評判に騙されるな!BBN Wi-Fiを選ぶべきでない全理由

驚き ポケットwifiサービス

2020年2月より開始したBBN Wi-Fiは、フレッツ光やOCN光といった光回線の取次業務を主に提供している、ブロードバンドナビ株式会社のポケットWiFiレンタルサービスです。

BBN Wi-FiではクラウドSIMを使った使い放題プランを提供しており、毎月無制限でモバイル回線を利用したい方に需要があります。ですが、BBN Wi-Fiは新しいサービスのため評判や口コミの数が少なく、どのようなサービスなのか全容を把握できていない方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?

そこでこの記事では、BBN Wi-Fiの特徴を詳細に紹介しながら、BBN Wi-Fiのメリットと「選ぶべきではない全理由」を解説していきます。

合わせてBBN Wi-Fiの代わりになるおすすめの契約先もご案内しますので、無制限で利用できるポケットWi-Fiを探している方は是非ご一読ください。

1.BBN Wi-Fiを徹底的に調べてわかった13の特徴

困った男性

BBN Wi-Fiのプラン一覧
プラン名U2sプランG4MAXプラン
レンタルルーターU2sG4MAX
月間通信量上限使い放題

(月間150GB程度)

回線クラウドSIM
契約期間2年間(自動更新)
月額料金3,250円3,480円
事務手数料3,000円
初月料金1カ月分全額請求
端末補償オプション400円/月
端末弁償金18,000円
海外利用1日/500MB 900円

1日/1GB 1,200円

支払い方法クレジットカード
申し込み方法BBN Wi-Fiお申込みフォーム

(2020年7月 受付停止中)

結論として、BBN Wi-Fiの特徴を一言でご説明すると、クラウドSIMを利用しているU2sが月額3,250円と安価な点です。また、他社では取り扱いが少ない「G4MAX」も契約できますので、G4MAXを契約するならBBN Wi-Fiは候補先になります。

BBN Wi-FiのようなクラウドSIMを利用した無制限プランでは、様々な契約先でシンプルな性能の「U2s」という機種を採用しています。ですが、BBN Wi-FiではU2sの他にもG4 MAXが安くレンタルできることがメリットです。

ただし、すべてのプランに2年間(自動更新)の契約期間があるため、一度契約すると簡単に解約できないデメリットも存在します。

他社と比較して特に変わった点は上記のものですが、その他の内容や通信速度・エリア・機能などにも特徴がありますので詳しく解説していきます。

1−1.月額 3,250円の「U2sプラン」

U2sプラン ルーターのスペック一覧
端末画像端末
最大通信速度上り 150Mbps

下り 50Mbps

連続通信時間約12時間
サイズ(㎜)65.7×127×14.2重さ約151g
同時接続台数最大5台Wi-FiIEEE802.11b/g/n
月額料金3,250円契約期間2年

画像参照:https://bbn-wifi.com/device/u2s.html

BBN WiFiのU2sプランでは上記のU2sを無料でレンタルしてネット通信します。端末代金などはかからず月額 3,250円と、U2sを利用する契約先のなかでは最安級の申し込み先です。

他社の同じようなプランを提供しているでは、月額料金が3,280円となっている申し込み先が多くなっていますので、BBN Wi-Fiであれば30円ほど料金が安い特徴があります。

G4MAXプランとの違いは利用する機種と月額料金のみです。そのため、G4MAXを使う特別な理由がない限りはこちらのプランのほうがお得な契約になります。

U2sは様々な場所で利用されているモバイルルーターで、端末に液晶画面などは存在せず、リセットボタンと電源ボタンのみのシンプルな作りです。U2sに貼られているシールにスマホなどを接続するパスワードが記載してあります。U2sの管理画面には接続したスマホやPCで「192.168.43.1」というURLにアクセスすることでログインする仕組みです。

その他、最大通信速度や連続通信時間、同時接続台数などはG4MAXと違いはありません。

1−2.月額 3,480円の「G4MAXプラン」

G4MAXプラン ルーターのスペック一覧
端末画像端末
最大通信速度上り 150Mbps

下り 50Mbps

連続通信時間約12時間
サイズ(㎜)72.2×136×12重さ約188g
同時接続台数最大5台Wi-FiIEEE802.11b/g/n
ディスプレイ5.0HDOSAndroid 7.1
月額料金3,480円契約期間2年
特徴モバイルバッテリー機能

