3日で10ギガの速度制限の詳細を解説!制限中でも動画を視聴できる!

10GB WiMAX

WiMAXのサービスには速度制限があります。

「3日で10ギガ」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。

速度制限があることで快適にネットを使えないのでは? と不安に感じる人もいるかもしれませんが、実は制限中でもメールやネットサーフィンはおこなえますし、動画を視聴することも可能です。

今回は速度制限の発生する条件・速度について解説します。

本記事を読むことで速度制限に対する不安を解消することができます。

1.WiMAXの速度制限、3日で10ギガの詳細!

1-1. 3日で10ギガの通信量を超えると速度制限が発生する!

WiMAXの料金プランのひとつに「ギガ放題」があります。

このギガ放題プランを利用中に、3日間の通信量の合計が10GBを超えた場合、速度制限が発生します。

UQ WiMAXの公式サイトに、速度制限についてわかりやすく説明された表があるので紹介します。

まずは速度制限のかからない利用方法から見てください。

引用:WiMAX2+サービス ネットワーク混雑回避のための速度制限について

次は速度制限を受けてしまう使い方です。

引用:WiMAX2+サービス ネットワーク混雑回避のための速度制限について

このように、直近3日間の通信量の合計が10GBを超えた場合に、速度制限を受けてしまいます。

1-2.制限を受ける期間は8時間!

速度制限を受ける期間は、3日で10GBの通信量を超過した、「翌日の18時から翌々日の深夜2時」までのつまり「8時間」です。

下のツイートでも深夜2時を過ぎた時点で速度制限が解除されたことを伝えています。

https://twitter.com/shimajiro/status/1021079490905030656?s=20

具体的な例を挙げて説明すると、10月1日深夜12時5分に10GBを超過した場合、10月2日の18時~10月3日の深夜2時までの8時間速度制限を受けます。

速度制限を受ける期間は必ず、10GBを超過した翌日の18時から翌々日の深夜2時までの間です。

それ以外の時で速度制限を受けることはありません。

1-3. 制限中の速度は1Mbps!

速度制限中の通信速度は上下ともに「1Mbps」となります。

次のツイートでも述べられていますがWiMAXの実効速度は最大100Mbps程度です。

(※実効速度は最大速度とは異なり、実際に使用する際に出る速度のこと)

https://twitter.com/sarazyu_dq/status/1121001139527249920?s=20

つまり、速度制限中の通信速度と比較した場合に大きく差があることがわかります。

通信速度は1秒間に送られる情報量を表すものです。

数値が大きければその分沢山のデータのやり取りが可能となります。

2. 3日で10ギガの目安と通信量の確認方法!

2-1. 10GBの目安!YouTubeの超高画質なら約7時間視聴可能!

10GBと聞いてもどの程度ネットを使えるのかイメージしにくいと思います。

動画共有サイトのYouTubeを例に挙げると、超高画質で「約7時間」、標準画質で「約47時間」視聴可能です。

引用:WiMAX2+サービス ネットワーク混雑回避のための速度制限について|UQ Communications

また、Webサイトの閲覧については「約66,000ページ」、メールの送受信なら「200,000通」となります。

https://twitter.com/kddipr/status/722052191209463809?s=20

あなたの普段の使い方にもよりますが、10GBと言えども利用できることは多いのです。

2-2.通信量の確認方法!

通信量を確認する方法には次の4つの方法があります。

  • 端末本体で確認する
  • プロバイダのマイページで確認する
  • ブラウザで確認する
  • 専用アプリで確認する

端末本体で確認する

ディスプレイのあるモバイルルータータイプでは、端末画面から現在の通信量を確認することができます。

引用:Speed Wi-Fi NEXT W06 通信量カウンターの確認/設定方法|DTI dream.jp

上の画像はSpeed Wi-Fi NEXT W06の端末画面です。

通信量カウンターには「1ヶ月間」と「3日間」の表示ができます。

プロバイダのマイページで確認する

すべてのWiMAXではありませんが、プロバイダの「マイページ」にログインすることで、現在までの通信量を確認することができます。

例えばWiMAXのMNOであるUQ WiMAXの場合、会員サポートページ「my UQ WiMAX」にログインすることで、「月間通信量」と「過去3日間分の通信量」を知ることができます。(参考:通信量の紹介方法

また、高額キャッシュバックキャンペーンで知られるGMOとくとくBBでも、お客様ページ「BBnavi」内で通信量を確認することができます。(参考:WiMAX 2+のデータ通信量は確認できますか?

ブラウザで確認する

WiMAXに接続しているパソコン・スマホのブラウザにて、対象URLを入力し、WiMAXルーターの管理画面にアクセスすることで、現在の通信量を知ることができます。

例えばSpeed Wi-Fi NEXT WX05では、ブラウザに「http://192.168.179.1」と入力しアクセスすることで、「クイック設定Web」の画面が開きます。

ログイン後、「通信量カウンター」の画面でチェックしてみましょう。

引用:Speed Wi-Fi NEXT WX05 通信量カウンターの確認/設定方法|DTI dream.jp

専用アプリで確認する

NEC製のWiMAXルーターには、スマホやタブレットで利用できる「NEC WiMAX2+ Tool」というアプリケーションソフトがあります。

こちらのアプリでは通信量の確認の他、電池残量の確認、通信モードの切り替えも可能です。

引用:NEC WiMAX 2+ Tool for Android|Google Play

アプリはAndroid版とiOS版がそれぞれあります。

3. 月間7GBの速度制限に注意する!

