Broad WiMAXを徹底解説!申し込みの際の注意点も紹介

ネット WiMAX

「Broad WiMAXって他のプロバイダと比べてサービスや価格はどうだろう?」
「すでに他社でWiMAXの契約をしているけれど、乗り換えたい。Broad WiMAXは違約金を払わずに途中乗り換えできると聞いたけど本当?」
「Broad WiMAXの運営会社、リンクライフの評判が悪いけどWiMAXも良くないのかな?」

ネット上では色々な評判が散見されるBroad WiMAX。

この記事では、Broad WiMAXの「他プロバイダとの具体的な比較データ」「Broad WiMAXユーザーの実際の口コミ・評価・評判等」を徹底的に紹介し、「Broad WiMAXはどんな人におすすめできるのか」を述べていきます。

1. Broad WiMAXのメリット・デメリットを紹介

以下の比較表を元に詳しく述べていきます。比較対象は以下の4社です。

  • 業界最安値をうたう「GMOとくとくBB」
  • 大手老舗通信事業者「BIGLOBE」
  • 同じく大手老舗通信事業者「So-net」
  • WiMAX本家「UQコミュニケーションズ」

各社のキャンペーンは実際に行われたものですが、すでに終了しているものもあります。

プランは「Flatツープラスギガ放題(3年)」で統一しています。

Flat ツープラスギガ放題プラン(3年)比較表

月々の3年間(36ヶ月)の支払い合計額

3年(36ヶ月)の総計

36ヶ月間の月平均支払い額

Broad WiMAX

webから申し込み+カード払いの場合

128626

129176

3588

GMOとくとくBB

期間限定キャンペーンの例①

132056

127056

3529

期間限定キャンペーンの例②

152160

120060

3335

GMO本来の料金

164332

144540

4015

BIGLOBE(キャンペーン割引の一例)

月額均等・カード払い

130320

130320

3620

キャッシュバック・カード払い

156310

126310

3509

So-net

月額割引キャンペーンの一例

130320

130320

3620

UQ

UQ月額割引(カード払い)

156312

153312

4259

(注)

  • プロバイダ固有のポイント還元・全社共通の3000円の初期費用・ユニバーサルサービス料(各社共通で2〜3円。年度による)は含めない。「ハイスピードプラスエリアオプション料」利用料金1004円(各社で1円前後の差あり)も、3年プランはどの会社も無料のため無記載
  • キャッシュバック金額が端末機種により違う場合は、最新機種「Speed Wi-Fi NEXT W06(HUAWEI製)」を選択した場合の金額としている
  • オプション契約が必須の場合は、最短で解約した場合を想定している

まず最初にお伝えしますが、Broad WiMAXの特徴(注意点)は「ユーザーに分かりづらいオプションで追加の料金が発生する」ことです。

表示されている月額料金はある程度安いのですが、オプションが最初から設定されており、自分で解約手続きをしないと追加料金が発生してしまいます。

例えば、現在の「初期手数料無料キャンペーン」で契約した場合、最初から設定された3つのオプションを(知らなかった、忘れていたなどの理由で)全て解約しなかった場合、上記の表の月額に550円+907円+600円=2057円が月々追加になります(「デメリット」で説明)。

そのためか、Broad WiMAXはネット上で「サービスの質が良くない」「追加料金を知らないうちに取られていた」という悪い口コミ、評判が度々見られます(詳しくは2章で紹介)。
以上を前提に、Broad WiMAXのメリット・デメリットを説明します。

1-1. Broad WiMAX:6つのメリット

キャッシュバックがなくても「安い」

上記の表の通り、Broad WiMAXは月定額割引制のプロバイダ中ではかなり「安い」です。
キャッシュバックはありませんが、業界最安をうたうGMOとくとくBBの最安平均月額と比較しても月々60円〜250円程度の差で収まっており、「月額料金の割引」に力を入れている会社と言えます。

申し込むタイミングや選ぶキャンペーン内容、他社のキャンペーンにもよりますが、Broad WiMAXの「安さ」は、特にキャッシュバックの受け取り手続きを面倒に感じる人には魅力的と言えるでしょう。
ただし、この「安さ」を維持するためには、ユーザーがある程度注意しなければならないことがあります。それは以下で説明します。

店舗受け取りが可能で即日使える。配送も最短「即日」発送に対応

Broad WiMAXは、webサイトから申し込みした人を対象にデータ端末の店舗受け取りサービスを実施しています。

これはネット経由で申し込みを受け付けている主なプロバイダでは珍しいサービスです。

配送を利用した場合でも、最短即日発送可能となっており、すぐにインターネットを使いたいユーザーにとっては大きなメリットと言えます(ただし、即日発送は平日13時までの受付が必須)。

この「受け取りまでの時間が短縮できる」サービスで得られるメリットは以下の2つです。

①webで申し込んだ当日に端末が受け取れてその場で中身が確認でき、その日のうちにインターネットを開通できるから
②普段は自宅に不在がちで宅配便の受け取りが難しい人にとっては、店舗受け取りの選択肢が増えるから

そして、可能な限り受け取りまでの時間を短縮すべき理由があります。

③Broad WiMAXのシステム上、発送してから受け取りまでに日数がかかると損をするから

店舗は以下の4箇所となっています。③については、詳しくは後述の「デメリット」1-2-1.で説明します。

店舗名

住 所

受取可能時間

渋谷センター

〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-10-7新大宗ビル1階(パソコン修理工場内)Broad WiMAX 受取センター
JR渋谷駅より徒歩7分

10:00~19:00(平日・土曜受付/日祝休み)

秋葉原センター

〒101-0021 東京都千代田区外神田3-11-2ロック2ビル1F(RGUILD内)BroadWiMAX 受取センター
JR秋葉原駅より徒歩5分

11:00~19:00(平日・土曜受付/日祝休み)

大宮センター

〒330-0854埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目1-5山中ビル4F(スマホスピタル大宮西口)Broad WiMAX 受取センター
JR大宮駅より徒歩30秒

11:00~19:00(平日・土曜受付/日祝休み)

梅田センター

〒 531-0072 大阪府大阪市北区豊崎3-17-9 豊崎旭ビル2階(スマホスピタル梅田2号店内)BroadWiMAX 受け取りセンター
地下鉄御堂筋中津駅より徒歩1分

10:00~19:00(平日・土曜受付/日祝休み)

このように、ユーザーが端末を手に入れるまで時間がかからない仕組みを整えているBroad WiMAXですが、2章で紹介する口コミには「端末が届くのに時間がかかる」という内容が複数見られます。
口コミの原因については後述しますが、心配な方は「クレジットカード払い・即日発送」を選択の上、配送状況をマイページでこまめにチェックしてください。

データ端末の受け取り方法については、5章の「申し込みの流れ」でさらに詳しく説明します。

データ端末は最新機種まで全て「無料」

Broad WiMAXは最新機種まで含め、取り扱いのあるデータ端末全てが無料で手に入ります。
WiMAXの端末代金は契約プロバイダによって異なります。

例えばWiMAX本家であるUQコミュニケーションズは「実費支払いが必要(2万円〜)」、大手老舗のBIGLOBEは「実質無料」(途中で解約すると端末の残債を請求される)です。

