評判に騙されるな！eo光を選ぶべきでない全理由

eo光は、関西電力の子会社である株式会社オプテージ(旧：株式会社ケイ・オプティコム）が提供している独自回線の光通信サービスです。

eo光など日本各地の電力会社が独自で設置している通信網は、回線を通るデータ量が比較的少ない傾向があり、フレッツ光より高速で快適なことがメリットとなっています。

また、関西電力が100%の出資を行っているeo光は、大企業特有の優れたサポート窓口が魅力で、知識の少ない方でも安心して契約できる光回線サービスです。

ただし、eo光は全国的に利用できる光回線ではないこと、集合住宅では回線を設置済みの建物でしか契約できないことなど、知っておかないと危険な注意点も存在します。

さらに、実際に利用している方の口コミを調査すると、「速度が遅い」「繋がらない時がある」などの悪い評判も見かけることができます。ですのでこの記事では、光回線サービスを探している方に向けて、eo光を選ぶべきではない全理由を詳しく解説していきます。

１．eo光を徹底的に調べてわかった１２の特徴

※2020年8月 みんなのネット回線速度 調べ

上記の表は、eo光の通信エリアや通信速度、料金などをまとめた一覧表です。

eo光の特徴をまとめると、戸建てタイプの契約件数が多く、高速通信・料金の安さ・サポート窓口の品質などが優れています。

ですが、通信障害が多い傾向があることや契約できるエリア・建物が限られていることなど、各項目に注意点やポイントがありますので詳しく解説していきます。

１−１．近畿地方のブロードバンドで12年連続　顧客満足度 NO.1

近畿地方において古くより光通信サービスを提供しているeo光は、上記のような顧客満足度調査において、常にNO.1の評価を受けている優れた申し込み先です。

満足度の審査基準を調査すると、他社と比較して下記の点が特に高評価を得ています。

• 加入時の手続きやサポート窓口の利便性
• 通信速度が快適
• 料金プラン・コストパフォーマンス
• 付帯するサービスの多さ

eo光は、関西電力の子会社が提供していることから、光通信以外に電気・ガス・光テレビ・ひかり電話といったサービスを一括でまとめられることが特徴です。さらに、巨大なグループ企業であることから、大手特有の優れたカスタマーサポートが魅力となっています。

eoへの問い合わせは、電話やメール、チャットはもちろんのことLINEやTwitterでも可能で、特に公式サイトのチャット相談は即返答がもらえる優れたサポート窓口です。

光回線などの通信サービスでは、提供先と連絡を取る際に時間がかかる申し込み先が多い中、eo光のカスタマーサポートはすぐにつながることが優れています。

１−２．eo光は通信速度が光回線のなかでトップレベル！

※1 2020年8月 みんなのネット回線速度 調べ

eo光は、関西電力が独自に設置している光ファイバーケーブルを使ってインターネット通信を行うため、通信速度が非常に高速なことが特徴です。

現在、eo光で1ギガコース・5ギガコース・10ギガコースを契約している方の平均速度は、ダウンロード：323.17Mbps、アップロード：281.41Mbpsというデータがあります。

上記の平均速度はフレッツ光（平均：150~250Mbps程度）よりも非常に高速で、全光回線のなかでもトップクラスの通信速度です。（2020年8月 58社中7位）

１−２−１．ただし、集合住宅では最大通信速度100Mbpsになる可能性も

eo光では、ホームタイプ（戸建て）とメゾンタイプ（アパートなどの集合住宅）で1ギガから10ギガまでのコースを契約することが可能です。そのため、戸建てやアパートなどでは非常に高速な回線で快適なインターネットを楽しむことができます。

ただし、マンションタイプ（マンションなどの集合住宅）では、VDSL・VDSL-S方式という配線方式を通信に使うため、最大通信速度が100Mbps（0.1Gbps）の契約になります。

VDSL・VDSL-S方式は、光回線と電話回線を併用する配線方式で、実際に契約している方の平均速度は20～80Mbpsしか速度が出ていない回線です。

例外として、一部マンションでは、光方式・イーサネット方式（1ギガコース同等）の契約をできる物件も存在します。ですが、契約できる物件名や料金などは掲示されていません。

あくまでも、エリア検索の結果、契約先のマンションが光方式・イーサネット方式に対応していた場合は、eo光に問い合わせをすることで契約内容がわかる仕組みとなっています。