GoogleMapアプリ

翻訳アプリ

トリップアドバイザー

画像参照:https://bbn-wifi.com/device/g4.html

U2sより毎月230円ほど高額な月額3,480円のG4MAXプランは、BBN WiFiの他にギガWi-FiやMUGEN WiFiといった申し込み先で契約できるモバイルルーターです。

U2sとの大きな違いは、G4MAXはモバイルバッテリー機能でスマホやタブレットなどの機器を充電することが可能なことです。

その他に、ルーターに液晶画面が付いており、スマホなどが手元になくともルーターだけでGoogle Mapや翻訳機能、旅行のアドバイスアプリなどを操作することが可能です。

ただし、モバイルバッテリーはG4MAXよりも高性能なものが3,000円程度で販売されています。また、ルーターはスマホなどと接続するための機器ですので、液晶画面などは特に必要にならない場合がほとんどといえます。

U2sとスマホなどの通信機器を組み合わせれば、モバイルバッテリー機能以外は代用が十分可能な内容です。とはいえ、ルーターとスマホなどの他にモバイルバッテリーも持ち歩きたくない方は、G4MAXで充電することが可能になります。

1−3.BBN Wi-Fiの「使い放題」は月間150GB程度の通信で制限あり

BBN WiFiのプランは、どちらも使い放題で毎月のデータ通信量上限を明確に定めていません。ですが、公式サイトには「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合」に、通信速度を概ね384Kbpsに制限する場合があると記載しています。

上記のような記載は、無制限プランのポケットWi-Fiを提供している各社に存在します。

そのような使い放題プランでは、毎月100~300GB程度の通信量で制限が適用されることが暗黙の了解です。そのなかでBBN WiFiの実際の口コミを確認すると、月間150GB程度で制限が適用されているようです。

現在、モバイル回線の使い放題プランには光回線のような完全な無制限プランは存在しません。モバイル回線には何かしらの制限内容があります。例えば、限界突破WiFiのネット使い放題プランでは、1日5GB以上のデータ通信で翌日まで速度制限されます。他にも、WiMAXのギガ放題プランでは、3日以内で10GB以上通信すると速度制限が発生します。

BBN WiFiにはWiMAXのような短期通信制限は存在しませんが、毎月150GB程度しか利用できないことには注意が必要です。

1−4.どちらのプランも契約期間は2年間の自動更新

BBN Wi-Fiの解約違約金
初月~24ヶ月目18,000円
更新月0円
26月目以降9,500円

BBN WiFiのプランには2年間の契約期間が存在します。そのため、契約期間の縛りがない他社とは違い、契約したら2年間は使わないと解約時に上記の違約金が発生します。

さらに、BBN Wi-Fiの契約は自動更新されるため、初回契約から25カ月後の更新月に解約を申し込まない場合は、自動で2年間の契約期間が更新される仕組みです。

初回契約の2年間は特に契約解除料が高額で中途解約した場合に18,000円が請求されます。また、初回契約を終えた後も更新月以外に解約する場合は契約解除料が必要です。ですので、BBN Wi-Fiを損をすることなく解約できるのは2年間のうち1カ月間だけになります。

契約期間が厳しく、違約金を発生させずに解約できないことがBBN Wi-Fiの大きなデメリットです。利用する際には予め更新月を何度も確認してから契約する必要があります。

1−5.同社が運営する「BBN mobile Wi-Fi」とは違うサービス

BBN Wi-FiとBBN mobile Wi-Fiの違い
申し込み先BBN Wi-FiBBN mobile Wi-Fi
運営会社ブロードバンドナビ株式会社
プランU2sG4MAX20GBプラン 30GBプラン 50GBプラン 
月間通信量上限使い放題(月間150GB程度)20GB30GB50GB
月額料金3,250円3,480円2,680円3,180円3,680円
使用回線クラウドSIM(ドコモ・au・ソフトバンク)LTE回線ソフトバンク LTE回線
契約期間2年契約(自動更新)3年契約(自動更新)