Broad WiMAXは「端末全種完全無料」なので、どの機種にするか、自分のネットの使い方や求める機能があるかどうかを比較検討して、好きなものを選べます。
機種を選ぶポイントについては、詳細は後述します。

他社からの乗り換え違約金を全額負担してくれる

Broad WiMAXのキャンペーンの中でも、他社には無い、ユニークでお得な内容です。
WiMAXはどのプロバイダで契約していても、契約期間途中で解約すると所定の違約金が発生しますが、この違約金を、Broad WiMAXが全額負担してくれるのです(キャンペーン終了日未定。予告なく終了する可能性があります)。

WiMAXのプロバイダ途中解約・乗り換え最大のハードルは「違約金」です。
そのため、例えば「よく分からずに料金の高いプロバイダで契約してしまった! 契約期間内だけれど乗り換えたい。でも違約金が高い…」という人にとっては、このサービスはとてもメリットがあります。

現在WiMAXを他のプロバイダで契約していて契約内容に不満がある人は、積極的に狙っていきたいキャンペーンです。

3年経って解約しても、キャンペーン適用での再契約が可能

Broad WiMAXは、更新月に解約し、すぐにまたBroad WiMAXで契約した場合でも、キャンペーン割引が適用可能となっています(公式に問い合わせて確認済み)。

WiMAXの割引キャンペーンは、プロバイダにより「初めて契約する場合のみ適用」となっている場合があります。
また、冒頭の表から一目瞭然ですが、WiMAXは3年間の契約満了後も同じプロバイダで継続契約した場合、利用料金がどこも軒並み跳ね上がり4000円以上になります。
このことから、WiMAXは「契約満了したら解約し、別のプロバイダへ乗り換えた方が良い」ことが分かります。

Broad WiMAXは、37ヶ月目以降の継続金額でも他社と比較して安くなっています。
継続契約しても3711円スタート、それが3年間続きますのでそれなりにお得ですが、新規にキャンペーン特典を得て契約する方が以下の通りお得です。

月々の支払額

3年間の支払総額

差額

3年後にそのまま継続契約した場合

3711円(継続割引300円を適用済)

3711円×36ヶ月=133596円

3年後に解約し、すぐに新規契約した場合(キャンペーンは同じ内容と仮定)

1〜2ヶ月目  :2726円
3〜24ヶ月目:3411円
25〜36ヶ月目:4011円

2726円×2ヶ月+3411円×22ヶ月+4011円×12ヶ月+550円=129176円

4420円お得

このようにBroad WiMAXは、一度期間満了して解約しても、再度、すぐにお得な料金で契約することが可能です。新規契約ならば端末もその時点の最新のものがもらえますので一石二鳥と言えます。

「いつでも解約サポート」は乗り換え先は限られるが違約金がかからない

以前は「ご満足保証」という名前で行われていた「いつでも解約サポート」。

「WiMAXを契約したものの電波状況が悪いなどの諸事情で別の回線に乗り換えたくなった場合に、Broad WiMAXが指定・仲介する回線事業者に乗り換えることでWiMAXの契約解除違約金支払いが不要になる」というサービスです。
「でも、業者同士の斡旋だから、乗り換える先のキャンペーンは使えないのでは?」

と疑問を抱く方もいるでしょう。

乗り換え先の固定回線の一つ「ビッグローブ光」に確認したところ、「現在フレッツ光をご契約していない方はすべて回線新規でのご契約となりますので回線新規のキャンペーンが適用いただけます。」とのことでした。
またBroad WiMAXのオペレーターに確認したところ「他社様へのサービス適用につきましてはこちらでは分かりかねますので、その場合は他社様へお問い合わせください」とのことです。

以上のやりとりから、これまでに一度もビッグローブ光を利用していない場合は、「いつでも解約サポート」を利用して乗り換えた場合にもキャンペーンが利用可能ということになります。
どの回線事業者も、新規キャンペーンで「回線開通のための工事費無料」特典や「キャッシュバック」特典を行なっています。

ビッグローブ光の場合はBroad WiMAXの仲介で申し込んでも、これらのキャンペーン割引や特典が適用されると確認できていますが、万が一、仲介した場合は適用できないプロバイダがあることも考えられますので、乗り換え先の選定の際は確認することをおすすめします。

なお、乗り換え違約金はかかりませんが、手続きに関わる事務手数料等は発生します。

1-2. Broad WiMAX:7つのデメリット

デメリット1:契約時に加入必須のオプションを解約しないと月額料金が高くなる

現行のWeb割キャンペーン(web申し込み+クレジットカード利用)で申し込むと価格的にはかなりお得になるBroad WiMAXですが、この申し込みは指定オプション

❶「安心サポートプラス」
❷「My Broadサポート」

への加入が必須条件です。
そのため、この2つのオプションは契約と同時に自動的に加入設定されます。

❶「安心サポートプラス」:端末が故障した場合に無料で修理できるサービス/月額550円
❷「My Broadサポート」:パソコンの設定や困り事を電話や遠隔操作で365日相談可能なサービス/月額907円(最大2ヶ月間無料)

この2つのオプションはどうすべきでしょうか?

結論を言えば、Broad WiMAXの「安さ」に魅力を感じている方、少しでも「安く」済ませたい方は❶❷ともに解除することをおすすめします。
まず❶を解除する理由です。

【解除すべき理由1:月額料金が高くなる】

❶を追加した場合の、実際の月額料金を試算してみましょう。
毎月550円が追加になるので

128626円(36ヶ月の月額合計)+20350円(550円×37ヶ月*)=148976円
148976円÷36ヶ月≒4138円

*初月分550円は支払い確定のため37ヶ月分となる

他のプロバイダと比較して、料金が高くなってしまうことが分かります。
なお、このオプションは契約時にしか加入できないので「1年間の端末保証期間の後から加入する」ことはできません。

端末のメーカー保証期間は1年間。その後の2年間こそ、この保証は力を発揮するのですが、途中から契約することはできないため保証のために加入するなら3年分支払わないと意味がありません。

【解除すべき理由2:修理や交換はオプション未加入でも可能】

「端末が壊れたら修理は実費だろうけど、オプション保証をつけていない場合どのくらいの金額になるのか?」

この疑問を公式に問い合わせた回答は以下の通りです。なお、実際の修理は、どのプロバイダでもauショップが対応します。

・WiMAXの端末には1年間のメーカー保証がついており、通常の使い方で壊れた場合は1年以内なら無償で修理が可能
・2年目以降、修理対応の場合は実費5,000円~、交換対応の場合は約19,000円(税抜)が発生する

メーカー保証が切れた2年目以降に故障して修理または交換となっても、最大で19000円。オプションの払込み総額20350円より安いことが分かります。

以上2点が❶を解除すべき理由です。
もう一つの❷「My Broadサポート」は、1-1-6. でも述べた2ヶ月間無料で使えるサポートサービスです。

初心者で丁寧なサポートサービスを求める人には必要ですが、すでにWiMAXやインターネット、パソコンの熟練者には不要です。

このようなサービスが必要な方は、Broad WiMAXよりも充実したサービスを安く提供するプロバイダがありますので、そちらを選んだ方がトータルでコストダウンできます。

