昨今ではクラウドSIMの普及により「1か月あたりの通信容量が無制限のポケットWiFi」が数多く登場してきました。
データ通信が使い放題のポケットWiFiなら速度制限に悩まされることがなくなるので、いつでも場所を問わず快適にインターネットが使えるようになります。
ですが、制限なしのポケットWiFiは事業者によって月額料金や通信速度が異なるので、何も調べずに適当に申し込むと高い料金で全然使えないサービスを使うことになりかねません。
そこでこの記事では、種類の多い無制限ポケットWiFiの月額料金やデータ容量、通信速度を徹底的に比較して、本当におすすめできる完全無制限WiFiをご紹介します。
この記事を最後まで読むと、これから無制限のポケットWiFiに申し込む時の選択肢はたったの一択であることがわかります。
ポケットWiFi選びで迷っている人は、ぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。
1.完全無制限WiFiおすすめランキングTOP5
まずは、様々な観点を総合的に評価して、当サイトが本当におすすめできる無制限ポケットWiFiをランキング形式でご紹介します。
完全無制限WiFiおすすめランキングTOP5は、以下の5つのサービスです。
- 第1位:クラウドWiFi東京
- 第2位:ZEUS WiFi
- 第3位:どこよりもWiFi
- 第4位:THE WiFi
- 第5位:FUJI WiFi
これから完全無制限のポケットWiFiに申し込むなら、上記の5社の中から選べば間違いありません。
それぞれがランクインした理由をわかりやすく解説します。
第1位:クラウドWiFi東京
データ容量 | 無制限 |
月額料金 | 3,380円 |
2年利用時の総額 | 81,120円 |
初期費用 | 3,980円 |
実質月額料金 | 3,546円 |
契約期間 | なし |
解約金 | なし |
解約金0円で無制限のパーフェクトなポケットWiFi
当サイトがおすすめする完全無制限WiFiランキング、第1位は「クラウドWiFi東京」です。
クラウドWiFi東京の特徴は以下のとおりです。
解約金0円で無制限の唯一のポケットWiFi
- 2年契約が多いクラウドSIMの中では珍しく契約期間や解約金の縛りがない
- 解約金が0円なので通信業界で続々と登場する新しいサービスへの乗り換えもラクラク
解約金0円なのに実質月額料金が安い
- 初期費用は高めなものの2年間の実質月額料金はクラウドSIMの中でも安め
- 途中で月額料金が値上がったりしないので安心して使える
無制限ポケットWiFiの中で通信速度に関する悪い口コミが少ない
- 2020年3月頃に発生したクラウドSIMの大規模通信障害下でも通信速度に関する悪い口コミが見られない
- 独自に仕入れている回線量が十分であるため、いつでも快適にインターネットが使える
クラウドWiFi東京は、無制限で使えるクラウドSIMの中でダントツでおすすめのサービスです。
2年間の実質月額料金がクラウドSIMの中でも安めで、さらに契約期間や解約金による縛りが一切ないことが特徴です。
POINTクラウドSIMに代わる新しいサービスが突然登場した場合でも、高額な違約金の心配をせずに気軽に乗り換えることができます。
通信速度に関しても悪い口コミや評判が見受けられないので、ポケットWiFiの用途としてはメリットだらけの「まさにパーフェクトなモバイルWiFi」といえるでしょう。
第2位:ZEUS WiFi
データ容量 | 無制限 |
月額料金 | 1〜6か月目:2,980円 7か月目以降:3,280円 |
2年利用時の総額 | 73,640円 |
初期費用 | 3,000円 |
実質月額料金 | 3,193円 |
契約期間 | 2年間 |
解約金 | 9,500円 |
縛りがあるものの実質月額料金が最も安いポケットWiFi
おすすめの完全無制限WiFiランキング、第2位は「ZEUS WiFi」です。
ZEUS WiFiの特徴は以下のとおりです。
2年間の実質月額料金が最も安いポケットWiFi
- 最初の6か月間は割引が適用されて非常に安い金額で利用できる
- 7か月目以降もクラウドSIMの相場価格より安い金額設定なので全体を通して通信費を節約できる
ZEUS WiFiだけが取り扱うディスプレイ付きモバイルルーター「H01」が便利
- ディスプレイが付いていることでバッテリー残量が目に見えてわかる
- 同時接続台数が10台と一般的なクラウドSIM端末「U2s」の2倍の台数まで接続可能
課金開始日から30日以内なら解約料9,500円がタダで解約できる
- 通常の初期契約解除よりも無料解約できる期間が長い
- ただし事務手数料3,000円+初月日割り料金+翌1か月分の料金がかかる点には要注意