多くのインターネット回線を取り扱っているブロードバンドナビ株式会社では、使い放題のポケットWi-Fiを提供しているBBN Wi-Fiとは別にもポケットWi-Fiを扱っています。

BBN Wi-Fiとは違うサービスであるBBN mobile Wi-Fiは、2009年2月よりサービスを開始している大容量通信のポケットWi-Fiサービスです。ソフトバンク回線を利用した月間20~50GBまでのプランを提供しています。

一方のBBN Wi-Fiは、2020年2月に開始したサービスで、利用している回線もクラウドSIMになります。

どちらの企業も現在でもサービスを提供していますので契約する際には注意しましょう。

1−6.BBN Wi-Fiの通信速度は平均20Mbps程度のクラウドSIM

BBN Wi-FiのクラウドSIMは、ドコモ・au・ソフトバンクなどのスマホキャリアのLTE回線を使って通信します。

利用者の環境や周りの状況によって繋がりやすい回線を自動で選択する仕組みです。クラウドSIMの通信速度は、時間帯や環境によって数Mbps~50Mbpsほどの差が出る回線です。ですが、実際の利用者の通信速度は平均して約20Mbps程度の回線となっています。

電波を利用するモバイル回線は、回線の利用者が多くなる時間帯などに通信速度が低下する特徴がありますが、BBN Wi-Fiに限って特に通信速度が遅くなるようなことはありません。

契約すれば、LTE回線を利用する大容量ポケットWi-Fiの平均速度である20Mbps程度の回線を利用できます。

1−7.クラウドSIMだから通信エリアが非常に広域

BBN Wi-Fiが利用しているクラウドSIMは、ドコモ・au・ソフトバンクのキャリア回線を利用することができます。そのため、例えばソフトバンク回線の電波が入りにくい地域などでは、他キャリアの回線に切り替えて通信することが可能です。

大容量通信のポケットWi-Fiサービスのなかには、ソフトバンク回線のみを利用する契約先も存在します。ですが、クラウドSIMの場合はソフトバンク回線の通信エリア外にもネットワークがあることがメリットです。

また、独自の電波を利用しているWiMAXなどと比較すると、クラウドSIMはスマホキャリアの電波を使っているため、周りの障害物や地下などでも電波が強い特徴があります。ですので、ご自分の通信エリアが広域になるような方は、BBN Wi-FiのようなクラウドSIMを利用しているポケットWi-Fiがおすすめです。

1−8.BBN Wi-Fiのルーターは持っていくだけで海外対応

BBN Wi-Fiの海外利用料金
500MB/日900円
1GB/日1,200円

BBN Wi-Fiでは、どちらのモバイルルーターも海外に持っていってルーターの電源を入れるだけでそのままネットが利用できます。世界135の国や地域に対応し、中国でネットを利用する際にも別途VPNサービスなどを契約することなく利用が可能です。

ただし、海外利用は各プランの月額料金とは別に、1日当たり通信したデータ量により上記の金額がかかる仕組みです。また、1日1GB以上の通信をした際には、384kbpsの通信速度制限が適用されます。別途料金を支払い速度制限を解除する機能などは存在していません。

ですが、海外に出かける際にわざわざ専用のポケットWi-Fiを契約する必要がなく、普段使っているBBN Wi-Fiがそのまま利用できる点は非常にメリットが高い特徴といえます。

1−9.解約時にはレンタルルーターの返却が必要

BBN Wi-Fiの解約について
解約申請期限解約を希望する月の20日 19時まで
解約申請方法電話で申請:050-8880-1971

10:00~19:00(年末年始・指定休日を除く)

端末の返却期限解約月の翌月10日までに宛先へ返却完了
端末返却の宛先〒662-0918

兵庫県西宮市六湛寺町9-8 市役所前ビル502号

ブロードバンドナビ株式会社 カスタマーセンター係

端末返却注意点
  • 端末発送料は契約者負担
  • 商品が届いた時の箱や袋、梱包材を利用する
  • 端末を返却できない場合は弁償金18,000円必須
  • 更新月以外の解約には違約金が必要
  • 付属品・ラベル・タグ・外装箱が違う場合は返送される場合がある