ですので、集合住宅でeo光を契約する際には、契約できる通信タイプに注意が必要です。

１−２−２．eo光は戸建てタイプに圧倒的な人気があります

近畿地方において顧客満足度も高いeo光は、特に戸建てタイプに人気があります。

上記の表の平均速度は、eo光を実際に利用している方が2020年8月の直近3カ月間に行った、通信速度測定の結果を元にしたデータです。

各プランの計測回数を見ると、戸建ての計測回数が23,654件あるのに対し、メゾンタイプ・マンションタイプの計測回数は3カ月間で2,784件です。

契約者の速度測定回数に約10倍ほどの違いがありますので、単純計算でeo光を契約している方は、10人中一人が集合住宅にお住まいの方であるといえます。

また、eo光の悪い評判を調査すると大半が「通信速度が遅い」という内容で、最大通信速度が100Mbpsになっているマンションタイプについてのものになっています。

１−３．ただし！独自回線特有の通信障害があることが特徴

eo光が利用している光回線は関西電力が設置している独自回線のため、全国的に通信網があるNTTフレッツ光回線とは通信障害の有無に大きな特徴があります。

eo光の回線は、数分～数時間程度の通信ができない時間が断続的に発生することが特徴で、直近に発生した通信障害を専用サイトで報告しています。

通信障害が発生する割合はNTTのフレッツ光回線よりも高い傾向があり、eo光が障害の原因を解消するまではインターネット回線が利用できません。

一方、フレッツ光回線は、企業の専用回線や携帯電話・固定電話、その他のサービスと利用用途が多く、全国規模であるため設備の管理体制も比較的整っていることが特徴です。

１−４．eo光ネットの対応エリアは「近畿2府4県＋福井県」

eo光では、近畿2府4県＋福井県の戸建てタイプ・メゾンタイプ・マンションタイプの住宅に向けて、最大通信速度10Gbpsまでのコースを提供しています。

ただし、上記の通信エリアのなかでも一部地域ではeo光に未対応の地域も存在しますので、詳細は公式サイトより住所検索などでチェックすることが重要です。

また、1ギガコースよりも高速な5ギガ・10ギガコースを契約する場合は、さらに対応地域が限定されています。そのため、エリアに対応していなかった場合は、1ギガコースまたは他社の光回線を契約する必要があります。

１−４−１．集合住宅では配線済みの物件でしか契約できないことが特徴

契約先がeo光の通信エリア内にある戸建ての場合は、回線を引き込めることを条件として自由に契約することが可能です。

ですが、eo光を集合住宅で利用する場合は、「すでにeo光の回線設備がある物件」でしか契約できません。そのため、集合住宅でeo光を利用しようとお考えの方は、上記の検索ページより契約予定の「建物名」を必ずチェックしてから契約を考慮しましょう。

１−４−２．集合住宅で契約できるプランも「契約先の設備」で決定されます

eo光に対応している集合住宅では、選択できるプラン（コース）が各物件に設置されたeo光の設備によって決定されます。そのため、契約先の集合住宅がマンションタイプ（VDSL・VDSL-S方式）に対応している場合は、メゾンタイプ（1ギガ・5ギガ・10ギガコース）の契約は不可能です。逆の場合も同様となります。

契約者の意思によってコースを選ぶことはできず、あくまでも契約先の集合住宅が対応しているプランを契約することが特徴です。

１−５．コースは１ギガ・５ギガ・１０ギガ・マンションの4種類

※特定のマンションではイーサネット方式・光回線方式（最大1Gbps）のプランも存在（詳細は要問合せ）

※長割を利用する場合は＋3年間

上記の表は、eo光で開催されている様々な割引を適用した際の料金一覧です。eo光を契約する際には、契約先の物件の種類によって上記のなかからコースを選択します。

• ホームタイプ・メゾンタイプ　＝　1ギガコース・5ギガコース・10ギガコース
• マンションタイプ　＝　VDSL・VDSL-S方式（100Mbps）※一部物件で1ギガコース有