ZEUS WiFiは、この記事でご紹介した全13社の完全無制限WiFiの中で「2年間の実質月額料金」が最も安いポケットWiFiです。
クラウドSIM対応でトリプルキャリアの回線が使えるので、通信費を節約しながら快適にインターネットを使えることが最大の特徴です。
また、他社よりもお試し利用できる期間が30日間と長めに設定されていて、この期間内であれば通常9,500円かかる解除料が0円で解約できます。
ただし、解約金は0円になるものの、事務手数料3,000円と初月利用分(日割り)、翌1か月分の料金が発生するので、完全にタダで解約できる訳ではないことを覚えておきましょう。
第3位:どこよりもWiFi
データ容量 | 無制限 |
月額料金 | 1〜6か月目:2,880円 7か月目以降:3,380円 |
2年利用時の総額 | 74,740円 |
初期費用 | 3,000円 |
実質月額料金 | 3,239円 |
契約期間 | 2年間 |
解約金 | 9,500円 |
縛りありと縛りなしの料金プランから好きな方を選べる珍しいポケットWiFi
おすすめの完全無制限WiFiランキング、第3位は「どこよりもWiFi」です。
どこよりもWiFiの特徴は以下のとおりです。
ここに文章を入れてください。
縛りありプランと縛りなしプランの2種類から好きな方が選べる
- 縛りありプラン:2年契約なもののデータ容量が無制限のプランを選択可能
- 縛りなしプラン:契約期間がないものの1か月で50GB/20GBまでの容量制限がある
2年間の実質月額料金はZEUS WiFiに次ぐレベルの安さ
- 1〜6か月目は月額料金割引が適用されて最安級のZEUS WiFiよりも安く使える
- 7か月目以降はZEUS WiFiよりも100円高くなるものの、それでもクラウドSIMの相場3,500円前後に比べるとかなり安い
他社では在庫切れが多い状況下でも安定して端末を供給している
- 取り扱い端末は「U3」「U2s」「JT101」の3機種
- 他社では在庫切れで申し込めないことが多いが、どこよりもWiFiでは在庫が潤沢にある模様
どこよりもWiFiは株式会社Wizという大きな代理店が運営するポケットWiFiです。
契約期間と解約金がある代わりに無制限プランが使える「縛りありプラン」と、契約期間がないものの1か月で50GBまたは20GBまでの容量制限がある「縛りなしプラン」の2種類を提供しています。
2年間の実質月額料金は上述のZEUS WiFiに次ぐレベルの安さで、料金重視でポケットWiFiを選びたい人に向いています。
テレワークなどで「今すぐにポケットWiFiを使いたい」という場合に最適なサービスだといえます。
第4位:THE WiFi
データ容量 | 無制限 |
月額料金 | 1〜3か月目:3,480円 4か月目以降:3,842円 |
2年利用時の総額 | 91,122円 |
初期費用 | 3,000円 |
実質月額料金 | 3,922円 |
契約期間 | 2年間(自動更新なし) |
解約金 | 9,800円 |
2年以上使えばいつでも解約できるポケットWiFi
おすすめの完全無制限WiFiランキング、第4位は「THE WiFi」です。
THE WiFiの特徴は以下のとおりです。
料金プランは2種類から選べる
- THE WiFiプラン:全国15万箇所のWi-Fiスポットが使える
- THE WiFiライトプラン:違いはWi-Fiスポットが使えない点のみ
全国15万箇所のWi-Fiスポットを無料で使える
- 「エコネクト」のサービス利用料が0円で利用できる
- スマホにアプリを入れればTHE WiFiを持っていなくても全国15万箇所のWi-Fiスポットでインターネットが使える
5G(第5世代移動通信システム)へのアップグレードに対応
- 国内で商用利用がスタートしたばかりの5Gに対応予定
- アップグレードのプログラム内容などの詳細は未定とのこと
THE WiFiは、日本全国15万箇所にあるWi-Fiスポットが無料で利用できるようになったり、5Gへのアップグレードに対応予定だったりと、他社には見られないユニークな特徴があるサービスです。
料金プランは2種類あり、これらの違いは「Wi-Fiスポットが使えるかどうかの1点のみ」です。
そのため、Wi-Fiスポットを使う予定がない人にとっては月額料金が安い「THE WiFiライトプラン」を選ぶことをおすすめします。
ただし、月額料金はクラウドSIMの相場通りの金額で特段安い訳ではないので注意が必要です。
第5位:FUJI WiFi
データ容量 | ルータープラン 100GB・50GB・30GB |
月額料金 | 100GB:4,400円(デポコミ:3,900円) 50GB:3,400円(デポコミ:2,900円) 30GB:3,100円(デポコミ:2,600円) |
