ソフトバンクエアーの悪い評判は本当か?実際に使っている筆者がホンネで語るデメリット

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通信障害や速度制限が多いクラウドSIMやポケットWiFiの申し込みが嫌で、ホームルーターの「ソフトバンクエアー」を検討中ではありませんか?

ソフトバンクエアーはコンセントに挿すだけでインターネットが使える手軽さが最大のウリで、ソフトバンクスマホとのセット割も利用できます。

光回線の導入工事ができない賃貸マンションやアパートでも、すぐにインターネットが使えることから契約者数も多く、筆者も現在進行系で利用中です。

ですが、リアルユーザーだからこそ断言できます。ソフトバンクエアーへの申し込みは絶対にやめましょう

ソフトバンクエアーには確かに他のサービスには見られないメリットもありますが、それ以上に厄介なデメリットが数多く存在します。

この記事では、実際に使っている筆者がメリットを紹介した上で、ソフトバンクエアーのデメリットをホンネで語っていきます。

また、ソフトバンクエアーを実際に使っている大勢の人たちから、もはやクレームといっても差し支えないほど多くのネガティブな口コミが散見されるので、それらもまとめてご紹介します。

ソフトバンクエアーを検討中の人はぜひ最後までご覧ください。

1.ソフトバンクエアーを徹底的に調べて分かった3つの特徴

ソフトバンクエアーには以下の3つの特徴があります。

  • 1-1.コンセントに繋ぐだけのホームルーター
  • 1-2.開通工事不要で最短当日からインターネットが使える
  • 1-3.オプション不要でソフトバンク・ワイモバイルとのセット割が適用可能

これらの特徴は、ソフトバンクエアーのメリットとも言えるポイントなので、詳しく知らない人に向けて解説していきます。

すでにソフトバンクエアーの特徴を知っているという人は、この章は読み飛ばしていただいて構いません。

1-1.コンセントに繋ぐだけのホームルーター

ソフトバンクエアーは、コンセントに繋ぐだけでインターネットが使えるホームルーターです。

一般的なモバイルルーターは持ち運びができる反面、1か月や数日単位で容量制限が設けられています。

一方のソフトバンクエアーは、持ち運びができないという欠点があるものの、データ容量に制限がないため好きなだけインターネットが使えます。

ただし、あまりに膨大なデータ容量を使いすぎると一時的な速度制限が行われることもあります。

一時的な速度制限が行われる目安については公表されていないので、完全な使い放題ではないという点に気をつけましょう。

参照:SoftBank Air(ソフトバンクエアー)の速度制限などについて|ソフトバンク

1-2.開通工事不要で最短当日からインターネットが使える

ソフトバンクエアーは、光回線のような開通工事を行う必要がありません。

また、全国のソフトバンクショップや家電量販店で申し込みができ、最短で当日中からインターネットが使えるようになります。

光回線の場合は開通工事が行われるまでに1か月程度の時間がかかることも多いので、引っ越しをしたあとですぐにインターネットを使いたいという場面には向いています。

ただし、後述しますがソフトバンクエアーに申し込むと実質4年間の縛りが付いてくるので、基本的には光回線に申し込むのがおすすめです。

どうしてもソフトバンクエアーを契約する場合は、インターネットが使えるようになるまでよっぽど時間に余裕がない人、または実質4年間の縛りがあることを理解した人だけ申し込むようにしてください。

1-3.オプション不要でソフトバンクとワイモバイルのセット割が適用可能

ソフトバンクエアーは、ソフトバンクとワイモバイルのセット割がオプション不要で適用されます。

  • ソフトバンクエアー+ソフトバンクスマホ:おうち割 光セット
  • ソフトバンクエアー+ワイモバイルスマホ:おうち割 光セット(A)

セット割の名称は微妙に異なりますが、どちらも毎月のスマホ代が最大で1,000円割引されるセット割です。

同じセット割が適用可能な「ソフトバンク光」の場合、光電話または光BBユニットレンタルなどのオプションに申し込む必要があり、どちらも月額500円がかかります。

どちらのセット割もスマホの料金プランによっては割引金額が500円になってしまうので、オプションが必要なソフトバンク光の場合はプラスマイナス0円でメリットがありません。

ですが、ソフトバンクエアーなら一切のオプションに申し込む必要がないので、セット割の観点だけでいえばメリットがあるといえます。

2.リアルユーザーが語るソフトバンクエアーの致命的なデメリットを解説

ソフトバンクエアーには、以下のような致命的なデメリットが存在します。

  • 2-1.4G LTEとは別種の回線「AXGP」を利用するためエリアが狭くて速度が遅い
  • 2-2.端末代金が高額で分割支払回数は36回(3年間)しか選べない
  • 2-3.2年契約で更新月以外に解約すると9,500円の違約金が発生する
  • 2-4.違約金と端末代金の残債を支払わずに解約するには最低4年間は使う必要がある
  • 2-5.安く使えるのは最初の1年間だけでそれ以降は光回線並みの月額料金になる

