正しいWiFiを契約し通信制限を気にせず高速通信を楽しむ方法

ポケットwifiの基礎知識

「WiFiには制限があるの?」

「WiFiの通信制限にかかってしまったけど、解除する方法はないの?」

こんな疑問をお持ちではないでしょうか。

WiFiに繋いで通信速度制限を回避しようとしているのに、WiFiにも通信制限があったら困ってしまいますよね。

結論から言いますと、通信制限のあるWiFiとないWiFiがあります。

WiFiの種類によって、制限の有無は変わってくるのです。

現在、存在しているWiFiサービスは大きく分けると以下の5つになりますが、5つあるWiFiのうち、3種類のWiFiには制限があります。

キャリアのモバイルWiFiWiMAXのモバイルWiFiホームルータークラウドSIM系モバイルWiFi光回線
通信制限の有無××

ご覧の様に、通信制限が全くないWiFiは、「クラウドSIM系のモバイルルーター」と「光回線」のみとなります。

そして、通信制限があるWiFiもそれぞれを提供している会社のプランによって、通信量の上限や通信速度制限の厳しさも変わっていきます。

■WiFi通信制限比較表

キャリアのモバイルWiFiWiMAXホームルーター
会社名audocomoSoftBankY!mobile各プロバイダーSoftBank AirNEXT mobileWiMAX
プラン名モバイルルータープラン①ギガライト
②ギガホ
4G/LTEデータし放題フラット①Pocket WiFiプラン2(ベーシック)
②アドバンスオプション
ギガ放題①フラット20GBプラン
②フラット30GBプラン
ギガ放題
制限直近3日間の通信量が10GBまでプラン①:7GBまで/月
プラン②:最大30GB/月
7GBまで/月①7GBまで
②直近3日間の通信量が10GBまで
直近3日間の通信量が10GBまで完全無制限①20GB
②30GB
直近3日間の通信量が10GBまで
制限がかかった場合翌18:00~翌々日の2時までの期間で通信速度が1Mbpsに落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が1Mbpsにまで落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が128Kbpsにまで落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が128Kbpsにまで落ちる翌18:00~翌々日の2時までの期間で通信速度が1Mbpsに落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が128Kbpsにまで落ちる翌18:00~翌々日の2時までの期間で通信速度が1Mbpsに落ちる

