格安SIM+WiMAXはネット使い放題でスマホ代が年間最大4万円も節約可能!

格安SIM WiMAX WiMAX

格安SIMとWiMAXを併用すれば、お得な値段で通話とネットが使い放題になることを知っていますか?

格安SIMユーザーは、「料金が安いから格安SIMを使っているのに、WiMAXの料金を払うのはもったいない」と思いますよね。

キャリアユーザーは、「格安SIMとWiMAXの併用は今と月額料金は変わらなそう……。質の低い格安SIMに乗り換えるメリットを感じない」と思っていませんか。

実は、格安SIMとWiMAXを併用することで、

  • 格安SIMユーザーの「高速通信でネットを定額使い放題にしたい」
  • キャリアユーザーの「1か月で使えるデータの上限がある割に高い」

という2つの悩みを一気に解決することができるんです。

初期設定が簡単で、お得な値段で通話+ネットが定額使い放題になる格安SIMとWiMAXの組み合わせをお伝えします。

キャリアのスマートフォンを比べて、1年で最大4万円もスマートフォン代が節約できるので要必見ですよ!

1. 格安SIMとWiMAXの簡単なおさらい

ポイント

格安SIMとWiMAXを併用するメリットやどんな人におすすめなのか説明する前に、格安SIMとWiMAXのサービス内容について簡単に説明します。すでに知っている人は、この部分は飛ばして「2.格安SIM+WiMAXを併用して使う3つのパターン」から読んでみてください。

1-1. 格安SIMのサービス内容

格安SIMでは、大きく分けて次の2種類のSIMカードを用意しています。

  • データ通信SIM:インターネット接続しかできないSIMカード
  • 音声通話付きSIM:インターネット接続と電話ができるSIMカード

各社で2種類のSIMカード別に料金プランがあり、一部の会社を除き1か月で使えるデータの量に上限を設けています。1か月に使えるデータが使い放題の定額プランはほとんどありません。

2019年10月時点で、データ完全使い放題の料金プランを提供する格安SIMは、せいぜいDTI SIM、U-mobile、UQ mobileぐらいでしょう。

1-2. WiMAXのサービス内容

WiMAXとは、無線通信の一種。WiMAXでインターネットに接続するときは、次の手順を踏んで利用する人が多いです。

①UQ WiMAXやGMOとくとくBBなどのプロバイダと契約を結ぶ
②プロバイダから支給されたWiMAXルーターと通信機器のWi-Fi設定を実施
通信機器からインターネットに接続

WiMAXの料金プランは、どのプロバイダを選んでも次の2種類しかありません。

  • 定額使い放題の「ギガ放題プラン」
  • 1か月7GBまでの「通常プラン」

2. 格安SIM+WiMAXを併用して使う3つのパターン

格安SIMとWiMAXを併用して使うパターンは3つあります。

2-1. 一番おすすめ!格安SIM+WIMAXをそれぞれ個別契約

格安SIMの音声プランとWiMAXをそれぞれ個別契約して使うパターン。あとで詳しく説明しますが、次の理由で当サイトでは、格安SIMとWiMAXの個別契約を一番おすすめします。

  • 月額料金が安い
  • 高速通信のインターネットが定額使い放題
  • 初期費用を安い

2-2.WiMAXルーターの新規購入+格安SIMの単独契約

2つ目は、WiMAXルーターを購入して、格安SIMの音声通話プランで契約するパターン。

実はWiMAXルーターはプロバイダ契約を結ばなくても、Amazonや楽天などネットショップで購入することができます。その場合、インターネット接続するには、格安SIMと契約を結び、格安SIM経由で入手したSIMカードをWiMAXルーターに挿入しなければなりません。

