格安SIMとWiMAXの併用でお得にデータ通信無制限を実現する方法

sim ポケットwifiの基礎知識

「格安SIMとWiMAXを併用するってどういうことなんだろう」

「格安SIMとWiMAXを併用するとどういうメリットがあるの?」

「私は格安SIMとWiMAXを併用して利用するべきなの?」

こんな疑問を感じている方も多いのではないでしょうか?

格安SIMとWiMAXを併用するというのは、通話機能のある格安SIMとデータ実質無制限であるWiMAX2+を組み合わせることで、「低コストでデータ通信無制限を実現する」ということです。

この方法は、メリットもあれば注意点もいくつかあります。

具体的には以下の通りです。

メリット

・低コストでデータ通信を無制限でできる

・格安SIMの通信の遅さを改善できる

注意点

・キャリアメールが使えない

・WiMAXの提供エリアがキャリアよりも狭い

・携帯とWiMAXの2つを常に持ち運ぶ必要がある

・3日間で10GBの制限がある

そんな格安SIMとWiMAX2+の併用ですが、月に30GB以上ネットを使用する人にはおすすめです。

なぜなら、毎月30GB以上を利用している人からすると、格安SIMとWiMAX2+の併用によって、通話機能+データ通信無制限を最安で実現することができるためです。

逆に、月に30GBも使わない人からするとわざわざWiMAX2+を契約するメリットはありません。

なぜなら、格安SIMの大容量プランを契約した方が安く済むからです。

この様に格安SIMとWiMAX2+を併用することによるメリットは大きいのですが、注意すべき点も複数あるため、この記事を読んであなたは併用すべきか否かを確かめて頂ければと思います。

この記事を読めば、できるだけ安い値段で、通信制限のストレスがない生活を送ることが出来ますよ。

1.格安SIMとWiMAXを併用するとはどういうこと?

はてな

格安SIMとWiMAXを併用するとは、「格安SIMを通話用の端末で使い、WiMAX端末も別途保有していることで、低コストで無制限通信を達成すること」です。

格安SIMは、低コストで通話やデータ通信をすることが可能ですが、1ヶ月に利用することができる通信量に制限があります。

一方で、WiMAXには無制限でデータ通信をすることができる「ギガ放題」というサービスがありますが、通話をすることができません。

格安SIMWiMAX格安SIM+WiMAX
通話機能×
通信し放題サービス×

そのため、この二つを併用することで、低コストで通話機能を持ちつつ、無制限通信をすることができるのです。

2.格安SIMとWiMAXを併用するメリット・注意点

格安SIMとWiMAXを利用することには、メリット・注意点があります。

まずはメリットから見ていきましょう。

2-1.格安SIMとWiMAXを併用するメリット

併用するメリットは以下の通りです。

・低コストでデータ通信を無制限でできる

・格安SIMの通信の遅さを改善できる

詳しく解説していきます。

・格安SIMとWiMAX2+の併用メリット①低コストでデータ通信を無制限でできる

現在、通話機能+無制限のデータ通信を可能にする方法は以下の2つのみです。

・auの無制限プラン

・WiMAX2++格安SIM

※クラウドSIM系モバイルWiFiという、WiMAX2+よりも安いモバイルWiFiが存在していますが、大規模通信障害が起きていることや、今後も通信障害が頻発する恐れがあるため、ここでは考慮から外しています。詳しくは以下の記事をご覧下さい。

