5つのポイントでWiMAXルーターを徹底比較!最速だけではない選び方

WiMAX WiMAX

2019年1月にWiMAXの最新機種「W06」が発売されて以来、おすすめのWiMAXルーターを探すとW06をすすめているサイトをよく見かけます。

「WiMAXルーターならW06一択だ。」
「W06は最大通信速度が1Gを超えて断然速い。」
「WiMAXは一番最後に発売された機種を買えば問題ない。」

など、最新機種をすすめている有識者は非常に多いです。確かに、W06の最大通信速度は他のWiMAXルーターと比較して非常に高速なのは事実といえます。
しかし、WiMAXルーターの性能とは通信速度がすべてではないです。例えば、ルーターの充電が長期間できない環境なら、バッテリーの容量や消費電力の効率を一番に考えたくなりますよね?

他にも、どこでWiMAXを使うのか、WiMAXをどうやって持ち運ぶのか、契約者それぞれが比較しなければいけない条件は大きく違うのです。
そこで、この記事ではWiMAXルーターを比較する際に、考慮しなければいけないポイントを5つに分けて徹底的に解説します。また、ルーターの比較方法だけではなく、利用するためのお得な購入先も紹介します。

この記事を読めば、あなたは最新機種に囚われることなく、自分に合ったWiMAXルーターの知識を一度に学ぶことができます。

1. WIMAXはルーター選びで使い心地が決まる

パソコンをいじる少年

契約期間があるWiMAXルーターでは、通信速度以外にも長く使えることやデザイン、新機能の使い心地など考慮しなければいけない点が多くあります。
また、あなたがWiMAXルーターをどこで使うのか、現在契約しているWiMAXがあるのか、WiMAXをどれぐらいの期間利用するのか、によって最適なルーターは変化します。

違いの一例を挙げると、WiMAXのルーターは現在まで、中国の企業であるHuawei(ファーウェイ)社製と日本企業であるNECのグループ会社が製作していました。
ルーターのシリーズごとに製作するメーカーが異なっていますので、選んだルーターによって通信速度や新機能などの使い心地も異なるのです。

Huawei社製のWiMAXルーターは、Speed Wi-Fi NEXT W0○(ナンバー)などのWシリーズです。その他、ホームルーターのSpeed Wi-Fi HOME L0○もHuaweiが作成しています。新技術を使った高速通信が特徴のWiMAXルーターです。

NECグループ製のWiMAXは、Speed Wi-Fi NEXT WX0○などのWXシリーズと呼ばれています。Huawei社製と比較して最大通信速度は低いですが、バッテリーが脱着可能なことや新機能によって長く使えるルーターを製作している特徴があります。

WiMAXルーターを比較する際には、上記のように機種毎に機能が違うことを理解したうえで、自分にとって最適なルーターを選びましょう。

2. WiMAXルーターの最新機種を比較する5つのポイントを徹底解説

5つのポイント

WiMAXルーターごとの違いを知るため、まずは2019年9月現在の最新機種を比較します。

ここで比較するWiMAXルーターの最新機種は、2019年1月に発売されたHuawei社製のSpeed Wi-Fi NEXT W06と、2018年11月に発売されたNECプラットフォーム社製のSpeed Wi-Fi NEXT WX05です。

 2-1. WIMAXルーターは上下の通信速度の確認が必須

2019年9月 WiMAXルーター最新機種の最大通信速度比較

Speed Wi-Fi NEXT W06

Speed Wi-Fi NEXT WX05

ハイスピードモード

(通常回線・無制限)

上り

30Mbps

30Mbps

下り

558Mbps

440Mbps

ハイスピードプラスエリアモード

(オプション回線・月7GBまで)

上り

75Mbps

30Mbps

下り

867Mbps(Wi-Fi接続時)
1,237Mbps(USB接続時)

440Mbps

通信技術

技術

4☓4MIMO+CA
+256QAM変調方式

4☓4MIMO+CA

WiMAXルーターを使うなら、どこでもストレスを感じずに高速で通信できる機種を選びたいですよね?

