東京都板橋区にある株式会社 緑人が運営しているenひかりは、契約期間の縛りがなく解約時や乗り換え時に違約金が必要ない光回線です。
一般的に契約期間が存在しない光回線は月額が高額なことが特徴ですが、enひかりは月額の安さも他社に負けていないことが大きな特徴になっています。そのため、enひかりは一定の方から非常に人気があるフレッツ光の光コラボレーションです。
株式会社 緑人は、enひかりの他にKDDIグループのモバイル回線を販売したり、パソコン等OA通信機器を販売する会社で、知名度は大手よりも低いですが平成19年から続いているしっかりとした会社です。
enひかりの評判や口コミをチェックすると、「安くて契約期間もない光回線で最高!」などの良い評価が見かけられます。ですが、詳しくサービスを確認していくと、注意しなければいけない点やenひかりに向いていない方の条件も浮かび上がってきます。
ですのでこの記事では、enひかりを含めた契約期間の存在しない光回線について詳しく解説していきます。この記事を読めば、あなたに合った最適の光回線が選べるようになりますので、是非ご一読ください。
- 1.enひかりを徹底的に調べてわかった13の特徴
- 1−1.enひかりの最大の特徴は「契約期間に縛りがない」こと
- 1−2.enひかりは月額も最安値級(戸建て 4,300円 マンション 3,300円)
- 1−3.enひかりの工事費用は 15,000円・7,600円・2,000円の3種類
- 1−4.通信エリアはNTTのフレッツ光回線と同じ範囲
- 1−5.enひかりの通信速度は「V6プラスオプション」加入で高速に
- 1−6.enひかりではルーターをレンタルまたは自分で用意する
- 1−7.8月24日からは最大通信速度10Gbpsにも対応
- 1−8.ライフサポートなど珍しいオプションもある
- 1−9.UQモバイルとのスマホセット割「勝手に割り」も利用可能
- 1−10.モバイル回線を利用したい時はWi-Fiレンタルが3泊4日分無料
- 1−11.支払方法はクレジットカード・口座振替・請求書払いに対応
- 1−12.enひかりの月額料金は日割り計算なしの全額請求
- 1−13.enひかりの解約は毎月20日までに手続きが必要
- 2.enひかりがベストな光回線ではない2つの理由
- 3.enひかりのネット上の評判・口コミ
- 4.評判と特徴から分かるenひかりが向いている人、向いていない人
- 5.光回線と一緒に使うモバイル回線はクラウドWi-Fi(東京)がおすすめです
- 6.まとめ
1.enひかりを徹底的に調べてわかった13の特徴
enひかりは、フレッツ光を利用したインターネット回線を2017年より提供している光コラボです。
enひかりの大きな特徴として、料金体系が非常にシンプルでわかりやすく、月額料金の安さも他社より優れていることが挙げられます。契約期間に縛りがないため、短期間で光回線を解約する予定や乗り換える予定がある方、光回線の出費を抑えたい方に向いているプロバイダです。
ただし、enひかりを快適に利用するためには、V6プラスという有料オプションに加入が必須であったり、自分でルーターを用意する必要があったりと注意点も多く存在します。ですので、ここではenひかりの利用料金・初期費用・通信速度・オプションなどを詳しく紹介し、まずはenひかりを徹底的に解説します。
1−1.enひかりの最大の特徴は「契約期間に縛りがない」こと
en光は解約金が不要の光回線(解約時違約金比較 一例) | ||||
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契約期間 | 申し込み先 | 住宅タイプ | 違約金 | |
縛りなし | en光 | 戸建て | なし | |
マンション | ||||
自動更新 | 2年 | 光コラボ (ドコモ光) | 戸建て | 13,000円 |
マンション | 8,000円 | |||
3年 | auひかり | 戸建て | 15,000円 | |
2年 | マンション | 7,000円 | ||
2年 | NURO光 | 戸建て | 9,500円 | |
マンション | ||||
最低利用期間 | 2年 | eo光 | 戸建て | 6,000~12,000円 |
1年 | マンション | 割引特典と基本料金の差額を返金 |
光回線を提供している各社では、大きく分けて3種類の契約期間を定めてサービスを提供しています。
- 契約期間の縛りなし =いつ解約・乗り換えしても違約金なし
- 自動更新契約 = 2~5年ごとの更新月以外に解約・乗り換えすると違約金あり
- 最低利用期間 = 契約から数年以内で解約・乗り換えすると違約金あり
enひかりは契約期間に縛りがないプランを提供していることが魅力で、いつでも解約金を発生させずに気軽に辞められることが大きなメリットです。enひかりの場合、工事費は契約時の一括払い、違約金なしという条件ですので、未払い分の利用料金を除き解約・乗り換え時に必要な費用は発生しません。
一方、大手通信会社の光回線などでは、2~3年の自動更新契約を条件にすることで月額料金を割引するプランが一般的になっています。また、契約から数年以内に解約・乗り換えした場合にのみ違約金が発生するプランも存在します。そのため、違約金がある他社のプランを1~2年程度で解約すると、違約金+回線撤去費用として7,000~43,800円ほど解約・乗り換え時に費用が必要です。また、工事費を分割払いしていた場合は、残債分も解約・乗り換え時に支払う必要があります。
1−2.enひかりは月額も最安値級(戸建て 4,300円 マンション 3,300円)
en光と他社の光回線 月額料金比較 | ||
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申込先 | 戸建て | マンション |
en光 | 4,300円 | 3,300円 |
光コラボ(ドコモ光) | 5,200円 | 4,000円 |
auひかり | 5,100円 | 3,800円 |
NURO光 | 4,743円 | 2,500円 |
独自電力系(eo光) | 4,800円 | 3,800円 |
enひかりの月額料金は戸建てタイプ 4,300円、マンションタイプ 3,300円となっており、有料オプションなどを契約していない場合は、上記の金額のみで光回線が毎月利用できます。
契約から数年間の月額割引やキャッシュバックキャンペーンなどを行わないことで、他社より利用料金を抑える方針を取っているenひかりは、料金体系が非常にシンプルです。さらに、契約期間に縛りを設けて割引している他社と比較して、毎月500~900円程度は月額料金が安い申込先です。