それぞれのプランの特徴を以下の通りまとめました。

au格安SIM+WiMAX2+
プラン名auデータMAXプランPro
月額基本料6,650円1〜2ヶ月目:4,599円

3ヶ月目以降:5,253円

通話料20円/30秒10円/30秒
データ通信量無制限無制限
注釈

・「格安SIM+WiMAX2+」は、とくとくBBのギガ放題プランとb-mobileの990JUST FITを組み合わせた金額

・auデータMAXプランProの月額料金は「スマホ応援割Ⅱ」適用後の値段

ご覧の様に、「格安SIM+WiMAX2+」の組み合わせはauデータMAXプランProと比較して月額1,000~2,000円程も安くなっています。

しかも、WiMAX2+はプロバイダーによっては、3万円キャッシュバックなどのお得なキャンペーンがあるため、実質月額料金は表示の額よりも下がります。

※WiMAX2+のプロバイダー情報は以下の記事を参照して下さい。

https://mono-read.jp/wimax-provider#toc13

この様に、月額料金を押さえたまま、通信機能+データ通信無制限を実現できる点が、WiMAX2+と格安SIMを組み合わせる最大のメリットです。

・格安SIMとWiMAX2+の併用メリット②格安SIMの通信の遅さを改善できる

二つ目は、「格安SIMの通信の遅さを改善できる」という点です。

実は格安SIMは通信速度が遅くなりやすいという特徴があります。

なぜなら格安SIMは、大手キャリア(au,docomo,softbank)の通信回線を借りてユーザーに低価格で提供しており、昼間や勤務後の夕方〜夜にかけての回線が混雑する時間帯は、大手キャリアの接続が優先されてしまうためです。

具体的な数字で見てみましょう。

以下のグラフは、2020年3月8日現在の格安SIM(BIGLOBEタイプA)の通信速度です。

biglobe

【参照:mobile by keisoku.io

朝は比較的高いですが、昼と夜はMbpsが1桁台となっています。

昼休みの時間や、勤務後の夕方以降にかけて通信速度は比較的遅くなってしまう傾向にあります。

Mbpsでの表記では分かりづらいと思いますので、参考までに以下の用途別通信速度比較表をご覧ください。

■シーン別必要通信速度一覧

用途必要通信速度(下り)
メールの送受信・LINE1Mbps以下
WEBサイト・SNSのチェック3~5Mbps
YouTube・VODの視聴,オンラインゲーム5~25Mbps※画質による

メールやLINEをする際やネットでの調べ物をする際には、特に問題なく使えるレベルの通信速度ではあります。

しかし、少し重めの動画を見る際やオンラインゲームをする際には通信速度が足りないこともあります。

それに対し、WiMAXの通信速度は以下の通りです。

マップ

【参照:こんなに速い!WiMAX2+|UQ WiMAX公式サイト】

ご覧のように,WiMAXの通信速度は都内では45Mbps〜170Mbpsと格安SIMと比較して圧倒的に早いことがお分かり頂けます。

実際、この数字はWiMAXの公式サイトが公表している数字なので、自分たちでなんとでも言えるところではありますが、WiMAXの通信スピードは相当早いというのはネット上でも多くの声が上がっています。

 