ホームタイプ（戸建て）とメゾンタイプ（アパートなどの集合住宅）でプランは同じ内容になっており、1ギガ・5ギガ・10ギガコースを選択して契約できます。

マンションタイプ（マンションなどの集合住宅）では、VDSL・VDSL-S方式が一般的となっており、その他のコースは選択できません。

１−５−１．eo光ネットは割引適用で1年目の特典が安い！

eo光では、1ギガコース・5ギガコース・10ギガコースに上記の特典を適用することで、主に契約から最大12カ月間の料金が安くなる特徴があります。

特に割引額が高い「eo暮らしスタート割」は、eo光ネットの最低利用期間を通常の1年間から2年間に変更することで適用される特典です。ただし、契約期間中に引越しなどの理由で利用場所を変更した場合は、毎月の割引がなくなります。

そのため「最大12カ月」と表記されていますが、初回契約時の利用場所で使い続ける限りは1年間の割引を受けることが可能です。

マンションタイプの場合は割引額や割引期間が違い、契約から2年間の料金が安くなることが特徴です。マンションタイプに適用できる特典一覧は下記のものになります。キャンペーンの名前は同様ですが、割引額や期間に違いがありますので注意しましょう。

１−５−２．eo光ネットの1ギガコースは1年間 月額 2,953円（2年総額 87,872円）

eo光の1ギガコースでは、基本料金にeo暮らしスタート割・即割を適用することで1年間の月額料金が2,953円になり、2年目は4,953円となります。また、開通から約1カ月後に契約場所に届く商品券もあるため、2年間の総額も87,872円と他社より安い料金です。

3年目以降には長割を利用することもでき、3~5年目に5%割引、6年目（3年ごと）に10%割引を受けることもできます。ですが、長割を適用するためには、初回契約から3年目以降に改めて新しい3年契約を結ぶことが条件となります。

１−５−３．eo光ネットの5ギガコースは1年間 月額 2,953円（2年総額 93,464円）

eo光の5ギガコースは、24カ月間適用される「高速割」を他の特典と併用することで、契約から1年目の月額料金が1ギガコースと同額となります。ただし、2年目は1ギガコースより月額料金が高くなりますので、2年間のトータル料金は1ギガよりも高額な93,464円です。

また、5ギガ・10ギガで利用できる高速割は、2年間の適用期間中に1ギガコースへの変更や解約をすると、解約精算金5,000円がかかります。ですので、5ギガ・10ギガコースを選択する際には、利用から2年以内のプラン変更などに注意してください。

１−５−４．10ギガコースは1年間 月額 3,471円（2年総額 105,896円）

独自回線の光ネットをeo光最大の通信速度で契約できる10ギガコースは、契約から1年間の月額料金が3,471円と他社の1ギガプランよりも安くなっています。

また、2年間のトータルコストも105,896円と安く、他社フレッツ光回線の1ギガプランより2年間のトータルコストも安い特徴があります。例えば、フレッツ光の光コラボであるドコモ光は、月額 5,200円（割適用後2年総額：128,800円）です。ドコモ光にも17,000円割引のキャンペーンがありますが、料金を比較するとeo光の10ギガコースより割高です。

１−５−５．マンションタイプはモデムに費用が掛かり料金が高額

eo光のマンションタイプは、特典を適用することで2年間の月額が2,624円～となります。

ですが、マンションタイプの場合、回線を分岐する役割の「ルーター」以外に、通信方式を変換する「モデム」の料金も契約者側が負担することが特徴です。

通常の光回線では、敷地まで引き込んだ光ファイバーケーブルを終端装置（ONU）という機器を使って、パソコンなどで利用できる通信方式に変換します。その後、複数の通信機器に回線を分岐するために「ルーター」を利用するという形です。

マンションタイプのモデムは、上記の終端装置（ONU）に当たる機器になっており、一般的な契約先では無料で利用できますが、eo光は買取または有料レンタルになっています。

そのため、マンションタイプの月額料金は比較的安価と思えますが、モデムに余計な初期費用やレンタル料が掛かることが特徴です。

さらに、マンションタイプは最大通信速度100Mbps（0.1Gbps）になります。他のコースと比較すると圧倒的に通信速度が低いことも特徴です。ですので、eo光をマンションタイプで契約する場合は、上記のデメリットをよく考慮してから契約しましょう。

１−６．契約期間は最低利用期間1年から

eo光の全プランでは、割引を利用しない場合の最低利用期間が1年間に定められています。そのため、契約してから1年以降であれば、いつ解約しても解約金は発生しません。

ただし、ホームタイプ・メゾンタイプで即割・eo暮らしスタート割を使っている場合は、最低利用期間が2年間になるため2年以内に解約すると上記の金額が解約時に必要です。