2年利用時の総額 | 100GB:105,600円(デポコミ:93,600円) 50GB:81,600円(デポコミ:69,600円) 30GB:74,400円(デポコミ:62,400円) |
初期費用 | 3,000円 |
実質月額料金 | 100GB:4,525円(デポコミ:4,025円) 50GB:3,525円(デポコミ:3,025円) 30GB:3,225円(デポコミ:2,725円) |
契約期間 | なし |
解約金 | なし |
自分に合ったギガ数を選べる解約金0円のポケットWiFi
おすすめの完全無制限WiFiランキング、第5位は「FUJI WiFi」です。
FUJI WiFiの特徴は以下のとおりです。
クラウドSIM非対応なものの、ルータープランとSIMのみプランの好きな方が選べる
- ルータープラン:100GB/50GB/30GB
- SIMのみプラン:100GB/50GB/30GB/20GB/12GB/10GB
ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれの回線だけに対応したプランを使える
- クラウドSIM対応サービスに比べると月額料金は高め
- ただしドコモ回線やau回線だけが使える大容量プランは非常に珍しい
契約期間や解約金の縛りが一切ない
- 更新月を気にする必要がないので使いたいときだけ気軽に使える
FUJI WiFiは、2020年7月現在では無制限プランの販売を終了しており、100GB/50GB/30GBから好きな容量のギガ数を選んで使うポケットWiFiです。
クラウドSIMに対応している訳ではありませんが、ドコモ・au・ソフトバンクのそれぞれの回線だけに対応したポケットWiFiが使えます。
POINT月額料金は高めの金額設定ですが、契約期間や解約金の縛りが一切ない点は高評価できるポイントです。
自分の使うギガ数を完璧に把握している人であれば無駄な料金を支払わずに済みます。
今からポケットWiFiを申し込むにあたり、契約期間や違約金の縛りがあるサービスに申し込むのはリスクが高いといえるので、値は張るものの一考の余地は十分にあるポケットWiFiだといえます。
2.完全無制限のポケットWiFiとは
完全無制限のポケットWiFiとは、簡単にいえば「1か月に使えるデータ容量の上限が決められていないポケットWiFi」のことです。
今までは1か月の間に使えるデータ容量は上限付きなのが普通でしたが、昨今では通信技術の進化に伴い、容量制限のない使い放題のポケットWiFiが数多く登場しています。
完全無制限のポケットWiFiには、以下のような3つの特徴があります。
- 1-1.ポケットWiFiには「LTE」と「WiMAX2+」の2種類がある
- 1-2.最近話題の「クラウドSIM」はトリプルキャリアのLTE回線が使える
- 1-3.ポケットWiFiの運営会社によって月額料金や通信速度が異なる
それぞれの特徴を理解してから、各ポケットWiFiの月額料金や通信速度の比較を見ていきましょう。
2-1.ポケットWiFiには「LTE」と「WiMAX2+」の2種類がある
ポケットWiFiには、大きく分けると以下の2つの回線があります。
ポケットWiFiの種類
回線の種類 | LTE | WiMAX2+ |
提供元 | 大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク) | UQコミュニケーションズ |
特徴 |
|
|
周波数帯 | 700〜900MHz帯 | 2.5GHz帯 |
速度制限 | 月間制限あり | 月間制限なし ※10GB/3日間制限あり ※ハイスピードプラスエリアモード使用時は7GB/月制限あり |
大手キャリアのみが取り扱える「LTE」と、日本国内ではUQコミュニケーションズのみが取り扱う「WiMAX2+」の2つが存在します。
LTE回線は700〜900MHzの低周波数帯の電波を使用しており、低周波数帯の電波は障害物を回り込んで、より長い距離まで届くという特徴があります。
そのため、WiMAX2+に比べて日本全国の幅広いエリアにおいて山間部や高層ビル群、屋内や地下であっても快適にインターネットを使えることがメリットです。
ただし、大手キャリアが販売するポケットWiFiには1か月の間に使えるデータ容量に上限があったため、常に残りのデータ容量を気にしながら使う必要がありました。
一方のWiMAX2+は、月間のデータ容量が無制限であることが最大の特徴です。
また、WiMAX2+では直進性が強く短い距離までしか届かないものの、LTEよりも高速通信が可能な2.5GHzの高周波数帯の電波を使用しています。