この様にWiMAXとの併用をすることによって格安SIM以上に高速な通信をすることが可能になります。

2-2.格安SIMとWiMAXを併用する際の注意点

格安SIMとWiMAX2+を併用することは基本的には、メリットが大きいです。

しかし、少なからず注意点は存在します。

この章では格安SIMとWiMAX2+を併用する際の注意点に関して解説をしていきます。

具体的には以下の通りです。

注意点

・キャリアメールが使えない

・WiMAXの通信エリアがLTEよりも狭い

・携帯とWiMAX端末を常に持ち歩く必要がある

・3日間で10GBの制限がある

詳しく解説していきます。

・キャリアメールが使えない

今まで大手キャリアで携帯電話を契約していた人は、格安SIMに乗り換えることでキャリアでのメールアドレスが使えなくなってしまいます。

キャリアでのメールアドレスとは以下の様なものです。

au: ~~@wzweb.ne.jpまたは~~@au.com

docomo: ~~@docomo.ne.jp

softbank: ~~@softbank.ne.jpまたはi.softbank.jp

もしこの様なメールアドレスをメインのアドレスとして使っていた場合は、今後使用できなくなるので、注意が必要です。

・WiMAXの通信エリアがキャリアよりも狭い

WiMAXの通信エリアはLTE回線と比較して、狭いという特徴があります。

LTEとは、通信回線の1種で、大手キャリア(au,docomo,softbank)で使われている回線です。格安SIMも同様の回線を使用しています。

これは電波を発信するの基地局数が、LTEの基地局に比べて少ないためです。

■WiMAX2+とLTEの基地局数比較

WiMAX2+全国に最低でも30,000基地局※1
LTE全国に202,4500基地局※2

※1:現在、WiMAX2+の正確な基地局数は公表されていません。上記の数字は2017年に最後に公表された数字です。

※2:LTE回線の中でもdocomoのLTE回線の基地局数です。【参照:携帯電話・全国BWAに係る電波の利用状況調査の 調査結果及び評価結果の概要

この様に全国にある基地局の数が異なるため、電波が通じるエリアに差がある状況です。

市街地ではその変化は感じることはないかも知れませんが、郊外や地方になるとその違いが顕著になります。

エリア

上の画像を見てお分かりの通り、LTE もWiMAX2+も都心ではほぼ全域が通信エリア内となっています。

しかし、地方(画像は愛知県)ではLTEの方が若干、通信エリアが広いことがお分かり頂けるかと思います。

この様に、LTEの基地局はWiMAX2+の基地局数よりも多いため、WiMAXの通信エリアはキャリアよりも低いのです。

ちなみに、あなたのエリアがWiMAX2+の対応エリアがどうかはUQ WiMAX公式サイト内のピンポイントエリアマップにて確かめることが可能です。

WiMAX2+の利用を考えている方は、必ずエリア内か否かを確かめておきましょう。

・携帯とWiMAX端末を常に持ち歩く必要がある

格安SIMとWiMAXを併用すると、WiMAXの端末を常に持ち運ぶ必要があります。

実際、WiMAX2+の端末はそこまで大きくないので、持ち運びに邪魔になるレベルでないと考える人も多いのは事実です。

■参考:WiMAX2+端末サイズ表

 画像機種名寸法
WiMAX Speed Wi-Fi NEXT WX06約111×62×13.3mm
au Speed Wi-Fi NEXT WX06約111×62×13.3mm
Y!mobile Pocket WiFi 803ZT約112×67.5×15.6mm
SoftBank Pocket WiFi 601HW約112×67.5×15.6mm
docomo SH-05L約72mm×108mm×15mm
どんな時もWi-Fi D1約127 x 65.7 x 14.2 mm

しかし、今までモバイルWiFiを使用したことがない人にとっては常に持ち運びをしなくてはいけないことになかなか慣れないかもしれません。

・3日間で10GBの制限がある

最後の注意点は、「WiMAX2+には3日間で10GBの制限がある」という点です。

WiMAX2+は、完全無制限ではなく「実質無制限」と言われ方をしています。

「実質」と付くのは、月当たりの制限はないものの、「3日間で10GBの通信制限」があるためです。

このタイプの制限は、「今日を含めた直近3日間で10GB以上の通信を行った場合」に「翌日の18:00~翌々日の2:00まで通信制限がかかる」というものです。

表

【出典:UQ WiMAX公式サイト

この例で見てみると、1日目~3日目のデータ量の合計が3GB+3GB+4.2GB=10.2GBとなっており、通信量の上限の10GBを超えています。

そのため、4日目の翌日の18:00~5日目の2:00まで通信制限がかかってしまいます。

この様に、直近の3日間で10GBを超えてしまっている場合に限り、制限がかかるのが、このタイプのWiFi制限です。

10GBというと、以下の様なイメージです。

10GB
メールの送受信およそ20,900通(1通あたり500KB)
ホームページの閲覧およそ34,900通(1ページあたり300KB)
動画の視聴およそ45時間(1分あたり4MB)
音楽のダウンロード音楽のダウンロード2,500曲(1曲あたり4MB)

