ポケットWiFiは有線でも使える？対応サービスや使い方を紹介

ポケットWi-Fiとゲーム機などをUSBやLANケーブルを使って有線接続したいと考えていないでしょうか。有線接続は対応する回線や機種が限られているので、注意が必要です。

1.ポケットWiFiは有線接続で高速化や接続の安定ができる可能性あり！

ポケットWi-Fiの速度が遅かったり、接続が途切れたりする場合は、有線接続をすれば改善できる可能性があります。

これから自宅でポケットWiFiを使うにあたってできる限り高速・快適に機器をインターネット接続したい場合は、有線接続対応のサービス・機種を申し込むのがおすすめです。

現在ポケットWiFiを使っていて快適に通信できていない場合も、回線の乗り換えや機種が対応していればオプション品を購入することで、有線接続を行えます。

なお有線接続には様々な方法があり、機器によっては別途オプション品（主にクレードル）を購入する必要があることにご注意ください。

1-1.有線接続にはLAN接続とUSB接続の2種類がある

ポケットWiFiをパソコンやゲーム機と有線で接続する方法は、主に以下の2種類です。

接続する機器によって、LAN接続とUSB接続のどちらに対応しているかが異なることにご注意ください。

1-2.ポケットWiFiは有線接続に対応する機種が限られている

ポケットWiFiは、必ずしも有線接続に対応しているとは限りません。

契約したサービスで提供される機器の種類によっては、有線接続に非対応で無線接続しか行えないこともあります。

例えば「どんなときもWiFi」で提供されるルーター・D1は、Wi-Fiを使った無線接続にしか対応していません。
2019年以降に発売されたWiMAXのモバイルルーターの場合は、「W06」だとUSB接続のみに対応、「WX06」ならクレードルを使っての有線LAN接続も行えます。

ポケットWi-Fiを有線接続で使うには、まずサービスの契約時点で申し込むサービス・機種を適切に選ぶことが重要です。

1-3.有線接続には別途オプション購入が必要になる可能性あり

ポケットWiFiのルーターには基本的にLANポートが搭載されておらず、対応機種を有線LANで接続する場合は有線LANポートが搭載されたクレードルが必要となります。

クレードルは基本的に付属していないので、GMOとくとくWiMAXなどの一部サービスを除いて、オンラインストアや家電量販店等で別途購入が必要になることにご注意ください。

またゲーム機の中にはLANポートがなく、有線接続時に変換アダプターを追加で購入しなければいけないものもあります。

例えばSwitchは有線接続に対応していますが、有線LANポートがないため、有線接続をする場合USBポートにLANケーブルを接続できるアダプターを購入しなければいけません。

2.WiMAXは最新のWX06など様々なルーターがクレードルによる有線接続に対応！

WiMAXは、オプションのクレードルを購入すれば有線接続を行えます。

GMOとくとくWiMAXには、クレードル対応機種をクレードル付きで手に入れることが可能なメリットがあります。

またキャッシュバック特典があるため、3年間の実質費用を抑えられるのも魅力です。（3年間使う場合なら、実質費用は今回紹介するサービスの中で一番安価となります）

2020年3月時点では最新ルーター・WX06を、クレードルセットで購入可能です。

ただしWX06は本来31,800円のキャッシュバックがもらえる端末ですが、クレードルセットで購入する場合キャッシュバック額は3,000円減額の28,800円となることにご注意ください。

WX06用のクレードルはUQ WiMAXのアクセサリーショップで3,619円(税抜)で販売されているので、別途購入するよりもGMOとくとくWiMAXで一緒に入手したほうがお得です。

なおキャッシュバックは、「端末発送月を含む11ヶ月目」にGMOとくとくBBの「基本メールアドレス」へ送られてきたメールから翌月末営業日までに手続きをすれば受け取れます。

受け取り忘れのないよう、手続きの手順をしっかり確認・記憶しておいてください。

またWiMAXは直近3日間に10GB以上通信を行っていると、「翌日18時～翌々日2時」にかけて1Mbpsへの速度制限が行われます。

ゲームソフトのダウンロードなどの大容量通信をする場合は、翌日以降夜間に速度制限が行われることも覚えておきましょう。

3.Y!mobileのPocket WiFiは803ZTならクレードルで有線接続できる

Y!mobileのPocket WiFiルーターにはUSB接続ができる機種が複数ありますが、有線LAN接続ができる機種は大幅に限られています。

ゲーム機等でLANポート経由での有線LAN接続をしたい場合は、803ZTを選んでください。

803ZTは有線接続にクレードルが必要で、クレードルはオンラインストアにおいて4,913円で購入可能となっています。

803ZTを購入する場合の各種費用は以下のとおりです。

契約期間の設定がなく、いつでも違約金なしで解約できますが、代わりに端末代が発生することにご注意ください。

803ZTは本来およそ26,181円(税抜)の端末ですが、Y!mobileのオンラインストアで契約するなら18,000円(税抜)の割引が適用されるため、1万円を切る価格で購入できます。

また803ZTは、今回紹介しているルーターの中でも最も通信速度が速いメリットがあります。

有線接続を高速で行いたい場合は、Y!mobileで803ZTを購入するのがおすすめです。

なおY!mobileのPocket WiFiは、直近3日間に10GB以上通信を行うと、「当日18時～翌日1時」にかけて1Mbpsへの速度制限が行われます。

大容量通信時は、夜間の速度制限が行われる可能性があることにも気をつけましょう。

4.使い放題プランを選べるNEXT mobileは対応ルーターとクレードルで有線接続できる

NEXTmobileは3つのルーターを選んで契約できるポケットWiFiサービスで、数日・1ヶ月単位での速度制限がない使い放題プランを選べることが特徴となっています。

バッテリー内臓で外でも使えるルーター・FS030Wを選んで申し込む場合は、別途クレードルを購入することで有線LAN接続を行えます。

HT110LN、HT100LNといったコンセント接続式のルーターを選ぶ場合は、オプション扶養で有線接続可能です。

月額料金等の基本情報は、以下の表にまとめました。

月額料金は2年間の費用が最も安価ですが、3年間使う場合は実質月額平均3,266円(税抜)となり、違約金9,500円(税抜)やクレードル購入費用（ビックカメラ価格4,169円）も含めるとGMOとくとくWiMAXより割高となります。

またNEXTmobileは通信速度が最大150Mbpsと他のサービスより遅めなので、大容量のゲームソフトをダウンロードする場合などは読み込み時間が長くなることにご注意ください。

「3日10GB」などの速度制限がないため、通信量の上限を気にせずデータをダウンロードしたり、動画再生をしたりできるのはNEXTmobileの大きなメリットです。

ただしNEXTmobileには一切制限がないわけではなく、「著しくネットワークを専有するレベルの大容量通信」時は利用停止や128kbpsへの速度制限が行われます。

大容量データのダウンロードなどをする場合、「著しくネットワークを専有する」と判断されたら速度制限は行われるので、絶対に常時高速で通信できるわけではありません。

まとめ

WiMAXやY!mobileのPocket WiFi、NEXTmobileといったサービスでは、対応している機種であればクレードルを別途購入することで、有線LAN接続ができます。

USBケーブルを使ってパソコン等と接続し、有線でのインターネット接続を行える機種もあります。

インターネット接続を有線で行えば接続が安定し、途切れなどを発生させず快適・高速に通信を行える可能性があります。

ただし有線接続は対応する機種や回線サービスが限られてくるため、契約先・選んだ機種によっては有線接続ができません。

ポケットWi-Fiを有線接続したい場合はしっかりサービス内容や機種の性能・機能を確認しておくことが重要です。