また、マンションタイプのeo暮らしスタート割の場合、適用条件に契約期間は定められていないため、割引を適用しても通常通り1年間で解約することが可能となっています。

１−６−１．5ギガコース・10ギガコースは2年以内の解約に解約精算金 ＋5,000円

先ほどの解約金は、通常契約時、即割・eo暮らしスタート割に対する違約金となっており、eo光にはそれ以外にも解約時に支払う費用が存在します。

例えば、eo光ネットの5ギガコース・10ギガコースに適用される「高速割」は、契約から2年以内にプラン変更または解約した場合に解約精算金 5,000円が必要です。

１−６−２．長割を利用する場合は、申し込んだ時点から契約が3年間になります

初回契約から3年目以降に申し込みができる「長割」では、月額料金に5~10%の割引を適用する代わりに、「申し込んだ時点から改めて3年間の契約」になることが条件です。

そのため、長割適用後に解約する場合は、長割の余剰期間によって上記の解約違約金が必要になります。ただし、長割は初回契約から3年目以降にしか適用できないため、上記以外の解約金はすでに払う必要がない状態になっていることが特徴です。

１−６−３．工事費用の残債分がある場合は解約時に一括支払い

※別途追加工事費が発生する場合有

eo光の工事費用は、戸建て・メゾンタイプで27,000円となっており、契約時に一括で支払いをするか、30カ月間（900円/月）の分割払いで支払います。

契約時に一括支払いをしている場合は、30カ月以内の解約であっても工事費の残債分は発生しません。ただし、工事費を分割払いしている場合は、30カ月以内の解約時に工事費の残債分を支払う必要がありますので注意しましょう。

また、工事費は、eo暮らしスタート割を利用することで実質無料にすることが可能です。ただし、割引の内容は900円×30カ月間となっているため、特典で工事費を無料にしている場合でも、30カ月以内の解約時には工事費用の残債分が発生します。（工事費の割引は解約した時点で翌月分から無効になります）

マンションタイプの場合は工事費が0円ですので、解約時に工事費の残債はありません。

１−７．1年間レンタル無料のIPv6対応Wi-Fiルーター付き

eo光では、光ネット通信に利用するルーターを契約時にレンタルすることが可能です。契約時に申し込めるルーターは下記の2種類となっています。

• eo光多機能ルーター（有線接続のみ）：無料
• eo光多機能ルーター（無線Wi-Fi機能付き）：月額 96円（12ヶ月無料）

上記のルーターはそれぞれのコースに適したルーターがレンタルされます。

新しい通信方式のIPv6にも対応している製品です。そのため、レンタルすればeo光の高速通信を快適に利用できます。

ただし、電波を使った無線通信のWi-Fiを利用する場合は、レンタルルーターにWi-Fi機能を付ける料金として毎月96円がかかることが特徴です。

マンションタイプの場合は、モデムのレンタルまたは購入の他に、上記のルーターを選択することになります。モデムの費用とルーターの費用は異なりますので注意しましょう。

１−８．契約時に申し込めるオプションが豊富

eo光では、光ネットを申し込む際に上記の有料オプションを選択して契約できます。

おすすめのオプションは、無料期間を設けているeoセキュリティーパックとおうちの機器補償オプションです。

eoセキュリティーパックは、有名で人気が高いウイルスセキュリティソフトのマカフィを5台の端末まで利用できて、月額250円という時点で非常にお得です。さらに、通信機器を専門のスタッフが遠隔操作してサポートしてくれるリモートサポート、メールオプションなどもセットになっています。

おうちの機器補償は、eo光に接続してインターネットを利用している通信機器の保証やデータ復旧をしてくれるオプションです。パソコン（50,000円まで）、iPad（40,000円まで）、その他Wi-Fiタブレット（30,000円まで）と十分な補償が月500円で受けられます。

eo光は、上記のような有料オプションが他社よりも豊富な特徴があり、特に特典の条件などになっていない単純に便利なオプションばかりです。そのため、必要であればオプションも積極的に利用しましょう。

１−９．eo光＋eo光電話でauスマートバリューも利用可能

eo光はKDDIと業務提携を結んでいるため、auのスマホと光回線を同時契約することで、スマホの料金に割引が適用される「auスマートバリュー」が使えます。

auスマートバリューは、光回線とスマホを同時契約している限り永年割引となっていますので、使い続けた分だけ光回線とスマホの料金がお得になるサービスです。

auで契約している家族全員のスマホプランから、それぞれ毎月最大1,000円が割引されます。例えば、家族4人でauのスマホを利用している方は、毎月最大4,000円がスマホの料金から割引される仕組みです。