以上のことから、Broad WiMAXに「安さ」を求める方は、契約したら必ず端末が届いたその日のうちに❶「安心サポートプラス」❷「My Broadサポート」両方とも解約することをおすすめします。
「安さ」を求めてBroad WiMAXを選んでいるならば、このオプション2つを続ける意味はありません。

解約の詳しい手続き方法や注意点は4章、5章で後述します。

デメリット2:オプション「安心サポートプラス」料金が1ヶ月分必ず徴収される

「安心サポートプラス」は、端末受け取り後すぐに解約しても、初月分の最低550円は必ずかかってしまいます(公式に確認済み)。
さらに25日を過ぎてから端末を受け取ると、〆日の関係上「安心サポートプラス」の解約が当月中にされなかったと見なされ、本来は1ヶ月分の支払いで済むところを550円×2ヵ月分請求されます。

申し込みと受け取りのスケジュールには十分注意が必要です。5章で説明します。

デメリット3:2ヶ月無料のオプションはお得にに見えるが実際は不要

Broad WiMAXを契約すると、2つのオプションサービスが最大2ヶ月間、無料で利用できます。

⑴インターネットやパソコンの疑問・不安を解決するサポートサービス:「My Broadサポート」月額907円が2ヶ月間無料
⑵生鮮食品から家電まで、なんでもそろう宅配ネットスーパーサービス:「okaimoa」月額600円が2ヶ月間無料

一見、便利に思えるのですが、⑴は上記でも述べた通り、ネットやパソコンに詳しい人ならば不要です。
また⑵の宅配スーパーも、すでに「ネットで買い物をする際は他のサービスを利用している」という人が多いでしょう。

お買い物クーポンが月々7000円分加算されますが、このクーポンは

  • 2000円と1000円に分かれており「5000円以上購入した場合に1000円、10000円以上購入した場合に2000円までのクーポンが使用可能」という制約がある
  • 一度の買い物ではどちらかの額面1枚しか使えない
  • クーポンの有効期限はわずか1ヶ月のため使い忘れが発生する可能性が大きい

上記のように、とても使いづらいです。多くの方にとって、差し迫って必要性の無いサービスと言えます。
※参考「okaimoa」

「最初は無料だから」と契約の際に気軽に申し込まないようにしてください。
解約の手間がかかる点、このオプションを知らずに放置しておくと3ヶ月目から利用料金が合計約1500円自動的に請求される点は大きなデメリットです。

デメリット4:初月「日割り料金」のメリット享受には条件がある

Broad WiMAXは初月の利用料が「日割り計算」で決定します。

「日割りなら、使った分だけ支払えば良いのは安心。メリットだ!」
…と安易に考えてしまいがちですが、Broad WiMAXでは「日割り」の元になるのは「実際に使った日数」ではなく「発送されてからの日数」です。

発送されてから手元に届くまでに日が経ってしまうと、使っていない期間分も支払わなければならないため、ユーザーは損をします。
Broad WiMAXを「初月利用料日割り計算」の利点を最大限に活かして契約するためには「31日まである月」の「24日までに」「契約とデータ端末受け取りをできるだけ1日で済ませる」のがベストです。

この根拠と対処方法は以下の通りです。

①日割りの基準になる「日数」についての確認事項

Broad WiMAXの契約開始月(初月)の定義は「Broad WiMAXが端末を発送した日の属する月」。
「初月の利用料金」は端末発送日から起算して日割り計算する。

②発送と受け取りを同日にする理由と注意事項

①より、
「発送日が基準になっている」
=「手元に端末が届いていない期間も利用料は発生する」
=「発送されてから到着までに時間がかかるとユーザーは損をする」

データ端末を確実に狙った日に受け取るには「店舗受け取り」が最もオススメ。
webサイトから申し込み、データ端末を店舗でその日のうちに受け取れば「出荷日」と「サービス提供日・契約開始日・課金開始日」が同じになり、タイムラグが発生せず無駄がない。

③月により日数が異なる点をクリアするための注意事項

「その月の日数で」日割りして1日当たりの料金を決める
=31日ある月の方が1日当たりの料金は安くなる
=申し込みに最も適した月は「1月・3月・5月・7月・8月・10月・12月」。

*同じく「初月」=「発送日の属する月」として日割り計算するGMOとくとくBBは、月の日数に関わらず31日で日割り計算してくれる。この点ではBroad WiMAXよりGMOとくとくBBの方が良心的と言える。

④オプション解約のタイミングに関する注意事項

25日を過ぎて端末を受け取ると必須オプション利用料が2ヶ月分かかる=24日までに端末を受け取らなければならない

以上のように、Broad WiMAXは「初月は日割りだからいつ契約しても関係ない」わけではありません。
不要なオプション契約料を払わずに済ませるためにも、Broad WiMAXは「31日ある月の24日までに申し込み、データ端末受け取りは必ずその日のうちに、店舗で済ませる」ようにしましょう!

諸事情で配送を利用する場合は、発送までの日数が読めない口座振替ではなくクレジットカードで申し込みましょう(1-2-5.参照のこと)。

デメリット5:口座振替利用はクレジットカード利用より出費がかさむ

Broad WiMAXの月々の支払いに口座振替は絶対に選んではいけません。支払いはクレジットカード一択です。

口座振替を選択すると、プロバイダに必要書類を送付しないと徴収方法が確定できません。そのためクレジットカード払いを選択した場合よりも手間がかかり、結果的に発送までに時間がかかってしまいます(以上、公式チャットオペレーターに確認済)。

さらに冒頭の比較表を見ればお分かりの通り、口座振替申し込みは「その他の追加料金」として「初期契約手数料18857円」を徴収されてしまいます。

また、毎月の口座振替手数料(月々200円×36ヶ月=7200円)も発生します。
クレジットカードと比較して、3年間で合計26057円も余分に支出が増えます。

Broad WiMAXの口座振替は、用意されているだけで、実際には使えないサービスであると考えるべきです。

デメリット6:2年以内の解約で「通常違約金」に加え「キャンペーン違約金」も発生

WiMAXはどのプロバイダも、契約期間内に解約した場合は所定の違約金が掛かります。Broad WiMAXも同じです。
この通常違約金の他に、Broad WiMAXは契約開始月翌月から起算して24ヶ月以内に解約した場合、「キャンペーン違約金」9500円も請求されます。

Broad WiMAX契約の際には、2年以上使うかどうかよく考えましょう。

参考:Broad wimax

デメリット7:契約途中でデータ端末機種変更すると契約そのものと割引特典が全てリセットされる

WiMAX本家のUQコミュニケーションズは「契約中の機種変更サービス(有料)」があります。

Broad WiMAX公式にもこのサービスがあるのか問い合わせたところ「データ端末の機種変更サービスは行なっていない」との回答でした。

ただし、2年契約(現在は停止)をした利用者には契約期間満了直前に「機種変更の案内(キャンペーン)」がDMやメールで送られることもあるようです。
参考:Broad wimax