上記の中で、NURO光のマンションタイプは安さが目立ちますが、NURO光のマンションタイプはすでにNURO光を利用している一部地域の集合住宅でのみ契約できるプランです。
一方、enひかりはフレッツ光を利用したインターネットですので、全国のほとんどの地域で利用できます。さらに、利用料金が安いため使い続けた分だけお得になる申込先です。
1−2−1.ただし!短期的な割引キャンペーンは未開催
en光と他社の光回線 割引キャンペーン比較 | |||
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申込先 | キャンペーン(割引総額) | 条件 | |
戸建て | マンション | ||
en光 | なし | ||
光コラボ(ドコモ光) | 35,000円 | 35,000円 | 2年契約 |
auひかり | 61,000円※ +工事費無料 | 51,000円 +工事費無料 | 2~3年契約 光電話 500円/月 (36カ月間無料) |
NURO光 | 45,000円 +工事費無料 | 25,000円 +工事費無料 | 2年契約 |
独自電力系(eo光) | 35,704円 +工事費無料 | 15,000円 +工事費無料 | 2年契約 |
※ auひかり 戸建てタイプは解約時に回線撤去費用 28,800円必須
月額料金は他社より安さが目立つenひかりですが、工事費の割引や高額キャッシュバックなどのキャンペーンは現在開催しておらず、他社より劣っていることが特徴です。
特に光回線を新規契約する場合は、他社では実質無料になっている工事費をenひかりでは負担することが特徴になっています。そのため、初回契約から2年以内のトータル利用料金としては、enひかりよりも他社のプランのほうが優れているものが多くなっています。
1−2−2.enひかりは2年以上の長期契約が他社より安い
en光と他社の戸建てプラン トータル利用料金比較(工事費無料が終了する5年後まで) | |||||
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プロバイダ | en光 | ドコモ光 | auひかり※ | NURO光 | |
契約期間 | なし | 2年 | |||
月額料金 | 4,300円 | 5,200円 | 5,100円 | 4,743円 | |
工事費 | 15,000円 一括払い | 18,000円 (1~60回払) | 37,500円 (60回払) | 40,000円 (30回払) | |
割引 | キャッシュバックなど | ー | 35,000円 | 61,000円 | 45,000円 |
工事費無料 | ー | ー | 60カ月×625円 | 30カ月×1,333円 | |
有料オプション | ー | ー | 500円/月 | ー | |
事務手数料 | 3,000円 | ||||
1年目 | 69,600円 | 61,400円 | 47,000円 | 61,740円 | |
2年目 | 121,200円 | 110,800円 | 115,700円 | 117,154円 | |
3年目 | 172,800円 | 186,200円 | 184,400円 | 138,248円 | |
4年目 | 224,400円 | 235,600円 | 229,100円 | 230,664円 | |
5年目 | 276,000円 | 311,000円 | 297,800円 | 297,080円 |
※ auひかり 戸建てタイプは解約時に回線撤去費用 28,800円を含み計算
enひかりの月額料金は他社よりも非常に安くなっていますが、契約時の工事費が高額なため、契約から2年程度はトータル利用料金が他社よりも劣ります。
ただし、3年目以降は契約期間の縛りがある他社と比較して、いつ解約・乗り換えしてもお得に利用できるプロバイダとなります。一方、契約期間を設けている他社の場合は、工事費用は実質無料になりますが、長期利用するほどトータル利用料金が高額になっていくことが特徴です。
1−3.enひかりの工事費用は 15,000円・7,600円・2,000円の3種類
en光の工事費用一覧 | |||
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作業員派遣 | 工事のタイプ | 工事費 | 例 |
訪問工事あり | 屋内配線新設 | 15,000円 | 新規戸建てなど |
訪問工事あり | 屋内配線なし | 7,600円 | 以前にフレッツ光を利用していた集合住宅や戸建てなど |
なし | 無派遣工事 | 2,000円 | 転用・事業者変更など |
enひかりはフレッツ光回線を利用したインターネット回線のため、今までフレッツ光を利用していた方や他社の光コラボを使っていた方は、無派遣工事で利用を開始できます。
フレッツ光から光コラボに変更することを転用と呼び、他社の光コラボから新たな光コラボに変更することを事業者変更といいます。enひかりの場合は、どちらのケースでも工事費用は2,000円です。
また、借家など、以前の住人がフレッツ光回線を利用していたような住宅では、回線設備がそのままになっているケースも多いです。そのような場合は、すでにある屋内設備を使えるため新規工事をするよりも工事費用は低額になります。ただし、新築戸建てやauひかり・NURO光・電力会社系光通信を利用してた方などは、フレッツ光回線の設備を新たに設置する必要があり、基本の工事費用は15,000円です。
その他、回線工事をする際には、設置場所や建物の条件などによって追加工事が必要になる場合もあります。そのような際には、基本料金以外に追加費用が必要になることもあります。
1−4.通信エリアはNTTのフレッツ光回線と同じ範囲
enひかりは、NTTのフレッツ光回線を利用してインターネット通信をしている光コラボレーションです。そのため、日本全国で利用することができ、マンションタイプの契約をしていない集合住宅でも、戸建てタイプと同様のプランを契約することが可能になっています。
一方、フレッツ光以外の設備を利用しているauひかりやNURO光、電力系ネットワークなどでは、契約者の住んでいる地域や回線を引き込む建物の種類などによって契約できないことがあります。特に、マンションタイプの建物では、すでに回線設備が整っている物件でしか契約できない申込先も多く存在します。