7GB

WiMAXには「月間7GB」の速度制限もあります。

3日で10GBのものより制限中の速度は遅く、制限される期間も長いため注意が必要です。

発生条件や速度について解説するので覚えておいてください。

3-1.通常プラン利用時にひと月7GBを超える通信をおこなうと発生する!

通常プランはギガ放題プランと並ぶWiMAXの料金プランのひとつです。

通常プラン利用時に、ひと月の通信量の合計が7GBを超えた場合に速度制限が発生します。

ギガ放題プランと異なり、ひと月に利用できる通信量が少ないのは通常プランのデメリットですが、その代わりギガ放題プランよりも月額料金は低めに設定されています。

3-2.au 4G LTE使用時にひと月の通信量が7GBを超えると発生する!

WiMAXのサービスでは、「WiMAX2+」と「au 4G LTE」という2つの回線を使用することができます。

このうち、au 4G LTEを使用する、「ハイスピードプラスエリアモード」に端末の通信モードを切替え、ひと月に7GBを超える通信をおこなった場合に速度制限を受けます。

これはギガ放題プランであっても関係ありません。

au 4G LTEのメリットはWiMAX2+と比べて電波が入りやすいことです。

電波の性質上障害物に強いため、WiMAX2+が苦手とする地下や郊外などでも、安定した速度で快適にネットを楽しむことができます。

3-3.制限中の速度は128kbps!

3日で10GBの場合、速度制限を受けることで通信速度は1Mbpsとなりますが、通常プラン及びLTE使用時の、ひと月7GBの速度制限を受けると、通信速度は128kbpsに制限されます。

LTEの使用できるハイスピードプラスエリアモードにおいて速度制限を受けた場合、再び通信モードをハイスピードモードに戻したとしても、超過した月の末日までの速度は128kbpsとなるため注意してください。

MB(メガバイト)はKB(キロバイト)のおよそ1000倍の大きさです。

つまり月間7GBの速度制限を受け、128kbpsの速度になってしまうと、それだけ速度が遅くなるわけです。

3-4.制限される期間は超過した月の末日まで!

一度、月間7GBの速度制限を受けてしまうと、7GBを超過した月の末日まで解除されません。

つまり、月のはじめに制限を受けた場合、翌月の1日になるまで128kbpsの速度でネットを使わなければいけないのです。

後ほど1Mbpsと128kbpsの比較をしていますが、128kbpsでは、ネットサーフィンをはじめとするほとんどのサービスを快適に利用することはできません。

4.絶対に速度制限を受けないモバイルルーターは存在しない!

Wi-Fiルーター

できれば速度制限のないモバイルルーターを使いたいという人は多いと思いますが、速度制限を絶対に受けない、というモバイルルーターは存在しません。

近年WiMAXやワイモバイルのように3日で10GBの制限のない、レンタルWiFiが登場していますが、ネットワークに負荷のかかる使い方をした場合は、関係なく通信速度を抑えられてしまいます。

例えば最近CMで流れている、レンタルWiFiのひとつである「どんなときもWiFi」の公式サイトには、”不正利用・ネットワーク占有レベルの大容量通信をされた場合のみ、制限がかかる場合があります。”と記載されています。

引用:よくある質問|どんなときもWiFi

ちなみにあまり知られていませんが、光回線などの固定回線においても速度制限は存在します。

ネットワークの容量には限りがあるため、誰かが使いすぎてしまうと他の人がネットを使えないという状況になってしまうため、現状速度制限は仕方のないことです。 

5.3日で10GBの速度制限中でも動画を視聴できる!

3日で10GBの速度制限を受けても、ネットサーフィンをおこなうことはできますし、YouTubeで動画を視聴することも可能です。

ただし、月間7GBの速度制限(128kbps)を受けた場合は厳しいです。

楽天モバイルの動画に、1Mbpsと128kbpsを比較した内容のものがあったので見てみましょう。

こちらはWebブラウジングの比較をしています。

【楽天モバイル】1Mbps 128kbps Webブラウジング比較

1Mbpsの方がページを表示するまでの時間はかかりません。

次は動画再生の比較です。

【楽天モバイル】1Mbps 128kbps 動画再生比較

1Mbpsではスムーズに再生できていますが、128kbpsでは止まってしまいました。

そして次は地図アプリの比較となります。

【楽天モバイル】1Mbps 128kbps 地図アプリ比較

128kbpsだと時間がかかり過ぎてしまい利用するのは厳しいです。

まとめ

今回は3日で10ギガの速度制限についての解説でした。

最後に今回のポイントをまとめたいと思います。

  • 速度制限中の通信速度は1Mbps
  • 制限を受ける期間は8時間
  • 制限中でもほとんどのサービスは利用できる

このようになります。

速度制限に対してネガティブなイメージを持っている人も多いと思いますが、みんなが快適にネットを楽しむためには必要なものです。

また、制限中でもほとんどのサービスは利用できるので、そこまで気にする必要はありません。(※ただし、月間7GBの制限には注意すること)

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