普段メールなどの連絡手段としてしか使っていない様な人であれば、まず通信制限に引っかかることはないかと思います。

しかし、Twitterなどを観ていると、YouTubeの垂れ流しや、複数台での使用をしていると、制限がかかってしまう場合もある様です。

 

3日間で10GB以上使用してしまった場合には、1Mbpsという通信速度に低下します。

■シーン別必要通信速度一覧

用途必要通信速度(下り)
メールの送受信・LINE1Mbps以下
WEBサイト・SNSのチェック3~5Mbps
YouTube・VODの視聴,オンラインゲーム5~25Mbps※画質による

メールの送受信やLINEには特に影響を与えないですし、相当重いWEBサイトでない限り、1Mbpsでもある程度のWEBサイトを読み込むことはできます。

ネット上でも、ゲームや高画質のYouTubeを見ない限りは、そこまで日常生活に影響がないという意見も見られます。

 

この様に通信速度制限としては比較的緩い制限ではありますが、「完全無制限」ではないため注意が必要です。

3. 毎月の通信容量が30GB以上の人は格安SIMとWiMAXの併用がおすすめ

毎月のデータ通信量が30GB以上の人は基本的には、WiMAX2+と格安SIMを契約することをお勧めします。

そんな格安SIMとWiMAX2+の併用ですが、月に30GB以上の通信を行う人にはおすすめです。

なぜなら、毎月30GB以上を利用している人からすると、格安SIMとWiMAX2+の併用によって、通話機能+データ通信無制限を最安で実現することができるためです。

逆に、月に30GBも使わない人からするとわざわざWiMAX2+を契約するメリットはありません。

なぜなら、格安SIMの大容量プランを契約した方が安く済むからです。

以下で詳しく解説をしていきます。

3-1.「30GB」が一つの基準になる理由

以下の表をご覧ください。

■格安SIM比較表

格安SIM回線1GB2GB3GB4GB5GB6GB7GB8GB10GB12GB14GB20GB以上30GB以上通話料金備考
ロケットモバイルドコモ¥1,250¥1,300¥1,400¥1,800¥2,4004,670円
(20GB)
通話
20円/30秒
docomoプランの場合
エキサイトモバイルドコモ¥1,370¥1,470¥1,600¥1,870¥2,9503,980円(20GB)5,980円(30GB)
7,980円(40GB)
10,180円(50GB)
基本料
700円/枚通話
20円/30秒
AEON MOBILEドコモ・au¥1,280¥1,380¥1,580¥1,980¥2,680¥3,2804,680円(20GB)5,680円(30GB)
6,980円(40GB)
8,980円(50GB)
通話
20円/30秒
mineoドコモ・au・ソフトバンク¥1,510¥2,190¥3,1304,590円
(20GB)
6,510円
(30GB)
通話
20円/30秒
auプランの場合
BIGLOBE SIMドコモ・au¥1,600¥2,150¥3,4005,200円
(20GB)
7,450円
(30GB)
通話
20円/30秒
楽天モバイルドコモ・au¥1,480¥2,480¥4,4805,480円
(24GB)
通話
20円/30秒
通話(アプリ使用時)
10円/30秒
b-mobileソフトバンク¥990¥1,790¥2,7904,790円
(20GB)
通話
20円/30秒
通話(アプリ使用時)
10円/30秒
20GBまで使ったら使った分だけ請求

この表は、現状サービスを行っている格安SIM提供会社のうち、20GB以上の大容量プランを提供している7社を一覧にしたものです。

この表を見ると、各社ともに通信量の上限ごとに月額費が決まっていることがお分かり頂けるかと思います。

この中でも各社の30GB以上のプランをご覧下さい。

ほとんどの会社が5,000円〜7,000円ほどの金額で設定されています。

格安SIMとWiMAX2+はしっかりと組み合わせをすれば、4,500円~5,200円ほどで利用することができます。そのため、30GB以上使う人は、併用をした方が安く済むということになります。