それぞれのポイントは、契約する前には気付きにくい盲点ともいえる注意点ばかりです。

筆者はこれらのデメリットを理解した上でソフトバンクエアーを契約しましたが、それでも「契約すべきじゃなかった」と後悔しています。

それほどに致命的なデメリットが多いサービスなので、ソフトバンクエアーを検討中の人は、せめてこの章だけでもすべて読んでおくことをおすすめします。

2-1.4G LTEとは別種の回線「AXGP」を利用するためエリアが狭くて速度が遅い

画像引用:Wireless City Planning株式会社

ソフトバンクエアーは「AXGP(2.5GHz帯)」という回線を主に使用しており、それ以外に4G回線の「TDD-LTE(3.5GHz帯)」、4G LTE回線の「FDD-LTE(2.1GHz帯)」にも対応しています。

AXGPはPHSで利用されていた「XGP」という通信規格を改良してエリアを広くした専用の通信規格で、「Wireless City Planning株式会社」というソフトバンクの子会社が運営しています。

AXGP自体の通信速度は最大110Mbpsまでで、4G LTE回線の「FDD-LTE」と組み合わせて使うことで、下り最大481Mbpsの速度でデータ通信が可能となります。

ですが、「AXGP」は使用する周波数帯の特性上、速度は速いが障害物に恐ろしく弱いという欠点があります。

そのため、ソフトバンクエアーのサービスエリア内でも自宅の周りの建物が障害物となって必要十分な電波が届かず、結果として速度の低下ひいては繋がらないといった現象が起こりやすくなっています。

他の回線に接続できれば良いのですが、ユーザー側で回線を指定できる訳ではないのでどうすることもできません。

ソフトバンクエアーのサービスエリアは以下から確認できますが、エリア内でも使えないケースがあるので当てにしすぎないようにお気をつけください。

参照:「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」住所別下り最大通信速度情報|ソフトバンク

2-1-1.ソフトバンクエアーの実際の通信速度を計測

この章では、ソフトバンクエアーを利用中の筆者が実際に速度計測を行った結果をご紹介します。

  • 計測場所:東京23区内
  • 対象機器:ソフトバンクエアー(Airターミナル3)
  • 計測時間帯:朝6時・昼12時・夜20時
  • 計測アプリ:Speedtest

上記の条件で計測した結果を掲載しています。

現在のソフトバンクエアーは「Airターミナル4」が最新機種であり、筆者が使用するモデルはひとつ前の世代である点を考慮してご覧ください。

  • 朝6時:下り20.6Mbps、上り2.65Mbps
  • 昼12時:下り12.4Mbps、上り1.10Mbps
  • 夜20時:下り11.2Mbps、上り4.44Mbps

ソフトバンクエアーの通信速度を計測した結果、おおよそ10〜20Mbpsの速度が出ていることがわかりました。

ただし、日によっては50Mbps以上出たり、逆に10Mbpsも出なかったりと速度はまちまちです。

また、夜の時間帯は基本的に10Mbps前後しか速度が出ないので、YouTubeでの動画再生は360pの画質で視聴しています。

画質の設定を480pすると10〜30秒程度で再生がストップし、720pや1080pなどの高画質での再生はまず不可能です。

Nintendo Switchでのオンライン対戦(スプラトゥーン2)も、夜間はしょっちゅう通信が切断されてしまうので、まともに遊ぶことはできません。

PC版フォートナイトでもラグが発生してまともに撃ち合うことができないので、オンラインゲームには不向きと言えます。

SNSでの画像表示に関しても5秒以上の時間がかかることがよくあるので、スマホやポケットWiFiのモバイルデータ通信を使った方がストレスなく画像を表示できます。

これらの使用感から言えることは、通常のWebサイト閲覧やSNSであれば問題なく使用できますが、画像表示や動画再生、オンラインゲームなどを楽しむには厳しいというのが本音です。