現在の最速機種は「Speed Wi-Fi NEXT W06」です。とにかく最速のWiMAXルーターを選びたい方は、W06を選択すれば問題ありません。
最新機種の最大速度を比較すると、月間7GBまで利用できるオプション回線の「ハイスピードプラスエリアモード」で差が出ています。

両者は通信に使われている技術によって差が出ており、W06では256QAM変調方式という方法で、送信するデータの密度を高めWiMAX最大の通信速度を実現しました。
特に注目したいのは、オプション回線においてW06の上り速度がWX05の2倍以上となっていることです。アップロード(上り)速度が高速なため、ファイル送信したり動画をネットにアップロードする際には非常に便利な機種になります。

また、最新機種のW06、WX05には、オプション回線を利用する際の上限データ量を設定できる機能が搭載されています。そのため、オプション回線の利用上限を月間6.9GBに設定すれば、W06なら月間6.9GBまでの通信を高速で楽しむことが可能です。
ただし、高速で通信できるデータ量は無制限のギガ放題プランを契約していたとしても、月間7GBまでです。それ以上オプション回線を利用すると、WiMAXで行う通信のすべてが128kbpsに制限されるため、利用には注意が必要になります。

一方の通常回線であるデータ通信量無制限の回線では、W06とWX05で速度に大差はありません。そもそも最大通信速度とは理論上の数値で、表のような速度が出せる地域は限られています。
首都圏などではW06とWX05の通常回線で速度に差を感じることもありますが、地方都市などでは速度の差を体感で感じることのほうが少くなります。

以上の理由から、最大通信速度でWiMAXルーターを選ぶなら

  • 毎月7GB程度しか通信しない → W06がおすすめ
  • 7GB未満のファイルや動画をアップロードする → W06がおすすめ
  • 無制限通信回線を7GB以上使う → どちらの最新機種もおすすめ

という結果になります。

 2-2. 同じ端末を何年使うかで選ぶべきWIMAXルーターが変わる

2019年9月 WiMAXルーター最新機種のバッテリー容量比較

Speed Wi-Fi NEXT W06

Speed Wi-Fi NEXT WX05

バッテリー

内臓

脱着可

交換方法

ショップ持込・郵送

自分で脱着

交換代金

バッテリー代金+手数料+送料

バッテリー代金約2,500円~

交換期間

約1~3週間(代替機貸し出し可)

翌日または翌々日程度(バッテリーの到着日)

実は、WiMAXルーターの通信時間を新品同様に保つためには、3年というWiMAXの契約期間のうちバッテリーを1~3回程度交換する必要があります。
そのような際に、安価で簡単にバッテリーを交換できるのはWX05です。

WiMAXルーターは約500回程度の充電で寿命を迎えてしまうとされており、期間にすると約1~2年程度で大きくバッテリー性能が劣化していきます。例えば、初めは5時間連続利用できたWiMAXも、約1年程度で2時間30分程度になってしまうことも珍しくないのです。

WX05は、ネットショップなどで売られているバッテリーを購入して、自分で交換するだけで連続通信時間を最適な状態に復元できるメリットがあります。
一方のW06は、auショップなどにWiMAXルーターを持ち込む必要があり、交換料金も高額です。さらに、持ち込み先のショップによっては代替機を用意していないところもあり、WiMAXルーターが使えない期間が発生することもあります。