一方で、20GBのプランをご覧下さい。

20GBのプランですと、ほぼ格安SIMとWiMAX2+を併用した時と同じくらいの金額になっています。

そのため、この「30GB」というのが一つの基準となります。

3-2.あなたが使っている通信量を測る方法

30GBが今後、WiMAX2+と格安SIMを併用すべきかどうかを決めるポイントになることが分かったら、あなた現状、実際に使っている通信量が一体どのくらいなのかを確認する方法をお教えいたします。

PC・スマホ(タブレット)とそれぞれの確認方法をお教え致しますので、もしPCもスマホも両方とも普段使うという人は、それぞれを確認した後に結果を合算してみて下さい。

ここで確認して、もし30GBを超える様でしたら格安SIMとWiMAX2+の併用を検討しましょう。

■スマホ・タブレットでの李通信量の調べ方

スマホやタブレットはPCと比べて容易に月間データ通信量を調べることができます。

その方法は、契約している各社の「マイページ」に行くだけです。

具体的な調べ方は各社の公式サイトに詳しく載っていますので、こちらを参照しながらあなたの月あたりのデータ使用量を確認して見てください。

ソフトバンクの方はこちらから

auの方はこちらから

docomoの方はこちらから

その他、キャリアの方は各社公式サイトよりご確認下さい。

■PCの調べ方

PCで使っているデータ通信量を調べる場合、MacとWindowsで確認方法が変わってきます。

Windowsは通信量を調べる専用の機能があるので比較的簡単に調べることができますが、Macの場合には、少し複雑な操作が必要になってきます。

具体的な調べ方は以下の通りです。

・windowsの方の調べ方

「設定→ネットワークとインターネット→データ使用状況」で調べることができます。

※windows10以降のバーションを使用している方のみの方法となります。

それ以前のバージョンをご使用の方は、確認する方法はありませんので、以下の表を参考に推測する方法が一番簡単です。

10GB
メールの送受信およそ20,900通(1通あたり500KB)
ホームページの閲覧およそ34,900通(1ページあたり300KB)
動画の視聴およそ45時間(1分あたり4MB)
音楽のダウンロード音楽のダウンロード2,500曲(1曲あたり4MB)