2-2.端末代金が高額で分割支払回数は36回(3年間)しか選べない

ソフトバンクエアーの端末代金は以下のとおりです。

端末代金(総額)59,400円(税込)
端末代金(分割)1,650円×36回
月月割-1,650円×36回
請求金額実質0円

端末代金は総額59,400円とホームルーターとして破格の金額設定となっています。

「WiMAX2+」で販売されているホームルーターはいずれも15,000円で販売されているので、ソフトバンクエアーの価格がどれだけ高いか一目瞭然です。

さらに、ソフトバンクエアーは36回の分割払いでしか購入ができません。

月月割によってソフトバンクエアーを利用している限りは端末代金が実質0円になりますが、万が一割引適用中に解約をすると、解約月から割引が終了となります。

割引は終了していまいますが、端末代金の分割支払分はいわゆる「契約者のローン」なので、途中解約をしてもなくなることはありません。

そのため、本来なら支払う必要のなかった端末代金が突然請求されることになってしまうのです。

普通に考えれば「割引期間中に解約するはずがない」と思うかもしれませんが、ここにソフトバンクエアーの落とし穴があります。

2-3.2年契約で更新月以外に解約すると9,500円の違約金が発生する

ソフトバンクエアーは、2年契約の自動更新で申し込むことになります。

契約期間はソフトバンクエアーの課金開始月を1か月目として24か月目の末日(契約期間満了月)までとなります。

契約期間満了月の翌月(25か月目)が更新月となり、この期間内であれば解約金を支払わずに解約ができます。

更新月以外で解約すると9,500円の違約金が発生してしまうことを覚えておきましょう。

また、スマートフォンにおける2年契約では24・25・26か月目の3か月間が更新月となりますが、ソフトバンクエアーの場合は更新月が1か月間だけなのでご注意ください。

2-4.違約金と端末代金の残債を支払わずに解約するには最低4年間は使う必要がある

ここまでお伝えしたとおり、ソフトバンクエアーの契約期間は「2年間」で、端末代金の分割支払回数は「36回(=3年間)」しか選べません。

つまり、最初の更新月で解約をすると端末代金の残債分が、端末代金を完済した月に解約すると解約金が発生してしまうことになります。

少しややこしいので、ソフトバンクエアーの解約時にかかる費用がイメージしやすいように、一覧表でまとめてみました。

利用期間解約金端末代金残債
1〜24か月目9,500円59,400円-1,650円×利用月数
25か月目(更新月)0円19,800円
37か月目(端末代金完済月)9,500円0円
49か月目(2回目の更新月)0円0円

このように、解約金と端末代金のどちらも支払わずに解約するためには最低でも4年間は使い続けなければならないのです。

2-5.安く使えるのは最初の1年間だけでそれ以降は光回線並みの月額料金になる

ソフトバンクエアーは申し込んでから最初の1年間は、端末代金込みで月額3,800円で利用できます。

ですが、2年目以降は月額料金が4,880円に跳ね上がり、光回線とほぼ同水準の価格となってしまいます。

以下、ソフトバンクエアーの価格表をご覧ください。

利用体系ソフトバンクエアーのみソフトバンクエアー+ソフトバンクスマホ
基本料金4,880円4,880円
SoftBank Airスタート割-1,080円×12か月間-580円×12か月間
一人でも家族でもネットがおとくキャンペーン-1,000円×12か月間
Airターミナル分割代金1,650円×36回1,650円×36回
月月割-1,650円×36回-1,650円×36回
月額料金合計初月:3,800円
2〜12か月間:3,800円
13か月目以降:4,880円
初月:4,300円
2〜12か月間:3,300円
13か月目:3,880円
14か月目以降:4,880円

ソフトバンクエアーの月額料金を他の光回線と比較すると以下のとおりになります。

サービス名月額料金2年利用時のトータル費用契約期間解約金
ソフトバンクエアー1〜12か月目:3,800円
13か月目以降:4,880円
104,160円2年間9,500円+端末代金残債
ドコモ光戸建て:5,200円
マンション:4,000円
戸建て:124,800円
マンション:96,000円
2年間戸建て:13,000円
マンション:8,000円
auひかり戸建て:5,100円(2年目:5,000円、3年目以降:4,900円)
マンション:3,400〜5,000円
戸建て:121,200円
マンション:81,600〜120,000円
戸建て:3年間/2年間
マンション:2年間
戸建て:9,500〜15,000円
マンション:7,000〜9,500円
ソフトバンク光戸建て:5,200円
マンション:3,800円
戸建て:124,800円
マンション:91,200円
2年間9,500円
NURO光戸建て・マンション:4,743円戸建て・マンション:113,832円2年間9,500円