ただし、この方法には、次の4つのデメリットがあるのであまりおすすめできません。

初期費用が高い

WiMAXルーターの新規購入+格安SIMの音声通話プランのみ契約だと、初期費用が総額で約14.000円前後かかります。

  • WiMAXルーターの端末代:10,000円前後
  • 格安SIMの契約事務手数料:約3.000円
  • SIM発行手数料(※):約400円×2枚

※SIM発行手数料が無料の格安SIMもあります。

格安SIMのデータ使い放題プランは速度が遅い

2019年10月時点で、データ完全使い放題の料金プランを提供する格安SIMは、ほとんどありません。

高速通信の無制限プランがあるのは、DTI SIMとU-mobileはぐらいです。しかし、が、平均実効速度は2社とも約5Mbps程度。

朝の通勤時間やランチタイム、夜19時以降とスマートフォンを使う人が増える時間帯だと、格安SIMは実効速度が平均3Mbps以下になることも珍しくありません。速度にこだわるなら、WiMAXルーターの購入+格安SIMを契約するパターンは避けたほうがよいでしょう。

au回線のある格安SIMしか契約できない

WiMAXルーターは、au回線のSIMカードしかインターネットに接続できません。格安SIMはドコモ、au、ソフトバンクの回線を借りて運営するMVNO。格安SIM各社で利用できる回線は異なります。au回線が利用できる格安SIMは、ドコモ回線ほど数が多くありません。

使える格安SIMが限定されるので、WiMAXルーターの新規購入+格安SIMの単独契約はあまりおすすめできません。

初期設定の手間がかる

WiMAXルーターとスマートフォンの2台分のAPN設定をしなければならないため、初期設定の手間がかかります。

格安SIMは、利用前にAPN設定と呼ばれるネットワーク設定をしないと、インターネットに接続できません。APN設定はスマートフォンにあまり詳しくない人にとって、やや難易度の高い作業。

WiMAXルーターの新規購入+格安SIMだと初期設定の作業が増えるので、あまりおすすめできません。

2-3. 古いWiMAX端末+格安SIMの単独契約

すでに解約済みの古いWiMAXルーターに、格安SIMの音声通話SIMのSIMカードを挿入してインターネットに接続する方法です。

APN設定をすれば、W01やW02など古いWiMAXルーターでもインターネットに接続できるようです。しかし、古いWiMAXルーターは、格安SIM各社が動作保証をした端末ではありません。動作保証済みのルーターでないと、トラブルが発生したときに格安SIMの提供会社からサポートを受けることはできません。

また、次のデメリットもあります。

  • 月間データ量の上限ある
  • 初期設定の手間がかかる
  • au系の格安SIMしか使えない

初期費用が約3,500円前後と一番安くなりますが、デメリットが多いのであまりおすすめできません。

3. 格安SIIM+WiMAXの個別契約をおすすめする5つの理由

格安SIMとWiMAXの個別契約をおすすめする理由は5つあります。それぞれ1つひとつ詳しく解説します。

3-1. 通話+ネット使い放題でキャリアより安い

格安SIMの音声通話プランとWiMAXのギガ放題プランを個別契約すると、キャリアの月額料金より安い値段で、通話とインターネットが定額使い放題になります。キャリアと格安SIM+WiMAXの併用でどの程度月額料金が変わるのが比べてみました。

キャリアの場合:月額5000円〜8000円

ドコモ、au、Softbankと大手キャリアの月額料金は、大きく分けて2種類あります。

  • 従量課金制の料金プラン:約2,500~8,000円(※)
  • 定額使い放題の料金プラン:約5,000~8,000円(※)

※月額料金500~700円の5分通話無料オプションをつけた場合の金額です。

従量課金制とは、1か月で使えるデータ利用量の範囲内で、使ったデータの量に応じて月額料金が変動する料金プランのこと。1か月のデータ利用量が1GB未満なら、2,500~4,000円前後とお得な値段で使えます。しかし、1か月で使えるデータを上限いっぱい使うと、月額料金は約6,500~8,000円前後となり割高です。

定額使い放題プランは、ドコモの「ギガホ」が30GB、ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター」が50GBと、1か月に使えるデータ量の上限が決まっています。

唯一auが完全データ使い放題「auデータMAXプラン」を用意しています。しかし、次の条件を満たしていないとお得な割引がほとんど適用されません。

  • 家族でauのスマートフォンを利用
  • 自宅のインターネット回線がauひかり

そのため、スマートフォンを1回線で契約すると、月額料金は約8,000~9,000円かかります。

格安SIM+WIMAXの場合:月額5,000~6,800円

格安SIMの音声通話3GB+WiMAXのギガ放題プランの月額料金は、以下のようになっています。

  • 格安SIMの音声通話3GB:約2,100~2,300円(※)
  • WiMAXのギガ放題プラン:約3,000~4,500円

※月額料金600~800円の5分通話無料オプションをつけた場合の金額です。

毎月約5,000~6,800円とお得な値段で、通話込みで1か月のデータ使い放題でスマートフォンが利用できるのです。

3-2.格安SIMより通信速度が速い

スマートフォンのWi-Fi設定をWiMAXにすれば、格安SIMより通信速度が速くなることが多いです。

WiMAXの実効速度は平均10~30Mbpsなのに対し、格安SIMの平均実効速度は5Mbps前後。混雑する時間帯は実効速度が1Mbps以下になることも珍しくありません。