BBN Wi-Fiでは無料でレンタルしたモバイルルーターを使ってネットワークを利用します。そのため、解約する際にはレンタルした端末やケーブルなどを発送料を契約者が負担して返却する必要があります。

解約を希望する月の20日17時までに電話にて申請をすれば当月の解約が可能で、端末の発送は解約月の翌月10日までに上記の宛先へ届く形にすれば問題ありません。端末の発送日ではありませんので注意しましょう。

毎月21日以降に解約を申請する場合は翌月月末日が解約日となります。また、端末を返却する際には、契約時に送られてきた梱包材を再利用して返送する必要があります。

初めの梱包材と違うものを利用した場合は、返却を拒否される場合もありますので十分な注意が必要です。その他、定められた更新月以外に解約をする場合は、利用した期間ごとの中途解約違約金が請求される仕組みです。

仮に、レンタルしたルーターを故障・紛失・破損した場合は、返却時に端末弁償金として18,000円および付属品の再調達にかかる費用が発生します。

1−10.端末が故障・紛失・破損した場合は弁償金18,000円

BBN Wi-Fiの端末弁償金とオプションについて
端末補償オプションWi-Fi安心サービス未加入
端末弁償金2,000円18,000円
補償オプション加入時期初回契約時のみ
補償オプション料400円/月額
連絡先カスタマーセンター:050-8880-1971

10:00~19:00(年末年始・指定休日を除く)

BBN Wi-Fiのモバイルルーターはレンタル機器のため、解約時以外であってもレンタル端末を故障・紛失・破損した場合は上記の金額が必要です。機種による金額の違いはありません。どちらのプランでも同額となっています。

初回契約時に月額 400円の端末補償オプションであるWi-Fi安心サービスに加入していた場合は、弁済金が2,000円に変更されます。

Wi-Fi安心サービスでは、通常使用による破損・水没・紛失・盗難などで端末が使用不能となった場合、2,000円でリファブリッシュ品と交換することが可能です。ただし、BBN Wi-FiのWi-Fi安心サービスは加入必須のオプションではなく任意で加入するものです。また、契約時以外にはオプションへ加入することはできません。

未加入の場合は18,000円が請求されることになりますので、BBN Wi-Fiを利用するのであれば有料オプションへ加入しておいたほうが安全です。

1−11.BBN Wi-Fiの支払い方法はクレジットカードのみ

BBN Wi-Fiの支払い方法はクレジットカードで支払う方法のみです。口座振替やコンビニ払い等には対応していませんので、BBN Wi-Fiを契約する際には契約する方のクレジットカード情報を用意することが必要です。

VISAデビット、JCBデビットなどのデビットカードやau WALLET、その他プリペイドカード等にも対応していませんので注意しましょう。

また、契約者の名義ではないクレジットカードでは申し込むことができません。そのため、BBN Wi-Fiを契約する際には、契約者の情報と支払い方法のクレジットカードの名義人を同じ人物にする必要があります。

1−12.BBN Wi-Fiの初月月額料金は一カ月分の全額請求

BBN Wi-Fiを契約する際には初月の月額料金が全額請求されます。そのため、契約をするならば月初めの利用がお得です。

利用開始日は、ブロードバンドナビ株式会社がモバイルルーターを発送した日になっています。仮に3月31日にブロードバンドナビ株式会社がルーターを発送した場合は、4月に端末が手元に届いたとしても、3月分の月額料金が全額請求されます。ですので、月末の申し込みには最大限の注意が必要です。

1−13.初期契約解除は契約書面受領から8日以内で可能

BBN Wi-FiなどのポケットWi-Fiサービスでは、クーリングオフと似た制度の初期契約解除を利用して商品をキャンセルすることができます。

初期契約解除は契約者が契約書面を受領した時から8日以内が期限となっており、BBN Wi-Fiが定めた返品お申込用紙に必要事項を記入したうえで下記の方法で申請を行います。

  • 電話で申し込む  ℡:050-8880-1971 10:00~19:00(年末年始・指定休日を除く)
  • FAX似て申し込む FAX:0798-23-0152

初期契約解除では、契約時に必要な事務手数料3,000円や初月月額料金、郵送代金などは初期費用として請求されますので、無料で解約することはできません。ただし、中途解約違約金は支払うことなく解約することが可能となっています。