そのため、LTEに比べて最大通信速度は速いものの、サービスエリアが狭めで地下や屋内などの障害物が多い場所では繋がりづらいという特徴もあります。
- 容量制限があるものの、日本全国の幅広いエリアで使えるのが「LTE」
- 無制限で使い放題なものの、屋内や地下では繋がりづらいのが「WiMAX2+」
2-2.最近話題の「クラウドSIM」はトリプルキャリアのLTE回線が使える
昨今では「クラウドSIM」と呼ばれる新しい技術が登場し、1台の端末でドコモやau、ソフトバンクのLTE回線が使えるようになっています。
クラウドSIMは、クラウド(インターネット)上で複数枚のSIMカードを管理して、それぞれの端末へ自動的に振り分ける通信技術のことです。
今までは1台の端末に1枚のSIMカードを差してデータ通信を行っていたため、そのSIMカードに書き込まれたキャリアの回線しか使えませんでした。
ですが、中国のuCloudlink社が提供する「SIMバンク」と呼ばれる通信機器に複数枚のSIMカードを差し込むと、SIMカードの情報をインターネット上で管理できるようになります。
POINTここに文章を入れてください。つまり、クラウドSIMを販売する事業者が大手キャリアの回線を仕入れてSIMバンクで管理することで、1台の端末でトリプルキャリアのLTE回線が使えるようになっているのです。
今までは無制限のポケットWiFiといえば「WiMAX2+」だけでしたが、クラウドSIMの登場により、擬似的に月間の容量制限を気にすることなくLTE回線が使えるようになりました。
これから申し込むなら、サービスエリアが狭くて屋内や地下に弱い「WiMAX2+」より、幅広いエリアで安定した通信が可能な「LTE」を使える「クラウドSIM」を選ぶのがおすすめです。
トリプルキャリア対応だが実際はソフトバンク回線に繋がりやすい
トリプルキャリアに対応している「クラウドSIM」ですが、実際に繋がりやすいのはソフトバンク回線です。
恐らくですが、ソフトバンク回線に繋がりやすい理由はドコモやauよりも1回線あたりの仕入れ価格が安く、他のキャリアよりも多めに回線を仕入れているからだと考えられます。
上述のとおり、クラウドSIMはSIMバンクで複数枚のSIMカードを管理することでサービスを提供していますが、元々の回線量が十分でなければサービスそのものが成り立ちません。
安い価格で仕入れられるソフトバンク回線を多めに仕入れているため、必然的にドコモやauよりもソフトバンク回線に繋がりやすくなっているのでしょう。
そのため、クラウドSIMの理論上はその時々に応じた最適な回線に自動接続されますが、実際にはソフトバンク回線に繋がりやすい=ソフトバンクのエリア内で使うことになると覚えておいてください。
2-3.ポケットWiFiの運営会社によって月額料金や通信速度が異なる
WiMAX2+を除いた「完全無制限ポケットWiFi」は、運営会社によって月額料金や通信速度が異なります。
その理由は、各事業者が大手キャリアと独自に契約をしてSIMバンクに差すためのSIMカード(回線)を仕入れているためです。
ポケットWiFiを販売する事業者によって、同じクラウドSIMでも月額料金が500〜1,000円ほど変わってくるので、しっかりと月額料金を比較してから申し込むことが大切です。
3.無制限ポケットWiFiの月額料金・データ容量・通信速度を徹底比較
ここまで、完全無制限のポケットWiFiの概要をご紹介しました。
簡単にお伝えすると、無制限のポケットWiFiを選ぶときは以下の3つの要点を抑えておく必要があります。
- WiMAX2+よりもエリアが広く屋内でも繋がりやすい「LTE回線」のサービスを選ぶ
- ドコモやau、ソフトバンクのLTE回線が自動振り分けされる「クラウドSIM」を選ぶ
- クラウドSIMの運営会社によって月額料金や通信速度が異なる
これら3つのポイントを抑えてクラウドSIMのサービスを選べば、完全無制限のポケットWiFiを選ぶ上で損をすることはありません。
とはいえ、今ではクラウドSIMのサービスが星の数ほど多く登場しているので、自分で料金を調べたり速度を比較したりするのは非常に手間がかかる作業となります。
そこでこの章では、様々なポケットWiFiサービスを「月額料金・データ容量・通信速度」の3項目に分けて徹底比較してご紹介していきます。
この章で比較していくポケットWiFiサービスは、WiMAXプロバイダを含む以下の全13社です。
当サイトで独自調査した結果、本当におすすめできるポケットWiFiサービスをご紹介しているので、これからポケットWiFiを選ぶ際の参考していただければ幸いです。
3-1.料金で比較
まずは、ポケットWiFiの月額料金比較から見ていきましょう。
ポケットWiFiは運営会社によって初期費用の金額や割引が適用される期間が異なります。