格安SIMはワイモバイルをのぞき、ドコモ、au、ソフトバンクの余った通信設備を借りて運営するMVNOです。MVNOは自社で通信設備を用意する必要がないため、月額料金が安くなります。

しかし、利用者が多い時間帯のネットワークへの接続はキャリアユーザーが優先されるため、格安SIMのユーザーの接続は後回しになります。サラリーマンの通勤時間帯の平日朝8~9時、ランチタイムの正午、夕方6時以降に格安SIMが遅くなるのはそのためです。

3-3.WiMAXの端末代が無料

ほとんどのWiMAXプロバイダが、ルーターを無料で提供しています。そのため、WiMAXを個別契約したほうが、端末代が節約できてお得です。

しかも、ほとんどのプロバイダで、電波の送受信の感度がアップするビームフォーミングが搭載された最新機種W06を無料提供しています。

最新の機種が無料で使えることも、格安SIMとWiMAXの個別契約をおすすめしたい理由の1つです。

3-4.WiMAXの最新端末は最大16台同時接続できる

2019年10月現在、WiMAXの最新機種W06は、最大16台の通信機器と同時接続できます。

格安SIMのみの契約でも、次の2つの方法で複数の通信機器と接続できます。

①接続したい端末分のSIMカードを購入

②格安SIMのスマートフォンでデザリング

しかし、1の方法だと接続したい端末分のSIMカード発行手数料を支払う必要があるので、かえって割高です。

2の方法は、複数の通信機器と接続できても、「速度が遅い」「スマートフォンの充電の減りが早い」などデメリットがあります。機種や格安SIMの契約プランにより、デザリングに対応していない場合もあるため、誰でもできる方法ではありません。

3-5. WiMAXと格安SIMそれぞれのお得な入会キャンペーンが受け取れる

WiMAXと格安SIMは各社で、お得な入会キャンペーンを用意しています。

■WiMAXの入会キャンペーン

  • キャッシュバック
  • 月額料金の割引
  • 端末代無料
  • LTEオプションの無料
  • オプションサービスの割引など

■格安SIMの入会キャンペーン

  • 月額料金の割引
  • 端末と月額料金のセット割
  • 初期費用無料
  • キャッシュバック
  • オプションサービスの割引など

お得なキャンペーンを両方受け取れるので、格安SIMの単独契約よりも、WiMAXと格安SIMの個別契約したほうがお得といえますね。

4. 格安SIM+WiMAXの利用をおすすめできる人

おすすめな人

一見、良いことばかりの格安SIMとWiMAXの併用ですが、実は誰でもおすすめできるものではありません。格安SIMとWiMAXを併用がおすすめできる人の特徴を詳しくお伝えします。

4-1. 外出先でネットを使う機会が多い

自宅よりも、外出先でインターネットを利用する頻度が高い人に、格安SIMとWiMAXの併用はおすすめできます。

WiMAXのような無線通信の電波は、室内よりも屋外のほうが届きやすいからです。無線通信の周波数帯は、2種類あります。

■2.4GHz帯

  • 距離が離れた場所でも電波が届きやすい
  • 電子レンジや電話機など同じ周波数帯の電子機器から電波の干渉を受けやすいので、通信が安定しない

■5GHz帯

  • 5GHz帯の電子機器が少ないので電波の干渉を受けにくく、通信が安定する
  • 距離の離れた場所の電波は届きにくい
  • 壁や天井など遮蔽物があると電波が届きにくい

