ポケットwifiがつながらない!圏外になる原因と対処法を詳しく解説!

ポケットwifi ポケットwifiの基礎知識

ポケットWiFiを使おうとして圏外になって困った経験はありませんか?

ポケットWiFiではあらゆる原因によって圏外になるので、さまざまな方法で対処する必要があります。ここでご紹介する原因と対処法を見て、ポケットWiFiが圏外になる状態を解消してみましょう。

1. ポケットwifiが圏外になる原因

電波

ポケットwifiが圏外になる原因はさまざまで、原因を特定しながらさまざまな対処法を試す必要があります。状況次第では対処できない場合もあるので、考えられるさまざまな原因を解説します。

1-1. 提供エリア外にいる

ポケットwifiは全国の幅広い地域で利用できますが、今でも提供エリアには限りがあり、田舎と呼ばれる地域や山間部に行くと圏外になる場合があります。今いる場所が提供エリア外になっている場合、提供エリア内に移動する他に対処しようがありません。

なお、今いる場所が提供エリアなのかは、ワイモバイルの公式サイトで確認できます。公式サイトの提供エリアページでは以下の手順で今いる場所に電波があるかを確認できるので簡単です。

①利用している機種を選ぶ
②住んでいる地域を選ぶ

スマホからでも簡単に確認できるので、圏外になったときは活用してください。

1-2. 基地局の狭間にいる

県境や山間部にいる場合、ちょうど2つの基地局の狭間にいて電波をキャッチできないことがあります。2つの基地局の間にいることが原因であれば、少し移動するだけで圏外の状態を解消できます。

1-3. 地下鉄や地下街にいて電波が届かない

ポケットWiFiの提供エリア内にいても、地下鉄や地下街にいるときは電波が届きづらく圏外になりやすいです。ポケットWiFiに限らず携帯電話などのモバイル回線用の電波は地下に届きにくいので、外出中は注意が必要です。

地下鉄や地下街で圏外になったときは、最寄りのフリーWiFiを使うなどして対処してください。

1-4. 住居やビルの壁が電波を妨げている

ポケットwifiはプラチナバンドに対応していて、WiMAXより室内やビルが多い場所でもつながりやすくなっています。しかし、壁の厚みや周囲のビルの数次第では、障害物が電波をさまたげて圏外になる場合があります。

とくに室内で圏外になったり速度が遅くなるパターンは起きやすいので、自宅や職場にいるときは要注意です。

1-5. 端末側に起きている不具合

提供エリアではなくポケットWiFiの端末に起きる不具合が原因で圏外になっているとも考えられます。ポケットWi-Fiや長期間の使用や熱暴走によって不具合を起こす場合があります。

とくに考えられるのは長期間の使用で、電源を切らない状態が続くと不具合による通信不良が起きやすくなります。スマホやパソコン側に起きている不具合が原因の場合もあります。

1-6. SIMカードの読み込み不良・故障

考えにくいですが、端末のなかに入っているSIMカードの読み込み不良や故障で圏外になる事例も存在しています。ポケットWiFiを長く使っていると、端末に入り込んだほこりが読み込みを遮断する場合があります。

SIMカードは消耗品なので、経年劣化で故障することも珍しくありません。

1-7. 他のWi-FiやBluetoothとの混戦

飲食店や職場にいるときにポケットWi-Fiがつながらないときは、周りのWi-FiやBluetoothの電波が障害になっている可能性もあります。

Wi-FiやBluetoothの周波数帯は同じ2.4GHzとなっていて、周りに複数のWi-FiとBluetoothが飛び交っている場所で電波が干渉しやすく、提供エリアにいても通信ができなくなります。飲食店やショッピングモールではいくつものフリーWi-Fiが飛んでいるので、干渉のリスクは避けられません。

2.4GHzはテレビや電子レンジ、冷蔵庫でも用いられているので、すぐ側にある家電がつながりを妨げる原因にもなり得ます。

1-8. セキュリティソフトが通信を遮断している

パソコンやスマホで使用しているセキュリティソフトがポケットWi-Fiの通信が危険と判断してブロックしている可能性も0ではありません。

セキュリティソフトのアップデートなどによってポケットWi-Fiの通信が危険視されてしまうパターンは意外とよくあるので、原因の一つとして確認しておきたいところです。

1-9. 通信障害やメンテナンス

もっとも可能性が低い原因ですが、ポケットWiFiの回線側で通信障害が起きているかメンテナンスが実施中で圏外になるパターンもあり得ます。

通信障害・メンテナンス情報は公式サイトで確認できるので、提供エリアの確認やあとでご紹介する対処法を行っても圏外になる場合はチェックしてください。

2. すでに契約している場合に圏外になったときの対処法

Wi-Fi

すでにポケットwifiを契約しているのであれば、先ほどご説明した通り最初に今いる場所が提供エリアなのかを確認してください。提供エリア内にいるのであれば端末の状態を改善する対処法が必要で、状況によっては機種変更や他社への乗り換えも検討しなければいけません。