2.BBN Wi-Fiをおすすめしない最大の2つの理由

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BBN WiFiはU2sを利用した使い放題プランが月額 3,250円と安価で、モバイルバッテリー機能があるG4MAXも扱っている特徴のある大容量ポケットWi-Fiレンタルサービスです。ですが、BBN Wi-Fiには料金を考慮してもおすすめできない最大の理由が2つほど存在します。ですので、選ぶべきではない全理由を詳しく紹介していきます。

2−1.BBN Wi-Fiには2年間の契約期間がある

BBN Wi-Fiと契約期間のないサービスの条件比較
申し込み先BBN Wi-Fi最安値保証Wi-FiクラウドWi-Fi(東京)
契約期間2年間なし
月間通信量上限使い放題

(月間150GB程度)

月額3,280円プラン

(月間100GB程度)

シンプルプラン

(月間300GB程度)

月額料金3,250円(U2s)

3,480円(G4MAX)

3,280円3,380円
初月月額料金全額請求日割り計算で請求
初期費用3,000円0円3,980円
解約違約金初月~24ヶ月目 18,000円

更新月 0円

26月目以降 9,500円

なし
利用端末U2s・G4MAXW04(LTE回線)

JT-101

TP Archer M7200

U2s
利用回線クラウドSIM

BBN Wi-Fiのプランは他社のプランよりも30円ほど料金が安くなっていますが、契約期間に2年間の縛りがあることが大きなデメリットです。

例えば、契約期間に縛りがない最安値保証Wi-Fiでは、月間100GB程度利用できるポケットWi-Fiが3,280円で提供されています。また、月間300GBは使えるとの口コミがあるクラウドWi-Fi(東京)でも、G4MAXの月額料金より安い3,380円で契約可能です。

契約期間に縛りがないプランは、新たにお得なサービスが誕生した際に気兼ねすることなくすぐに乗り換えることが可能です。特に初期費用が0円になっている最安値保証Wi-Fiは、初月の月額料金も使い始めたときから月末までの日割り計算になっています。

利用する端末は違いがあり海外利用ができない端末ですが、最安値保証WiFiは少しでも自分に合わないと感じた際には、簡単に辞められる大きなメリットが魅力です。また、クラウドWi-FiのU2sであれば、BBN Wi-Fiと同じような金額で海外利用も可能となっています。

大容量ポケットWi-Fiのサービスは品質が不安定になりやすい

BBN Wi-Fiなどで提供されている使い放題プランでは、利用者の数や回線の使用状況、世界情勢などが影響して毎月の通信データ量上限が大きく変化する特徴があります。

例えば、月額 3,280円の無制限プランが魅力だったどんなときもWiFiでは、大規模な通信障害により月間25GB程度で制限が適用されたことがありました。250GBではありません。25GBです。

さらに、BBN WiFiの使い放題プランも2020年2月に開始した当初は、月間200~300GBは利用できるとの口コミもありましたが、現在では150GB程度となっています。また、どんなどきもWi-Fiのような通信障害が起こらないとも言い切れないサービスです。

上記のように、利用できるデータ量が毎月変化しているプランを期間の縛りを設けて契約するのはとてもおすすめできることではありません。使い勝手が毎月変化する回線であれば、不都合が生じたときにデメリットなく解約できるサービスを選択するべきです。

2−1.現在は在庫不足によりBBN WiFiは受付を停止中

2020年4月より、コロナウイルスの影響による端末の在庫不足のため、大容量通信のポケットWi-Fiサービスは各社で新規受付を停止している状況です。

BBN Wi-Fiのプランも同様に、2020年の7月現在は申し込みを受け付けていません。現在、BBN Wi-Fiと同様のプランを契約するのであれば、ギガWi-Fiに同じ機種を使った同価格のプランが存在します。

ですが、ギガWiFiのプランは契約期間が3年間となります。そのため、BBN Wi-Fiに輪をかけておすすめできる申し込み先にはなっていません。現在でも状況に合ったおすすめできるプランが他に存在します。

3.BBN Wi-Fiのネット上の評判・口コミ

BBN WiFiは2020年2月に登場したサービスであることから、ネット上にある評判や口コミは非常に限られています。その中で今回はTwitterで見かけられたBBN WiFiの評判や口コミを紹介します。

3−1.BBN Wi-Fiの【良い評判】

”新しいWiFi届いた!