そのため、まったく同じ条件で正しく比較するためには「実質月額料金」を計算してから比較するのがおすすめです。
実質月額料金=(事務手数料+端末代金+月額料金×24か月)÷24
上記の計算式で算出された「実質月額料金」で比較をすると、本当に安く使える完全無制限WiFiを探し出すことができます。
以下で、WiMAXプロバイダを含む全13社の無制限ポケットWiFiにおける「2年間の実質月額料金」を計算して比較しました。
また、合わせて契約期間や解約金の縛りについてもまとめているのでぜひご覧ください。
サービス名称 | 実質月額 | 2年利用時のトータル | 契約期間 | 解約金 |
クラウドWiFi東京 | 3,546円 | 85,100円 | なし | なし |
ZEUS WiFi | 3,193円 | 76,640円 | 2年 | 9,500円 |
どこよりもWiFi | 3,239円 | 77,740円 | 2年 | 9,500円 |
THE WiFi | 3,922円 | 94,122円 | 2年(自動更新なし) | 9,800円 |
FUJI WiFi(ルーター100GB SBプラン) | 4,525円 | 108,600円 | なし | なし |
どんなときもWiFi | 3,605円 | 86,520円 | 2年 | 1年以内:19,000円 1年超〜2年以内:14,000円 3年目以降:9,500円 |
限界突破WiFi | 3,500円 | 84,000円 | 2年(自動更新なし) | 18,000円 |
Mugen WiFi | 3,405円 | 81,720円 | 2年(自動更新なし) | 1年以内:9,500円 1年超〜2年以内:5,000円 |
UQ WiMAX | 4,630円 | 111,120円 | 2年 | 1,000円 |
GMOとくとくBB WiMAX | 4,306円 | 103,350円 | 3年 | 2年以内:24,800円 3年目以降:9,500円 |
Broad WiMAX | 3,450円 | 82,809円 | 3年 | 1年以内:19,000円 1年超〜2年以内:14,000円 3年目以降:9,500円 |
カシモWiMAX | 3,613円 | 86,720円 | 3年 | 1年以内:19,000円 1年超〜2年以内:14,000円 3年目以降:9,500円 |
BIGLOBE WiMAX | 4,739円 | 113,740円 | 1年(自動更新なし) | 1,000円 |
2年間の実質月額料金を比較すると、ZEUS WiFiがダントツで安いことがわかりました。
また、ポケットWiFiによって契約期間や解約金といった縛りの条件も大きく異なります。
ただし、これからモバイルWiFiを申し込むなら契約期間による縛りが緩いサービスに申し込むことをおすすめします。
なぜなら、スマホやポケットWiFiなどの通信業界では技術の進化するスピードが凄まじく、次々に新しいサービスや料金プランが登場しているからです。
たとえば、今では一般的となった「クラウドSIM」が普及し始めたのは2019年からと日が浅く、2020年には「5Gの国内商用化」が本格的にスタートしたことなどが挙げられます。
このようにどんどんと新たなサービスが登場していますが、契約期間による縛りがあるサービスを使っていると高額な違約金を支払わないと乗り換えることができません。
今よりも快適にインターネットが使えて、さらに月額料金が安いという明確なメリットがあるなら、すぐにでも乗り換えてお得にポケットWiFiを使いたいですよね。
これからポケットWiFiに申し込むなら契約期間や解約金の縛りがない、もしくは条件が緩いサービスに申し込むことが鉄則だと覚えておきましょう。
3-2.データ容量で比較
続いて、ポケットWiFiのデータ容量で比較をしていきます。
一般的に「完全無制限」といわれるのは「月間データ容量の上限がないサービス」のことです。
しかしながら、ポケットWiFiの中には「1日あたり2GBまで」「直近3日間で10GBまで」などの「一時的な通信制限」が設けられていることがあります。
この章で、どのサービスにどれくらいの容量制限が設けられているのかを確認しておきましょう。
サービス名称 | 月間データ容量 | 1日あたりの容量 |
クラウドWiFi東京 | 無制限 | なし |
ZEUS WiFi | 無制限 | なし |
どこよりもWiFi | 無制限 | なし |
THE WiFi | 無制限 | なし |
FUJI WiFi | 100GB・50GB・30GB | なし |
どんなときもWiFi | 無制限 ※2020年4月以降は月25GB | なし |
限界突破WiFi | 無制限 | 1日5GB制限 |
Mugen WiFi | 無制限 | なし |