このBroad WiMAXの「無料機種変更」は、案内があっても使ってはいけません。
なぜなら、Broad WiMAXの機種変更制度では機種変更と同時にそれまでのプランはリセットされ、新たに3年間の契約がスタートしてしまうからです。

途中で解約すると、通常通り契約違約金を支払わなければなりません。
更新月にいったん解約し、新規契約を結び直した方がキャンペーンも適用できてお得です。
この案内は、現在は過去に2年プランを契約したユーザーのみが対象ですが、今後3年プラン利用者にも広がる可能性があります。もしも案内が届いた際には安易に機種変更せず、契約内容の確認が必要です。

参考:Broad wimax

2. Broad WiMAXの評判は?実際の声から分かった特徴

ここでは、Broad WiMAXの実際の口コミを見ていきます。

2-1. Twitterの口コミから〜良い口コミ・評価・評判等

①【サービスへの評価】
(1)「丁寧で対応が早い」

サポートが良くないとの評判に不安に思っていたけれど、連絡はスピーディーで丁寧とのこと。

(2)「日割り計算してくれる」

好意的な反応。

ただし、加入月は単純な「日割り」ではないので注意が必要(上記1章の通り)です。

(3)「安い!」

月額の安さに関しては間違い無いと言えます。

ただしこちらも、オプションをつけてしまうと(解約し忘れると)かなり高くなってしまうのは上記1章で説明した通りです。

2-2. Twitterの口コミから〜悪い口コミ・評価・評判等

①【サービスへの評価】

(1)端末が届かない・発送が遅すぎる

届くのが遅い原因は複数考えられます。Broad WiMAXの事務処理の問題かもしれませんし、配送業者の問題かもしれません。「口座振替」が原因の場合もあると考えられます。必要書類を提出し、それがプロバイダに届いて支払い方法の確認が完了しないと発送作業が開始できないからです。

上の方のように2週間も待たされてしまうと、「初月無料」の権利期間は終わってしまっている可能性が高いです。

配送状況は常に確認し、少しでも「遅い」「状況がわからない」と感じたらサポートに連絡するようにしましょう。

(2)すぐ解約してもオプション代金がかかってしまった

詳細が不明ですが、この人のような例もあるためオプションの解約時期には注意が必要です。

タイミングによっては2ヶ月分が請求されてしまいます(1-2-2.参照)。

②【オペレーターへの評価】

(1)電話オペレーターの対応が悪い

(2)問い合わせの回答が無い

(3)すぐ解決しない。電話での「折り返し」が面倒

2015年から2019年の口コミ。あまりオペレーターの対応レベルは変わっていない様子です。
ちなみに、Broad WiMAXのチャットオペレーターに十数回問い合わせましたが、特に態度や言葉遣い、回答内容に問題は感じませんでした。

ただ、Broad WiMAXのチャットオペレーターの回答までにかける時間(待ち時間)は他社と比較して長めでした(最高で一つの質問の回答に3分待たされました。冒頭の表の他社は数秒から長くて30秒)。
Broad WiMAXのチャットオペレーターは、高確率で「顔文字や絵文字を使う」ところが他社担当者とは決定的に違っていました。これについては不愉快に思う人も中にはいるかもしれませんし、逆に親しみを感じる人もいるかもしれません。

(4)WiMAXの性能の問題に加えて、窓口対応への苦言

WiMAXの性能自体はプロバイダが違っても同じですのでBroad WiMAXの問題ではありません(後述)。

窓口の対応が悪い評価は、上記の口コミと同じです。

(5)契約更新が近づくと営業電話やメールがくる

頻回に「更新月のお知らせ」が届くようです。メールだけではなく電話もかかってくる様子。

WiMAXは、現在はほとんど全てのプロバイダが新規契約期間を3年という長い期間に設定しているため、この方のように「いつが更新月なのか分からない」方も一定数いると考えられます。更新月ではないのに解約してしまって違約金を払わされたり、気づかないうちに自動更新されていたり、ということもあり得そうです。

この失敗をしないためのコツは4章・5章で述べます。

(6)WiMAXと関係ない商品の紹介をされる(ウォーターサーバー)

Broad WiMAXを運営しているLink life(リンクライフ)関連企業の商品を営業してくることがあるようです。

(7)WiMAXと関係ない商品の紹介をされる(電力会社との契約斡旋)

<blockquote class=”twitter-tweet” data-lang=”ja”><p lang=”ja” dir=”ltr”>電力会社をelenoという電力会社に乗換えてくれたら違約金0円でエエですよという話。そんな話、ネット漁っても出てこないし多分知ってる人も少ないと思う。eleno自体の情報が公式サイト以外殆ど見当たらないので評判は不明。そもそも使ってる人いるのか?</p>&mdash; のあ〜る(小林正樹) (@monsieurNoiR) <a href=”https://twitter.com/monsieurNoiR/status/1133762225708064768?ref_src=twsrc%5Etfw”>2019年5月29日</a></blockquote>

<script async src=”https://platform.twitter.com/widgets.js” charset=”utf-8″></script>

電力会社への契約斡旋情報はBroad WiMAX公式サイトに記載はありません。
elenoはBroad WiMAXの運営会社Link life(リンクライフ)の新電力会社。こちらのツイートにあるサービスは確認できませんでした。

不要なサービスははっきり断る姿勢が、Broad WiMAXとの付き合いには必要です。

③【その他の対応への評価】

(1)「いつでも解約サポート」は得では無い?

1章で述べた通り、「いつでも解約サポート」を使って乗り換えてもキャンペーンが適用される事業者はあります(ビッグローブ光)。このツイートの内容は100パーセント正しいわけではありません。

「いつでも解約サポート」を使ってBroad WiMAXから対象の回線事業者に乗り換えを考えているユーザーは、乗り換え先として指定されている事業者に問い合わせ、自分が乗り換え先のキャンペーン対象者かどうか確認する必要があります。

(2)端末が壊れた時の対応が悪い

Broad WiMAXにはWiMAXを提供しているUQコミュニケーションズが用意している「機種変更サービス」はありません。

そのため、端末が故障した際の対応は、ユーザーが十分に心構えや備えをしておく必要があります。これは1-2-1.で説明した通りです。
ただし、WiMAX端末の修理の際、「サポートセンターに連絡した後、最寄りのauショップに持っていく」ことは各プロバイダ共通です。

このユーザーは「Broad WiMAX」と書いていますが、実際はどのプロバイダで契約していてもauショップの対応は同じと考えられます。

代替え機については、そのauショップに在庫があれば用意してもらえます。

3. Broad WiMAXをおすすめできる人・おすすめできない人

1章の特徴と2章の口コミから、Broad WiMAXをおすすめできるのはどういう方なのか、簡単にまとめてみます。

3-1. おすすめできる人・3パターン

毎月払いで「安く」WiMAXを使いたい人

Broad WiMAXは冒頭の比較表や口コミ、キャンペーン内容から見て、月額利用料金がある程度「安い」ことは間違いありません。

キャッシュバックはありませんが、面倒なキャッシュバックの受け取り手続き(契約の約1年後定められた期間内に口座を用意して申請しなければならない、など)が不要なので、手間がかからず、キャッシュバックをもらい損ねる心配もありません。
ただし1章で述べた通り、キャンペーン適用の条件としてついてくるオプション(「安心サポートプラス」など)をそのまま継続すると、他のプロバイダより月額は大幅に高くなってしまいます。