ただし、auスマートバリューは光電話（固定回線）の利用が適用条件です。そのため、利用するのであればeo光が提供するeo光電話へも加入する必要があります。

ですが、eo光＋eo光電話のセットは、他社と比較して料金が安く、他社では月額500円～となっている光電話が月額286円で契約できることが特徴です。そのため、他社よりお得にauスマートバリューが利用できる特徴があります。（ただし、マンションタイプの場合は、光電話の割引額が524円になりますので注意しましょう）

１−９−１．eo光テレビ・eo電気を同時契約すればさらに安く

eo光ネットとのセット割は、光電話・スマホの他にもeo光テレビ、eo電気があります。

eo光テレビのセット割は、eo光テレビの月額料金から1,439円を11カ月間割り引くという内容で、実質無料でeo光テレビが11カ月間利用できます。

また、eo光電気には、同時契約でeo光ネットの月額から毎月500円が12カ月間割引されるセット割が存在しています。そのため、eo光を利用する際には、上記のサービスも一緒に利用するとよりお得にできることがeo光の特徴です。

１−１０．契約時・解約時の月額料金は日割り計算

eo光は、契約時・解約時共に日割り計算で月額料金が請求されます。そのため、いつ解約を申し込んでも余分な月額料金などを支払う必要はありません。

ですが、1~3年間の最低利用期間中に解約をする場合は、違約金や工事費の残債分が発生しますので注意しましょう。

解約は、契約時に発行される登録証を用意した上で、上記の電話サポート窓口から申し込みを行います。解約を申し込んだ後は、現在レンタルしているルーターなどを上記の宛先に郵送することで解約が完了します。

また、回線設備を撤去する必要がある場合は、10,000円の回線撤去費用を支払うことで撤去することが可能です。設備を残留しても問題ない場合は、撤去工事は必要ありません。

ただし、eo光ネット以外にeo光テレビも契約していた場合は、上記の撤去費用を払ってテレビ設備の撤去工事を行うことが必須となります。

１−１０−１．eo光ネットは初回契約解除を利用したキャンセルも可能です

eo光などのインターネット回線では、初回契約解除という制度を利用して、契約内容通知書を受け取った日を含む8日以内に手続きをすればキャンセルすることが可能です。

eo光では、申し込みの後に郵送される「eo光契約内容通知書」が届いた日を含む8日以内に、必要事項を記入した書面を上記の宛先へ郵送することで手続きできます。

２．eo光がベストな光回線ではないシンプルな３つの理由

eo光は、戸建てタイプのコストパフォーマンスが良く、通信速度も高速でサポート体制も整っている優れた回線です。

ですが、特徴を詳細に確認すると、すべてのユーザーに向いている光回線ではありません。eo光がベストではない理由は、非常に明快なものばかりですのでそれぞれ解説します。

２−１．契約できるエリアが近畿2府4県＋福井県に限られる

eo光の通信エリアは近畿2府4県＋福井県となっており、さらに、建物のタイプや一部地域では上記の府県でも契約できない場所も存在しています。

そのため、eo光を契約しようと思ってもできない場合は多く、すべての方におすすめできる契約先とはいえないことが特徴です。

２−１−１．eo光が契約できない場所では他社の光回線を使おう

※2020年8月 みんなのネット回線速度 調べ

近畿2府4県＋福井県では上記のような光回線も契約することができ、上記のNURO光・ドコモ光は、どちらもNTTの光回線を利用している契約先です。

2018年1月より関西エリアでもサービスを開始したNURO光は、NTTが利用していない余剰の光ファイバーケーブルを借り受けてサービスを提供しているため高速なことが特徴です。

ただし、契約先はeo光と同じように、こちらのエリア確認ページから郵便番号・住所・住戸タイプなどを入力することで確認する形となっています。契約先を確認ページでチェックした結果、契約できない場合は利用できませんのでドコモ光などを選択しましょう。

ドコモ光は、全国展開のフレッツ光回線を利用している契約先ですので、申し込みを行えば非常に高い確率で契約することが可能です。（フレッツ光回線であっても山間部などは光回線が利用できない地域が存在します）