メンテナンスにおいてメリットが多いのはWX05です。

 2-3. WIMAXルーター選びはバッテリーの容量や連続通信時間が重要

2019年9月 WiMAXルーター最新機種の連続通信時間比較

Speed Wi-Fi NEXT W06

Speed Wi-Fi NEXT WX05

時間差

バッテリー容量

3,000mAh

3,200mAh

ハイスピードモード

ハイパワー

約7.1時間

約8.1時間

1時間

ノーマル

約9時間

約11.5時間

2.5時間

エコ

約11.6時間

約14時間

2.4時間

ハイスピードプラス

エリアモード

ハイパワー

約5時間

約8.0時間

3時間

ノーマル

約6.5時間

約10.5時間

4時間

エコ

約10時間

約13.3時間

3.3時間

WiMAXは外に持ち歩いてネットを楽しむための製品ですので、通信できる時間はとても重要です。

最新機種のWiMAXルーターを一回のフル充電で通信できる時間で比較すると、W06よりもWX05のほうが通信時間が長い特徴があります。
そのため、長時間の通信を行いたい場合はWX05がおすすめです。

また、表の連続通信時間はバッテリーが劣化した際にも比例して長さが変わります。

初めから通信時間が長いルーターを使っていれば、バッテリー劣化後も長く使える機種になります。WX05はバッテリーの容量がW06よりも大きく、比例してすべての通信モードでW06よりも長く通信できますので、1回の充電で長く使いたいならWX05です。

ただし、モバイルバッテリーなどの充電機器をWiMAXルーター以外に持ち運べば、外でもWiMAXルーターを充電できます。

持ち運ぶ機器が2つになるという大きなデメリットがありますが、モバイルバッテリーを利用するならWiMAXルーターのバッテリー性能は考慮する必要が少なくなるでしょう。

 2-4. WIMAXルーターは持ち運びのしやすさで選ぶ

2019年9月 WiMAXルーター最新機種のサイズ・重量比較

Speed Wi-Fi NEXT W06

Speed Wi-Fi NEXT WX05

Speed Wi-Fi NEXT W06Speed Wi-Fi NEXT WX05

サイズ

mm

H 128 × W 64 × D 11.9

H 111×W 62×D 13.3

重量

g

125

128

デザイン

特徴

縦長で丸みを帯びたデザイン

W06より2mm厚く、縦・横はコンパクト

画像参照

最新機種のW06とWX05をサイズ・重量・デザインで比較すると、W06はWX05よりも2mm薄型で丸みを帯びた縦長のデザインになっています。一方のWX05はW06よりも角ばったデザインでコンパクトです。
WiMAXルーターをバックなどに収納するなら大きな差はありません。あなたの感性で選んで問題ないといえます。
ただし、服の仕様にもよりますが、ジーパンなどの後ろポケットにWiMAXルーターを入れると、W06でははみ出すのに対しWX05はすっぽりと収納できるという違いはあります。

WiMAXルーターのデザインは、家電量販店やauショップ、UQスポットなどの実店舗でチェックできますので気になる方は確認してみましょう。

 2-5. WIMAXルーターは端末ごとの便利機能で選ぶ

2019年9月 WiMAXルーター最新機種の新機能比較

端末名

Speed Wi-Fi NEXT W06

Speed Wi-Fi NEXT WX05

新機能

高性能ハイモードアンテナ

WiMAXハイパワー

ベストポジション機能

Wウイングアンテナ

ロングライフ充電

ビームフォーミング

通信モード自動切り替え

LAN接続

不可
(USB接続は可能)

WiMAXルーター単体不可(クレードル利用で可能)

新機能を比較した際の両者の違いを一言で表すと

  • W06 → 利用場所を移動しても最適な電波受信感度が保ちやすい。
  • WX05 → ルーター本体や旧式の通信端末など様々なものが長く使える。

という違いがあります。

W06は電波が安定しやすいが、旧式の通信端末に有線接続できない

W06の主な新機能は、ルーターに内蔵された高性能ハイモードアンテナで電波の受信感度がよくなったこと、ベストポジション機能でアプリを使って周辺の最適な電波環境を探せるようになったことです。
ただし、これまで別売りで販売されていたクレードルがなくなったことで、有線接続がUSB接続だけに限定されました。そのため、USBが利用できるパソコンなどは有線接続できますが、PS4などのUSB端子がない機器では有線接続できないデメリットがあります。

