で、月間100~150GB以上使うと制限がかかる現象が起きています。

その時にサポートに質問したら、「クラウドSIMのサーバを管理する通信事業者の判断で制限をかけたが、メンテンナンスをして解消した」との回答をもらいました。今度は何が原因で300GBに制限したのか再びサポートに質問してみました。

■サポートが回答した速度制限がかかる理由

ネットワーク品質の維持および公正な電波利用の観点から、著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされたお客様に対し、キャリア側より通信速度の制限がかかる場合があり、こちらの制限に関しては、お客様のご利用頻度・ご利用エリアなどによっても異なります。

この際、通信速度が384Kbpsに制限されますが、翌月1日の0時に解除されます。また、通信速度の制限に関する基準は非公開となっておりますので、当社としても正確なお答えができませんのでご了承ください。

今回はネットワークを占有するレベルの大容量通信は、どんな操作を指すのか質問しても、具体的に教えてもらえませんでした。以前、質問したときの回答は、下記動作を想定しているとのことです。

  • 高画質の動画を毎日長時間視聴
  • データ通信量の多いファイルを多数ダウンロード・アップロード

私は今のところ制限がかかっていませんが、サポートの回答や口コミを見る限りだと完全無制限ではないようです。

5.クラウドwifi東京契約時の注意点

クラウドwifi東京についておすすめのポケットwifiと紹介しきましたが、いざ契約するとなったときに一応知っておいて欲しい3つのポイントについてご説明していきます。

5−1.オプション未加入で端末を壊した場合の弁償が辛い

クラウドwifi東京は「安心補償」オプションを月額400円で用意しているのですが、この保障に加入していない場合に端末が故障・紛失・盗難した時の弁償が辛いです。

水濡れ・故障紛失・盗難
安心補償加入済み無料15,000円
安心補償未加入25,000円25,000円

契約中のオプション加入はできないため、契約時にオプションに加入するかをよく考えてから契約するようにしましょう。

5−2.解約時に端末の返却が必要になる

クラウドwifi東京は解約方法自体はマイページ、もしくはホームページ上のお問い合わせフォームから簡単に解約申請をすることが可能です。ただし、当月の解約受付は毎月15日までで、16日以降の解約は翌月末解約になります。

注意しなければいけないのが、申請して終わりではなく、端末の返却が必要ということです。

あくまでwifiレンタルサービスなので、端末は解約月の翌月3日までに以下の住所に送付する必要があります。

〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-18-19
新宿税理士ビル第二別館佐竹ビル2F
株式会社ニッチカンパニー宛

5−3.クレジットカード以外での支払いはできない

クラウドwifi東京の支払い方法はクレジットカードのみです。

とはいえ、競合他社もほとんどクレジットカードのみになるので、どうしても口座振替じゃないと困るという人はWIMAXを検討する必要があるかもしれません。

6.数日おきの速度制限や契約の縛りがイヤな人は使う価値はアリ

クラウドWi-Fi東京は、契約期間のない数少ない完全ギガ無制限のクラウド系ポケットwifiです。月額3,380円なので、ポケットwifiの中でも最安値級の料金で利用できます。

日数制限もなく、実効速度が15~30Mbps前後、ping値20~30msなので、普通に使う分には速度も問題ありません。1か月以上使えば解約は自由にできるので、長期契約と数日おきの速度制限が気になる人は、試しに使ってみるとよいでしょう。

しかし、WiMAXと比較して以下の点が不便です。

  • スマホのWi-Fi接続が途中で切れる
  • 5Ghzに切り替えできない
  • 端末が操作しづらい
  • 2人以上で使うと同時接続が5台だと足りない

私はまだ経験がありませんが、1か月に300GB以上使うと速度制限がかかる可能性もあります。今後、利用者が増えて通信トラブルや、1日の通信量も制限される可能性もゼロではないでしょう。

何かと便利な部分もありますが、クラウド系ポケットwifiは、通信品質の安定性にかける面があることを分かったうえで利用すべきでしょう。

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