このように、ソフトバンクエアーを2年間使った場合のトータル費用は、他の光回線とほぼ同金額であることがわかります。

光回線は光ファイバーを使ってインターネットへ接続することから、無線データ通信のソフトバンクエアーよりも安定した通信が可能です。

月間データ容量もソフトバンクエアーと同様で無制限なので、基本的には光回線に申し込んだ方が快適にインターネットを利用できます。

最近では賃貸マンションやアパートでも壁に穴を開けずに導入できる光回線が増えているので、ソフトバンクエアーに申し込むくらいなら光回線を検討することをおすすめします。

2-5-1.端末本体を購入する代わりにレンタルでも利用できるが月額料金が超高額

ソフトバンクエアーは基本的に36回の分割払いで端末を購入することになりますが、意外と知られていないレンタルプランも選べます。

レンタルプランを選べば、端末代金の分割支払回数に縛られることがなくなります。

ただし、レンタルプランの場合は月額料金がさらに跳ね上がってしまうので注意が必要です。

以下、ソフトバンクエアーのレンタルプランの価格表をご覧ください。

ソフトバンクエアーレンタルプラン料金
基本料金4,880円
Airターミナルレンタル料490円
月額料金合計5,370円
2年利用時のトータル費用128,880円
契約期間2年間
違約金9,500円

ご覧の通り、一般的な光回線よりも月額料金が高くなってしまいます。

また、端末代金の残債を気にすることなく解約できるメリットはあるものの、実は最初の更新月(25か月目)で解約した場合の総合計金額は、レンタルプランよりも通常プランの方が安くなります。

プラン通常プランレンタルプラン
基本料金4,880円4,880円
端末代金/レンタル料1,650円×36回490円
割引SoftBank Airスタート割:-1,080円×12か月
月月割:-1,650円×36回
なし
月額料金1〜12か月目:3,800円
13か月目以降:4,880円
5,370円
1〜25か月目の利用料金109,040円134,250円
25か月目に解約した場合の費用端末代金残債:1,650円×12=19,800円0円
総合計金額(利用料金合計+解約費用)128,840円134,250円

このように、たとえ端末代金の残債分を支払ったとしても通常プランの方がトータル費用は安く済むので、レンタルプランを選ぶメリットはないといえます。

レンタルプランを選ぶ可能性はほぼないかと思いますが、念のため気をつけましょう。

3.ソフトバンクエアーがおすすめできない3つの理由

ここまで、ソフトバンクエアーの特徴と致命的なデメリットについてご紹介してきました。

この章で改めて、ソフトバンクエアーがおすすめできない3つの理由をお伝えします。

ソフトバンクエアーがおすすめできない理由は以下の3つがあるためです。

  • 端末代金が高い&分割支払期間が長い
  • 速度が遅い割に月額料金が高い
  • 実質4年間の縛りが長すぎる

ソフトバンクエアーの月額料金は、最初の1年間は3,800円で利用できるものの、それ以降は4,880円と光回線並みの価格となってしまいます。

また、端末代金が59,400円と高額で、分割支払期間も3年間と非常に長く、契約期間とのズレがあるために実質4年間の縛りが漏れなくついてきます。

さらに、主に使用する回線が「AXGP」で障害物に恐ろしく弱いという特徴を持っているため、自宅の周りの建物が障害物となり、サービスエリア内でも十分な速度が出ません。

実際の計測結果をご覧いただいたとおり通信速度はかなり遅いので、この速度に対してこれほどの月額料金を支払うなら光回線に申し込んだ方が確実にお得です。

昨今では賃貸マンションやアパートでもすでに回線設備が導入済みで、簡単な工事を行うだけで光回線が利用できるケースが多いので、よほどの理由がない限りはソフトバンクエアーではなく光回線に申し込むことをおすすめします。

3-1.超例外的にソフトバンクエアーを検討した方が良い人

なお、超例外的にソフトバンクエアーを検討した方が良い人は以下のとおりです。

  • 賃貸住宅に住んでいて光回線の開通工事ができない人
  • 開通工事までインターネットを使えないのが我慢できない人
  • 開通工事の立ち会いが面倒くさい人

上記に該当する場合は、ソフトバンクエアーを検討した方が快適にインターネットを利用できるかもしれません。

ただし、「実質4年間の縛りがある」「通信速度が遅い」という2点を理解した上で申し込むようにしてください。

4.ソフトバンクエアーの評判・口コミを一挙紹介

ソフトバンクエアーの評判や口コミを見ていきましょう。

残念ながら、ソフトバンクエアーに関する口コミはネガティブな内容ばかりで、ハッキリいって評判はまったくと言っていいほど良くありません。

 

 

 

