【徹底比較】口座振替可能なポケットwifiルーターの紹介

Wi-Fi ポケットwifiの比較

以前はインターネット接続といえばプロバイダ契約してインターネット回線を自宅に敷設する工事をして、ようやく接続が確立されるものでした。

しかし現在ではポケットwifi端末というスマートフォンよりも小さい端末を1つ持っていれば、どこでもインターネット接続環境を構築できる時代になりました。 

引越し時に工事の再手配などの手間がない、自宅によんで工事する必要がなく契約後すぐ手軽にインターネット接続を体験できることから近年ではポケットwifiを利用するユーザーが増えてきています。

ただモバイル Wi-Fi サービスの多くはクレジットカード契約がほとんどとなっています。クレジットカードを持っていない、または事情があってクレジットカードで契約したくない方も多く、口座振替可能なポケットwifiサービスを探している方もいるのではないでしょうか。 

そこでこの記事ではおすすめの口座振替可能なポケットwifiサービスと比較、ポケットwifiサービス利用時の注意点について紹介します。

1. おすすめ順!口座振替可能なポケットwifiサービス4選

Wi-Fi

おすすめの口座振替可能なポケットwifiサービスは6社あります。以下でそれぞれ特徴を解説します。 

1-1.WiMAX 

WiMAXとはKDDIグループのUQコミュニケーションズが提供している移動体通信方式規格の1つです。分かりやすくいうとWi-FiやBluetooth、LTEや4G、3Gと聞いたことがあると思いますがそれらと同じ通信規格です。

現在提供しているWiMAX 2+は、下り最大速度558Mbpsを誇ります。旧WiMAXは最大で13.3Mbps であったこと考えると30倍以上速度が向上しており、利便性が高いと言えるでしょう。

エリア

参考:東京都のWiMAX実測スピードマップ

実効速度に関しては東京都を例で説明すると10Mbps以上、40Mbps以上の速度がでているところは少なく概ね1Mbps~10Mbpsまでは安定して速度が出ているという状態です。もう少しエリアで絞った実測値が以下です。

エリア

参考:Broad WiMAX 「WiMAX 実測マップ 

また WiMAX 2+からはau 4G LTE回線と組み合わることができるようになりました。最新機種のSpeed Wi-Fi NEXT WX06では最大1.2Gbpsにまで速度が上がり、通信速度がひかり固定回線で代表的なドコモ光やauひかり、フレッツ光と同等の速度であるギガに到達しました。

1-2.BIGLOBE WiMAX 

BIGLOBEといえばNECが運営している老舗のインターネットサービスプロバイダです。プロバイダ30年以上の老舗ということもあり契約後のアフターサポートが万全な点も魅力です。 

充実の会員サポートページからWebやお電話でのお問い合わせも可能で、簡単な質問であればAIが即座にできるようになっています。

2020年1月7日から2020年3月1日までサービス開始月の月額料金が無料で1か月目から3か月目まで1000円割引の2980円(税別)。このようなキャンペーンは定期的に行われており、特典も充実しています。

データ端末を同時に申し込むとサービス開始月の翌月に7000円キャッシュバックとなっているのでおすすめです。

月額料金月額2980円(3か月間)

4カ月目以降3,980円(税別)

通信速度・ハイスピードモード(デフォルト) / WiMAX/WiMAX 2+ /

(下り最大440Mbps)

 

・ハイスピードプラスエリアモード(有料オプション) / WiMAX 2+/au 4G LTE

(WiMAX、WiMAX 2+ 下り最大440Mbps)

(au 4G LTE通信(800MHz) 最大958Mbps)

通信制限・ハイスピードモード(デフォルト) / 上限なし

・ハイスピードプラスエリアモード(有料オプション) /  上限7GB

プランギガ放題(1年)
割引BIGLOBEの接続サービスを利用している場合、月額料金から200円割引

auスマートフォンを利用している方はauスマートフォンの月額料金が最大で1000円割引

キャンペーン

期間:2020年1月7日~2020年3月1日まで

※継続する場合あり

月額料金3か月間1000円値引

データ端末を同時に申し込むとキャッシュバック7000円

※参考 BIGLOBE WiMAX 2+ 「料金・特典」
※参考BIGLOBE 会員サポートページ

1-3.UQ WiMAX

こちらは WiMAX を提供している UQ コミュニケーションズが提供しているサービスプロバイダです。 

ギガ放題 WiMAX 2+ プランであればサービス開始月から3880円(税抜)で、以降2年契約の更新月まで値段は変わりません。LTEオプション( au 4G LTE)を利用したい場合は使った月だけ1005円(税抜)を払うことで利用できます。 