そこで、この記事ではそれぞれの制限についての詳しい解説と、あなたが今後制限を気にせずにWiFiを使うためにはどのWiFiを選べば良いかをお教え致します。

また、あなたが通信制限にかかってしまった際の対処法や、かからないための予防策もお教えします。

この記事を読めば、WiFiの制限のことは完璧に理解し、WiFi制限を恐れずにインターネットを楽しめる様になりますよ。

1. WiFiには制限があるものとないものがある

この記事の結論から言いますと、制限があるWiFiと制限がないWiFiがあります。

以下の表をご覧下さい。

■WiFiタイプ別最大通信量一覧

キャリアのモバイルWiFiWiMAXのモバイルWiFiホームルータークラウドSIM系モバイルWiFi光回線
通信制限の有無ありありありなしなし

この一覧は、あなたが利用できるWiFiのタイプ別に、それぞれのWiFiの通制限の有無を一覧にしたものです。

ご覧の様に、現状、あなたが契約できるWiFiの5種類のうち、「クラウドSIM系のモバイルWiFi」と「光回線」と呼ばれるWiFiには通信制限がありません。

一方、「キャリアのモバイルWiFi」と「WiMAXのモバイルWiFi」「ホームルーター」と呼ばれる様なWiFiには通信制限があります。

この章では、それぞれのWiFiの通信制限に関してより詳しく解説していきます。

1-1.通信速度制限がないのは「クラウドSIM系のモバイルWiFi」と「光回線」

まず、WiFiの中で通信速度制限が全くないのは以下の2つです。

・光回線

・クラウドSIM系モバイルWiFi

注釈

※詳しくは2章(2.WiFiの通信制限を気にするあなたには光回線がおすすめ)で後述しますが、クラウドSIMはおすすめできません。

そのため、WiFiを無制限で頼みたい方には光回線をおすすめします。

おすすめのWiFiに関して知りたい方は、お先に第2章をご確認下さい。

まず、光回線とは光ファイバーという特殊なケーブルを使ったインターネット回線です。

工事をして、回線を自宅に直接繋げて使用することで利用が可能になります。

また、光回線は他の通信手段と比べて速度が最も早く、また通信制限もないため自宅でWiFiを利用したい人には人気のインターネット回線です。

次に、クラウドSIM系モバイルWiFiとは2019年ごろからサービスが開始された比較的新しいサービスです。

クラウドSIM系モバイルWiFiの特徴は、1社と契約するだけで様々な会社の回線を使用できる様になるため、通信エリアが非常に広いことです。

3,000~4,000円の定額料金を払えば、無制限で通信ができるためここ数ヶ月で注目を集めているWiFiサービスです。

1-2. 通信速度制限があるのは「キャリアのモバイルWiFi」と「WiMAXのモバイルWiFi」「ホームルーター」

通信制限があるWiFiは、「キャリアのモバイルWiFi」と「WiMAXのモバイルWiFi」「ホームルーター」の3つのWiFiです。

以下の表をご覧下さい。

■WiFi通信制限比較表

キャリアのモバイルWiFiWiMAXホームルーター
会社名audocomoSoftBankY!mobile各プロバイダーSoftBank AirNEXT mobileWiMAX
プラン名モバイルルータープラン①ギガライト
②ギガホ
4G/LTEデータし放題フラット①Pocket WiFiプラン2(ベーシック)
②アドバンスオプション
ギガ放題①フラット20GBプラン
②フラット30GBプラン
ギガ放題
制限直近3日間の通信量が10GBまでプラン①:7GBまで/月
プラン②:最大30GB/月
7GBまで/月①7GBまで
②直近3日間の通信量が10GBまで
直近3日間の通信量が10GBまで完全無制限①20GB
②30GB
直近3日間の通信量が10GBまで
制限がかかった場合翌18:00~翌々日の2時までの期間で通信速度が1Mbpsに落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が1Mbpsにまで落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が128Kbpsにまで落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が128Kbpsにまで落ちる翌18:00~翌々日の2時までの期間で通信速度が1Mbpsに落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が128Kbpsにまで落ちる翌18:00~翌々日の2時までの期間で通信速度が1Mbpsに落ちる

この表は、通信制限を設けているそれぞれの会社の通信制限の情報をまとめた表です。

それぞれの会社のプランごとに異なる通信制限を設けています。

通信の上限が各会社のプランによって異なりますが、大きく分けると2つの制限のパターンがあります。以下の通りです。

パターン①:「直近3日間の通信量が10GBまで」

パターン②:「月当たり〇〇GBまで」

制限のパターン①:「直近3日間の通信量が10GBまで」

この制限のパターンは以下のWiFiプランに設定されています。

・auのモバイルWiFi 「モバイルルータープラン」

・WiMAXのモバイルWiFi 「ギガ放題」

このタイプの制限は、「今日を含めた直近3日間で10GB以上の通信を行った場合」に「翌日の18:00~翌々日の2:00まで通信制限がかかる」というものです。

UQmobile

【出典:UQ WiMAX公式サイト

この例で見てみると、1日目~3日目のデータ量の合計が3GB+3GB+4.2GB=10.2GBとなっており、通信量の上限の10GBを超えています。

そのため、4日目の翌日の18:00~5日目の2:00まで通信制限がかかってしまいます。

この様に、直近の3日間で10GBを超えてしまっている場合に限り、制限がかかるのが、このタイプのWiFi制限です。

また、通信量が10GBを超えた場合には通信速度が急激に下がります。

10GBというと、以下の様なイメージです。

10GB
メールの送受信およそ20,900通(1通あたり500KB)
ホームページの閲覧およそ34,900通(1ページあたり300KB)
動画の視聴およそ45時間(1分あたり4MB)
音楽のダウンロード音楽のダウンロード2,500曲(1曲あたり4MB)

普段メールなどの連絡手段としてしか使っていない様な人であれば、まず通信制限に引っかかることはないかと思います。

しかし、Twitterなどを観ていると、YouTubeの垂れ流しや、複数台での使用をしていると、制限がかかってしまう場合もある様です。

 

3日間で10GB以上使用してしまった場合には、1Mbpsという速度になるパターンと128Kbpsになるパターンがあります。

1Mbpsになるパターン

キャリアモバイルWiFi(au),WiMAXモバイルWiFi、WiMAXホームルーター

128Kbpsになるパターン

キャリアのモバイルWiFi(Y!mobile)