・Macの方の調べ方

アプリケーション一覧から「アクティビティモニタ」を開く

アクティビティ モニター

以下の様な画面が出てきます。

データ

赤枠の「受信したデータ」と「送信したデータ」の総計があなたのPCを起動してからのそうデータ通信量になります。

この時に注意が必要なのが、あくまで「PCを起動してから」の通信量になる点です。

そのため、1日のデータ通信量を測る際には、1日で初めてPCを起動させた時点から1日中1回もショットダウンせず、1日の終わりにデータ通信量を確認してみましょう。

こうすることで1ヶ月の大体のデータ通信量を確認することができるでしょう。

普段、スマホとPCの両方でWiFiを利用する方は、それぞれの通信量を合算してしてみましょう。

もし月に30GBを超えているのであれば、あなたにとって格安SIMとWiMAX2+の併用は、おすすめの方法となります。

4. WiMAXと併用する際に最適な格安SIMはb-mobile一択

b-mobile

【引用:b-mobile公式サイト

格安SIMとWiMAX2+の併用をする際に使用する格安SIMはb-mobile一択です。

そもそもb-mobileとは、1996年に創設された日本元祖のMVNO事業モデルを創った「日本通信」ちいう会社が立ち上げている格安SIMサービスです。

日本で最初にMVNOモデルを創った会社にも関わらず、ほとんど知られていない会社であるかと思います。

実はこのb-mobileはWiMAX2+と併用するには、最高の格安SIMなんです。

なぜなら圧倒的に「安い」からです。

以下ではこの理由を見ていきましょう。

4-1. b-mobileがWiMAX2+との併用において最適な理由

WiMAX2+と格安SIMを併用するに当たって最もおススメな格安SIMは「b-mobile」です。

理由は以下の2つです。

①圧倒的な月額基本料の安さ

②いざという時も安心の従量課金制の料金プラン

詳しく解説をしていきます。

b-mobileがおすすめである理由①圧倒的な月額基本料の安さ

b-mobile

【引用:b-mobile公式サイト

一般的に格安SIMを選ぶ基準は、料金・通信速度・データ通信量など様々あります。

しかし、WiMAX2+との併用の際に限って言えば、本当に大切なことは基本的には「値段」です。

もちろん、サービス内容やカスタマーサポートの対応など他にも考慮した点はありますが、最も考慮するべき点としては「値段」です。

なぜなら、WiMAX2+との併用の場合には、格安SIMを使ってインターネットを使うとことはなく、格安SIMに求める役割はただ「通話機能」であるためです。データ通信量や通信速度などは全く関係ありません。

そのため、最低限の通話機能を満たしていて、できるだけ安いプランを選ぶことが重要です。

その点、b-mobileは格安SIMの中でも圧倒的な値段の低さを誇っています。

前半でも紹介した格安SIMの比較表をご覧下さい。

■格安SIM比較表

格安SIM回線1GB2GB3GB4GB5GB6GB7GB8GB10GB12GB14GB20GB以上30GB以上通話料金備考
ロケットモバイルドコモ¥1,250¥1,300¥1,400¥1,800¥2,4004,670円
(20GB)
通話
20円/30秒
docomoプランの場合
エキサイトモバイルドコモ¥1,370¥1,470¥1,600¥1,870¥2,9503,980円(20GB)5,980円(30GB)
7,980円(40GB)
10,180円(50GB)
基本料
700円/枚通話
20円/30秒
AEON MOBILEドコモ・au¥1,280¥1,380¥1,580¥1,980¥2,680¥3,2804,680円(20GB)5,680円(30GB)
6,980円(40GB)
8,980円(50GB)
通話
20円/30秒
mineoドコモ・au・ソフトバンク¥1,510¥2,190¥3,1304,590円
(20GB)
6,510円
(30GB)
通話
20円/30秒
auプランの場合
BIGLOBE SIMドコモ・au¥1,600¥2,150¥3,4005,200円
(20GB)
7,450円
(30GB)
通話
20円/30秒
楽天モバイルドコモ・au¥1,480¥2,480¥4,4805,480円
(24GB)
通話
20円/30秒
通話(アプリ使用時)
10円/30秒
b-mobileソフトバンク¥990¥1,790¥2,7904,790円
(20GB)
通話
20円/30秒
通話(アプリ使用時)
10円/30秒
20GBまで使ったら使った分だけ請求