考えられる原因ごとのさまざまな対処法を解説します。

2-1. 端末を再起動する

提供エリア内にいるのであれば、最初に試すべき対処法は端末の再起動です。ポケットWiFiでは何日も電源を切らずに使うと不具合が起きやすくなるので、端末を再起動させるだけで圏外が解消されることは多いです。

動画を見続けて熱暴走が起きて圏外になった際も再起動はおすすめの対処法です。

2-2. 端末のファームウェアをアップデートする

端末を再起動しても圏外になるのであればファームウェアのアップデートが必要ではないかも確認してください。ただし電波が届く場所にいないと行えないので、自宅が提供エリア内の場合に試せる方法になります。

稀にファームウェアの新バージョンが展開されて、古いバージョンだと正常な通信ができなくなるパターンがあるので試してみる価値はあります。ファームウェアの更新は難しくなく、端末があれば以下の簡単な手順で済ませられます。

①『設定』をタップ
②『ソフトウェア更新』をタップ
③『ソフトウェア手動更新』を選ぶ
④『はい』をタップ
⑤更新が必要であればインストールが開始され、自動で再起動されれば完了

自宅と出先のどちらも提供エリア外なのであれば、あとでご紹介する他社への乗り換えを検討してください。

2-3. 端末の置き場所を窓際などにしてみる

室内で圏外になる場合は壁が電波の邪魔をしているので、ポケットWiFiを違うところに変えてみてください。効果が見込める場所は窓際で、壁が邪魔にならず電波が入りやすくなります。

自宅と出先のどちらでも端末の置き場所変更で効果が出ないのであれば、他社のモバイルWiFiルーターへの乗り換えが必要になります。

2-4. SIMカードの差し直し・交換

先ほどまでの対処法を試しても圏外の状態が続き、移動してもつながらないのであればSIMカードの差し直しも試してみてください。SIMカードにほこりや汚れが付いている可能性があるので、一度取り出してから柔らかい布で拭き取るとより一層の効果が見込めます。

最悪の場合、SIMカードの故障で交換が必要な可能性もあるので、差し直しても圏外になるのであれば最寄のショップで申し込みをしてください。

2-5. 使用する周波数帯の変更

周囲のWi-FiやBluetoothと干渉しているとも考えられるので、使用するWi-Fiの周波数帯を5GHzへ変更する方法も試す価値があります。5GHzはフリーWi-FiやBluetooth、家電製品に用いられていないので干渉するリスクが低めです。

5GHzへの変更はポケットWi-Fi本体を使って以下の手順で行えます。

①『設定』をタップ
②『Wi-Fi通信規格設定』をタップ
③『5GHz(IEEE802.11 a/n/ac』にチェックを入れる
④『はい』をタップ
⑤『続ける』をタップ

ポケットWi-Fiへの接続設定をするときはSSIDをAかBのどちらかから選択できますが、5GHzを有効にするとSSID Bが使えなくなります。そのため、5GHzを使うときはパソコンやスマホ側でSSID Aへ接続するように設定してください。

SSID Aの数値はポケットWi-Fi本体で『Wi-Fi名』をタップすれば確認できます。

2-6. セキュリティソフトの設定を変更する

パソコンやスマホでセキュリティソフトを使用している状態で先ほどまでご紹介した対処法を試しても効果が出ない場合、セキュリティソフトを無効にしてみましょう。セキュリティソフトを無効にしたくないのであれば、デバイスとポケットWi-Fiの設定を無効にして接続設定をやり直してみてください。

2-7. 新しい端末への機種変更

契約してから2年以上経っているのであれば、利用している端末が劣化して不具合が起こりやすくなっている可能性もあるので、機種変更も検討する必要があります。新しい機種に買い換えると端末が新しくなるだけでなく、今まで使っていた機種よりも性能が上がるので接続状態と速度がより安定するようになります。

どうしても今の端末を使いたいのであれば修理をするのも一つの方法ですが、保証オプションに加入していない限り数千円から1万円以上の費用が請求されるのでおすすめできません。

まとめ

この記事ではポケットWiFiが圏外になったときに考えられる原因と対処法を解説しました。ポケットWiFiが圏外になる原因のなかでも可能性が高いのは以下3つのどれかです。

  • 提供エリア外にいる
  • 電波が届きにくい場所にいる(室内や地下鉄、地下街など)
  • 端末の状態が正常ではない

今いる場所が提供エリアなのかはワイモバイルの公式サイトで確認できます。電波が飛んでいるのを確認できれば、端末の再起動や置き場所の変更を試してください。置き場所は窓際にするのがおすすめです。

再起動や置き場所の変更をしても効果が出ないのであれば、使用するSSIDの変更はセキュリティソフトの無効化、接続設定のやり直しなどを試してみましょう。契約してから2年以上経っているのであれば、機種変更も検討する必要があります。

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