また、W06の高速通信を最大限利用するためには、USB3.0の差込口にWiMAXルーターを接続する必要があります。そのため、USB2.0端子しかない旧式の通信端末では最大限に効果が生かせない特徴があります。

USB端子を有線LAN端子に変換する変換ケーブルを利用したとしても、W06では反応しませんので、有線LANケーブルを利用したい方にはデメリットが多いです。

WX05は電波が強い場所を探す必要があるが、旧式でも色々長く仕える

WX05では、WiMAXハイパワーという方法を使って通信する電波の量を増やすことで、通信速度を20%ほど向上させています。また、別売りのクレードルという機器と同時利用することで、電波の受信感度を高めるWウイングアンテナが利用できます。
そのため、電波が強い場所を自分で見つける必要はありますが、一度見つけてしまえば安定した通信が可能です。

また、別売りのクレードルには有線LANケーブルを接続する差込口がありますので、旧式の通信機器を有線接続することも可能になっています。

さらに、充電時にバッテリーの寿命を減らす過充電(100%になっても充電する)を防ぐためのロングライフ充電という機能もあります。WX05を選択すれば、WiMAXルーターのバッテリーを含めて旧式の通信端末など、様々な機器が長く使えるメリットがあります。

その他の機能は、現在通信している機器に指向性を持った電波を集中して飛ばすことができるビームフォーミング機能。
月間7GBを超過しそうになった際に、自動的に通常回線に切り替える通信モード自動切り換え機能ともに、どちらのWiMAXルーターでも利用できます。

以上の理由から、最新の通信端末ばかりを利用する人、外で通信することが多い人にはW06がおすすめ。固定された場所で旧式の通信端末も使うことが多い人は、WX05がおすすめという結果になります。

3. 旧モデルも含めたWiMAXルーターの比較

2019年9月 WiMAXルーター一覧 比較表

端末名

W06

WX05

W05

WX04

W04

HOME L02

発売日

2019年1月

2018年11月

2018年1月

2017年11月

2017年2月

2019年1月

メーカー

Huawei 

NEC

Huawei 

NEC

Huawei 

Huawei 

持ち運び

不可

最大通信速度

(通常回線)

558Mbps

440Mbps

558Mbps

440Mbps

558Mbps

558Mbps

最大通信速度

(オプション)

1,237Mbps

440Mbps

758Mbps

440Mbps

758Mbps

1,000Mbps

上り最大速度

75Mbps

30Mbps

75Mbps

30Mbps

37,5Mbps

75Mbps

連続通信時間

約7.1時間

約8時間

約6.5時間

約8時間

約6.5時間

バッテリー脱着

不可

不可

不可

最大接続台数

16台

10台

10台

10台

10台

42台

重量

約125g

約128g

約131g

約128g

約140g

約436g

旧モデルのWiMAXルーターと最新機種を比較すると、各メーカーの最新モデルはそれぞれ旧モデルの性能を向上させたものになっています。

そのため、最新モデルを購入するのが賢い方法という情報は間違いありません。

 3-1. 「W06」+ モバイルバッテリーがもっともおすすめ

これまでWiMAXルーターの選び方を解説してきましたが、おすすめのWiMAXルーターをひとつ選ぶとしたら「W06」+ モバイルバッテリーのセットが最もおすすめです。
W06は、毎月7GBまでの通信を高速で行うことができ、その後も通常回線に自動で切り替えて利用できます。また、外出先でもアプリを使って最適な電波受信環境がわかる優れたWiMAXルーターです。

PS4などに有線LANケーブルで接続することはできませんが、PS4はWi-Fi接続でも利用できます。同じように、旧式の通信機器でもWi-Fi接続するための無線LAN子機を別に購入すれば、LANケーブルを使った有線接続にこだわる必要も少なくなります。