UQ WiMAX | 無制限 | 3日10GB制限 |
GMOとくとくBB WiMAX | 無制限 | 3日10GB制限 |
Broad WiMAX | 無制限 | 3日10GB制限 |
カシモWiMAX | 無制限 | 3日10GB制限 |
BIGLOBE WiMAX | 無制限 | 3日10GB制限 |
※無制限ポケットWiFiは、ネットワーク品質の維持および公正な電波利用の観点から、著しくネットワークを専有するレベルの大容量通信を行ったと判断された場合に概ね128〜384Kbpsまでの速度制限が行われることがあります
これまで無制限といわれていた「WiMAX2+」ですが、実は直近3日間でのデータ使用量が10GBを超えると、概ね1Mbps程度までの通信制限が行われていました。
直近3日間での使用ギガ数が10GB未満になれば翌日には通信制限が解除されるものの、WiMAX2+では実質的に1か月あたり90GB程度までしか使えない計算となります。
一方、新しく登場した「クラウドSIM」では、月間データ容量・1日あたりの容量のどちらも制限されていません。
そのため、ひと月に100GB以上のデータ通信を行うことも可能で、WiMAXよりもクラウドSIMを選ぶ方がメリットは大きいといえます。
ただし、運営会社が仕入れている回線には上限があるため、ネットワーク品質の維持および公正な電波利用の観点から、短期間で大容量のデータ通信を行うと通信制限が実施される可能性があります。
そのため、無制限だからといって短期間のうちに使いすぎてしまうと思わぬタイミングで速度制限となってしまう恐れがあるので気をつけましょう。
動画視聴での使用ギガ数(参考)
参考までに、1GBあたりのギガ数で動画視聴やビデオ通話がどれくらいできるかの目安をまとめてご紹介します。
用途 | 1GBでできること |
YouTube |
|
LINE(ビデオ通話) | 約180分 |
LINE(音声通話) | 約2,000分 |
FaceTime(iPhone) | 約400分 |
参照:1GB(ギガバイト)で何時間動画を観られるの?|DTI
1GBでYouTubeの標準画質(480p)がおよそ120分視聴できます。
つまり、WiMAX2+の直近3日間10GB制限となるまで、およそ1,200分(20時間)は視聴できる計算となります。
ただし、上記はあくまで動画視聴をする場合に限った時間なので、動画視聴以外にオンラインゲームやビデオ通話をすると、あっという間に通信制限となってしまいます。
短期間に何本も動画やゲームをダウンロードする・YouTubeやSpotifyなどを再生し続けるなどのヘビーな使い方をしていると、想像しているよりもすぐに速度制限が課されることになるのでご注意ください。
3-3.回線種別・通信速度
最後に、各ポケットWiFiの通信速度や回線種別について見ていきましょう。
ポケットWiFiの中には、クラウドSIM対応の端末であっても国内では特定のキャリアの回線しか使えない場合があります。
そのため、そのポケットWiFiが本当にトリプルキャリアの回線が使えるかどうかを公式サイトでしっかりと確認してから申し込まなければなりません。
サービス名称 | 回線種別 | 下り最大 | 上り最大 |
クラウドWiFi東京 | LTE(クラウドSIM) | 150Mbps | 50Mbps |
ZEUS WiFi | LTE(クラウドSIM) | 150Mbps | 50Mbps |
どこよりもWiFi | LTE(クラウドSIM) | 150Mbps | 50Mbps |
THE WiFi | LTE(クラウドSIM) | 150Mbps | 50Mbps |
FUJI WiFi(ルーター100GBプラン) | LTE(ソフトバンク) | 150Mbps | 50Mbps |
どんなときもWiFi | LTE(クラウドSIM) | 150Mbps | 50Mbps |
限界突破WiFi | LTE(クラウドSIM) | 150Mbps | 50Mbps |
Mugen WiFi | LTE(クラウドSIM) | 150Mbps | 50Mbps |
UQ WiMAX | WiMAX2+ au 4G LTE | 1.2Gbps | 75Mbps |
GMOとくとくBB WiMAX | WiMAX2+ au 4G LTE | 1.2Gbps | 75Mbps |
Broad WiMAX | WiMAX2+ au 4G LTE | 1.2Gbps | 75Mbps |
カシモWiMAX | WiMAX2+ au 4G LTE | 1.2Gbps | 75Mbps |
BIGLOBE WiMAX | WiMAX2+ au 4G LTE | 1.2Gbps | 75Mbps |