NTTのフレッツ光回線を使っているenひかりは、回線が全国に広く普及していますので、利用できないような問題はほとんどありません。ただし、フレッツ光も一部の山間部などでは通信できない地域が存在します。そのため、契約する際には下記から対応エリアを確かめてください。
1−5.enひかりの通信速度は「V6プラスオプション」加入で高速に
2020年8月 直近3カ月のen光 平均通信速度 | |||
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最大通信速度 | 1Gbps | ||
平均通信速度※ | IPv4接続時 | 下り:25.47Mbps 上り:152.72Mbps | |
IPv6接続時 | 下り:269.59Mbps 上り:230.12Mbps | ||
en光の通信方式 | 通常契約 | 旧式 IPv4接続(PPPoE接続) | |
有料オプション | IPv6接続 | V6プラス 180円/月 | |
Transix 180円/月 |
上記の表は、enひかりの契約者が2020年8月から3カ月以内に実際に計測した通信速度の平均値です。
enひかりは、通常のプランで旧式の接続方法 IPv4(PPPoE接続)を利用しており、速度は光回線でありながら数十Mbpsしか出ていない回線です。
そのため、enひかりを契約しただけでは速度に不満を感じることも多くなります。
ただし、enひかりの有料オプションである「V6プラス」または「transix」を契約することで、新しい方式のIPv6(IPoE接続)が利用できるようになります。IPv6を利用した通信は非常に高速な特徴があり、enひかりでは約270Mbps程度の平均速度で通信が可能です。
さらに、V6プラス・transixオプションでは、日常的に70Mbps以上の通信が可能と公式に書かれており、下回るようであればカスタマーセンター「03-5534-9997」へ相談できます。
そのため、enひかりを利用しているほとんどのユーザーは、通常のプランに「V6プラス」か「transix」オプション(月額 180円)を追加して契約しています。
1−6.enひかりではルーターをレンタルまたは自分で用意する
en光のルーターについて | ||
---|---|---|
レンタル | ホームゲートウェイ (有線接続のみ) | 月額 200円 |
ホームゲートウェイ (Wi-Fi機能付き) | 月額 300円 | |
自身で購入 | 3,000円程度~ |
光回線を提供している各社では、ルーターを無料でレンタルしたり、キャンペーンで無料プレゼントしている企業も多く存在します。ですがenひかりでは、ONU(光回線終端装置)という機器を除き、ルーターのレンタルは有料となっています。
ONUとは、光ケーブルを通ってきた高速な情報を自宅のパソコンなどでも理解できる方式に変換する役割がある機器です。ONUだけでも光回線は利用できますが、有線接続のみになっており、基本的に1台のパソコンにしか接続できません。そのため、複数の通信機器に回線を分岐する役割のルーターまたは、ONUとルーターが一体型になっているホームゲートウェイを利用するのが一般的な光回線の利用方法です。
enひかりは、有線接続できるホームゲートウェイを月額200円でレンタルしており、Wi-Fi(無線通信)機能を付ける場合は月額300円です。ただし、IPv6対応Wi-Fiルーターは、Amazonなどで3,000円程度から販売されています。ですので、契約する場合は自身でルーターを購入したほうがおすすめになります。
1−6−1.ルーターを購入する場合はIPv6に対応しているか確認が必須
enひかりで高速通信が可能な有料オプション(V6プラス・transix)を利用する場合は、各オプションごとに対応しているルーターが若干異なります。
V6プラスとtransixでは、IPv6接続を提供している企業が異なるため、各オプションに未対応のルーターを購入してしまうと、高速通信ができない場合もあります。各オプションに対応しているルーターの機種は上記のリンクから確認できますので、ルーターを選ぶ際には必ずチェックしてから購入しましょう。
また、有線接続で高速通信をするためには、ONU⇒ルーター⇒各通信機器の間に利用する有線LANケーブルも、CAT5e(カテゴリー5e)以上の規格に対応している必要があります。
家電量販店などでは、CAT6(カテゴリー6:1Gbps対応)、CAT6A(10Gbps対応)、CAT7、CAT8(40Gbps対応)など様々なケーブルが販売されています。ですので、1Gbps以上の通信ができる有線LANケーブルを選択するよう注意しましょう。
1−7.8月24日からは最大通信速度10Gbpsにも対応
en光の10Gプラン「enひかりクロス」について | |||
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最大通信速度 | 10Gbps | ||
提供エリア | 東京都・大阪府・愛知県の一部地域のみ | ||
プラン | enひかりクロス with v6プラス | 月額料金 | 5,880円 |
enひかりクロス with transix | 調整中 | ||
レンタルルーター | XG-100NE | 月額料金 | 500円 |
現在までは、最大通信速度1Gbpsのプランを提供していたenひかりですが、2020年8月24日からは、上記の一部地域で10Gbpsプラン「enひかりクロス」を提供開始します。
東京都・大阪府・愛知県の一部地域のみですが、最大通信速度10Gbpsの超高速通信を月額 5,880円で利用可能なプランです。ただし、enひかりクロスを利用するためには、10Gbps通信に対応したWi-Fiルーターや有線LANケーブルが必要です。
ルーターはenひかりでレンタルするか自身で購入する必要があり、LANケーブルはCAT6A(カテゴリー6A)以上の規格を準備しなければ10Gbpsの高速通信は活用できない仕様となっています。
1−8.ライフサポートなど珍しいオプションもある
en光の有料オプション一覧 | |||
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オプション名 | 月額料金 | 内容 | |
V6プラス | 180円/月 | 高速通信(IPv6接続) | |
Transix | |||
en光電話 | 基本プラン | 500円/月~ | 通話料 8円/3分 |
電話パック | 1,500円/月 | 480円分の無料通話 +番号通知・転送電話など各種機能 | |
en光テレビ (フレッツ・テレビ) | 初期費用 25,600円 +750円/月 | 地上/BSデジタル放送を受信 | |