Mbps,Kbpsのイメージが湧きづらいかと思いますので、具体例をご覧下さい。

■Kbps,Mbpsの目安(通信)

用途通信速度
メールやLINE下り128kbps~1Mbps
Webサイトを閲覧する場合下り1Mbps~10 Mbps
動画視聴下り5 Mbps~20 Mbps

まず128Kbpsに関しては、メールなどの連絡手段としては、かろうじて役割を果たしてくれるレベルです。しかし、動画鑑賞やSNSをやろうとすると、遅すぎてストレスがたまる速度です。

 

また、もう一つの通信速度制限時のスピードである1Mbpsですが、動画視聴やゲームなどをしない限りはそこまでストレスがかかるレベルの遅さではない様です。

 

制限のパターン②:「〇〇GBまで」

2つ目の「〇〇GBまで」という制限のパターンはdocomoやソフトバンクのモバイルWiFiなどに設定されているタイプの制限です。

このタイプの制限は、月当たりの通信量がGB数で決められている制限となっています。

各WiFiサービス事業者によって、そのGB数は異なっています。

Docomo:~7GB(ギガライト)

ソフトバンク:~7GB

Y!mobile:~7GB(Pocket WiFiプラン2(ベーシック))

NEXT mobile:~20GB(フラット20GBプラン),~30GB(フラット30GBプラン)

また、上限に達した際の通信速度に関しては、以下の通りです。

1Mbpsになるパターン

docomo(ギガライト、ギガホ)

128Kbpsになるパターン

ソフトバンク、Y!mobile:~7GB(Pocket WiFiプラン2(ベーシック))

NEXT mobile:~20GB(フラット20GBプラン),~30GB(フラット30GBプラン)

NEXT mobileは比較的大容量プランですが、それ以外のdocomo,ソフトバンク,Y!mobileのプランは7GBまでと比較的ライトユーザー向けのプランとなっています。

7GBの目安は以下の通りです。

7GB
メールの送受信およそ14,630通(1通あたり500KB)
ホームページの閲覧およそ24,430通(1ページあたり300KB)
動画の視聴およそ31時間30分(1分あたり4MB)
音楽のダウンロード音楽のダウンロード1,750曲(1曲あたり4MB)

これを1日あたりに直すと以下の通りになります。

7GB(1日)
メールの送受信およそ488通(1通あたり500KB)
ホームページの閲覧およそ814通(1ページあたり300KB)
動画の視聴およそ1時間3分(1分あたり4MB)
音楽のダウンロード音楽のダウンロード58曲(1曲あたり4MB)

先ほどのパターン①は3日間で10GBであったのに対して、このプランは1ヶ月で7GBなので、ライトユーザーでない限りすぐに制限がきてしまうプランです。

 