「安さ」に最も魅力を感じてBroad WiMAXを選ぼうとしている方は、オプションを解約することをおすすめします。そのため、「解約の手間を面倒と思わない」ことも必要です。

インターネットやWiMAXに慣れていてサポートサービスは必要ない人

Broad WiMAXは、インターネットやWiMAXというサービスに慣れている方におすすめします。
Broad WiMAXのサポートサービスは、2章でも見てきた通り、あまり評判が良くありません。

必要最低限のサービスは揃っていますが「インターネットに接続できない」「無線LANの設定がわからない」というようなレベルの初心者の方には、物足りないと思われます。
オプション「My Broad サポート(月額907円)」をつければ回数無制限で質問や遠隔操作に対応してもらえますが、1000円近く月額支払い料金が上がってしまいます。

手厚いサポートや丁寧で評判の良いサービスを求める方は、BIGLOBEやSo-net、本家UQなどの方が、Broad WiMAXでオプションをつけるより安い金額で求めるレベルのサポートを得られるので、そちらを選んだ方が良いでしょう。

WiMAX自体の設定方法は、届いた端末にSIMカードを差し込むだけで簡単です。
WiMAX経験者やインターネットを日常的に利用している熟練者の方ならば、特にサポートに頼らなくても問題なく使用できるでしょう。

他のWiMAXプロバイダから乗り換えを考えている人

現在他社でWiMAXを契約中だけれど、乗り換えを考えている人に、Broad WiMAXはおすすめです。

WiMAXはほぼ全ての回線事業者で、更新月以外で解約すると契約期間により9500円〜19000円の契約解除料がかかります。
Broad WiMAXで現在継続中のキャンペーンを利用すると、この契約解除料=0円でBroad WiMAXへ乗り換えできます(Broad WiMAXが全額負担してくれる)。さらに初期費用も無料。最新のデータ端末も無料で手に入ります。

「契約解除料負担のお乗換えキャンペーン」

現在契約しているWiMAXの月額料金に不満のある方、少しでも安く抑えたい方にとっては、とてもメリットのあるキャンペーンです。

3-2. おすすめできない人・2パターン

「業界最安」に魅力を感じる人

「最も安い価格」にこだわりのある方には、Broad WiMAXはおすすめできません。
冒頭の比較表で分かる通り、Broad WiMAXは「最安値」ではありません。業界で常に最安値と言われるのはGMOとくとくBBです。また、GMOとくとくBB以外にも、Broad WiMAXより「安い」プロバイダはあります。

徹底的に「安さ」を求める人は、月額支払い制ではなくキャッシュバックキャンペーンを行なっているプロバイダを狙ったほうが良いでしょう。

インターネットやWiMAX初心者で、丁寧なサポートが欲しい人

3章で述べた通り、WiMAX初心者の方や、丁寧で手厚いサポートを求める方にはBroad WiMAXはおすすめできません。
デメリットでも見た通り、オペレーターの対応がさほど丁寧ではないことも初心者の方にはハードルが高いと思われます。

そしてそれ以上に、事務手続きが込み入っていて分かりづらく、ユーザーの気づかないうちに追加料金が発生し徴収される場合が度々あることが、おすすめできない理由として挙げられます。

「オプションをすぐに解約しないと追加料金がかかってしまう」
「日割り料金の仕組みが分かりづらく、理解していないと損をする可能性がある」
「「初期契約手数料」や「キャンペーン違約金」など、他社には無い手数料や違約金が設定されており、名前だけでは内容が分かりづらい」
…など、すでにWiMAXを何年か使っている方や契約から解約までの流れが理解できている方ですら、一見では分かりづらい、不親切な部分があります。

例えば「初期契約手数料」は、クーリングオフに相当する「初期契約の解除」と名前が似ていますが、全く関係ありません。この名前だけでは混乱する人もいると思われます。
以上の理由から、Broad WiMAXは、特にインターネットやWiMAX初心者の方にはおすすめしません。

4. Broad WiMAXを選んだ方への具体的な注意点

ここまでご覧になって「やっぱりBroad WiMAXを契約したい」と思った方に、具体的な手続きに入る際の心構えと注意点を説明します。

4-1. 契約する際の注意点

必ず「指定のwebフォームから」「クレジットカード払い」で申し込む

すでに見てきた通り、Broad WiMAXで口座振替を利用すると「初期契約手数料」「口座振替手数料」が追加でかかってしまいます。

冒頭の表の金額で契約するためには、公式サイトの「キャンペーン」ページにある「初期費用0円のWEB割キャンペーン」を利用して申し込みましょう。「webフォームから「月額最安プラン」を「クレジットカード払い」で申し込み、「指定オプションサービスに初回加入」(申し込みと同時に自動で加入となる)した場合に、冒頭の表の金額が適用となります。

なお、このキャンペーンは2016年3月1日から2019年6月現在まで継続中ですが、予告なく終了する可能性もあります。

参考:Broad wimax

もしも口座振替を利用したり、指定webフォームから申し込まなかった場合には、初期費用その他が値引きとならないため注意してください。

データ端末は「自分の欲しい機能最優先」で選ぶ

Broad WiMAXは最新機種まで全てのデータ端末が「無料」で手に入れられます。
データ端末は自分の欲しい機能を最優先で選びましょう。

契約期間3年間の間に、データ端末もどんどん進歩し、新しい機種が出ます。現在最新のタイプを選んでも3年後にはもっと性能の良いものが出ていることが予想できます。
ですから、可能な限り新しい機種を選ぶのは選ぶ際の一つのポイントです。

しかし「日本製が安心できる」「バッテリーのもちが良い方がありがたい」など、人により選ぶポイントは異なりますので、自分が何を最優先しているのか、よく考えて端末を選びましょう。

4-2. 契約開始〜契約中の注意点

端末が届いたら電波状況を「必ず」「すぐに」チェックする

データ端末が届いたら、すぐに梱包を解いてSIMカードを差し込み、電波状況を確認しましょう。

WiMAXは、「クーリングオフ」に相当する「初期契約の解除」が可能です。
契約したものの、万が一電波状況が悪く、思っていたパフォーマンスが望めないと分かったらすぐに解約手続きをしてください。

所定の日数内に手続きをすれば契約解除できます。実際にデータ端末を開封し使用した後でも、契約解除は可能です。

WiMAXの実人口カバー率は全国政令指定都市で99パーセント以上ですが*、立地条件などにより電波状況が著しく悪くなることも考えられます。これはプロバイダ(Broad WiMAX)に問題があるのではなく、WiMAX自体の電波の特性やユーザーの使用環境によるものなので、どのプロバイダで契約しても結果は同じです。WiMAX自体を諦めて固定光回線にするか、他のモバイルデータ通信を検討することをおすすめします。