en光リモートサポート | 500円/月 | 接続設定やウイルス対策を 専門スタッフがリモート操作 | |
en光ライフサポート | 500円/月 | 普段の生活のあらゆるご相談に 「解決に向けたアイディア」をご案内 | |
en光固定IP | 初期費用 2,000円 +700円/月 | 毎回同じIPアドレスを利用 サーバー・VPN・Webカメラなどに利用 | |
en光Wi2 300 | 362円/月 | 60,000か所のWiFiスポットを利用可能に |
enひかりではV6プラス・Transixオプションの他に、光電話や光TVなどもオプションとして契約できます。また、自宅サーバーやオンラインゲームなどをする際に利用する固定IP(インターネット上の自分の住所)も初期費用2,000円+月額700円で作ることが可能です。
さらに、ネット接続やパソコン周辺機器の設定などを何度でも相談できるリモートサポートや、全国のWi-Fiスポットを自由に使えるオプションなども利用できます。
特に変わっているオプションとして、孫へのプレゼントを相談したり、周辺にある宅配業者や水道修理業者、近隣の人気店などを調べてもらったりできるライフサポートがあります。
enひかりライフサポートは、生活に関する様々なお困りごとやお悩みに、月額500円でライフサポーターが電話にて全力で答えてくれるオプションです。具体的なお困り事を解決する為のアイディアを提供してくれるサービスとなっています。
お話し相手をしてくれるサービスではありませんが、利用すれば普段の生活が非常に楽になる変わった有料オプションです。オプションは自由に解除することができますので、必要であれば利用をおすすめします。
1−9.UQモバイルとのスマホセット割「勝手に割り」も利用可能
en光+UQモバイルの「勝手に割り」詳細 | |
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割引額 | en光の月額料金より毎月100円引 |
適用条件 | en光の契約先に住んでいる本人または家族がUQモバイルを契約した(していた)場合 |
UQ mobileの代理店でもある株式会社 緑人では、UQモバイルの販売促進として自社の光通信サービス「enひかり」と「UQモバイル」の同時契約にセット割を設けています。
セット割の内容は、enひかりの月額から毎月100円が割引されるというもので、enひかりの契約先に住んでいる家族のうち、一人でもUQモバイルユーザーがいれば適用できます。
家族全員のスマホプランからそれぞれ毎月1,000円割引があるような、他社で開催している高額なセット割ではありませんが、月額が低額なenひかりでもセット割は利用可能です。
1−10.モバイル回線を利用したい時はWi-Fiレンタルが3泊4日分無料
en光のモバイルWi-Fiレンタルサービス | |
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利用期間 | 1泊2日~2年まで |
レンタル料 | 390円~/1日 |
往復送料 | 870円 |
en光利用特典 | 1泊2日以上の注文時に+3泊4日分の料金を無料に(年3回まで) |
レンタル機種 | WiMAX(HWD15・W06・W05) |
株式会社 緑人では、国内用のモバイルWi-Fiレンタルサービスも提供しています。そのため、enひかりを利用している方にはWi-Fiレンタルの料金が安くなる特典があります。
株式会社 緑人が提供しているWi-Fiレンタルは、auグループのWiMAXをレンタルするサービスです。短期的なモバイル回線のレンタル料としては最安値級の価格となっており、1日390円から利用できます。
enひかりを契約している場合は、1泊2日以上の利用時に年3回まで+3泊4日分の料金が無料になる割引を適用できます。1カ月単位のレンタルではどうしても料金が高額になるサービスですが、1週間などの短期レンタルでは非常にお得なサービスです。
入院時や出張、帰郷時のインターネット回線として、モバイル回線を必要とする場合などにとても便利なレンタルサービスとなっています。
1−11.支払方法はクレジットカード・口座振替・請求書払いに対応
en光の支払方法と手数料一覧 | ||
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支払方法 | 手数料 | |
請求書払い | 料金請求書発行料 | 200 円 |
口座振替 | @ビリング/My ビリング契約なし | 200 円 |
@ビリング/My ビリング契約あり | – | |
クレジットカード払い | – |
enひかりの支払い方法は、請求書払い・口座振替・クレジットカード払いの3種類になっており、物理的な書面を発行する場合は200円の手数料がかかります。
例えば、口座振替では、@ビリング(NTT東日本)/My ビリング(NTT西日本)というWeb明細サービスを利用して、Web上で明細を確認する場合は手数料がかかりません。ですが、Web明細を利用せずに書面で明細をもらう場合は200円の手数料が必要です。
そのため、enひかりの契約はクレジットカードもしくはWeb明細を利用する口座振替がおすすめです。ただし、請求書を利用した支払いなども可能な申込先となっています。
1−12.enひかりの月額料金は日割り計算なしの全額請求
en光の月額は満額請求です | |
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月額請求 | 毎月1日から月末までの期間において計算 初月・解約月共に全額請求 |
利用開始日 | 工事が完了した日より開始 |
enひかりの月額料金は、毎月1日から月末までの期間において計算されます。月額料金は利用開始月・解約月共に、日割計算とはならず1月分の満額請求です。そのため、月初めにenひかりを利用開始したほうがお得になります。ただし、enひかりの利用開始日は回線工事が完了した日です。
光回線の工事日は事前に予約することが可能ですが、月初めなどは予約が込んでいることが多く、契約者が望む工事日を必ず指定できるとは限らないことに注意が必要です。
転用や事業者変更の場合は物理的な工事が必要ないため、契約者の望んだ日にちにenひかりを利用開始できます。基本的には毎月1日より利用が開始されます。ですが、工事が必要な新規契約などは、半年から3カ月程度は余裕をもって申し込むことがスムーズな利用開始のポイントです。
1−13.enひかりの解約は毎月20日までに手続きが必要