無線通信の周波数帯の特徴から、WiMAXの持ち運びできるメリットを活かして、室内よりも外出先でインターネットを利用する頻度が高い人におすすめといえますね。

4-2. 1回の通話が10分以内と短い

1回の通話時間が10分以内と、スマートフォンであまり通話をしない人も格安SIMとWiMAXの利用はおすすめできます。

格安SIM各社が提供する通話使い放題オプションは、次の3種類に分類できます。

①1回3・5・10分以内の通話時間が無料

②毎月30・60・90分以内の通話料金は無料

通話が完全使い放題

ほとんどの格安SIMで1と2のいずれかを採用しています。3を提供する格安SIMは、2019年10月時点だとワイモバイルとイオンモバイル、QTモバイルぐらいでしょう。通話が完全使い放題なだけあって、オプション料金は1,000~2,500円と割高です。

しかも、イオンモバイルとQTモバイルの完全無料通話オプションは、専用アプリを使ったIP電話でなければ適用されません。IP電話なので、0120からはじまるフリーダイヤル、110や119など3桁の緊急電話に発信できません。

1と2のオプションは、次のいずれの通話方式を採用している会社が多いので、フリーダイヤルや3桁の緊急電話にも発信できます。

・通常のスマートフォンの電話回線

・プレフィックス電話

1と2の通話オプションの月額料金は、600~800円程度とお手頃価格で提供しています。そのため、ネット利用と通話も含めた月額料金の総額が安く抑えることが可能です。

こうした理由で、格安SIMとWiMAXの併用は、通話時間が短い、もしくは通話はLINE中心の人におすすめの使い方といえます。

4-3.よく使うメールアドレスはGmailやYahooメール

普段、メールのやり取りは、GmailやYahooメールなどフリーメールが中心の人にも、格安SIM+WiMAXの併用はおすすめできます。

独自のメールアドレスを提供する格安SIMは、数がそう多くありません。有料オプションでメールアドレスを用意する格安SIMが多く、月額200~300円ほどかかります。

WiMAXも一部のプロバイダで、月額約200~300円の有料オプションに加入されば、独自のメールアドレスが利用できます。しかし、Webメールで提供する会社が多いです。

Webメールとは、プロバイダが用意するWebサイトにIDとパスワードをログインして、Web上でメールのやり取りを行うもの。急ぎでメールを使いたいときに、わざわざIDとパスワードをログインするのは、少し面倒ですよね。

独自のメールアドレスが使える会社が限られるうえ有料なので、格安SIMとWiMAXの併用は、フリーメールをよく使う人のおすすめといえます。

4-4.ネット利用はネットサーフィンやSNS投稿が中心

インターネットの利用は、ネットサーフィンやSNSへの投稿が中心の人にも、格安SIMとWiMAXを併用はおすすめできます。

実はWiMAXのギガ放題プランには、3日で10GB以上使うと、翌月22~翌々日の2時まで約1Mbpsまで低速化するゆるい速度制限があります。約1Mbpsに低速化しても、次の操作ならストレスを感じることはありません。

  • ネットサーフィン
  • Google検索
  • TwitterやFacebook、LINEでテキスト中心の投稿
  • YouTubeの低画質の動画視聴

実際にWiMAXをパソコンとスマートフォンにWi-Fi接続して、上の動作を中心に1日6~10時間程度インターネットを使っていますが、速度制限にひっかかることは滅多にありません。

ただし、Twitterの口コミを見る限りだと、次の動作をすると頻繁に速度制限にひっかかるようです。

    • オンラインゲームをプレイ
    • 頻繁に動画の視聴
    • ブログやYouTubeに動画を投稿

 

WiMAXのギガ放題プランは、1か月に使えるデータは定額使い放題ではありますが、3日間の速度制限があります。そのため、格安SIM+WiMAXの併用は、ネットサーフィンやテキスト中心のSNS投稿をメインにインターネットを使う人におすすめの使い方といってよいでしょう。

5. WiMAXはキャンペーンの内容で選ぶべし!

WiMAXのプロバイダを選び方はいたってシンプル。キャンペーンの内容に注目するだけです。

WiMAXのプロバイダは、実は全プロバイダでUQコミュニケーションズが提供するWiMAX2+の通信網を利用しています。そのため、どのプロバイダを選んでも、

  • 提供エリア
  • 通信速度

は変わりません。

無料で提供するWiMAXルーターも、プロバイダごとにほとんど同じです。

WiMAXのプロバイダごとのちがいは、新規申し込みのキャンペーン内容ぐらいです。キャンペーンの内容次第で、契約期間中の実質料金が安くなります。実質料金とは、契約期間中にプロバイダに支払うお金の総額のことです。