あわせてKDDIグループなのでauスマートフォン、au携帯電話の月々の利用料金が1000円安くなります。

月額料金・3880円

・LTEオプション利用時

月額1005円

通信速度・ハイスピードモード(デフォルト) / WiMAX/WiMAX 2+ /

(下り最大440Mbps)

 

・LTEオプション利用時//au 4G LTE

(au 4G LTE通信(800MHz) 最大958Mbps)

通信制限・WiMAX 2+

上限なし

・LTEオプション上限7GB

プランギガ放題(2年間)
キャンペーン

期間:2020年1月7日~2020年3月1日まで

※継続する場合あり

なし

※UQ コミュニケーションズ UQ WiMAX 「ギガ放題」

1-4.Y!Mobile

Y!Mobile はソフトバンクグループにかつて存在した子会社で、現在はソフトバンク株式会社に吸収合併されソフトバンクのサブブランドとして名前が残っています。

Y!MobileはPocket Wi-Fiプラン 2 ベーシックを展開しており、7GB制限がありますが、月額は3696円(税別)。上限なしになると月額4380円(税別)となります。

Y!mobile の通信エリアはSoftbankの 4G LTE、3G エリアを利用しています。 そのためソフトバンググループ網の広範囲なエリアで利用できますので WiMAXとLTEというように2つ使い分ける必要がありません。

通信速度は 4G LTE エリアの場合、下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsです。3G エリアでは下り最大21Mbps、上り最大5.8Mbpsになります。

参考 Y!Mobile 「LTEの通信速度を教えてください。」

月額料金月額3696円(7GB)

月額4380円(上限なし/アドバンスオプション加入要)

通信速度下り最大988Mbps /上り最大37.5Mbps

※下り最大866Mbps程度(無線LAN接続時)

通信制限当月に7GBを超えた場合当月末まで128kbpsまで低速化

アドバンスオプション加入していれば上限なし

プラン・Pocket WiFiプラン2(ベーシック)7GBプラン

・Pocket WiFiプラン2(ベーシック)上限なし(アドバンスオプション加入要)

割引なし
キャンペーンなし

 ※参考 ソフトバンク 「Y!Mobile Pocket Wi-Fiプラン 2 ベーシック」

1-5.どんなときもWi-Fi

株式会社グッド・ラックが提供しているサービスですが、従来のWi-Fiルーターとは一線を画す画期的な最新技術を採用しています。それはクラウドWi-Fiという技術です。

クラウドWi-FiはSIMカード不要でクラウドSIMという技術を利用して通信をしています。そのクラウドSIMとはWi-Fiルーターの場所に応じて、クラウドサーバーにある最適なSIMカード情報を自動的に適用してインターネット接続を実現しています。このようなシステムを総称したものをクラウドWi-Fiと呼んでいるのです。

クラウドWi-Fiは仕組み上、複数のSIMカードを割り当てているのと同義なので、従来のSIMカードに依存した通信にとらわれることがないためデータ制限もありません。

通常のSIMにはその会社の回線でしか通信できないよう情報が書き込まれています。WiMAXやY!Mobileは通常のSIMにあたりますが、クラウドSIMは端末にSIMがなくクラウド上で各通信会社の回線情報を保管しどの回線がどのエリアで必要なのか自動的に選別しスマートフォンに情報を送ることで通信することができる仕組みです。

そのため固定回線や固定されたエリアでしか利用できないWiMAXとY!Mobileとは違い、ドコモ、au、Softbankのすべてのエリアを自分が今いる場所で最適な回線を利用することができます。そのためつながりやすさは特定のキャリア回線を利用するよりつながりやすいと言っていいでしょう。料金も2年定額で3980円と他社と遜色ありません。

どんなときも Wi-Fiの 実効速度ですが、どんなときも Wi-Fiはドコモ・au・ソフトバンクの3社のエリアを利用しているので3社の実効速度をみてみましょう。

NTTドコモ実効速度

表

au実効速度

表

Softbank実効速度

表

月額料金月額3980円(1ヶ月~24か月)

月額4410円(25ヶ月以降)

※口座振替のみ対象

通信速度下り最大150.0Mbps / 上り最大50.0Mbps ※指定端末「D1」利用時
通信制限なし

※著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信があった場合、通信速度384Kbpsに制限。

また違法ダウンロードなどの不正利用の疑いがある場合、利用停止。

プランどんあときもWi-Fi ベーシックデータ放題プラン
割引なし
キャンペーンなし

※参考 株式会社グッド・ラック 「どんなときも Wi-Fi」

1-6.Broad WiMAX

月額料金がこれまで説明した3社中で最安値なのが Broad WiMAXです。口座振替の場合、初期費用18857円かかりますが、端末代金は無料です。

どんなときもWi-Fiはレンタルなので除きますが、他の2社は端末代金は無料ではないので月額料金に上乗せされます。そう考えると月額料金が安く抑えられている Broad WiMAX は良心的と言えるでしょう。