en光の解約手続きについて | |
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解約手続き期限 | 解約希望月の20日までに手続き |
解約手続き申込先 | カスタマーセンターに電話で解約申し込み ℡:03-5534-9997(年中無休10時~20時) |
レンタル機器 | 郵送される返却キットにて返送 |
返却期限 | 返却キットが届いた日より3カ月以内 |
enひかりを解約する際は、解約希望月の20日までに手続きをすることで、希望した月の月末に解約することができます。enひかりからレンタルしていたONUなどの機器は、解約手続き時に郵送されてくる返送キットを使い、着払いで指定された住所に返送します。
レンタル機器の返送期限は返送キットが届いた日より3カ月以内となっていますので、必ず返却するようにしましょう。仮に、レンタル機器が故障していた場合や返却されなかった場合は、相当額がユーザーに請求されることになります。
1−13−1.キャンセルは契約から8日以内であれば初期契約解除で可能
enひかりを含むインターネット回線の契約では、初期契約解除というクーリングオフに似た制度でキャンセルをすることが可能です。
enひかりでは、契約後にenひかりから交付される「ご契約内容のご案内」のメールが、契約時に指定したメールアドレスに届いた日より8日以内に初期契約解除を申請できます。
初期契約解除の申請方法は「書面(初期契約解除書面)」になっており、契約者が書面を発行した時点で効力が発生します。初期契約解除書面に記載する内容や郵送先は、enひかりより届くご契約内容のご案内メールに記載されていますので、キャンセルを希望する場合は必ずチェックして従いましょう。
初期契約解除をすることで、契約時に掛かった事務手数料のみを支払うことでキャンセルが可能となります。ただし、無派遣工事などすでに費用が掛かる工事をしてしまった場合は、工事費用も契約者側が負担することが条件となっています。
2.enひかりがベストな光回線ではない2つの理由
enひかりは、契約期間の縛りがない光回線でありながら、月額料金の安さも魅力のプロバイダです。さらに、同社が提供しているモバイルWi-Fiレンタルサービスにも特典があることから、光回線とモバイル回線を併用するような使い方にも向いている申込先といえます。
ですが、enひかりは、毎月数千円が割引されるスマホセット割がないことや最安値のプロバイダではないことから、ベストな光回線とは言えない特徴もあります。enひかりをおすすめできない理由はそれぞれシンプルな理由になっていますので、各内容を解説していきます。
2−1.enひかりには強力なスマホセット割が存在しない
en光と他社の光コラボ 料金と割引比較 | |||||
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申込先 | en光 | So-net 光プラス | ドコモ光 | ソフトバンク光 | |
回線 | フレッツ光回線 | ||||
契約期間 | なし | 3年 | 2年 | ||
月額料金 | 戸建て | 4,300円 | 5,480円 | 5,200円 | 5,200円 |
マンション | 3,300円 | 4,480円 | 4,000円 | 3,800円 | |
スマホセット割 | 光回線月額から 毎月100円引 | 家族全員の該当キャリア スマホ料金から それぞれ毎月最大1,000円引 | |||
スマホキャリア | UQモバイル (格安SIM) | au | ドコモ | ソフトバンク |
enひかりは月額が安い光回線ですが、スマホとのセット割を考慮すると、他社より魅力がない金額といえます。光回線自体の料金差は他社と1,000円程度の差ですので、一人でも大手スマホキャリアの利用者がいれば簡単に覆る金額です。
各プロバイダのスマホ割を比較すると、enひかりは、UQモバイルを同時契約しても割引額は毎月100円です。一方、他社には大手キャリアのドコモ・au・ソフトバンクとそれぞれ強力なセット割があります。
大手キャリアとのセット割は、光回線と該当キャリアのスマホを同時契約することで、スマホの料金から毎月(同時契約中永年)最大1,000円割引されます。さらに、該当キャリアを利用している家族のスマホプランにもセット割は適用可能です。
例えば、So-net光プラスを契約している家族4名が、それぞれauのスマホを利用している場合は、各自のスマホ料金から毎月最大1,000円割引されます。つまり、毎月最大4,000円が続く割引になります。
スマホ料金から割引される金額は、契約中のスマホプランによって変化しますが、一人当たり500~1,000円程度は割引が期待できるセット割です。そのため、光回線の料金差は簡単に覆すことが可能となります。
2−1−1.縛りなしでもお得なスマホセット割が使えるプロバイダもある
契約期間の縛りなしでセット割もお得なDTI光との料金比較 | |||
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プロバイダ | en光 | DTI光 | |
契約期間 | なし | ||
回線 | フレッツ光 (IPv4) | フレッツ光 (IPv4・IPv6) | |
月額料金 | 戸建て | 4,300円 | 4,800円 |
マンション | 3,300円 | 3,600円 | |
工事費 | 新規 | 15,000円 | 戸建て:18,000円 マンション:15,000円 |
転用・事業者変更 | 2,000円 | 0~2,000円 | |
事務手数料 | 3,000円 | 新規 800円 転用 1,800円 | |
割引 | なし | 戸建て:15,000円※ +光電話:19,000円※ | |
マンション:13,000円※ +光電話: 16,000円※ | |||
スマホセット割 (光回線の料金から) | 100円/月 | 1,200円引/月 (同時契約中継続) | |
スマホキャリア | UQモバイル | au |
※DTI光の割引は回線工事をした場合にのみ有効
enひかりと同様に契約期間の縛りがないDTI光は、auのスマホと同時契約することで「DTI光の料金から」毎月1,200円が割引されるフレッツ光の光コラボレーションです。
基本料金はenひかりよりも高額ですが、DTI光の契約先に住んでいる家族が、一人でもauのスマホを利用していればDTI光のほうがお得になります。
また、DTI光は新規回線工事をした際に、相当額の割引が受けられるキャンペーンも開催中です。