また、2019年1月以前のNURO光は、7階建て以上の集合住宅では利用できませんでしたが、現在では可能となっています。ですので、マンションタイプで光回線を利用する場合は特に、eo光以外にNURO光のエリアチェックも確認してみることをおすすめします。

２−２．定期メンテナンスなどの理由で通信できない時間が多い

eo光の回線は電力会社の独自回線であるため、対応エリアの各地域で定期的なメンテナンスを多く繰り返している特徴があります。回線をメンテナンスする際には、数分から数十分、場合によっては数時間ほど回線が利用できなくなります。

そのため、通信速度自体は高速ですが、契約期間中を通して安定している回線を選びたい場合は、eo光よりもNURO光やフレッツ光回線のような契約先がおすすめです。

２−３．au以外のスマホに割引が適用できない

eo光を含む光回線の提供先では、申し込み先によって上記のように割引が適用されるスマホキャリアに違いがあります。

eo光ではauのスマホに対し割引がありますが、ソフトバンク・ドコモのスマホに関しては他社を利用しない限り割引は受けられません。

光回線とスマホのセット割は、家族が利用しているスマホの契約数ごとに割引額が増えていく非常に強力なセット割です。そのため、au以外のキャリアでスマホを利用している方は他社を選択するほうがお得に契約できます。

２−３−１．メゾンタイプ（集合住宅）では月額料金も高くなる

eo光ではほとんどのアパートで戸建てと同じプランを契約します。そのため、多くのアパートでマンションプランが契約できるドコモ光より料金が高額になることが特徴です。

また、NURO光は、非常に限られた一部の物件を除き、ほとんどのアパートで戸建てと同じプランを契約するeo光と同条件の契約です。ですので、アパートでNURO光を利用する場合もドコモ光より高額になりやすいです。

ただし、NURO光の料金はeo光よりも若干安くなっていますので、エリアを検索して利用できるのであればNURO光のほうがおすすめになります。

３．eo光のネット上の評判・口コミ

eo光について、詳細な特徴や契約するべきではない理由を解説してまいりました。ここからは、eo光を実際に利用している方の評判や口コミを確認することで、eo光にどのようなメリット・デメリットがあるのかを明確にしていきます。

Twitterにつぶやかれた最近の口コミを元に、良い評判・悪い評判を確認していきましょう。

３−１．【良い評判】（中心的な評判）

”eo光最高

ダウンロード：604.09Mbps

アップロード：250.48Mbps”

https://twitter.com/izmr_sv/status/1289597003047907329

eo光に寄せられる良い評判は、上記のような通信速度の速さに関するものが大半です。

Twitterの口コミでは、600Mbpsを超える超高速通信も可能なことが確認できました。

”eo光の回線速度テスト

平均してもJ:COM回線の下りで5倍近く、上りは40～50倍の速度、Pingもだいたい10ms前後だから優秀”

Twitter上でeo光の口コミを確認すると、eo光を契約している方にはオンラインゲームの話題が多い傾向がありました。その結果、eo光の性能に満足しているという内容が多くなっています。

３−１−１．eo光の良い評判・口コミまとめ

eo光について、Twitter上の良い評判・口コミをまとめると、eo光について話題にしている契約者はオンラインゲームなど高速通信が必要なコンテンツを多く利用しているようです。

オンラインゲームなどの高速通信を必要とするコンテンツでは、通信速度の他にPing値という数値が重要になります。Ping値はms（1000分の1秒）という単位であらわされ、一般的な光回線では平均Ping値 10～25ms（0.015秒～0.025秒）程度の数値です。

入力した結果が反映されるまでの時間を表しており、eo光のPing値平均は18.63msです。

NURO光 平均Ping値 12.18ms・ドコモ光 平均Ping値 21.96msとなっていますので、ドコモ光を利用する場合はオンラインの入力結果に0.00333秒の違いが出ます。

上記のような一瞬とも言えないような差になりますが、eo光のユーザーの声を調査するとPing値を含め通信速度が快適なことが目立っていました。

３−２．【悪い評判】（中心的な評判）

”eo光が2日連続でメンテナンスをやってる…

仕事から帰って来てからネットを使おうと思ったらこれだから参るわぁ

もっと後でやってくんないかな”

https://twitter.com/Yuu_300/status/1291036717227495424

eo光の悪い評判を調査すると、上記のような通信障害・定期メンテナンスに関する悪評が非常に多くなっています。通信障害に関する口コミでは、数十分の回線断絶が「また起きている」「やっと治った」と感じている方を多く見かけられます。