ネット上でも7GBの通信制限にかかっている人の声が多かったです。

2.WiFiの通信制限を気にするにするあなたには光回線がおすすめ

回線

上述の通り、WiFiには様々な種類があり、WiFiによって通信制限の有無や厳しさが異なります。

そんな中で、通信制限をきにするあなたにおすすめなWiFiをご紹介します。

結論から言いますと、「光回線」のWiFiです。

まずは、光回線をおすすめする理由からご覧頂きます。

2-1.光回線をおすすめする理由

光回線をおすすめする理由は以下の通りです。

・完全無制限WiFiであるため

・通信速度が早いため

・クラウドSIM系モバイルWiFiは通信障害が起きる可能性があるため

詳しく解説をしていきます。

光回線がおすすめな理由①:完全無制限WiFiであるため

キャリアのモバイルWiFiWiMAXのモバイルWiFiホームルータークラウドSIM系モバイルWiFi光回線
通信制限の有無××

第1章でもご紹介した通り、光回線は完全無制限のWiFiの一つです。

つまり、いくらデータ通信をしようと通信速度制限にはかかりません。

そのため、WiFiの通信制限を気にしている方は、光回線を選んでおけばまず間違いありません。

光回線がおすすめな理由②:通信速度が速いから

先ほどの表でも分かる通り、完全無制限のWiFiは、光回線以外にも「クラウドSIM系モバイルWiFi」があります。

この「クラウドSIM系モバイルWiFi」ではなく、光回線をおすすめしている理由がまさにこの「通信速度の速さ」です。

以下の表をご覧ください。

■WiFi別通信速度一覧

 通信速度(Mbps)
キャリアのモバイルWiFi53.0
WiMAX41.9
ホームルーター25.1
クラウドSIM系モバイルWiFi14.6
光回線208.4

みんなのネット回線速度よりそれぞれの主要な通信事業者の実測値の平均

この表は、WiFiサービスごとの通信速度の実測値平均を一覧にしたものです。

ご覧頂いてお分かりの通り、光回線の通信スピードは他を圧倒しています。

ちなみに通信速度の単位のMbpsとはデータを転送する際の速度の単位で、数字が高いと速度も速いということになります。

数値だけだとイメ−ジしづらいとは思いますので、シーン別での必要通信速度表を元に数値の相場感を確認してみてください。

用途必要通信速度(下り)
メールの送受信・LINE1Mbps以下
WEBサイト・SNSのチェック3~5Mbps
YouTube・VODの視聴,オンラインゲーム5~25Mbps※画質による

日常生活において必要な通信速度はせいぜい大目にみても25Mbpsほどなので、一見すると光回線以外のWiFiサービスも十分な通信速度が出ている様に見受けられます。

しかし、ここで注意が必要なのが、上記の実測値はあくまで様々なエリアでの平均値であるという点です。

そのため、実際にあなたのエリアで測定をしたら、平均数値を下回る可能性もあるということです。

例えば、キャリアのモバイルWiFiの平均は53Mbpsとなっていますが、実際にみんなのネット回線速度をみてみると、ソフトバンクの回線で実測値が4.96Mbpsしか出ていない人もいます。

速度

光回線も同じで、光回線も平均値は208.4Mbpsですが、実際には31.08Mbpsしか出ていない人もいます。

速度

この様に、WiFiは使用するエリアや状況によって通信速度が変わってくるのです。

ここで重要なのは、そもそもの平均値が他の回線よりも圧倒的に速いので、もしエリア的に光回線の平均値以下のスピードしか出なかったとしても他のWiFi回線よりは、高速でのインターネット通信が可能であるということです。

この様に、通信無制限な上に速度も圧倒的であるため、制限を気にしているあなたには光回線が最もおすすめです。

・クラウドSIM系モバイルWiFiは通信障害が起きる可能性があるため

最後の理由は同じく完全無制限のクラウドSIM系モバイルWiFiの最大手である「どんなときもWiFi」が、2020年2月中旬から4月中旬まで通信障害を起こしているためです。

「どんなときもWiFi」を使っている人はほとんどインターネットを使うことができなくなってしまっている状況が続いています。

 

クラウドSIM系モバイルWiFiは「どんなときもWiFi」だけではないですが、2019年ごろに日本にできたばかりのWiFiの接続手段ですので、他の回線でも通信障害が発生する可能性があります。

そのため、完全無制限のWiFiを選ぶ際は光回線を選ぶことが無難であります。

2-2.光回線をおすすめできない人

そんな光回線ですが、デメリットも複数あるのが事実です。

そこで、デメリットを踏まえて光回線を利用するべきでない人をまとめてみました。

結論から言うと、以下の通りです。

・光回線が導入出来ない場所に住んでいる人

・外でも持ち運んで使いたい人

・今すぐWiFiを使い始めたい人

・通信制限より月額費を抑えたい人

上記の様な人は、光回線以外のWiFiを使用することをおすすめします。

次の項目2-3.光回線以外のおすすめWiFiはWiMAXにて光回線以外のWiFiの場合におすすめであるWiMAXについても解説をしているのでぜひご確認下さい。

では、光回線をおすすめできない人について詳しくみていきましょう。

光回線をおすすめできない人①:光回線が導入出来ない場所に住んでいる人

光回線はどこにでも繋げると言うわけではありません。

光回線が繋げないパターンとしては以下のパターンがあります。

・エリアが光回線に対応していない

・建物が光回線に対応していない

・エリアが光回線に対応していない

まず、エリアが対応していない場合に関してです。

光回線は、対応しているエリアとしていないエリアがあります。

その対応エリアは、それぞれ光回線を提供している会社によって異なります。

そのため、光回線を契約する前にまずは自分でお住いのエリアが光回線に対応しているか否かを調べる必要があります。

光回線の最大手であるフレッツ光は以下のサイトで、対応エリアを公表していますので、まずは調べてみましょう。

フレッツ光公式サイト(東日本版)
フレッツ光公式サイト(西日本版)