さらに、DTI光ではIPv6接続も無料で利用できることから、enひかりのようにわざわざ有料オプションを選択しなくても高速な通信が可能な申込先になっています。
DTI光のセット割も契約期間の縛りがある他社のセット割と比較すれば低額ですが、毎月100円しか割引がないenひかりと比較すればDTI光のほうが圧倒的におすすめです。
2−2.縛りがない光回線でもenひかりは最安値ではない
en光よりもお得な「おてがる光」詳細比較 | |||
---|---|---|---|
プロバイダ | en光 | おてがる光 | |
契約期間 | なし | ||
回線 | フレッツ光(IPv4) | ||
月額料金 | 戸建て | 4,300円 | 4,280円 |
マンション | 3,300円 | 3,280円 | |
工事費 | 新規 | 15,000円 | 戸建て:18,000円 マンション:15,000円 |
転用・事業者変更 | 2,000円 | 2,000円 | |
事務手数料 | 3,000円 | 2,000円 | |
割引 | なし | 月額2か月無料(工事をした場合) 事務手数料無料(転用・事業者変更)クレジットカード契約で6,000円引き | |
高速通信(IPv6オプション) | 180円/月 | 150円/月 |
2019年11月に光回線サービスを開始した「おてがる光」は、enひかりよりも月額料金・オプション料などが安い申込先です。さらに、おてがる光では、新規工事の際に月額を2カ月分無料にしたり、転用の際に手数料が0円であったりと特典も優れています。
また、NTTグループカード(クレジットカード)を作成し、おてがる光の料金をNTTグループカードで支払うことで、12カ月間月額料金が500円引きになるキャンペーンも開催中です。
基本料金や割引特典共にen光よりも優れていますので、契約期間の縛りがない光回線を希望している方はおてがる光をおすすめします。
ただし、おてがる光はenひかりと同様に、通常時の光回線が旧式のIPv4にしか対応していません。そのため、契約する際は月額150円のIPv6オプションへ加入したほうが快適に利用できる光回線になります。
3.enひかりのネット上の評判・口コミ
ここまで、enひかりの特徴と契約するべきではない全理由を解説してまいりました。
ここからは、実際にenひかりを利用している方の評判や口コミを調査することで、enひかりにどのようなメリット・デメリットがあるのかを再確認していきます。
大手通信事業者が提供している光回線と比較すると、enひかりは知名度が低い特徴があるため評判や口コミの数は少ないです。
ですが、そのなかでも最近寄せられた口コミを中心に、Twitterから口コミをPick upしてご紹介します。
3−1.enひかりの【良い評判】
en光は3000円台で縛りもない最強のプロバイダーです
ないのは知名度だけ🤣
— ヒロぽん☺︎︎︎︎ (@ppooon29) April 29, 2020
enひかりを契約している方は、「契約期間の縛りがない」「料金が安い」という選択基準で契約している方がほとんどです。また、契約中の方はenひかりのサービス内容に満足している方も多く、契約してよかったという口コミがよく見かけられます。
enひかりのサポート神だわ。課題解決に対して対応が柔軟すぎる。結論またもやソフトバンクの誤案内をenひかりが救済してくれたという…。縁人さんマジで神や…。
— Y (@Y19915921) February 1, 2020
enひかりでは、月額500円で身の回りの疑問について電話でサポートしてくれるenひかりライフサポートが利用できます。オプションに対しては、電話口の対応もよく、非常に好評を得ている印象です。
今はen光の固定回線です。在宅で仕事に必要なのとまぁまぁ安かったので!今はかなり快適ー😉
— しるばー (@imas_silver) July 4, 2020
enひかりの通信速度は、在宅ワークをする方にとしても十分な品質です。ただし、上記のような口コミをTwitterに投稿している方は、IPv6オプションも契約している可能性があります。
オプションを契約していない方のなかには、通信速度に不満を感じている悪い評判も見かけられますので、契約する際にはIPv6オプションが必須のようです。
3−1−1.enひかりの良い評判・口コミまとめ
Twitter上のenひかりの良い評判・口コミをまとめると、enひかりは契約期間の縛りもなく、料金が安く、通信速度も問題ないとの評価を受けています。
また、株式会社 緑人のenひかりライフサポートも好評で、パソコン関係やスマホなどのモバイル回線、光回線に対する疑問を持っている方は、特にメリットを感じているとの印象が良い口コミから分かります。
3−2.enひかりの【悪い評判】
en光さんの回線入りました。当方鹿児島です。
コロナの関係で4月に契約して今日工事でした。しょうがないことですが正直待ちくたびれました。その期間wimaxで有線していましたが上り下がりも1mbsだったのでもう充分です。
IPv6プラスです。@enjininc pic.twitter.com/QZblTxu7ai— つばめちゃん…♡ (@Tuwbame) August 11, 2020
コロナウイルスの影響により在宅ワークが増えたことから、光回線の開通には大きな遅れが出ています。enひかりを利用している上記の方は、申込から開通まで4カ月間掛かっていたようです。
enひかりの工事は遅いとの口コミも上記以外に多く見かけられることから、enひかりで新規工事をする際には数カ月程度の予定を組む必要があります。また、株式会社 緑人で提供しているWiMAXについても、地域や周りの環境によっては繋がらないというデメリットが存在します。
en光に5月に申し込んだのに8月になったいまでも工事の連絡すら来ず、問い合わせても進捗すら教えてくれないときには誰に助けを求めれば良い?詐欺?
— かろろん (@kya_straight) August 8, 2020
enひかりを提供している株式会社 緑人は、大手の通信事業者と比較すると人員も少なく、知名度も低いことがデメリットです。そのため、電話連絡などの手続きが遅れているとの意見も見かけられました。
また、提供先の知名度が少ないことから、詐欺ではないかなどの不安も感じているようです。ただし、enひかりの提供先 株式会社 緑人はしっかりとした企業ですので、詐欺を疑う必要はまったくありません。
光回線プロバイダー「enひかり」は驚くほど遅い!
YouTube動画が頻繁に止まる。
絶対に選んではいけません!