ここからは、WiMAXの実質料金がお得になるキャンペーンの種類と選び方を詳しく説明します。

5-1. キャンペーンは「キャッシュバック」と「月額料金の割引」の2種類

WiMAXのキャンペーンは、「キャッシュバック」と「月額料金の割引」と2種類あります。

そのほかにも、次のキャンペーンを用意しています。

  • 端末代無料
  • LTEオプションの月額利用料が無料
  • プロバイダ独自の有料オプションの月額料金が申し込みから数か月間無料

しかし、人気の高いWiMAXプロバイダはどこも上記キャンペーンを提供していて、プロバイダごとのちがいはほとんどありません。

WiMAXのプロバイダを選ぶときは「キャッシュバック」「月額料金の割引」の2つのキャンペーンに注目してみてください。

5-2. キャッシュバックより月額料金の割引がおすすめ

実質料金を安く抑えるなら、手続きがシンプルで確実に受け取れる月額料金の割引を選ぶことをおすすめします。

3万円以上の高額キャッシュバックを用意するプロバイダもあります。うまく受け取れば、契約期間中の実質料金を安く抑えることができます。しかし、次の理由で高額キャッシュバックは、あまりおすすめできません。

  • キャッシュバックの受け取り時期が、契約してから4~11か月後
  • キャッシュバックの受け取り手続きが複雑

キャッシュバックがもらえることを期待して契約を結んだにもかかわらず、実際に受け取る人は契約者の約3割程度しかいないようです。Twitterでも、「キャッシュバックの受け取り方がわかりにくい」と不満の声を漏らす人も少なくありません。

キャッシュバックを受け取れないと、月額料金の割引額が少ないので、契約期間中の実質料金はあまり安くなりません。

その点、月額料金の割引を受け取る方法は、プロバイダの専用フォームから申し込みをするだけといたってシンプル。初月から月額料金の割引が適用されます。面倒な手続きをなるべくしたくない人は、月額料金の割引キャンペーンのあるプロバイダをおすすめします。

2019年10月末時点で、月額料金の割引キャンペーンで、ギガ放題プランを3年使ったときの実質料金が125,660円と最安値になるのはGMOとくとくBBです。

特にプロバイダにこだわりがなければ、GMOとくとくBBの月額料金の割引キャンペーンで申し込むことをおすすめします。

6. 格安SIMの音声通話SIMを選ぶときにチェックすべきポイント3つ

音声SIM

格安SIMとWiMAXの併用した場合、普段のインターネットは、WiMAXの通信網を利用します。そのため、格安SIM各社の通信速度はチェックする必要はありません。

音声通話SIMの料金プランの選び方に絞って、最適な格安SIMを選ぶときにチェックすべき3つのポイントをお伝えします。

6-1. 3GB以下のプランの音声通話SIMの月額料金

音声通話SIMの3GB以下の料金プランで、月額料金が一番安いところをチェックしましょう。

次の2つの理由で、3GB以下の料金プランをおすすめします。

・月額基本料が1500円前後と低価格

・WiMAXを併用するなら3GBあれば十分

私は首都圏に住んでいて、mineo(Dプラン)の3GBの音声通話SIMとWiMAXを併用しています。mineoのマイページから過去3か月分の通信量を確認したところ、3か月とも1か月の通信量は1GB未満しか使っていません。

WiMAXがつながりやすい首都圏に住む人は、データ量は1GB程度、WiMAXがつながりにくい地方や山間部に行く機会の多い人は3GB程度のプランを選んでみてください。

6-2. 今使っているキャリアの携帯がそのまま使える

現在、利用中のキャリアのスマートフォンが、そのまま使える格安SIMを選ぶことをおすすめします。SIMロックの解除の手間を省くことができるからです。

キャリアのスマートフォンは、別のキャリアや格安SIMのSIMカードが使えないようにSIMロックがかかっています。ドコモのスマートフォンを使っている人が、auやSoftbankの回線の格安SIMに乗り換える場合は、SIMロックの解除をしなければなりません。auやSoftbankのスマートフォンを使う人が、他社回線の格安SIMに乗り換えるときも同じことがいえます。