”eo光さんにマンションで5ギガコースの相談電話。5秒で無理と回答され途方に暮れる。VDSLであと何年戦うのだろう・・・”

https://twitter.com/q38dice/status/1290675894793601024

Twitterの評判を調査すると、上記のようなeo光のマンションタイプに関する悪い口コミも見かけられます。eo光のマンションタイプは平均速度が20～80Mbps程度の回線ですので、通信速度に不満を感じている方が多いようです。

３−２−１．eo光の悪い評判・口コミまとめ

eo光の悪い評判や口コミをまとめると、eo光は通信障害が起きやすく、マンションタイプの通信速度には不満を持っている方が多いようです。

インターネット回線は通信速度も重要ですが、常に繋がる回線の安定性も非常に重要です。せっかくコンマ1秒を争うようなオンラインゲームに適した回線を契約しても、通信自体ができなければ意味がありません。

また、マンションタイプでは、個別に戸建てプランを申し込める契約先も多く存在します。料金はマンションプランよりも高額になりますが、我慢して低速な光回線を利用するよりは自由にプランを選べる契約先のほうがおすすめといえます。

４．評判と特徴から分かるeo光が向いている人、向いていない人

ここまで、eo光について徹底的に調べて分かった特徴と注意点について解説しました。

この項目では、eo光の特徴と注意点から分かる「向いている人・向いていない人」の特徴をご紹介します。

まずは、eo光の特徴と注意点をおさらいしておきましょう。

eo光の特徴と注意点まとめ

eo光には上記のような特徴と注意点があります。

これらを踏まえた上で、eo光が向いている人・向いていない人の特徴を確認していきます。

４−１．eo光が向いている人

eo光が向いている方には下記の特徴があります。

• NURO光が契約できない人
• 数十分程度の通信障害より、高速通信できることが重要な人
• eo光の通信エリア判定の結果、戸建て・メゾンタイプが契約できる人

eo光の最大の特徴は、サポート窓口のレスポンスが良く初心者でも安心して契約しやすいことです。その他、ユーザーの平均速度が他社と比較して高速な傾向があることやeo光電話・eo電気・eoガスなどのサービスと支払いを一本化できることなどがあります。

ですが、独自回線であることから通信障害が起きやすく、常に安心して利用できる回線とは言いにくい特徴もあります。

そのため、eo光同等の高速通信ができるNURO光のほうが、安定して快適なインターネット回線になりやすいです。NURO光であれば、回線自体はNTTの設置したものを流用していますので、通信障害などのデメリットも感じにくくなります。

また、料金を比較しても数百円程度の違いですので、NURO光を契約できる方はNURO光がおすすめです。さらに、契約できない場合であっても、通信速度にこだわらない方であればドコモ光などのフレッツ光回線のほうがおすすめできます。

ですので、eo光は、あくまでも高速通信が必要な方で、eo光の戸建て・メゾンタイプが契約できる場合、おすすめできるということになります。

４−２．eo光が向いていない人

eo光が向いていない方には下記の特徴があります。

• いつでも安定した光回線を契約したい人
• au以外のキャリアでスマホを契約している人
• 通信速度に強いこだわりがない人

eo光が向いていない方には、各条件別におすすめの申し込み先がありますので、それぞれ解説していきます。

４−２−１．安定した光回線はNURO光がおすすめ

※2020年8月 みんなのネット回線速度 調べ

NTTの利用していない光ファイバー（ダークファイバー）で光通信サービスを提供しているNURO光は、上記のように高速な回線が安い料金になっている優れた申し込み先です。

また、NTTの設備であることから通信障害も少ない傾向があり、eo光よりも安定した回線をeo光よりも安く利用することが可能です。

NURO光の通信障害についてはこちらから確認できます。直近の通信障害情報しか掲載していないeo光とは違い、NURO光は長期間の通信障害が検索できることも魅力です。