月額料金・ギガ放題プラン:月額2726円(最大3か月間)

月額3411円(3か月~24か月)

月額4011円(25ヶ月以降)

・ライトプラン:月額2726円(1ヶ月~24か月)

月額3326円(25ヶ月以降)

通信速度下り最大1.2Gbps・上り最大75Mbps ※Speed Wi-Fi NEXT W06利用時

(ハイスピードプラスエリアモード、ハイパフォーマンスモードおよび4×4MIMO設定オンで利用時の下り最大速度)

通信制限ギガ放題プラン:制限なし

(ただし直近3日間で10GB以上となった場合18:002:00まで1Mbps制限)

ライトプラン:7GB/

プランギガ放題プラン(3年契約)

ライトプラン(3年契約)

割引なし
キャンペーン端末代金無料
注意事項初期費用18857円が無料となるWeb割キャンペーンはクレジットカード限定

PCやタブレットからのお申し込みはクレジットカードのみ申し込み可能

 参考:株式会社Link Life 「Broad WiMAX」

2.ポケットwifi業者一覧表

2-1.プラン比較

プロバイダプラン月額料金

(税別)

月間通信量通信エリア事務手数料

(税別)

キャンペーン端末代金(税別)
BIGLOBE WiMAXギガ放題

(1年)

・2980円

(3か月間)

・ハイスピードラス利用時

月額1005円

・ハイスピードモード

上限なし

・ハイスピードプラス

上限7GB

・WiMAX 2+エリア

・au 4G LTE

(ハイスピードプラス利用時)

3000円キャッシュバック

データ端末購入特典

7000円

19200円

(データ端末をセットで申し込んだ場合)

 

UQ WiMAXギガ放題

(2年間)

・3880円

・LTEオプション利用時

月額1005円

・WiMAX 2+

上限なし

・LTEオプション上限7GB

・WiMAX 2+エリア

・au 4G LTE

(LTEオプション利用時)

3000円なし15000円
Y!MobilePocket Wi-Fiプラン2 (ベーシック)・3696円(7GBまで)

・4380円

(上限なし/アドバンスオプション加入)

ソフトバンク

4G LTE、3G

ソフトバンク

4G LTE、3G

3000円なし10800円

(データ端末とセットで申し込んだ場合)

どんなときもWi-FiどんなときもWiFi ベーシックデータ放題プラン・3980円

(24か月)

・4410円

(25ヶ月目以降)

ソフトバンク・au・ドコモ公表LTEエリアソフトバンク・au・ドコモ公表LTEエリア3000円なし新品レンタルの為無料
Broad WiMAXギガ放題プラン(3年契約)

ライトプラン(3年契約)

・ギガ放題プラン:月額2726円(最大3か月間)

・ライトプラン:月額2726円(1ヶ月~24か月)

・ギガ放題プラン:制限なし

・ライトプラン:7GB/月

・WiMAX 2+エリア

・au 4G LTE

(ハイスピードプラス利用時)

3000円なし端末代金無料

 

プランで比較するとキャンペーンのあるBIGLOBE WiMAXがおすすめですが、各社プラン自体は遜色ありません。それぞれを細分化して比較してみましょう。 

2-2.データ容量比較 

各社無制限がありますが、どんなときもWi-Fi以外、7GBプランを用意しています。無制限プランを選択すると月額料金は各社とも高くなりますので、月7GBのデータ量で済むのであればそれにこしたことはありません。7GBのデータ容量はどれくらいなのかみてみましょう。 

7GBの1ヶ月あたりの平均は以下です。 

メールの送受信およそ14630通(1通あたり500KB)
ホームページの閲覧およそ24430ページ(1ページあたり300KB)
動画の視聴およそ31時間30分(1分あたり4MB)
音楽のダウンロードおよそ1750曲(1曲あたり4MB)

あわせて30GBの場合、7GBのデータ容量の平均に照らし合わせると1ヶ月の平均は以下のようになっています。

メールの送受信およそ58520通(1通あたり500KB)
ホームページの閲覧およそ97720ページ(1ページあたり300KB)
動画の視聴およそ126時間(1分あたり4MB)
音楽のダウンロードおよそ7000曲(1曲あたり4MB)

参考:Softbank [モバイルデータ通信]「7GB」のパケット通信量でどのようなことができますか?