しかし、2015年5月以降に発売されたキャリアのスマートフォンは、同じ回線の格安SIMに乗り換える分には、SIMロック解除が不要になるケースが多いです。なるべく今使っているキャリアと同じ回線の格安SIMを使うことをおすすめします。

■注意事項

2015年5月以降に発売されたキャリアのスマートフォン全機種で、SIMロックの解除ができるわけではありません。SIMロックが可能な機種でも、101日以降たっていなければSIMロックは解除できません。今のスマートフォンがそのまま使えるか、次の手順で確認してみてください。

1.キャリアの公式サイトでSIMロックの解除ができる端末か確認

2.格安SIMの公式ホームページ「動作確認一覧」で、今使っている機種がSIMロック不要か確認

6-3. 通話割引オプション

通話料金を安く抑えるには、通話割引オプションのチェックも欠かせません。格安SIM各社の通話割引オプションは、大きく分けて次の3種類に分類できます。

①1回3・5・10分以内の通話時間が無料

②毎月30・60・90分以内の通話料金は無料

③国内通話が完全使い放題

このなかで1番おすすめは、1の通話割引オプション。3・5・10分以内の通話であれば、1か月に何回通話しても無料になる格安SIMが多いからです。

7. 格安SIM+WiMAXを併用するときの注意点2つ

注意点

申し込み前に知っておくべき格安SIMとWiMAXを併用するときの注意点が2つあります。

7-1. WiMAXの通信網はLTEと比べてつながりにくいことも

WiMAXの通信網WiMAX2+は、キャリアのLTE網と比べて全国各地で使えるわけではありません。地方の一部エリアや山間部は、WiMAXがつながりにくい、もしくは使えないエリアもあります。

WiMAXの対応外のエリアでは、格安SIMのLTE網に切り替えることでインターネットに接続することは可能です。しかし、地方在住の人や地方に行く機会が多い人が、月間データ量が1GB程度の最小プランで格安SIMに契約すると、データが足りない可能性もゼロではありません。

格安SIMは1か月のデータ量を使い切ると、約200Kbpsしか速度が出せません。100~500円程度の追加料金を支払えば、100~500MB追加されて通常の速度でインターネットが使える格安SIMもあります。しかし、データ超過で余分な料金を支払うことに変わりありません。

地方や山間部で格安SIMを使う機会が多い人は、WiMAXと併用しても格安SIMの1か月のデータ量が3GB程度使えるプランを選ぶことをおすすめします。

7-2. WiMAXのLTEオプションは月間データ量の上限が7GB

WiMAXのギガ放題プランでもLTEオプションに切り替えると、月間データ量の上限は7GBとなるので注意しましょう。

WiMAXのLTEオプションとは、WIMAXの提供エリア外でもau 4G LTE網に接続することで、インターネットが利用できるサービスのこと。WiMAXでau 4G LTE網に切り替えたときの通信モードは、「ハイスピードプラスエリアモード」といいます。通常のWiMAX2+の通信モードは「ハイスピードモード」になります。

WiMAXの通信モードは、WiMAXルーターで簡単に切り替えることが可能です。しかし、ハイスピードエリアモードに切り替えると、ギガ放題プランであっても、1か月に使えるデータ量の上限は7GBに制限されます。

しかも、ハイスピードエリアモードに切り替えた状態で1か月データを7GB以上使ってしまうと、ギガ放題プランでも約128Kbpsに低速化します。WiMAXは一度低速化すると、翌月になるまで解除できません。

WiMAXだけでもLTEオプションに切り替えれば、全国各地でインターネットは使えます。しかし、ギガ放題プランでも「データ量の上限は7GB」「速度制限が翌月まで解除できない」ので、WiMAX LTEオプションの使い過ぎには注意してください。

8. キャリア別におすすめの格安SiM×WiMAXの組み合わせ

最後に、今、利用中のキャリア別におすすめの格安SIMとWiMAXプロバイダの組み合わせをご紹介します。どの格安SIMとWiMAXを使えばよいのか、わからない人はチェックしてみてください。