参考:「サービス提供エリアの確認」

どうしても電波状況が心配な方、手数料等を負担したくない方は本家UQコミュニケーションズに「WiMAXお試しレンタルサービス」があるので、そちらを利用する方が確実です。5章で詳しく説明します。ただし、「初期契約の解除」をする場合はデータ端末の返送料は自己負担となります。また事務手数料やクレードル代金は返金されません。

オプションサービスは解約する

1章で詳しく述べた「2つのオプションサービスが2ヶ月無料特典」ですが、当然ながら3ヶ月目からは有料になります。

このサービスが不要で契約継続しない場合は、会員ページにログインし、マイページから解約できます。

端末が届いて使用開始したら、キャンペーン適用条件としてつけられているオプションは、すぐに解約してしまいましょう。

解約が完了しているかどうか、マイページから確認を忘れずに。

ただし、「安心サポートプラス」は、必ず初月1ヶ月分の550円は支払わなければなりません。

端末の受け取りが25日を過ぎると、自動的にさらに1ヶ月分追加徴収となるので注意しましょう。

37ヶ月後の更新月を記録する

WiMAXの更新は、どのプロバイダも、契約が満了する更新月(3年契約ならば37ヶ月目)に行います。それ以外の月に解約すると所定の違約金がかかってしまいます。Broad WiMAXも同じです。
契約開始したら、必ず最初に、更新月をスケジューラーに入れておきましょう。

3年経つと、更新月がいつだったのか忘れてしまいがちです。この一手間で更新月を逃す可能性がかなり低くなります。

途中解約はおすすめできない

途中解約すると違約金が発生します。2年以内の解約だと、キャンペーン違約金も追加で請求されます。

「いつでも解約無料」を使って、Broad WiMAX指定の回線事業者に乗り換えれば違約金は0円になりますが、乗り換え先は限られます。

また、乗り換え先の回線事業者を、何らかの事情で初期契約解除またはエリアキャンセルでキャンセルした場合、乗換え時に免除された違約金をBroad WiMAXから請求されます。

参考:「いつでも解約サポートお申込み時のご注意」

他のプロバイダからBroad WiMAXへ乗り換える際は、Broad WiMAXが違約金を負担してくれました。しかし、Broad WiMAXから他のプロバイダへの乗り換えには、やはりリスクが生じます。
よほどの事情がない限り、3年間は契約を続け、37ヶ月目の更新月に解約することをおすすめします。

 機種変更をすると契約自体がリセットされ再契約になる

機種変更については上記でも説明しました。
Broad WiMAXの場合は機種変更の案内が来てもそれを利用してはいけません。それまでのキャンペーン適用された契約自体がリセットされ、新たに3年間の契約を結び直すことになるからです。

4-3. 契約更新時または退会・再契約する際の注意点

更新月の連絡はこない。スケジューラーとマイページで確認する

4章で、契約開始と同時にスケジューラーに更新月(無料で解約できる月)を登録することをおすすめしました。

期日が近づいて来たら、マイページでも更新月を確認しましょう。

WiMAXは3年間の契約期間が終了したら、更新月内に解約するのがお得です。

以下の表でお分かりの通り、主なプロバイダのキャンペーン適用コースは全て、37ヶ月目以降は月の支払額が4000円以上になるからです。

Flat ツープラスギガ放題プラン(3年)

月ごとの支払額

最初の

2ヶ月

3〜24ヶ月目まで

25〜36ヶ月目まで

37ヶ月目

以降〜(継続割引適用後の価格)

So-netキャンペーンの一例

月額均等割引(カード払いのみ)

3620

3620

3620

4379

BIGLOBEキャンペーンの一例

月額割引(カード払い)

3620

3620

3620

4380

キャッシュバック(カード払い)

3695

4380

4380

4380

GMOとくとくBBキャンペーンの一例

通常支払いコース(カード払いのみ)

2170

3480

4263

4263

Broad WiMAXキャンペーンの一例

月額割引(カード払い)

2726

3411

4011

3711

UQ通常

月額割引(カード払い)

3696

4380

4380

4380

月額割引(口座振替)

3696

4380

4380

4380

契約が満了する「更新月」に解約して他社で新規契約した方が、新たにキャンペーンでの割引が受けられ、データ端末も新しく手に入れられ、その時点の最新型が選べるのでお得です。(ただし、過去に契約したことがあるとキャンペーン割引・キャッシュバックが適用されないプロバイダもあります)。

「使い勝手の良い、慣れたプロバイダをずっと続ける方が楽」という人以外は、よほど面倒でなければ解約してプロバイダを乗り換えることをおすすめします。

なお、WiMAXの契約は、Broad WiMAXに限らずどのプロバイダも「自動」更新です。

何もしないと、3年経ったら自動的に次の3年分(同じプランで、3年間の料金は高くなり)、再契約されてしまいます。

「3年経ったら、更新月中に退会し、別のプロバイダで新規に契約する」

更新月の記録はスケジューラーに任せるとして、この流れだけは必ず覚えておきましょう。

【3年プランでの途中契約解除料】

月数

契約解除料

日付例

備考

サービス開始利用月(0ヶ月目)

19000円

2013年8月10日

契約更新月は1周目と2周目で同じ月になる(この例の場合はどちらも2月)

1ヶ月目〜12ヶ月目の月末まで

19000円

2013年9月〜 2014年8月

13ヶ月目〜24ヶ月目の月末まで

14000円

2014年9月〜 2015年8月

25ヶ月目〜36ヶ月目の月末まで

9500円

2015年9月〜 2016年8月

37ヶ月目(契約更新月)

0円

2016年9月

2周目の1ヶ月目〜2周目の35ヶ月目

9500円

2016年10月〜 2019年8月

2周目の36ヶ月目(契約更新月)

0円

2019年9月

解約までの流れとお手続きについて」

解約受付窓口 受付時間:11:00 ~ 18:00(月~土 / 年末年始は除く) 050‐5212‐7322

Broad WiMAX お客様サポート

キャンペーンを再度使って再契約可能!解約は電話でできます。

Broad WiMAXは、退会して別のプロバイダに移行した後(退会してすぐでも)、再びBroad WiMAXに戻ってキャンペーン割引を使い、何度でも再契約できます。
Broad WiMAXで特に不自由や問題を感じなかった方は、退会➡︎再契約を繰り返し、キャンペーン価格でお得に契約することが可能です。

5. Broad WiMAXの申込みの流れを徹底解説

ここでは3年契約についてのみ述べていきます。
キャンペーン価格であることを確認しましたか?