バッテリーの問題も10000mAhの大容量モバイルバッテリーが約3,000円程度でネットショップなどで購入可能です。こ
WiMAXルーターを利用する際にはノートパソコンやタブレットなどを入れたバックも同時に持ち運んでいますので、携帯性も気にならないことが多いです。

以上の理由から、最も使いやすいWiMAXルーターはW06といえます。ただし、長期間性能を保つためには他にモバイルバッテリーも購入しましょう。

 3-2. WiMAXルーターだけで利用するならWX05がおすすめ

最もおすすめなのはW06+モバイルバッテリーのセットですが、外出時にモバイルバッテリーを持ち運ぶのがいやな方であれば断然WX05がおすすめです

WX05は、ポケットに収まるコンパクトなサイズで、WiMAXルーターのバッテリーを長持ちさせる様々な工夫が施された優れたWiMAXルーターです。

ロングライフ充電機能を使えば、充電の上限を70%でキープすることができますので、過充電によるバッテリーへのダメージが防げます。さらに、バッテリーが劣化した場合は簡単に交換可能です。

別売りのクレードル(3,500~4,000円程度)を購入すれば有線LANケーブルも利用できますので、無線LAN子機などの余分な商品を買う手間も要りません。

以上の理由から、WX05は、自宅などの固定の場所で新旧を含めた様々な機器を利用し、外出時にはWiMAXルーターだけを持ってサクッと出かけたい人におすすめできるモバイルルーターです。

ただし、WX05の性能を最大限生かすためにはクレードルも同時に購入しましょう。

 3-3. 外では使わず日中のみ利用するなら「HOME L02」もあり

表右端の「Speed Wi-Fi HOME L02」は、持ち運べる他のWiMAXルーターとは違い、持ち運びできないホームルーターです。バッテリーなどは搭載しておらず、利用するためにはAC電源をコンセントに差し込む必要があります。

外で通信することはまったくできませんが、工事不要で、ルーターが手元に届けばすぐにネットにつながるというメリットを持った機種です。
他にも、ネットに同時接続できる人数も他のルーターより多くなっていますので、教室や小さな事務所で復数人で利用する際に便利です。
ただし、どのWiMAXルーターも契約できる無制限プランには、3日で10GB以上のデータ通信をすると翌日18時~26時までの8時間、最大速度が128kbpsに制限される短期通信制限があります。

そのため、最大接続人数が多いWiMAXルーターを利用しても、日中だけ利用するのでなければ少人数で使ったほうが短期通信制限を回避しやすいことが特徴です。
以上の結果を踏まえた上で、日中に行う仕事やセミナーなどでWiMAXルーターを複数人で利用したいのであれば、42台接続できるHOME L02がおすすめです。

ただし、持ち運ぶことは一切できない点には注意しましょう。

 3-4. レンタルであれば旧モデルという選択肢も

WiMAXが契約できるプロバイダには3年間の契約期間が存在します。そのため、短期間WiMAXを利用したい方はレンタルWi-Fi会社のルーターを利用することもあります。

WiMAXを取り扱うレンタルWi-Fi会社では、W06、WX05などの最新機種を選べるところもありますが、ほとんどの会社ではW05やWX04などの旧モデルを多く取り扱っています。
W06、WX05と旧モデルの大きな差は「2-5 便利機能」にまとめてあります。その上で一番大きな差は連続通信時間です。レンタルするWiMAXルーターは中古ですので、バッテリーも大幅に劣化しています。
ですので、レンタルのWi-Fiルーターではモバイルバッテリーとの併用が重要です。以上の点を踏まえれば、十分に旧モデルのWiMAXルーターでも高速通信は可能です。

最新型のWiMAXルーターと比較すると、便利な機能がないことやバッテリーに問題を抱えていますが、契約期間の縛りがないレンタルは非常に便利です。
あなたがWiMAXにもとめる条件によっては、WiMAXルーターの性能よりもレンタルできるWiMAXから選ぶ方法もおすすめします。