おそらく、一つの回線に通常の2〜5倍のユーザーをぶら下げて安価にしてると思う。
追加料金を払ってIPv6にするよう何度も言ってくる。
サポートもダメ#光回線 #プロバイダー #enひかり #遅い pic.twitter.com/3Flz99Bw3F— いちたすには (@ichi_tasu_ni_wa) July 17, 2020
上記の方は、enひかりをIPv6オプションなしで契約されています。enひかりの通常契約では、旧式の接続方法IPv4しか利用できません。そのため、光回線とは思えないような速度になることも多いです。
3−2−1.en光の悪い評判・口コミまとめ
en光の悪い評判・口コミをまとめると、enひかりは開通までの期間が非常に長く、サポートからの連絡も遅いというデメリットを感じている契約者が多いようです。
また、株式会社 緑人が提供しているWiMAXも、場合によっては通信速度が遅かったり、繋がらなくなったりといったデメリットがあります。そのため、工事開通までの期間は、短期間契約できるポケットWi-Fiなどを使ったほうが確実にネット回線を確保できる方法になります。
さらに、若干名ですがIPv6オプションに未加入の利用者からは、通信速度が遅すぎて使い物にならないなどの意見が多く見かけられました。
4.評判と特徴から分かるenひかりが向いている人、向いていない人
ここまで、enひかりについて徹底的に調べて分かった特徴と注意点について解説しました。
この項目では、enひかりの特徴と注意点から分かる「向いている人・向いていない人」の特徴をご紹介します。まずは、enひかりの特徴と注意点をおさらいしておきましょう。
enひかりの特徴と注意点まとめ | |
---|---|
特徴 | 注意点 |
•契約期間に縛りがない •月額料金が他社より安い •長期利用時にお得になる •便利なオプションがある •短期間のWi-Fiレンタルも安くなる | •IPv6オプションを使わないと遅い •最安値の月額料金ではない •工事費用は全額負担 •スマホ割は無いに等しい •開通までには期間がかかる |
enひかりには上記のような特徴と注意点があります。
これらを踏まえた上で、enひかりが向いている人・向いていない人の特徴を確認していきます。
4−1.enひかりが向いている人
enひかりが向いている方には下記のような特徴があります。
- 2019年11月に始まったおてがる光では不安がある人
- enひかりライフサポートを利用してみたい人
- 短期間のモバイル回線をレンタルしたい人
enひかりの大きな特徴は、契約期間が定められておらず月額料金も安価なことです。ですが、2019年11月に始まった「おてがる光」は、enひかりと同等の条件でさらに月額料金が安くなっています。
そのため、契約期間に縛りがない安い光回線を探しているのであれば、おてがる光がおすすめです。
ただし、おてがる光は始まったばかりのサービスでenひかりよりも知名度がありません。そのため、運営者に不安を感じる方はenひかりがおすすめとなります。
enひかりのサポートは、契約者と会話する機会が多いライフサポートなどのオプションをしていることから、良い印象を受けている利用者が多いです。また、モバイル回線も提供していることから、光回線とモバイル回線を併用するような使い方に向いています。
4−2.enひかりが向いていない人
enひかりが向いていない方には下記のような特徴があります。
- スマホ割を使って長期的にお得な割引を受けたい人
- フレッツ光回線よりも高速な光回線を使いたい人
- 契約期間の縛りがない光回線を最安値で利用したい人
上記の条件によりおすすめできる申込先が変わりますので、enひかりよりもおすすめのプロバイダをそれぞれ解説していきます。
4−2−1.スマホ割はドコモ光・ソフトバンク光・So-net光プラスがお得
各キャリアの光コラボで割引額が多く、割引条件も緩いおすすめのプロバイダ一覧 | |||
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スマホキャリア | au | ソフトバンク | ドコモ |
申込み先 | So-net 光 プラス (公式キャンペーン) | ソフトバンク光 | ドコモ光 (ネットナビ) |
平均通信速度※ | 下り:201.3Mbps 上り:173.77Mbps | 下り:204.93Mbps 上り:153.52Mbps | 下り:245.2Mbps 上り:199.87Mbp |
契約期間 | 3年 | 2年 | |
月額料金 | 戸建て:5,480円 マンション:4,480円 | 戸建て:5,200円 マンション:3,800円 | 戸建て:5,200円 マンション:4,000円 |
事務手数料 | 3,000円 | ||
工事費 | 24,000円 (実質無料 48~60ヶ月分割) | 最大24,000円 | 戸建て:18,000円 マンション:15,000円 (1~60回選択可能) |
割引 | 2,400円引(2年) 工事費実質無料 Wi-Fiルーター無料レンタル | CB 35,000円 | CB 20,000円 最大20,000dポイント |
スマホセット割 | auスマートバリュー | おうち割光セット | ドコモ光割セット |
セット割条件オプション | ひかり電話オプション 500円/月 | 指定パック 500円/月 | なし |
CB = キャッシュバック
光回線は、各申込先にセット割があるスマホを利用する方法が、割引額が多く一番お得な契約になります。光回線とスマホのセット割は、家族全員のスマホプランから割引を適用することができるので、割引額が一人当たり500~1,000円程度は期待できるからです。
また、2020年3月に行われたMVNO(格安SIM)の利用動向調査では、現在も全体の75%が大手スマホキャリアで契約をしているとのデータもあります。
ですので、ドコモ・au・ソフトバンクのスマホを現在も利用されている方は、それぞれ対応した申込先で一番お得なキャンペーンを開催している窓口から、光回線を申し込むことをおすすめいたします。
4−2−2.フレッツ光より早い回線は「NURO光」「auひかり」がおすすめ
フレッツ光よりも高速な光回線のおすすめプロバイダ | ||||
---|---|---|---|---|
プロバイダ | enひかり | NURO光 | auひかり | |
プラン | 1Gbps | 2・6・10Gbps | 1・5・10Gbps | |