一昔前のスマホみたい

ちゃんと電波あるし、乗り換えてよかった。早く乗り換えればよかった。”

BBN Wi-Fiを契約されている方は、上記のようにG4MAXを選んで契約されている方が多いようです。G4MAXは液晶画面が付いたスマホのような形をしており、U2sの見た目を嫌う方に一定の魅力があるようです。

また、上記の口コミでは通信速度が下り41.1Mbpsと非常に高速です。

”回線速度の比較してみました。

上から

UQモバイル高速モード 62.0Mbps

UQモバイル節約モード 0.9Mbps

BBN WiFi 21.6Mbps” 

BBN Wi-Fiの回線は、独自回線のWiMAXと比較すると低速になる特徴があります。ですが、LTE回線を利用する大容量ポケットWi-Fiの平均速度である20Mbpsは出ているようです。

BBN Wi-Fiの良い評判・口コミまとめ

BBN WiFiの良い評判や口コミを確認すると、大部分の口コミが通常通り使える回線であることに集約されていました。そのため、BBN WiFiを契約すれば、平均速度20Mbps程度の通信回線が利用できるようになります。

3−2.BBN Wi-Fi【悪い評判】(中心的な評判)

”無制限をうたつてますが、月150GBで翌月まで速度制限がかかります。150過ぎると、ネットサーフィンもままなりません。事前にしっていれば… 

ご理解の上、ご契約くださいませ。”

上記の口コミのように、BBN WiFiでは無制限(使い放題)と公式サイトに記載してありながら通信量上限があることが大きな悪評になっています。

”私も150GBで制限されました。

電話で確認したら、あくまでポケットwifiなので動画など見られたら、そうなる可能性はありますと言う事で、特定の容量は教えてもらえませんでした。

最初から150GBがわかっていたら、契約しませんでしたので、せめて無償で解約させて欲しいです。。。”

さらに、BBN WiFiは、制限が適用される通信量上限は案内してもらえないのに、解約には高額な違約金がかかることが大多数の悪評の原因になっています。

BBN Wi-Fiの悪い評判・口コミまとめ

BBN WiFiの悪い評判や口コミを確認すると、大多数の口コミが実際のサービスは使い放題ではないことに不満を感じていました。現在は、コロナウイルスの影響により、ポケットWiFi事態のサービス品質が不安定になっています。

そのなかでBBN WiFiのように契約期間に縛りが存在する申し込み先には、必ずと言ってよいほど広告とサービスとに違いがあるのに解約時に違約金があることが話題になります。

ですので、周辺の状況や利用者の数で品質が大きく変化するポケットWi-Fiを契約するのならば、契約期間は縛りがないものを選択するほうが正解であると口コミから理解できます。

4.評判と特徴から分かるBBN Wi-Fiが向いている人、向いていない人

検討

ここまで、BBN Wi-Fiについて徹底的に調べて分かった特徴と注意点について解説しました。この項目では、BBN Wi-Fiの特徴と注意点から分かる「向いている人・向いていない人」の特徴をご紹介します。まずは、BBN Wi-Fiの特徴と注意点をおさらいしておきましょう。

BBN Wi-Fiの特徴と注意点まとめ

特徴注意点
  • U2sプランが月額 3,250円と安価
  • バッテリーとして利用できるG4MAXもある
  • 海外利用可
  • クラウドSIMなので広域で通信可能
  • 通信速度は平均20Mbps程度
  • 初期契約解除でキャンセル可能
  • 契約期間は2年間
  • 他社と月額は百数十円程度の差
  • 初月月額は全額請求
  • 解約違約金が非常に高額
  • 同じ運営会社の別サービス有
  • 端末返却は受取拒否の可能性あり
  • 支払い方法はクレジットカードのみ
  • 現在は新規受付停止中

BBN Wi-Fiには上記のような特徴と注意点があります。これらを踏まえた上で、BBN Wi-Fiが向いている人・向いていない人の特徴を確認していきます。

4−1.BBN Wi-Fiが向いている人

BBN Wi-Fiと似た条件の各社プラン一覧
申し込み先BBN Wi-FiギガWiFiMUGEN WiFi
プランU2sG4MAXU2sU3G4MAX格安

(U2s)