ご覧頂いてお分かりの通り、b-mobileは1GBプランの中でも最安の990円です。

これ以上月額基本料は、2020年3月の現時点では存在しません。

通話料金は、専用のアプリを使えば10円/30秒で利用できますし、+500円で5分間電話かけ放題オプションもあります。

この様に圧倒的な月額料金を誇っている点で、WiMAX2+と併用するにはぴったりの商品です。

ただ、あまりの安さに何か裏があるのではないかと思われる方もいるでしょう。

実は、b-mobileの月額料金が安いのには、しっかりとした理由があります。

それは、最低月額金以外は他の格安SIMの値段と変わらないという点です。

先ほどの表を見てみると、1GB以外の金額は実はそこまで他の格安SIMの会社と変わりません。

つまり、b-mobileは「WiMAX2+との併用」など最低月額金だけしか払わないユーザーにとっては最高の商品ということなんです。

この最低月額料金だけを安くしているというのは、おそらくb-mobileの戦略であると思いますが、いずれにしてもWiMAX2+との併用においては最高の商品です。

b-mobileがおすすめである理由②いざという時も安心の従量課金制の料金プラン

料金プラン

【引用:b-mobile公式サイト

b-mobieの特徴の一つに「従量課金制である」というものがあります。

従量課金制とは、使ったら使った分だけ支払いをするという方式です。

通常の格安SIMの料金プランは、「月当たりの決まったGB数を契約する」という方式です。

例えば、「10GBで3,220円のプラン」を契約して、その月に10GB使おうが使わまいが3,220円は固定で支払うというスタイルです。

それに対してb-mobileは基本料金の990円(1GB)を契約して、そこから1GB使うにつき200円が加算されていくというシステムです。

実際に使った分しか請求がされないためユーザーとしては非常にお得な使い方ができます。

基本的には、WiMAX2+と併用する際には、格安SIMの回線では通信をしません。

しかし、WiMAX2+対象エリア外に行かなければならない時などには、臨時でb-mobileでネットに繋ぐということが可能になるわけです。

もしこれが他の格安SIMだと、いちいち追加データを購入する手間もかかりますし、追加で購入するデータ料金は高いです。

■参考:格安SIM追加料金一覧

格安SIM追加料金
エキサイトモバイル580円/1GB
AEON MOBILE480円/1GB
mineo165円/100MB
BIGLOBE SIM300円/100MB
楽天モバイル500円/1GB
QTモバイル200円/100MB

この様に、非常用の通信手段としても利用できるという点おいて非常にメリットのある格安SIMです。

5.ニーズ別最適なWiMAXプロバイダー

続いては、WiMAXのオススメのプロバイダーをご紹介していきます。

WiMAXは、どこのプロバイダーで契約をしても製品自体が同じものなので通信速度や選べる機種にそれほどの差はありません。

しかし、プロバイダー毎に月額料金やキャンペーン、サポートなどが変わってきます。

そこで、ニーズ別に最適なWiMAXのプロバイダーをご紹介いたします。

以下の通りです。

・業界最安値(一番オススメ):GMOとくとくBB

・口座振込希望の場合:Broad WiMAX

では、詳しく見ていきます。

5-1. 業界最安値(一番オススメ):GMOとくとくBB

とくとくBB

【出典:GMOとくとくBB公式サイト

まずは一番のオススメであるGMOとくとくBBです。

GMOとくとくBBがオススメである理由は実質月額費が最も安いからです。

以下の表をご覧ください。

プロバイダプラン名契約年数契約年間総額※キャンペーン割引額実質月額
GMOとくとくBB(キャッシュバック)GMOとくとくBBギガ放題(キャッシュバック)3年123,96934,8003,350
GMOとくとくBB(月額割引)GMOとくとくBBギガ放題(月額割引)3年129,8302,0003,509
So-netFlatツープラス ギガ放題3年136,94003,701
Broad WiMAXギガ放題プラン3年134,35203,631
BIGLOBEギガ放題(1年)1年54,740※15,0004,912
@nifty(月額料金値引き)@nifty WiMAX 2+ Flat ギガ放題3年158,24004,838
UQWiMAXUQ Flatツープラス ギガ放題3年150,00813,0003,703
※注釈

・契約年間総額:契約年数にかかる費用の総計。(初期費用、端末代、端末発送料など含む)

・BIGLOBE:データ端末(19,200円)も同時購入の場合15,000円キャッシュバック

ご覧の様に、キャンペーンでの割引を差し引くと業界で最も安いのがお分かりいただけると思います。

このGMOとくとくBBに関しては、「【最新!】本当におすすめのWiMAXプロバイダ3選を徹底解説」にて徹底的に解説をしていますので、ご参照下さい。

【最新!】本当におすすめのWiMAXプロバイダ3選を徹底解説
「WiMAXのプロバイダ選びに失敗すると損をする」こんなウワサをよく耳にしますが、実際にWiMAXを使ってある意味正しいと思っています。 WiMAXのプロバイダ各社で「月額料金割引」や「高額キャッシュバック」など、新規契約者向けにお得なキ...