それでは、契約に向けた「流れ」を見ていきましょう。
なおキャンペーン内容は時期により異なります。キャンペーンは予告なく終了することもあります。そのため詳細な金額についてはここでは述べられないことをご了承ください。

5-1. まず最初に「日付」をチェック

日付をチェックする理由は3つあります。

(1)初月日割りサービスをフルに使うため
(2)オプションサービスの解約忘れを防ぐため
(3)3年後の契約更新月(無料で解約できる月)を確認するため

「初月日割りサービスをフルに使うため」にすべきこと

1章で詳しく説明した通り、Broad WiMAXを「初月利用料日割り計算」の利点を最大限に活かして契約するためには「31日まである月」の「24日までに」「契約とデータ端末受け取りをできるだけ1日で済ませる」のがベストです。
店舗受け取りが可能な人は、できるだけそれを利用しましょう。

配送しか受け取りの手段が無い人は、何らかの不都合が起きて受け取りが25日以降にならないように、余裕を持って申し込みましょう。

「オプションサービスを2ヶ月以内に確実に解約するため」にすべきこと

すでに述べた通り、オプションサービス3つのうち1つは初月から有料です。
後の2つは3ヶ月目から有料になります。
特に、Broad WiMAXに「安さ」を求めて契約する人は、契約を開始したら必ず、オプション3つは全て、すぐに、解約しましょう。

該当月内にマイページからオプション解約手続きをすれば、オプションは終了になります。(その月の末日いっぱいまでサービスは使えます)

「 3年後の解約をスムーズに行うため」にすべきこと

契約したら最初に「無料で解約できる契約終了月」を確認し、スケジューラーに入れておきましょう!

4章でお伝えした通り、WiMAXは事業者がどこであっても、3年経ったら解約して他のプロバイダに乗り換えた方がお得です。
また、「自動更新」のため契約終了月(更新月)になんの行動も起こさないと、契約継続の意志があると見なされて、それまでと同じプランで契約更新されてしまいます。
さらに契約終了月の解約は無料でできますが、それ以外の月に解約手続きを行うと違約金がかかってしまうことも、すでに4章で確認しました。

いずれも、契約したら「すぐに」行なってください。

5-2. 使用場所がWiMAXのサービスエリアかどうかを「エリアマップ」で確認する

WiMAXはその電波の特性上、直進性が高いため屋内で繋がりにくくなる傾向があります。

申し込みの前に、サービスエリアマップでエリア確認を必ず行いましょう。

WiMAX2+ 「サービス提供エリアの確認」

どうしても電波状況が心配な方は、本家UQコミュニケーションズでWiMAXデータ端末の「お試しレンタルサービス」を行なっていますので、そちらを利用して確認する方法があります。また、WiMAXには「初期契約の解除」制度がありますので、実際に使ってみて電波状況が予想より悪ければ、クーリング・オフと同様に決められた期日内なら解約可能です。
ただし、データ端末の返送料は自己負担です。また、事務手数料やクレードル代金は戻りません。

こちらはレンタルした端末の返送料はUQが負担してくれます。「初期契約の解除」で手数料等が発生するのを避けたい方は、先にこちらを使ってください。

※Try WiMAX 15日間無料でお試しサービス

5-3. 「データ端末」を決める

データ端末は途中変更せずに「契約期間いっぱい使う」ことを前提に選ぶことを4章(4-1-2.)で説明しました。Broad WiMAXはどの端末も無料なので、最新型(W06 またはHOME 02)を選ぶのは一つの選択方法です。
とはいえ、「日本製が安心できる」「バッテリーのもちが良い方がいい」などこだわりポイントは人それぞれですので、次の性能比較表で十分に吟味してください。

あとは、ポケットwifiとして使うのか、ホームルーターとして使うのか、どちらがメインかを考えて決めましょう。

【So-net 取り扱いデータ端末性能比較表】

データ端末

通信速度下り

通信速度上り

重量

バッテリー

連続通信時間

ハイスピードエリアモードでの

切り替え先

同時接続

可能台数

Speed Wi-Fi NEXT W06

(HUAWEI製)

最大

1237Mbps

最大

75Mbps

125g

(モバイルタイプ)

最大11.7時間

au 4G

LTE

最大16台

Speed Wi-Fi NEXT WX05

(NECプラットフォームズ製)

最大

440Mbps

最大

75Mbps

128g

(モバイルタイプ)

最大14時間

au 4G

LTE

最大10台

*表記の通信速度はシステム上の最大速度であり最大通信速度は利用機器やエリア、電波状態やネットワークの混雑状況などにより低下する。連続通信時間はメーカー調べによる。
*Broad WiMAX端末一覧

5-4. 「プラン」を決める

「家の中だけではなく外でもネットをストレスなく使いたいからWiMAXを検討している」
「動画やゲームをストレスなく使いたい」
「家族みんなで使いたい」

……など、通信量を気にせずネットを使いたい人には「月額最安ギガ放題(3年プラン)」をおすすめします。キャンペーン対象のお得なプランであり、冒頭の表はこちらのプランの料金です。

容量無制限でストレスなくネットが使えます。3日間での使用量が10GBを超えると通信制限がかかりますが、通常の使い方*ならば問題ないレベルと言われています。
WiMAXの電波の通信状況が悪い場合はauの4G回線「ハイスピードエリアモード」に切り替えられます。

この回線を利用するには、本来は毎月1005円(プロバイダにより1円前後の差あり)の利用料が必要ですが、3年プランは無料で使えます。

*「WiMAX2+サービス ネットワーク混雑回避のための速度制限について」

契約途中のプラン変更は同じ年数の「ギガ放題プラン」と「ライトプラン」での変更しかできません。「このプランは容量が多すぎて勿体無い」という方は月々の利用料金が安い「月額最安ライトプラン」(月間 7GBのデータ通信量上限あり)を選び、後から様子を見て上位プランに変更する方法があります。

5-5. webページで申し込む

Broad WiMAXの申し込みはwebサイトの所定のフォームから行いましょう。キャンペーン適用できる経路はweb申込みのみになります。クレジットカードが必要です。
(1章で述べた通り、口座振替の場合は初期手数料や口座振替料金が追加でかかるためおすすめしません)

5-6. データ端末を受け取る

データ端末は申し込み後、通常即日~1週間で届きます。送料は無料です。
上記で何度か述べましたが、店舗受け取りが使えるならそちらを利用した方が、初月日割り料金の無駄もなくおすすめです。

配送利用の場合は、登録メールアドレスに伝票番号が送られます。必ず配送状況を確認しましょう。あまりにも配送に時間がかかっている場合は、サポートまたは配送業者に問い合わせてください。

5-7. 同梱されているSIMカードを端末に挿入する

データ端末が届いたら、同梱されているSIMカードを端末に挿入します。
これで、初期設定不要で、すぐにインターネットが利用できます。

5-8. 電波状況をチェックし、問題あれば期間内に「初期契約の解除」手続きへ

4章で述べた通り、届いたらすぐに電波状況をチェックしてください。
万が一、電波状況が悪く想定していた使い方ができないと判断した場合は、すぐに「初期契約の解除」の手続きを取りましょう。

WiMAXデータ端末を受領した日から起算して8日以内に、Broadサポートセンターまで連絡すれば契約解除を行うことが出来ます。
所定の書面を直接送付する他に、電話でも申請することができます。