MUGENアドバンス

(G4MAX)

契約期間2年3年2年
月額料金3,250円3,480円3,250円3,250円3,480円3,280円3,880円
事務手数料3,000円
解約違約金初月~24ヶ月目 18,000円

更新月 0円

26月目以降 9,500円

初月~24ヶ月目 19,800円

26月目以降 10,450円

更新月 0円

1年未満 9,000円

1年~2年未満 5,000円

以降 0円

現在の状況新規受付を停止中最短営業日発送新規受付を停止中

BBN WiFiが向いている方は下記の特徴がある方です。

  • G4MAXプランを確実に2年間使える人
  • 解約する際の違約金が不満にならない人

BBN Wi-Fiの魅力は、U2sやG4MAXを最安級の料金で2年契約できることです。同価格のギガWiFiと比較すると1年間ほど契約期間が短く、中途解約違約金も安くなっています。

とはいえ、U2sプランの場合は、MUGEN WiFiでも月額料金は30円ほどしか差はなく、MUGEN WiFiの場合は2年以降の違約金が0円になっています。

そのため、BBN WiFiを選ぶ方はG4MAXを選択する必要がある方で、尚且つ確実に2年間は同じプランを使い続けられる人に限定されています。

例えば、モバイルバッテリーを必要とするほど野外で長時間の活動をするが、ルーターと一緒にバッテリーを持ち歩きたくない人などが候補です。

ただし、上記の契約先にはすべて契約期間のしばりが存在するため、条件に当てはまったとしてもおすすめできる申し込み先とはいえない内容になっています。また、BBN WiFiは現在、在庫不足のため新規受付を停止中です。そのため、BBN WiFiが向いている人であっても契約期間の縛りがない他社などを利用して現在の状況を乗り越える必要があります。

4−2.BBN Wi-Fiが向いていない人

BBN WiFiが向いていない人は下記の特徴がある方です。

  • モバイルバッテリーを利用しない人
  • モバイルバッテリーをルーターと別に持ち運べる人
  • 月間150GB以上の通信をポケットWiFiで利用する人
  • 2年以内にポケットWiFiをやめる可能性がある人
  • 平均速度20Mbps程度の回線では不安がある人
  • 現在でも在庫があるポケットWiFiを利用したい人

BBN WiFiにおいて他社よりもメリットが大きいプランは、モバイルバッテリー機能が搭載されているG4MAXのプランです。U2sの場合は同等の条件の企業があります。

ですが、モバイルバッテリー自体は3,000円程度で購入できますので、持ち運ぶ機器を少なくしたいなどの条件がない限りG4MAXを利用する意味も少ないです。G4MAXに存在する他のメリットは他の機種でも十分代用ができるものになっています。

さらに、BBN Wi-Fiのプランには契約期間に縛りが存在します。ポケットWiFiの通信品質が数カ月間で大きく変化している現在において、契約期間のあるサービスはデメリットが大きすぎる特徴があります。

そのため、実際にはポケットWi-Fiを利用するほとんどの方にBBN Wi-Fiよりも適した申し込み先が存在します。

月150GB以上の通信をする人は「クラウドWi-Fi(東京)」がおすすめ

月間150GB以上の通信におすすめ「クラウドWi-Fi(東京)」
月間通信量上限無制限(月間300GB程度)
契約期間縛りなし
利用端末U2s
月額料金3,380円
事務手数料3,980円
端末補償オプション月額 400円

実際に利用している方の口コミで月間300GBは利用できるとの意見が大多数のクラウドWi-Fiは、BBN Wi-Fiとの月額料金が130円の違いで契約期間のしばりも存在しません。

そのため、仮にポケットWi-Fiを契約して月間データ通信量上限を超える場合でも、すぐに解約することが可能です。また、自分の条件に合わなかった場合や2年以内にポケットWi-Fiを利用する可能性がなくなる方であっても、クラウドWi-Fiであればすぐに選択できることも大きな魅力です。