4. WiMAXの端末購入はどこが得なのか比較しよう

WiMAXルーターのお得な購入先 比較表

契約先

UQ WiMAX

GMOとくとくBB

Broad WiMAX

プラン名

通常

ギガ放題

通常

ギガ放題

通常

ギガ放題

機種名

Speed Wi-Fi NEXT W06

契約期間

3年

3年

3年

月間データ量

7GBまで

無制限

7GBまで

無制限

7GBまで

無制限

1~2ヵ月目

3,696円

4,380円

3,609円

3,609円

2,726円

2,726円

3~24ヵ月目

4,263円

2,726円

3,411円

25ヵ月目~

3,326円

4,041円

キャッシュバック

3,000円

3,2050円

なし

事務手数料

3.000円

3.000円

3.000円

端末代金

3,800円

0円

0円

トータル料金

136,856円

161,480円

97,904円

123,110円

108,336円

131,986円

実質月額

3,801円

4,486円

2,720円

3,420円

3,009円

3,666円

WiMAXはすべての通信を本家のUQ コミュニケーションズが管理しているため、現在のところ契約先によって通信品質に違いはありません。そのため、契約期間中のトータル料金が安いプロバイダと契約する方法がWiMAXルーターをお得に手に入れる方法になります。

上記の表は、WiMAXの通信を管理している本家UQ WiMAXと、契約期間中にかかる料金が最安値級のプロバイダ2社を比較した料金表です。

WiMAXルーターの端末代金だけを比較しても、UQ WiMAXでは3,800円必要なのに対し、他2社では完全に0円で購入可能となっています。

上記の2社以外にも端末代金を0円で購入できるプロバイダは存在しますが、トータル料金で比較するならこの2社が特におすすめになります。

また、WiMAXには月間通信量が7GBまでの通常プランと無制限のギガ放題プランがありますが、WiMAXの最大の魅力である無制限通信はギガ放題しか使えません。そのため、WiMAXを契約するなら断然ギガ放題プランがおすすめです。

 4-1. 端末代金0円でトータル料金も最安級の「GMO とくとく BB」

お得なキャッシュバックがあるWiMAXのプロバイダ比較

契約先

GMOとくとくBB

BIG LOBE

プラン名

通常

ギガ放題

通常

ギガ放題

機種名

Speed Wi-Fi NEXT W06

Speed Wi-Fi NEXT W06

契約期間

3年

3年

端末代金

0円

実質無料

(800円×24ヶ月)

月間データ量

7GBまで

無制限

7GBまで

無制限

トータル料金

97,904円

123,110円

106,020円

12,9310円

キャッシュバック

3,2050円

30,000円

実質月額

2,720円

3,420円

2,945円

3,592円

キャッシュバック受け取り

端末発送月を含む
12ヶ月目末日

契約から13カ月後

現在WiMAXを最安値で契約する方法は、GMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーンです。

キャッシュバックキャンペーンとは、WiMAXを契約してから約1年後に申請をすることで、自分の口座に現金が振り込まれる割引キャンペーンのことです。

WiMAXのプロバイダの中で高額なキャッシュバックキャンペーンをやっているBIG LOBE WiMAXと比較しても、GMOとくとくBBのほうが非常に安くなっています。

GMOとくとくBBのキャッシュバックは、購入するWiMAXルーターによってもらえるキャッシュバック金額が変化します。しかし、W06、WX05+クレードルのセット共にお得な契約ですので、最安値のプロバイダを選択するならGMOがおすすめです。