8-1. ドコモならLINEモバイル×GMOとくとくBB

ドコモのスマートフォンを持っている人は、LINEモバイルとGMOとくとくBBの組み合わせで使うとよいでしょう。

GMOとくとくBBのおすすめ理由は、最新機種W06を使ったときの3年契約のギガ放題プランの実質料金が、2019年10月末時点で一番安くてお得だからです。

ドコモユーザーにLINEモバイルをおすすめする理由

ドコモからLINEモバイルへの乗り換えをおすすめする理由は、次の3つ。

  • 音声通話SIMの月額基本料1,690円が5か月間半額
  • 5000ポイント分のLINEポイントプレゼント
  • LINE、Twitter、Facebook、Instagramがデータフリーの対象

データフリーとは、どれだけ使っても1か月のデータ利用量にカウントされないサービスのことです。LINEモバイルのコミュニケーションフリープランでは、4つの主要SNSがデータフリーの対象となっています。

当サイトで、WiMAXと格安SIMの併用をおすすめするユーザーは、インターネットの利用がネットサーフィンやSNSへの投稿が中心の人たちです。主要SNSの通信量がカウントされないLINEモバイルは、まさにぴったりな格安SIMといえますね。

LINEモバイル×GMOとくとくBBにするとスマホ代が最大3万円お得!

ドコモとLINEモバイル×GMOとくとくBBで、次の料金プランを使ったときの1年目と2年目のスマートフォン代を比較してみました。

<比較する料金プラン>

■LINEモバイル×GMOとくとくBB

・LINEモバイル:コミュニケーションフリーの3GB+10分電話かけ放題オプション

・GMOとくとくBB:ギガ放題プラン

■ドコモ

・ギガホ+5分通話無料オプション

■1年間のスマートフォン代の比較

提供会社

月額料金

1年目のスマホ代

2年目のスマホ代

LINEモバイル×

GMOとくとくBB

1~2か月目:3,895円

3~5か月目:5,205円

6か月目以降:6,050円

59,705円

72,600円

ドコモ

7,680円

92,160円

92,160円

※2019年10月時点の情報

ドコモからLINEモバイル×GMOとくとくBBに乗り換えると、1年目は32,455円、2年目は19,560円のスマホ代が節約できてお得です。

料金が安くて1か月のデータが定額使い放題になるので、ドコモユーザーはLINEモバイル×GMOとくとくBBに乗り換えることをおすすめします。

8-2. auスマホならUQ mobile×GMOとくとくBB

auのスマートフォンを持つ人には、UQ  mobileとGMOとくとくBBの組み合わせがおすすめです。

auユーザーにUQ mobileをおすすめする理由

auユーザーにUQ mobileをおすすめする理由は、次の2つです。

  • 2種類の通話割引オプションから自由に選択できる
  • 通話割引オプションでも通常の電話回線が利用可能

UQ mobileの通話割引オプションは、次の2種類から自由に選択できます。

  • 10分かけ放題:月額700円
  • 60分の通話パック:月額500円

しかも、通話オプションであっても、通常の電話回線で通話できるので音声品質が抜群です。

8-2-2.UQ mobile×GMOとくとくBBにするとスマホ代が最大4万円お得!

auとUQ mobile×GMOとくとくBBで、次の料金プランを使ったときの1年間のスマートフォン代の計算結果を比較してみました。

<比較する料金プラン>

■UQ mobile×GMOとくとくBB

・UQ mobile:スマホプランS(3GB)+10分かけ放題

・GMOとくとくBB:ギガ放題プラン

■au

・au データMAXプランPro+通話定額ライト

■1年間のスマートフォン代の比較

提供会社

月額料金

1年目のスマホ代

2年目のスマホ代

UQ mobile×

GMOとくとくBB

1~2か月目:4,840円

3か月目以降:6,160円

71,320円

73,920円

au(※1)

1~6か月目:8,480円

6~12か月目:9,480円

13か月目以降:9,680円

107,760円

116,160円

※1:スマートフォンのみの1人利用で適用される「スマホ応援割プラス」と「通話定額ライト スタートキャンペーン」のみ適用。

※2:2019年10月時点の情報

auからUQ mobile×GMOとくとくBBに乗り換えると、1年目は36,440円、2年目は42,240円もスマホ代が節約できてお得です。

UQ mobileは、au系の格安SIMなので通話品質や対応エリアはauとほとんど変わりありません。しかも、UQ mobileの平均実効速度は、10~20Mbpsと格安SIMのなかでも速いことで有名です。