ただし、NURO光も日本の一部地域でしかサービスを行っておらず、関西エリアにおいてもNURO光サービスエリア検索で該当しない地域では契約できません。

４−２−２．NURO光が使えない場合はスマホ割が適用できる光コラボを使おう

CB = キャッシュバック

※2020年8月 みんなのネット回線速度 調べ

ご報告：上記のドコモ光（GMOとくとくBB）は、GMOとくとくBBと特殊なアフィリエイト契約をしているキャンペーンの可能性が高いです。通常の検索では、上記の割引条件が光テレビをセット契約する場合になっていました。ですので、不都合がございましたら、申し込み先「株式会社ネットナビ」、「割引額15,000円+20,000円dポイント」に変更していただければ幸いです。

上記の3社は、フレッツ光回線とプロバイダがセットになっている光コラボレーションの商品で、それぞれau・ソフトバンク・ドコモのスマホとセット割があります。

それぞれの光コラボには代理店など様々な申込先がありますが、上記の3社は、割引の条件に有料オプションへの加入などを設けていないシンプルでお得な契約先となっています。

また、3社のなかで一番おすすめの契約先は、スマホセット割の条件にもひかり電話加入などの有料オプションを設けていないドコモ光です。

スマホセット割の割引額は、契約中のスマホプランによって変わり、最大1,000円の割引が家族が利用中のスマホプランを含め、それぞれから割引される仕組みです。

auスマートバリューが適用できるSo-net 光プラスのみ3年契約が条件となっており、その他のソフトバンク光、ドコモ光は2年契約です。契約期間中にかかる総額を見ると、ソフトバンクが一番安くなっています。

ただし、ソフトバンクでスマホ割を利用する場合は、上記の金額に毎月500円の指定パックオプションを契約する必要があります。一方、ドコモ光では、スマホとのセット割に有料オプションの指定はありません。単純にドコモ光とドコモのスマホを利用すれば、スマホプランによってセット割の割引額が決定します。

5.引越が多い方は契約期間の縛りがない「DTI光」もおすすめ

フレッツ光回線の光コラボであるDTI光は、戸建て 4,800円、マンションタイプ 3,600円の月額料金で契約期間の縛りなく光回線が契約できる申込先です。

一般的に契約期間の縛りがない光回線は、月額が高額であったり、スマホセット割が存在しなかったりすることが特徴ですが、DTI光は月額も安くスマホセット割も利用できます。

ただし、DTI光のスマホセット割は、DTI光とauのスマホを同時契約した際に、「光回線の料金」から毎月1,200円の割引があるという内容になっています。

他社のように、家族複数人のスマホ料金からそれぞれ割引があるような内容ではありません。そのため、複数の契約をauスマホでしている方は、若干お得感が薄れる内容です。

ですが、DTI光を契約すれば、いつでもやめたいときに違約金を払うことなく解約できます。例えば、自宅での通信が多い月はDTI光を契約して、自宅以外の場所で通信する月はモバイル回線を契約するなどの方法も利用できる利点があります。

５−１．モバイル回線ならクラウドWi-Fi東京もおすすめ

光回線と比較すると、モバイル回線は通信速度が非常に遅いことが特徴ですが、動画視聴やサイト観覧といった通信内容であれば、5~20Mbps程度の速度があれば十分です。

上記のクラウドWi-Fi東京は、月間データ通信量が無制限で、契約期間の縛りがないモバイル回線を月額3,380円で契約できる他社を圧倒する内容のモバイル回線となっています。

月間通信量上限や月額料金、契約期間の有無を考慮すると、他社と比較できないほどの好条件で人気があるモバイル回線の契約先です。

ですので、eo光の代わりに契約期間のないフレッツ光回線などを利用する際には、光回線+モバイル回線の自由な切り替えなども試してみてはいかがでしょうか？

6．まとめ

eo光の利用を考え中の方に向けて、eo光の詳細な特徴と共に、eo光を契約するべきではない全理由を解説しました。

eo光は、公式サイトのチャット相談を利用すれば、すぐに質問の返答がもらえる非常にするれたサポート体制の光回線です。様々な割引により、契約から1年間の月額料金が安く、通信速度も高速な特徴があります。

ただし、集合住宅では自由に契約プランを選べなかったり、通信障害が多い傾向があったりとすべての方におすすめできる内容ではありません。そのため、この記事では、近畿地方＋福井県を含めた全国の方に向けて、eo光よりもおすすめの契約先も紹介しています。

この記事を最後まで読めば、自分が契約するべき光回線が理解できますので、是非参考にしていただき、後悔しない光回線をご利用いただければ幸いです。