回線 | フレッツ光 | ダークファイバー | 独自回線 | |
月額料金 | 戸建て | 4,300円 | 4,743円 | 5,100円 |
マンション | 3,300円 | 2,500円 | 3,800円 | |
平均通信速度※ | 下り: 217.72Mbps 上り: 218.04Mbps | 下り377.38Mbps 上り: 371.52Mbps | 下り 296.61Mbps 上り: 275.29Mbps | |
対応エリア | 全国 | 北海道・関東・東海・ | 東海、関西、沖縄を除く | |
割引 | 45,000円 | 61,000円 | ||
セット割 | UQモバイル | ソフトバンク | auひかり |
enひかりなどのフレッツ光回線より高速な光通信サービスには、NTTのダークファイバー(現在利用していない光回線)を使っているNURO光やauひかりがあります。
NURO光は通信速度が非常に高速な特徴があるため、速度が必要な通信を多くする方に特におすすめです。ただし、NURO光は一部地域でしか利用できない回線ですので、上記の対応エリアから確認をして、利用できない場合はauひかりなどがおすすめになります。
auひかりは、NTTのダークファイバーと自社の独自回線を併用する光回線で、東海、関西、沖縄を除く全国で契約が可能です。また、auひかりは、日本各地に光回線の提携先があるため契約できない地域が存在しますが、各地域には対応した光回線が存在します。(eo光・コミュファ光など)
auひかりの提携先は、どの申込先も非常に高速な回線を利用していますので、高速通信を求める方はauひかり、またはauひかりの提携先を利用する方法がおすすめです。
また、NURO光(ソフトバンク)・auひかり(au)共に、毎月最大1,000円が家族全員のスマホから割引されるスマホ割を利用可能となっています。
4−2−3.契約期間の縛りがない光回線は「おてがる光」「DTI光」がお得
enひかりよりお得な縛りなしの光回線「おてがる光」「DTI光」 | ||||
---|---|---|---|---|
プロバイダ | en光 | おてがる光 | DTI光 | |
契約期間 | なし | |||
回線 | フレッツ光 | |||
月額料金 | 戸建て | 4,300円 | 4,280円 | 4,800円 |
マンション | 3,300円 | 3,280円 | 3,600円 | |
工事費 | 新規 | 15,000円 | 戸建て:18,000円・マンション:15,000円 | |
転用 事業者変更 | 2,000円 | 0~2,000円 | ||
事務手数料 | 3,000円 | 2,000円 | 新規 800円 転用 1,800円 | |
割引キャンペーン | なし | 2カ月月額無料(要工事)事務手数料無料(転用) クレカ作成で6000円割引 | キャッシュバック 13,000~19,000円 | |
高速通信(IPv6接続) | 180円/月 | 150円/月 | 無料 | |
セット割 | 割引 | 100円/月 | なし | 1,200円/月(au) 150円/月(DTI SIM) |
対応キャリア | UQモバイル | au・DTI SIM |
契約期間に縛りがない光回線では下記のようにおすすめのプロバイダが変わります。
- 光回線のみを契約する = おてがる光(月額 4,280円 / 3,280円)
- auスマホセット割を使う = DTI光(月額 3,600円 / 2,400円+スマホ料金)
おてがる光は上記のなかで月額料金が最も安く、IPv6オプションもenひかりより安価のため単純に光回線のみを契約する際におすすめです。工事をした場合の割引やNTTクレジットカードを作った際の特典もあり、enひかりより料金的に優れています。
DTI光は、auのスマホとセットで契約する際に月額料金が1,200円割引される光回線です。そのため、光回線とauのスマホを同時利用する際に便利です。DTI光では、自社のDTI SIM(格安SIM)ともセット割がありますが、割引額は毎月150円程度の内容ですので契約する際にはauスマホがおすすめです。
また、DTI光では、新規工事を行った際に13,000~19,000円のキャッシュバックが受け取れます。割引額を増やすためには光電話を契約する必要がありますが、未加入でも工事費相当の割引が受けられます。
5.光回線と一緒に使うモバイル回線はクラウドWi-Fi(東京)がおすすめです
契約期間の縛りなく月額料金が安いモバイルWi-Fi「クラウドWi-Fi(東京)」 | |
---|---|
月間データ通信量上限 | 無制限 |
回線 | クラウドSIM(4G LTE回線) |
契約期間 | 縛りなし |
月額料金 | 3,380円 |
初期費用(事務手数料) | 3,980円 |
クラウドWi-Fi(東京)は、スマホと同じ電波の4G LTE回線を利用した無制限のモバイルWi-Fiを月額制でレンタルしているサービスです。
クラウドWi-Fiの回線は、WiMAXと比較して広域で通信が可能で、周辺の障害物にも強い性質があるため、どこでも通信できることが特徴です。さらに、月額料金が他社と比較して非常に安く、通信量も無制限となっているため、光回線の開通まで期間があるような場合におすすめです。
enひかりの場合は、株式会社 緑人のWi-Fiレンタルも利用をおすすめいたしますが、それ以外の申込先で開通まで期間が開くような場合は、上記のようなモバイル回線も利用してみてはいかがでしょうか?
6.まとめ
契約期間の縛りがない光回線のenひかりについて、特徴や口コミと共に、契約するべきではない全理由を解説いたしました。
enひかりは、月額料金が他社よりも安めでライフサポートなどの変わったオプションも契約できる優れた申込先です。ですが、割引キャンペーンやスマホセット割がほとんどなく、契約期間の縛りがない光回線でもenひかりより条件が良い申込先が存在します。
そのため、ライフサポートを活用したい方や株式会社 緑人が運営するモバイルWi-Fiレンタルサービスなどを利用されない方にとっては、あまり魅力がない申込先ということができます。
enひかりを契約するべきではない理由は非常にシンプルなものになっていますので、確認していただき、enひかりの代わりになる申込先についても参考にしていただければ幸いです。
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