もし、お住いのエリアが光回線に対応していない場合、残念ながら光回線を利用することはできません。

その場合は2-3.光回線以外のおすすめWiFiはWiMAXに進みWiMAXを確認してみましょう。

・建物が光回線に対応していない

続いては、建物が光回線に対応していないパターンです。

建物が光回線に対応していないパターンに関しては、様々な可能性が考えられます。

具体的には以下の通りです。

建物の立地の問題

・マンションの周りが川で囲まれていて、光回線を通すには国の許可が必要

・建物が基地局から離れすぎている

建物の構造の問題

・建物の構造上の問題で、光回線を通せない

・建物が古すぎる

人の問題

・(壁に穴を開けて回線を通すため)大家さんや家族の許可が降りない

他にも様々な可能性が考えられますが、この様に、エリアは対応しているが様々な理由で光回線を通せないことがあります。

この場合、いちいち全てを自分で確認するのには無理があります。

そのため、エリアがOKだった人は以下の流れで確認をしましょう。

①光回線の提供会社(フレッツ光など)への問い合わせ

②家族や大家さんへの許可取り

この様に、まずは光回線を提供している会社に問い合わせをしましょう。

住所と建物名を伝えれば、その建物に光回線を導入できるか否かがわかります。

この時に、大家さんや不動産会社に確認する人がいますが、基本的には大家さんや不動産会社は、光回線について詳しく理解をしていないケースが多いです。

そのため、一番確実なのは光回線を提供している会社に直接確認をすることです。

確認が取れ次第、詳しい工事内容を家族や大家さんに説明をして許可を貰いましょう。

光回線がおすすめできない人②外でも持ち運んで使いたい人

外でもWiFiを使用したい人には光回線はおすすめできません。

なぜなら、光回線は工事をして、自宅に設置するものであるため、外では使えないからです。

もし、自宅でも外でもWiFiを使いたいのであれば、2-3.光回線以外のおすすめWiFiはWiMAX

でご紹介するWiMAXがおすすめです。

光回線がおすすめできない人③今すぐWiFiを使い始めたい人

今すぐWiFiを使い始めたい人にもおすすめできないです。

光回線は、申し込みをしてから実際に使い始められるまでに早くて2週間〜1ヶ月ほど掛かります。

引っ越しシーズンの2,3月などは2~3ヶ月も待たなくてはいけないこともあります。

これほどに時間がかかるのは、工事を行う業者のスケジュールによります。

工事自体は1時間ほどで終わるのですが、なかなか業者を予約できない時期がある様です。

 

そのため、今すぐにWiFiを使用したいという場合は光回線をおすすめできません。

光回線をおすすめできない人④:通信制限より月額費を重視する人

光回線は、他のWiFiと比べて比較的月額費用が高い傾向にあります。

具体的には、以下の通りです。

 キャリアのモバイルWiFiWiMAXのモバイルWiFiクラウドSIM系モバイルWiFi光回線ホームルーター
月額費相場4,000~7,500円2,500~4,500約3,500円3,500~ 7,000円3,500~5,000円

各WiFiの月額料金の相場を見てみるとお分かりの通り、光回線はほとんどのWiFiサービスよりも月額日が高い傾向にあります。

高速なインターネットを無制限通信で通信できるため、ある程度は月額費がかかるのは仕方がないことではありますが、通信制限や速度よりも月額料金にこだわる人には、光回線はおすすめできません。

ただ、光回線は契約する会社やプロバイダー、キャンペーン内容によって月額費をできるだけ抑えることはできる場合があります。

詳しくは以下の記事に記載しているのでぜひご確認下さい。

2-3.光回線以外のおすすめWiFiはWiMAX

光回線のデメリットをご紹介しましたが、もしあなたが光回線には向いていないと感じているのであれば、WiMAXをおすすめします。

理由は以下の2つです。

・光回線以外のWiFiの中で最も通信速度制限が緩いから

・無料お試し期間があるから

詳しく見ていきましょう。

・光回線以外のWiFiの中で最も通信速度制限が緩いから

先ほども紹介した通り、WiMAXの通信速度制限は「3日間で10GBを超えた場合、翌日18:00〜翌々日の2:00までの6時間のみ1Mbpsまで低速になる」というものです。