料金が安くて、auとほとんど使い勝手が変わらないのであれば、UQ mobile×GMOとくとくBBに乗り換えたほうがよいでしょう。

8-3. SoftbankスマホもLINEモバイル×GMOとくとくBB

SoftbankユーザーにもLINEモバイルとGMOとくとくBBの組み合わせがおすすめです。

SoftbankユーザーにLINEモバイルをおすすめする理由

SoftbankユーザーにLINEモバイルをおすすめする理由は、次の3つ。

  • Softbank回線系MVNOで、3GBの音声通話プランの月額料金が一番安い
  • SIMロック解除なしで使えるSoftbank端末の種類が多い
  • お得なキャンペーンが受け取れる

ドコモ系MVNOやau系MVNOと比べて、Softbank系MVNOの数はまだ少ないです。しかも、Softbank回線が利用できても、次のデメリットがあります。

  • データ専用SIMのみの提供
  • 対応端末はiPhoneのみ
  • ドコモやau回線と比べて月額料金が高い。

LINEモバイルはマルチキャリア対応の格安SIMですが、どの回線を選んでも月額料金はかわりません。そのうえ、2017年8月以降に発売されたソフトバンク端末ならiPhoneでなくても、SIMロックの解除なしに利用できます。SIMロック解除なしで使える端末の種類が多くて、月額料金も安いので、SoftbankユーザーにはLINEモバイルへの乗り換えが一番おすすめです。

LINEモバイル×GMOとくとくBBにするとスマホ代が約2万円お得!

SoftbankとLINEモバイル×GMOとくとくBBで、次の料金プランを使ったときの1年間のスマートフォン代の計算結果を比較してみました。

<比較する料金プラン>

■LINEモバイル×GMOとくとくBB

・LINEモバイル:コミュニケーションフリーの3GB+10分電話かけ放題オプション

・GMOとくとくBB:ギガ放題プラン

■Softbank

・ウルトラギガモンスター+通話の準定額オプション

■1年間のスマートフォン代の比較

提供会社

月額料金

1年目のスマホ代

2年目のスマホ代

LINEモバイル×

GMOとくとくBB

1~2か月目:4,840円

3か月目以降:6,160円

59,705円

72,600円

Softbank(※1)

1~12か月目:6,980円

13か月目以降:7,980円

83,760円

95,760円

※1:スマートフォンのみの1人利用で適用される「1年おトク割」のみ適用。

※2:2019年10月時点の情報

SoftbankからLINEモバイル×GMOとくとくBBに乗り換えると、1年目は24,055円、2年目は23,160円もスマートフォン代が節約できます。

Softbankのウルトラギガモンスターでは、1か月で50GB利用できますが、余ったデータは翌月に繰り越しできません。その点、LINEモバイルは余ったデータの繰り越しができます。

安い月額料金で主要SNSがカウントフリーになり、余ったデータの繰り越しができるのであれば、SoftbankからLINEモバイル×GMOとくとくBBに乗り換えたほうがよいでしょう。

まとめ:使い方次第で格安SIM+WiMAXはお得な値段でネット使い放題になる

格安SIMの音声通話SIMとWiMAXのギガ放題プランをうまく組み合わせれば、キャリアより安い月額料金で通話+ネット定額使い放題が実現できます。しかも、格安SIM単体で使うよりも通信速度も速くなります。

ただし、格安SIMとWiMAXの併用は、次の条件に当てはまる人しかおすすめできません。

  • 外出先でインターネットを利用する頻度が高い
  • インターネットの利用はネットサーフィンやSNS投稿が中心
  • 1回の通話時間が10分以内と短い
  • メールの利用はフリーメールが中心

「自分は上の条件に当てはまるかも!」と思った人は、以下の組み合わせで格安SIMとWiMAXを併用してお得な値段でスマートフォンを使ってみてください。

  • ドコモユーザーとSoftbankユーザーなら:LINEモバイル×GMOとくとくBB
  • auユーザーならUQ mobile×GMOとくとくBB

1年間のスマートフォン代が約2~4万円節約できますよ。

「毎月のスマートフォン代が高い」ことが不満なキャリアユーザー、「料金が安いけど速度が遅い」ことが不満な格安SIMユーザーはぜひ試してみてください。

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