※WiMAX2+の下り速度は「Speed Wi-Fi NEXT W06」で有線接続+ハイスピードプラスエリアモード+ハイパフォーマンスモードおよび4×4MIMO設定オンで利用した場合の最大値です
通信速度に関しては「WiMAX2+」に軍配が上がります。
WiMAX2+の「Speed Wi-Fi NEXT W06」という機種は、有線接続+ハイスピードプラスエリアモード+ハイパフォーマンスモードを使うことで、最大1.2Gbpsの超高速通信が可能です。
光回線の通信速度が標準で最大1Gbpsなので、固定回線よりも最大速度が速いポケットWiFiということになります。
ただし、これらはあくまでベストエフォート型のサービスであり、記載の数値は技術上の最大値です。
使うエリアや周囲の環境、時間帯、同時接続する利用者の数によって大きな影響を受けるため、無線通信下で使う場合の実際の通信速度は30〜40Mbps程度に留まります。
LTE回線に関しては低周波数帯を使用していることから屋内や地下でも電波が入りやすいですが、通信速度の目安としては20〜30Mbps程度であることが多いです。
そのため、これらの通信速度はあくまで参考程度に留めておくようにしてください。
4.最高の完全無制限ポケットWiFiを選ぶ際の注意点
完全無制限で使える中で特におすすめのポケットWiFiをご紹介しました。
基本的にポケットWiFi選びで迷ったときは、上述のランキングTOP5を参考にしてもらえればポケットWiFi選びで損をすることはありません。
ですが、ポケットWiFiを選ぶ際に必ず知っておいてほしい注意点もあるので、この章で合わせて確認しておくことをおすすめします。
完全無制限WiFiを選ぶ際の注意点は、以下でまとめた4つが挙げられます。
- 4-1.1日3GBまでといった制限があるか確認
- 4-2.ポケットWiFiを比較する際には「実質月額料金」を計算しておく
- 4-3.WIMAX以外は会社によって通信速度が違うので必ず確認する
- 4-4.契約期間は必ず確認する
それぞれの注意点について分かりやすくお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
4-1.1日3GBまでといった制限があるか確認
完全無制限のポケットWiFiは、月間容量を気にすることなくインターネットが使えます。
ただし、一部のポケットWiFiでは1日2GBや3GBまでの容量制限が設けられているケースがあります。
WiMAX2+のような直近3日間の10GB制限と同じイメージで、翌日になれば通信制限が解除されるものの、一時的に通信速度が低速化してしまうことがあるのでご注意ください。
4-2.ポケットWiFiを比較する際には「実質月額料金」を計算しておく
ポケットWiFiの料金比較の章でも解説しましたが、同じクラウドSIM対応のポケットWiFiでも運営会社によって月額料金は大きく異なります。
また、初期費用としてかかる金額や割引が適用される期間も違うので、公式サイトに掲載されている金額だけでは公平な比較をすることができません。
そこで、以下の計算式に従って「2年間の実質月額料金」を算出してから比較するようにしましょう。
実質月額料金=(事務手数料+端末代金+月額料金×24か月)÷24
「2年間の実質月額料金」を算出することで、全く同じ条件で各ポケットWiFiの月額料金を比較できるようになります。
気になる完全無制限ポケットWiFiがある場合は、一度「実質月額料金」を算出してみることをおすすめします。
4-3.WIMAX以外は会社によって通信速度が違うので必ず確認する
完全無制限で使えるポケットWiFiは数多く登場していますが、同じクラウドSIMでも運営会社によって通信速度は大きく異なります。
なぜなら、ポケットWiFiの運営元が仕入れた回線の総量によって、そのサービスでのインターネットの繋がりやすさや快適さが変わってくるためです。
クラウドSIM対応の無制限WiFiの運営元は「SIMバンク」と呼ばれる通信機器に、各キャリアから独自に仕入れたSIMカードを差し込んで、インターネット上で複数キャリアのSIMカードを管理しています。
通常は1台の端末に1枚のSIMカードが挿入されており、そのSIMカードに書き込まれたキャリアの回線でしかインターネットに接続することができません。
ですが、クラウドSIMならインターネット上で複数キャリアのSIMカードを管理しているので、その時々で最適な回線を判別して各端末へ自動的に割り振りを行います。
ただし、運営元が仕入れた回線の総量が少なければ自動的に割り振るSIMカードが不足してしまい、その結果として回線内混雑が発生し通信速度が低下してしまうのです。
そのため、ポケットWiFiに申し込む前には必ず通信速度を確認するようにしましょう。