5-2.口座振込希望の場合:Broad WiMAX

Broad WiMAX

【出典:Broad WiMAX公式サイト

口座振込でWiMAXを契約したい場合は、Broad WiMAXで契約をしましょう。

WiMAXのプロバイダーは基本的に全てクレジットカードでの取引が基本ですが、口座振替もできるプロバイダーも少数ですがあります。

口座振込ができるプロバイダーは以下の通りです。

・BIGLOBE

・UQ WiMAX

・Broad WiMAX

Broad WiMAXはこの中で最も実質月額料金が安いためオススメです。

プロバイダー名実質月額料金
BIGLOBE4,912円
UQ WiMAX3,703円
Broad WiMAX3,631円

口座振替でのお支払いを希望でしたら、BIGLOBE一択です。

Broad WiMAXに関しても、「【最新!】本当におすすめのWiMAXプロバイダ3選を徹底解説」にて徹底的に解説をしていますので、ご参照下さい。

【最新!】本当におすすめのWiMAXプロバイダ3選を徹底解説
「WiMAXのプロバイダ選びに失敗すると損をする」こんなウワサをよく耳にしますが、実際にWiMAXを使ってある意味正しいと思っています。 WiMAXのプロバイダ各社で「月額料金割引」や「高額キャッシュバック」など、新規契約者向けにお得なキ...

6.補足|楽天のデータ無制限プランを使えばWiMAX要らずの可能性もある

楽天

【出典:楽天モバイル公式サイト

楽天モバイルが2020年4月8日からサービスをスタートさせると公表した「Rakuten UN-LIMIT」ですが、この新プランに興味がある人も多いのではないでしょうか。

このプランの詳細は以下の通り。

・先着300万人限定で1年間基本料金無料、2年目以降は月額2,980円

・楽天回線エリア内では、完全データ使い放題

・パートナーエリアだと月2GBまで使える

・Rakuten Linkアプリを使えば、国内かけ放題

もし、このプランにすれば、WiMAXを使用しなくても楽天モバイルとの契約だけで無制限のデータ通信を月3,000円以下で楽しめます。

しかし結論から言いますと、このプランを契約するのは少し待った方が良いです。

なぜなら、未知数なことが多いからです。

例えば、楽天の通信速度や通信エリア、今後の回線の混み具合など不確定なことが非常に多いです。

まだ新しいサービスなので仕方がないのですが、このプランを契約するのは少し待ったほうが良さそうです。

まとめ

格安SIMとWiMAXを併用するというのは、通話機能のある格安SIMとデータ実質無制限であるWiMAX2+を組み合わせることで、「低コストでデータ通信無制限を実現する」ということです。

併用することにより、低コストでデータ通信を無制限にすることが実現できるだけではなく、格安SIMの通信の遅さを改善出来るため、基本的にはおすすめな手法です。

しかし、注意点もいくつかあります。

注意点

・キャリアメールが使えない

・WiMAXの提供エリアがキャリアよりも狭い

・携帯とWiMAXの2つを常に持ち運ぶ必要がある

3日間で10GBの制限がある

これらを踏まえて、併用をおすすめできる人は「月に30GB以上ネットを使用する人」です。

毎月30GB以上を利用している人からすると、格安SIMとWiMAX2+の併用によって、通話機能+データ通信無制限を最安で実現することができるためです。

逆に、月に30GBも使わない人からするとわざわざWiMAX2+を契約するメリットはありません。

もしあなたが併用をするのであれば格安SIMはb-mobileをおすすめします。

なぜなら、圧倒的に最低月額料金が安いからです。

また安いだけではなく、従量課金制であるため、ムダがない点においても非常におすすめできます。

WiMAX2+のプロバイダーに関しては、以下の記事にておすすめのプロバイダーを紹介していますので、ぜひご参照下さい。

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