WX05のクレードルは3,500~4000円程度しますのでどちらもお得な契約となっています。

GMOとくとくBB ルーター別キャッシュバック金額一覧

Speed Wi-Fi NEXT W06

本体のみ

32,050円

Speed Wi-Fi NEXT WX05

本体のみ

32,050円

クレードルセット

29,000円

Speed Wi-Fi NEXT W05

クレードルセット

32,050円

WiMAX HOME 01

本体のみ

31,550円

Speed Wi-Fi HOME L02

本体のみ

31,550円

キャッシュバックキャンペーンは、他社の月額割引キャンペーンと比較してトータル料金が安くなる傾向があります。しかし、約1年後の申請を忘れるとキャッシュバックがもらえないこともあります。
GMOとくとくBBでは、登録時に作成したメールアドレスに、「端末発送月を含む11ヵ月後」に特典の振込に関するご指定口座確認のご案内メールが届きます。

そのメールを見逃してしまうとキャッシュバックはもらえませんので、契約から11ヵ月後まで気を張らなければいけないデメリットがあるのです。

 4-2. 確実に得をするなら「Broad WiMAX」月額割引キャンペーン

Broad WiMAXのキャンペーンは、誰が契約しても確実に得をする月額割引キャンペーンです。そのため、キャッシュバックのようにもらい忘れがありません。

さらに、Broad WiMAXは、通常の月額料金が4,041円とGMOとくとくBBの4,263円と比較しても低額な魅力があります。ですので、契約から37ヵ月後の更新月を逃してしまってもお得な契約が続けられるというメリットも存在します。
また、Broad WiMAXでは他社のWiMAXプロバイダから乗り換える際の違約金を19,000円まで負担してくれるサービスもあります。

現在WiMAXを契約している方であっても、現在のプロバイダよりBroad WiMAXがお得な場合や最新機種がほしい場合は、簡単に乗り換えることが可能な優れたプロバイダです。
ちなみに、Broad WiMAXではどのWiMAXルーターを購入しても同じ金額になります。

 4-3. 中古のWiMAXルーターをネットショップで購入する方法も

Broad WiMAXの乗り換えキャンペーンを利用した後の契約期間中にWiMAXを破損・紛失した場合などは、中古のWiMAXルーターをネットショップで購入する方法もあります。
W06で6,000~8,000円程度、WX05で2,000~7,000円程度となっており、これから発売される最新機種であっても発売から1年たてば中古販売サイトで見かけることが可能です。

WiMAXを扱っているプロバイダでは、WiMAXルーターを紛失した際にSIMカードという部品を3,000円程度で再発行してくれます。
そのため、現在のプロバイダで契約を続けたいのであれば、中古端末を購入してSIMカードを差し替える方法も、安くルーターを手に入れる方法といえます。

まとめ

WiMAXルーターを比較する際のポイントを5つに分けて解説しました。

WiMAXの契約は3年ありますので、どのルーターを選ぶにしても各WiMAXルーターごとに自分に合わせた工夫が必要になります。
例えば、とにかく最速で通信したい方は、最新機種のW06を選ぶのが正解です。ですが、W06はバッテリーが交換できず、WiMAXのバッテリーは1~2年程度しか持ちません。
そのため、ストレスなく長期間利用するには、モバイルバッテリーを購入したり、バッテリーの過充電に最大限注意する必要があります。

また、契約期間を設けずにWiMAXを利用するなら、プロバイダ契約ではないレンタルWi-Fiがおすすめです。ですが、レンタルWi-Fiにしても中古のWiMAXルーターを利用しますので、バッテリーは劣化した状態と考えられます。
ですので、WiMAXルーター以外にもモバイルバッテリーをわざわざ持ち運ばなければなりません。

数あるWiMAXルーターの中で、ルーター単体で使いやすいのはWX05です。WX05であれば、バッテリーの劣化を抑える新機能や交換の際に便利な作りになっています。
とはいっても、毎月の通信を高速で行えるのはW06です。モバイルバッテリーを用意できるのであれば、W06が一番おすすめという情報は間違いありません。

このように、この記事では条件別に各WiMAXルーターの選択方法やおすすめの利用方法を解説してまいりました。
WiMAXルーターを選択する際には、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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