ソフトバンクエアーの評判や口コミをまとめると以下のような声が多く見受けられます。

  • 通信速度が遅すぎる
  • 繋がらないから解約するのに違約金が高すぎる
  • サポートセンターに全然電話が繋がらない
  • 勧誘電話がしつこい

実際に使っている筆者も同様の感想を持っているので、基本的にソフトバンクエアーには申し込まない方が良いでしょう。

ここまでお伝えしてもソフトバンクエアーに申し込むという人は、よほどの覚悟を持った上でお申し込みください。

5.ソフトバンクエアーよりおすすめ?WiMAX(ホームルーター)との比較

最後に、ソフトバンクエアーとWiMAX2+のホームルーターを比較して終わりたいと思います。

月額料金と端末スペックそれぞれで比較するので、ソフトバンクエアーを検討中の人はぜひ参考にしてください。

5-1.月額料金比較

ソフトバンクエアーとWiMAX2+の料金比較は以下のとおりです。

サービス名ソフトバンクエアーWiMAX2+
月額料金1〜12か月目:3,800円
13か月目以降:4,880円
3,880円
2年利用時のトータル費用104,160円93,120円
初期費用事務手数料:3,000円事務手数料:3,000円
端末代金:15,000円
契約期間2年間2年間
更新月25か月目24・25・26か月目
解約金9,500円1,000円
データ容量無制限
※キャリアの判断で速度制限
無制限
※10GB/3日制限あり

月額料金の簡単だけでいえば「WiMAX2+」に軍配が上がりますが、初期費用まで含めると若干ながら「ソフトバンクエアー」の方が安く済みます。

また、WiMAX2+には直近3日間で10GB以上使うと、概ね1Mbps程度の速度制限が行われます。

そのため、月間データ容量は無制限とはいえ、実質的には1か月で100GB程度しか使えません。

一方のソフトバンクエアーは直近3日間でのデータ容量に対する速度制限がないため、容量制限を気にすることなくインターネットが使えます。

ただし、裏を返せばキャリアの判断によっては大して使っていないのに速度制限が行われる可能性もあるので、完全にソフトバンクエアーの方が優れているという訳ではありません。

5-2.端末スペック比較

月額料金に続いて、端末スペックを比較していきます。

サービス名ソフトバンクエアーWiMAX2+
機種名Airターミナル4Speed Wi-Fi HOME L02
対応ネットワークAXGP、TDD-LTE、FDD-LTEWiMAX2+、au 4G LTE
通信速度下り:962Mbps
上り:不明
※下り速度は全国主要都市の一部地域の理論上の数値です
下り:最大1.0Gbps
上り:最大75Mbps
※下り速度はハイスピードプラスエリアモード+LANケーブル接続時の理論上の数値です
※ハイスピードプラスエリアモード利用時は月間データ容量が7GBまで、月額料金が+1,005円となります
無線LAN規格IEEE802.11a/b/g/n/acIEEE802.11a/b/g/n/ac
サイズ高さ225×幅103×厚さ103mm高さ178×幅93×厚さ93mm
重量約635g約436g
同時接続台数64台40台

最大通信速度は「WiMAX2+」の方が速いですが、その速度を利用するための「ハイスピードプラスエリアモード」には2つの欠点があります。

  • 月間データ容量が無制限→7GBの上限付きとなる
  • 月額料金が+1,005円される

そのため、月額料金やデータ容量の観点で比較するとソフトバンクエアーに軍配が上がるといえるでしょう。

それぞれメリットがあればデメリットもあるので、違いをしっかりと理解した上で自分に合っていると感じるサービスにお申し込みください。

6.まとめ

この記事では、ソフトバンクエアーを実際に利用している筆者がホンネで語るデメリットをご紹介してきました。

ソフトバンクエアーには以下の5つの致命的ともいえるデメリットが存在します。

  • 2-1.4G LTEとは別種の回線「AXGP」を利用するためエリアが狭くて速度が遅い
  • 2-2.端末代金が高額で分割支払回数は36回(3年間)しか選べない
  • 2-3.2年契約で更新月以外に解約すると9,500円の違約金が発生する
  • 2-4.違約金と端末代金の残債を支払わずに解約するには最低4年間は使う必要がある
  • 2-5.安く使えるのは最初の1年間だけでそれ以降は光回線並みの月額料金になる

そのため、基本的にはソフトバンクエアーよりも光回線に申し込んだ方が確実にお得です。

ただし、超例外的にソフトバンクエアーを検討した方が良い人もいます。

  • 賃貸住宅に住んでいて光回線の開通工事ができない人
  • 開通工事までインターネットを使えないのが我慢できない人
  • 開通工事の立ち会いが面倒くさい人

上記に該当した人は、致命的な5つのデメリットをしっかりと理解した上でソフトバンクエアーをご検討ください。

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