つまり、

  • 3日間で10GBを超えなければ実質通信無制限
  • 3日間で10GBを超えても日中は高速通信が可能
  • 低速期間でも1Mbpsが利用可能

ということです。

例えば、大手キャリアのモバイルWiFiの通信制限ですと、

  • 月末まで低速通信
  • 低速通信期間中は128Kbps(メールやLINEすら難しい)

となっています。

比較すると、WiMAXの通信制限はダントツで緩いということがわかります。

もし、あなたが現状使用しているGB数がわからない場合は、以下の方法で確認をしてみて下さい。

スマホ・タブレットの調べ方

ソフトバンクの方はこちらから

auの方はこちらから

docomoの方はこちらから

その他、キャリアの方は各社公式サイトよりご確認下さい。

PCの調べ方

■windowsの方の調べ方

「設定→ネットワークとインターネット→データ使用状況」で調べることができます。

※windows10以降のバーションを使用している方のみの方法となります。

それ以前のバージョンをご使用の方は、確認する方法はありませんので、以下の表を参考に推測する方法が一番簡単です。

10GB
メールの送受信およそ20,900通(1通あたり500KB)
ホームページの閲覧およそ34,900通(1ページあたり300KB)
動画の視聴およそ45時間(1分あたり4MB)
音楽のダウンロード音楽のダウンロード2,500曲(1曲あたり4MB)

■Macの方の調べ方

アプリケーション一覧から「アクティビティモニタ」を開く

アクティビティ モニター

以下の様な画面が出てきます。

データ

赤枠の「受信したデータ」と「送信したデータ」の総計があなたのPCを起動してからのそうデータ通信量になります。

一定期間(この1日分を測ると良い)のデータ通信量を測る場合は、PCをシャットダウンしないで一定期間開き続ければ、その期間の通信量が分かります。

・無料お試し期間があるから

WiMAXを提供しているUQ WiMAXには「Try WiMAX」というお試し制度が存在しています。

このお試し期間に実際の通信速度や電波の入り具合を試すことができるため、万が一あなたの求めていることが出来なかった場合、無料で返却することが出来ます。

このサービスは、他のWiFiの会社には全く無い取り組みです。

この様に、無料お試し期間があるのもWiMAXのモバイルWiFiがおすすめできる点です。

WiMAXに関しては、以下の記事でお得な契約方法などを解説していますので、ぜひご参照下さい。

3.通信速度制限にかかった場合の対処法

UQMobile

通信速度制限にかかった場合の対処法について解説をしていきます。

あなたがすることが出来る対処法は以下の2つです。

①データを購入して通常の速度に戻す

②翌月まで待つ

3-1. 追加料金を払ってデータを購入して通常の速度に戻す

まず、最初にできることは追加料金を払って、通常の速度に戻すことです。

追加料金の額に応じて、使える様になるデータ容量も多くなっていきます。

ただ、これは全てのWiFi会社がやっているわけではありません。

追加料金を払って通常の速度に戻すサービスを行っている会社とその金額をまとめましたのでご覧下さい。

金額戻せるデータ量
docomo1,000円1GB
ソフトバンク1,000円1GB
Y!mobile500円500MB

現在、追加データの提供を行っている会社は上記の3社のみです。

それぞれ、金額はほとんど同じで、Y!mobileだけは500円/500MB〜追加購入を行っています。

また、先ほどご紹介したWiMAX、au,ホームルーターの会社(Softbank Air, NEXT mobile, WiMAX)は追加データの提供は行っておりません。

このサービスを行っていない会社のWiFiサービスで通信量の上限まで達した人は、翌月の1日に通常速度に戻るまで待つしか方法はありません。

3-2.翌月まで待つ

対処法ではありませんが、追加料金を払う以外に解除の方法はありません。

そのため、追加料金を払わないor追加料金の制度がない場合には待つ以外の選択肢がありません。

公共のWiFiを使用するなどして、翌月の1日に通信速度制限が解除されるまで待ちましょう。

4.通信速度制限にかからないための予防策

通信速度制限になる前にできる対処法についてご紹介します。

具体的には以下の通りです。

・検索エンジンに使われる通信量を減らす

・公共のWiFiを活用する

一つづつ解説をしていきます。

4-1. 検索エンジンに使われる通信量を減らす

検索エンジンに使われる通信量は、簡単に減らすことが出来ます。

それぞれOSによって設定方法が違うので、ここでは以下のやり方をご紹介します。

iOS→トップヒット機能をOFFにする

Android→Google Chromeのライトモードを使用する

それぞれのやり方を見ていきましょう。

・トップヒット機能をOFFにする

Safariには、トップヒット機能といって検索をした際に過去の履歴やブックマークしたサイトから該当するものを抽出して検索候補として提示してくれる「トップヒット」というシステムがあります。