当サイトでは、15分に1回のペースで各回線のリアルな通信速度を計測して、その結果を掲載しています。
ポケットWiFiを使うエリアや時間帯によって実際の通信速度は変わってしまいますが、それでも信憑性の高いデータで通信速度の目安としてお使いいただけるかと思います。
ぜひ一度、各回線の通信速度を確認してからお申し込みをご検討ください。
4-4.契約期間は必ず確認する
完全無制限のポケットWiFiは、ほとんどのサービスが2年契約となっています。
理想としては契約期間のないサービスを選ぶのが一番ですが、契約期間がないサービスは月間データ容量が無制限ではないケースや月額料金が割高であることが多いです。
そのため、契約期間のある無制限WiFiに申し込む場合は、できるだけ契約期間が短いサービスを選ぶことをおすすめします。
また、万が一トラブルが発生した場合にしっかりと責任をとってくれそうな運営会社を選ぶことも大切です。
なぜなら、トラブルが発生してポケットWiFiが使い物にならなくなったとしても更新付きでない限りは高額な違約金を支払わないと解約することができないためです。
2020年2月頃から大規模な通信障害が続いている「どんなときもWiFi」では、3月初めに通信障害が完全復旧したと告知したものの、その数日後に再度大規模な通信障害を引き起こしています。
その後の対応もお粗末なもので、どんなときもWiFiのユーザーからの大炎上を招く事態となりました。
最終的には全額返金対応や違約金免除での解約受付を行っていますが、当事者からすればまともに使えないサービスの返金対応や解約手続きに振り回されて余計なストレスに苛まれたことでしょう。
他のサービスでも上記のような事態が起こらないとは限らないので、万が一のトラブル時にちゃんとした対応をしてくれる会社であるあどうかも確認しておきましょう。
5.無制限ポケットWiFiに関するよくある質問
最後に、無制限ポケットWiFiに関するよくある質問にお答えして終わりたいと思います。
5-1.結局WIMAXとクラウドSIMはどちらがいいの?
WIMAXは直近3日間の10GB制限があるため、完全無制限とは言い切れません。
ですが、最大通信速度はWiMAXの方が圧倒的に速く、販売事業者(プロバイダ)によって通信速度の差がでないので、通信品質については一番安心できるといえます。
一方のクラウドSIMは、月間のデータ容量が無制限のサービスが数多く登場しており、月額料金はWiMAXよりも低価格であることがメリットです。
通信速度に関して安心感のあるサービスを選びたいならWIMAX、現在での利便性や料金面を重視するならクラウドSIMを選ぶのがおすすめです。
5-2.完全無制限なはずなのに速度制限になったときはどうすればいい?
完全無制限のポケットWiFiは、大容量のデータ通信を行うと運営元の判断で128〜384Kbps程度に低速化が行われます。
クラウドSIMでは1か月あたり150GBを目安として容量制限を行っているようなので、もしこれ以上のデータ通信を行う場合は固定回線に申し込むことをおすすめします。
1か月で150GB以上のデータ通信をポケットWiFiで賄うのには限界があるので、ぜひこの機会に光回線へのお申し込みをご検討ください。
5-3.無制限のポケットWiFiで「初期契約解除制度」は利用できるの?
無制限のポケットWiFiでも「初期契約解除制度」は利用できます。
初期契約解除は、電気通信サービス専用のクーリング・オフのような制度のことで、端末受領日から8日以内に手続きを行えば解約金や月額料金を支払うことなくサービスを解約することが可能です。
また、運営会社によっては独自のお試し利用サービスを提供しているケースもあるので、詳細は各ポケットWiFiの公式サイトをご確認ください。
5-4.キャッシュバックがもらえる完全無制限WiFiはある?
クラウドSIM対応のポケットWiFiには、キャッシュバックキャンペーンを行っている事業者はありません。
キャッシュバックが欲しい人は、毎月30,000円以上の高額キャッシュバックを行っている「GMOとくとくBB WiMAX」に申し込むのがおすすめです。
6.まとめ
この記事では、完全無制限で使えるポケットWiFiについて、本当におすすめできるサービスの様々な比較を交えながら基本的な知識や注意点を解説しました。
これから無制限で使い放題のポケットWiFiに申し込むなら、2年間の実質月額料金が安く、契約期間や解約金の縛りがないサービスに申し込むのがおすすめです。
どのサービスに申し込むか迷ったときは、ぜひこの記事でご紹介した「完全無制限ポケットWiFiのおすすめランキングTOP5」を参考にして選んでみてください。
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