1ヶ月あたり上記のデータ容量で充分と思えるのであれば、無制限プランか容量制限プランかで迷う必要はありません。料金の安いほうを選択するのがよいでしょう。

2-3.速度制限比較

無制限プランでも月間の制限がないだけで短期間の制限を設けていますので注意が必要です。 

 BIGLOBE WiMAXUQ WiMAXY!MobileどんなときもWi-FiBroad WiMAX
短期間での制限3日10GB3日10GB3日10GBなし3日10GB
短期間での

速度制限

1Mbps

(18:00~2:00まで)

1Mbps

(18:00~2:00まで)

1Mbps

(18:00~1:00)

なし1Mbps

(18:00~2:00まで)

月間制限ギガ放題:なしギガ放題:なし通常プラン:7GB

無制限プラン:なし

なしギガ放題プラン:なし

ライトプラン:7GB

月間制限速度128kbps128kbps128kbps384kbps128kbps

 どんなときもWi-Fiは基本的に制限はありませんが、運営側で著しくネットワークを占有するほどの通信容量を確認した場合のみ384kbpsに制限をかける場合があります。しかしそういった使い方をしなければ実質制限がかからないので、どんなときもWi-Fiは完全な無制限プランと言っていいでしょう。 

BIGLOBE WiMAX、Broad WiMAX とY!Mobileは短期制限がある分、通信料には厳しい印象です。ただ制限を受けても1MbpsなのでYoutubeなどの動画視聴は問題なく視聴可能な速度です。普段の利用スタイルによっては制限を受けていることに気づかない場合があるかもしれません。 

2-4.料金比較 

 月額料金月間通信料割引&キャンペーン
BIGLOBE WiMAX2980円(3か月間)

3980円(4か月以降)

なし7000円キャッシュバック

3か月間1000円割引

月200円割引(BIGLOBE利用)

月最大1000円割引

(auスマートフォン利用)

UQ WiMAX3880円なし月最大1000円割引

(auスマートフォン利用)

Y!Mobile3696円

4380円

7GB

なし

なし
どんなときもWi-Fi3980円なし24か月間430円割引

 

Broad WiMAXギガ放題プラン:月額2726円(最大3か月間)

ライトプラン:月額2726円(1ヶ月~24か月)

ギガ放題プラン:制限なし

ライトプラン:7GB/月

端末代金無料

 BIGLOBE WiMAXは月額料金もauスマートフォンの利用やBIGLOBEを利用することで最大1200円割引されるため、無制限プランがあるほかの2社と比べると月額料金が安くなるのとスマートフォン利用の恩恵をうけやすくなっています。 

WiMAXに関してはKDDIグループということもありauスマートフォンを利用していればお得に利用できます。Y!MobileはSoftbank グループですが、スマートフォンとの同時利用での特典などはありませんでした。

どんなときもWi-Fiはキャンペーンはなく24か月430円割引のみなので、料金だけで比較するとうま味がありません。Broad WiMAXは月額料金を低く設定しているものの、口座振替の場合初期費用が加算されるので、こちらも料金のみの比較ではうまみがありません。 

3.気をつけよう!口座振替の注意点

銀行

口座振替の場合、UQ WiMAXを除いて口座振替手数料が加算されるので、クレジットカードより月額料金が高くなります。またキャンペーンを行っている場合、キャンペーン適用がクレジットカード払いのみというのもあるので、キャンペーンは口座振替にも適用されるのか必ず確認しましょう。

業者によっては、クレジットカード払いのみ適用されるプランなどもあります。例えばNEXT mobile の場合、30GB プランのほかに使い放題プランがありますが、このプランはクレジットカード払いのみになっています。 

また口座振替の場合、過去に携帯料金の滞納がなかったかどうかの審査が行われる場合もあります。審査を経て契約する場合には、すぐにポケットwifiが利用ができないので注意しましょう。

まとめ

今回はおすすめの口座振替可能なポケットwifiサービスと比較、ポケットwifiサービス利用時の注意点について紹介しました。

結論として口座振替可能なポケットwifiの中では、BIGLOBE WiMAXが月額料金での差や割引・キャンペーンの多さを考慮するとお得感がありおすすめです。

あわせて NEXT mobile は端末代金が無料で月額料金が断トツで安いので、普段の利用スタイルが無制限ではなくてもよいのであればおすすめです。 

ただ UQ WiMAX 以外は口座振替手数料が必ず加算されるので料金がクレジットカード払いより高めになってしまうことが分かったと思います。

自分が利用したいプランだと口座振替の利用できないといった制約がある業者もあり、何らかの事情があってクレジットカードが利用できず口座振替しか選択肢がないという場合以外は、クレジットカード払いによる契約をおすすめします。

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