トップ ヒット

これは、目当てのサイトにすぐに行けるため便利ではあるのですが、通信量の観点から言うとデメリットになります。

そのため、この機能は設定でOFFにした方が良いでしょう。

やり方は以下の通りです。

「設定」→「Safari」→「トップヒットを事前に読み込む」をOFFにする

Safari

・Android→Google Chromeのライトモードを使用する

Androidのスマホ、タブレットを使用している人は、Google Chromeのライトモードという機能を使用すると通信量を抑えるのに効果的です。

この機能は、Googleが表示に時間がかかると判断した場合に、ページを軽量化することで早く読み込める様にするためのものです。

そのため、ページの画質が少し粗くなったり、レイアウトが簡略化されたりする天において注意が必要です。

設定方法は以下の通りです。

  1. Android スマートフォンまたはタブレットで Chrome アプリ を開きます。
  2. 右下のその他アイコン  [設定] をタップします。
  3. [詳細設定] の [ライトモード] をタップします。
  4. [ライトモード] をオンにします。

【参考:Google Chrome ヘルプ

4-2.公共のWiFiを活用する

公共のWiFiを使用するのも非常に効果的な通信量削減方法です。

今や、カフェやレストランなど様々な場所で無料の公共WiFiが走っています。

その中でも、意外と知られていないのが、電車のWiFiです。

地域や路線にもよりますが、多くの鉄道会社は今、車内で誰でも使える公共WiFiを提供しています。

電車に乗った際には、ぜひ公共WiFiを探してみて下さい。

まとめ

WiFiには制限があるものとないものがあり、WiFiの会社によっても具体的な制限内容は異なります。

具体的には以下の通りです。

■WiFi通信制限比較表

キャリアのモバイルWiFiWiMAXホームルーター
会社名audocomoSoftBankY!mobile各プロバイダーSoftBank AirNEXT mobileWiMAX
プラン名モバイルルータープラン①ギガライト
②ギガホ
4G/LTEデータし放題フラット①Pocket WiFiプラン2(ベーシック)
②アドバンスオプション
ギガ放題①フラット20GBプラン
②フラット30GBプラン
ギガ放題
制限直近3日間の通信量が10GBまでプラン①:7GBまで/月
プラン②:最大30GB/月
7GBまで/月①7GBまで
②直近3日間の通信量が10GBまで
直近3日間の通信量が10GBまで完全無制限①20GB
②30GB
直近3日間の通信量が10GBまで
制限がかかった場合翌18:00~翌々日の2時までの期間で通信速度が1Mbpsに落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が1Mbpsにまで落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が128Kbpsにまで落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が128Kbpsにまで落ちる翌18:00~翌々日の2時までの期間で通信速度が1Mbpsに落ちる該当の月の残りの期間の通信速度が128Kbpsにまで落ちる翌18:00~翌々日の2時までの期間で通信速度が1Mbpsに落ちる

また、制限を気にせずに使いたい人は光回線を契約することがおすすめです。

なぜなら、以下の様なメリットがあるからです。

・完全無制限WiFiであるため

・通信速度が早いため

・クラウドSIM系モバイルWiFiは通信障害が起きる可能性があるため

その様な人は、WiMAXをおすすめします。

理由は以下の通りです。

・光回線以外のWiFiの中でも最も通信速度制限が緩いから

・無料お試し期間があるから

WiMAXに関する詳細は、以下の記事にてご紹介していますので、ぜひご参照下さい。

また、もしあなたがすでに通信速度制限にかかっているとしたら、できることは2つあります。

一つは、データを購入して通常の速度に戻すことです。

金額戻せるデータ量
docomo1,000円1GB
ソフトバンク1,000円1GB
Y!mobile500円500MB

上記の3社は、データ容量の追加提供を行なっています。

それ以外のWiFiに関しては、翌月まで待つしかありません。

最後に、これから通信制限にかからないためにできることは、以下の通りです。

・検索エンジンに使われる通信量を減らす

・公共のWiFiを活用する

この記事を読んで、WiFiの通信制限を恐れることなく、インターネットを楽しめることを願っています。

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