電話の場合はBroadサポートセンター(050-5212-7322 月~土 11:00~18:00)に連絡して指示に従いましょう。
いずれの方法にせよ、迅速に手続きを進める必要があります。規定の日数が過ぎると初期契約の解除はできなくなります。

申請方法

指定のフォーマットまたはお客様ご用意の紙面に必要事項を記載し、
端末一式に同梱の上、弊社サポートセンターへお送りください。

<必要事項>
・サービス契約書面に記載の契約ID
・契約者名
・契約電話番号
・契約者住所

<フォーマット>
初期契約解除申請書 
※お客様ご用意の紙面でも申請が可能です。

申請期限

サービス契約書面を受領した日から起算して8日以内に、初期契約解除申請書を端末一式に同梱の上、発送ください。
発送日が申請期限を超過している場合、初期契約解除としてお受付できません。

返送方法・返送先

<返送物>
・ご契約端末
・SIMカード(SIMカードプレートおよび台紙含む)
・ケーブル
  └モバイル端末の場合:USBケーブル
  └ホームルータ-の場合:電源ケーブル、LANケーブル
・保証書
・個装箱
・変換コネクタ(同梱されている場合のみ)

<返送方法>
「佐川急便」、「ヤマト運輸」、「ゆうパック」のいずれかより、初期契約解除申請書と端末一式を弊社サポートセンターまでご返送ください。
※1 配達伝票の品名に「初期契約解除」と記載ください。記載がない場合、期日内に初期契約解除として処理ができず、ご請求が発生する場合がございます。
※2 返送にかかる費用はお客様ご負担となります。 

<返送先>
〒141-0022 
東京都品川区東五反田1-2-33-7F LinkLife初期契約解除受付

請求金額

契約事務手数料 3,000円(税抜) 
※既に月額料金などが請求されている場合、初期契約解除の処理完了後、
ご返金のご案内書面をお送りいたします。

機器損害金

以下の場合、機器損害金20,000円(税抜)がご請求となりますので、ご注意ください。
①申請書のみの申請
②返送物に欠品がある場合
③返送物が破損・故障していた場合

機種変更後に初期契約解除される場合

ご契約が機種変更前のご契約に復します。
契約自体のご解約とはなりませんのでご注意ください。

引用元:「初期契約解除制度について」
参考:「ご利用までの流れ」

5-9. 使用開始後、オプション「安心サポートプラス」「My Broadサポート」の解約手続きを行う

「安心サポートプラス」は1章の通り、「安さ」を求めるならすぐに解約しましょう。(初月分の550円は必ず請求されます)

「My Broadサポート」は、キャンペーン利用で申し込んだ場合はオプションとして最初から設定されています。こちらは2ヶ月間無料ですが、月々907円という高めの料金が3ヶ月目からかかってしまいます。2ヶ月使えるからと足踏みせず、申し込んだら忘れないうちにすぐ解約することをおすすめします。

6. Broad WiMAXでは納得できない人へ:要望別おすすめ事業者を紹介

ここまでお読みになった方は、Broad WiMAXについて、メリットもデメリットも十分に理解できたと思います。
特に「現在WiMAXを契約中だけれど契約内容に不満がある」などの理由で乗り換えを考えている方に、積極的におすすめしたいプロバイダです。

しかし、
「金額が少しでも安い方がいい」
「そこそこの安さでいいから、初心者でも安心な、評判のいいプロバイダがいい」
「どうしても口座振替をクレジットカードと同じくらいに安く使いたい」

という方へ、別のプロバイダと、それぞれの特色を簡単に説明します。

6-1. とにかく「安さ」が欲しい!➡︎GMOとくとくBB

通常価格が業界最安値なのは、GMOとくとくBBです。

キャンペーン内容は時期によって変わり、複数のキャンペーンが同時に行われている場合もあります。中でもGMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーンはお得です。安さを求める方は徹底的に探してみましょう。

ただし、GMOとくとくBBは「キャッシュバックの受け取り方がわかりづらい」「キャッシュバックを受け取り損ねたという口コミがたくさんある」ことを筆頭に「登録させられたメールアドレスに広告メールや迷惑メールが大量にくる」というデメリットがあります。

Broad WiMAXを選ぼうとしているWiMAX熟練者なら、この難条件はクリアできるかもしれません。一度は契約にチャレンジしてみても良いかもしれませんね。

6-2. ネット初心者だから「丁寧なサービス」「わかりやすさ」「安心」が欲しい➡︎So-net

2019年現在、「プライバシーマーク 」「安心・安全マーク」両方を取得している2社のWiMAX事業者のうちの1社です。

大手老舗通信事業者であり、サービスの質の高さやインターネットにおける安心・安全への取り組みは高く評価されています。

また顧客の満足度を示す「2018年オリコン顧客満足度調査 プロバイダ 関東」部門で「第1位」を獲得しています。

料金はBroad WiMAXより割高の傾向がありますが、キャンペーン内容によってはかなり安くなります(冒頭の表参照)。

インターネットやWiMAX初心者の方に特におすすめのプロバイダです。

6-3. 「良質なサービス」「安さ」で「口座振替」にしたい!➡︎BIGLOBE

「プライバシーマーク 」「安心・安全マーク」両方を取得しているWiMAX事業者は、2019年現在、このBIGLOBEと上記So-netしかありません。
この2社は大手老舗通信事業者という点でも同じであり、実際にSo-netとBIGLOBEはサービス内容もよく似ています。こちらもインターネットやWiMAX初心者の方におすすめできるプロバイダです。

So-netと大きく違うのは、BIGLOBEは契約の際、クレジットカードの他に口座振替が使えること。Broad WiMAXのような「口座振替だけに適用される不利な条件」もありません。クレジットカードを使えない方にはおすすめです。
※BIGLOBEは「安さ」という点でもかなり良心的です。キャンペーン専用特設ページが公式ページとは別に用意されています(料金・内容は時期により異なる)。

また「インターネット初心者で何度もサポートサービスを使いたい」方には、月定額で無制限に使えるオプションがBroad WiMAXの同じサービスより金額が安いです。

まとめ

Broad WiMAXの特徴やメリット・デメリット、詳しい申し込みの手順、申し込みの際に気をつけるべきことをお伝えしてきました。

Broad WiMAXを特におすすめしたいのは

  • 「毎月払いで「安く」WiMAXを使いたい人」
  • 「インターネットやWiMAXに慣れていてサポートサービスは必要ない人」
  • 「他のWiMAXプロバイダから乗り換えを考えている人」

とおわかりいただけたと思います。

特に、現在WiMAXを契約しており、その契約内容(料金など)に不満がある人にはおすすめしたいプロバイダです。
ただし、Broad WiMAXは、分かりづらいオプションが自動的についていたり、端末受け取りの日付によってオプションの追加料金が発生したりすることがあります。

料金を安く抑えるためにBroad WiMAXでの契約を考えている人は

「申し込む日付は問題ないか」

申し込んだあとは

「不要なオプションの解約は全て済んだか」などに、細心の注意を払いましょう。

この記事を読むことで、broadWiMAX契約時の参考になれれば幸いです。

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