ポケットWi-Fiの速度に不安があるなら「GMOとくとくBB」のWiMAX

WiMAXが契約期間の縛りなくレンタルできる「GMOとくとくBB」
月間通信量上限無制限

(3日/10GB以上通信で制限有)

契約期間縛りなし
通信回線WiMAX 2+(独自回線)
利用端末W06・WX06

HOME 02・HOME L02

月額料金4,500円
事務手数料3,000円

独自回線で高速通信が可能なモバイルルーターであるWiMAXは、GMOとくとくBBにて上記のレンタルプランが契約期間の縛りなく利用できます。

WiMAXの場合、無制限プランには3日で10GB以上通信した際の短期通信制限があります。ですが、制限が適用される時間は18~26時までの8時間のみで、3日以内の通信量が10GBを下回れば翌日から解除されます。ですので、大容量通信を限られた日しかしないような利用者の方はWiMAXの無制限プランも向いています。

WiMAXは独自に回線基地局を設置し、LTE回線よりも高い周波数の電波で通信するため、高速な通信に適しています。例えば、BBN Wi-FiなどのLTE回線は平均速度が20Mbps程度なのに対し、WiMAXは2020年7月の現在でも20~50Mbps程度は速度が出ている回線です。

ただし、WiMAXは独自の通信エリアで周りの障害物にも弱い性質の電波を使っています。ですので、広域なエリアで通信できるクラウドSIMと比較すると利用できる場所は限られる特徴があります。

在庫不足が続く現在のでも契約したい人は「FUJI WiFi」がおすすめ

2020年7月に在庫がある大容量ポケットWi-Fiとおすすめの契約先
申し込み先FUJI WiFi最安値保証WiFiクラウドWiFi(東京)
月間通信量上限100GB月間100GB程度無制限

(月間300GB程度)

契約期間なし

(実質12カ月)

なし
月額料金4,400円

(3,900円)

3,280円3,380円
初期費用1,000円

(5,000円)

0円3,980円
回線ソフトバンククラウドSIM
現在の在庫状況通常通り

3営業日以内発送

端末の入荷予定未定

(6月中は可能でした)

受付停止

(6月中は可能でした)

2020年4月ごろから発生している端末の在庫不足により、ポケットWi-Fiの申し込み先では新規受付を停止している企業が大多数となっています。

特に、上記のような契約期間の縛りがない申し込み先はほぼ全滅といえる状況です。そのなかで、2020年7月現在も契約できる申込先ではFUJI WiFiが良い条件です。

FUJI WiFiは、7月からデポジット金(一時預かり金)5,000円を契約時に預けることで月額料金が永年500円引きになるデポコミコースを開催しています。

FUJI WiFiは、一時預かり金なしのコースが月額4,400円で、12か月後に返金されるデポジットがあるコースは3,900円で月間100GBのポケットWi-Fiが利用可能です。デポジット金は12カ月以内に解約した場合は返金されません。

それでも事務手数料などの初期費用が割引されるキャンペーンも開催していることから、契約期間の縛りがある他社のプランよりも良い内容です。また、縛りがない大容量プランが非常に安い最安値保証Wi-FiやクラウドWi-Fiは、在庫ができ次第複数回新規受付を再開しています。ですので、FUJI WiFiを利用しながら、縛りがない無制限プランの在庫が回復するのを待つのが現在の最良の方法となります。

まとめ

2020年2月よりサービスを開始したBBN Wi-Fiの特徴を解説し、実際に利用している方の評判や口コミを確認しました。

BBN Wi-Fiは、モバイルバッテリー機能があるG4MAXという機種の月額料金が安い大容量ポケットWi-Fiレンタルサービスです。ですが、契約期間には2年間の縛りがあり、現在は新規受付も停止中です。また、すべてのプランにおいて他社と差別化できるような月額料金にはなっていません。

そのため、BBN Wi-Fiを選ぶべきである理由は少ないといえます。一方、BBN Wi-Fiを選ぶべきではない理由ははっきりとしていますので、BBN Wi-Fiよりも優れた契約先を選びポケットWi-Fiを契約することをおすすめします。

BBN Wi-Fiを契約しようとお考えの方が、不安に思うような項目別におすすめの契約先も解説していますので、参考にしていただき自分に合ったポケットWi-Fiを見つけましょう。

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